【レビュー】ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 6(Intel) | NPU40TOPS

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ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 6(Intel)を手に持ったところ ガジェット
引用元:Lenovo公式サイト

こんにちはマサです。

今回はThinkCentre neo 50q Tiny Gen 6(Intel)・ビジネス向け超小型デスクトップPCのレビューをしていきます。

結論からお伝えすると、

ThinkCentre neoのTinyシリーズで、Core Ultra シリーズ2(Lunar Lake)を積む機種です。

NPUは最大40TOPS。このシリーズでCopilot+ PCの条件を満たすのはこの機種だけです。

グラフィックスはインテル Arc 130V。Wi-Fi 6とBluetooth 5.2も標準で載ります。

ただしメモリは16GBのオンボードで、M.2スロットにも空きがありません。あとから足せる部分がほぼ無い構成です。

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ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 6(Intel)の評価

ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 6(Intel)を手に持ったところ
引用元:Lenovo公式サイト

総合点・・・・・・3.6
処理性能・・・・・3.5
コスパ・・・・・・3.0
拡張性・端子・・・2.0
設置性・・・・・・5.0
デザイン・質感・・4.0

※評価はmasalog運営者の主観です

各項目は1.0〜5.0で評価しています。

点数意味
5.0このクラスで最高水準
4.0十分に満足できる
3.0標準的。価格なりで不足はない
2.0用途によっては足りない
1.0おすすめしない

5項目の内容は以下のとおりです。

項目見ているもの
処理性能CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や制作の快適さ
コスパ絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか
拡張性・端子端子の種類と数、メモリやSSDの増設可否
設置性本体のサイズと重量、置き場所の自由度
デザイン・質感外観、筐体の素材、仕上げ

総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。

向いている人

  • Copilot+ PCの機能を使いたい方(NPU 最大40TOPS)
  • 無線を標準で使いたい方(Wi-Fi 6/Bluetooth 5.2を搭載します)
  • モニターの背面に取り付けたい方(約1.1kgです)
  • キーボードとマウスも込みで買いたい方(付属します)

向かない人

  • メモリを増やしたい方(16GBのオンボードで上限も16GBです)
  • SSDを増設したい方(M.2スロットに空きがありません)
  • 外部モニターを3台つなぎたい方(DisplayPortとHDMIの2系統です)
  • vProで管理したい方(非対応です)

ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 6(Intel)のスペック評価

各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。

各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。

項目基準にしている数値換算のしかた
CPUPassMark(CPU Mark)ノートPC向けCPU427件の最高値で10.0、中央値で5.0
NPUAIアクセラレーターの処理性能(TOPS)40TOPS=6.0/80TOPS=10.0
メモリ容量8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0
ストレージ容量と規格256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0
拡張性空きスロットと空きベイの数空きなし=5.0を基準に、メモリスロット空き+1.5/M.2空き1つにつき+1.0/PCIeスロット空き1つにつき+1.5/3.5型ベイ空き+1.0
設置性本体の重量5kg=10.0/8kg=7.0/10kg=5.0

CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。

仕様書(2026年2月25日・製品番号 13HR002V〜Uシリーズ)に載っている構成で評価したものです。このチャートには「ディスプレイ」と「バッテリー」の軸がありません。画面の付かないデスクトップだからです。グラフィックスの軸も外しています。CPU内蔵グラフィックスは比較表に載っていないため、換算すると0.0になってしまい、実態を表さないからです。ビジネス向けの機種なので、評価軸も仕事で効くところに寄せています。電源の軸は外しました。65W〜90WのACアダプターを当サイトの換算表(ゲーミングデスクトップ基準)に当てても実態を表さないためです。なおこの機種はノートPC向けのCPUを積むため、CPUの母数もノートPC向け(427件)で見ています。

CPUの5.7は8コアのCore Ultra 5 226Vによるもの。PassMarkは17,929で、ノートPC向けCPU427件の中央値(14,657)を上回ります。

NPUの6.0は最大40TOPS(インテル AI Boost)によるもの。Copilot+ PCの条件(40TOPS以上)をちょうど満たします。

メモリの7.0は16GBによるもの。LPDDR5xのオンボードで、スロットがありません。上限も16GBです。

ストレージの7.0は512GBによるもの。M.2 2280スロットは1つで、空きはありません。

拡張性の5.0は、空きスロットが1つもないことによるもの。メモリもM.2もPCI Expressも拡張ベイも、足せる余地がありません。

設置性の10.0は約1.1kg(最大構成時)によるものです。

デスクトップPCのスペック目安

どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。

CPUメモリストレージ
Web・動画視聴・文書作成が中心Intel Core 5/Core Ultra 5
AMD Ryzen 5
16GB512GB以上
表計算や資料作成が多いIntel Core Ultra 5〜7
AMD Ryzen 7
16GB〜32GB512GB以上
写真編集・軽い動画編集をするIntel Core Ultra 7
AMD Ryzen 7
32GB1TB以上
3DやゲームもするIntel Core Ultra 7以上32GB以上1TB以上+独立GPU

この機種は表の上から2行目まで対応できます。メモリが16GBで固定されるため、写真編集や動画編集を本格的にやるなら別の機種を見たほうが安全です。

ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 6(Intel)のスペック

主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。

項目内容
筐体Tiny
OSWindows 11 Home/Pro 64bit(日本語版) ※構成により異なります
稼働確認:Windows 11 Home/Pro、Ubuntu LTS
CPUインテル Core Ultra 5 プロセッサー 226V(8コア・2.10GHz・キャッシュ8MB)
NPU 最大40TOPS(インテル AI Boost)
※レノボの製品ページにはCore Ultra 7 256Vもカスタマイズで選べるとあります
チップセットCPUに統合
インテルAMT・vPro:非対応
メモリ16GB LPDDR5x(オンボード)
最大16GB/スロットなし
ストレージ512GB SSD(PCIe NVMe/M.2・OPAL2.0対応)
グラフィックスインテル Arc グラフィックス 130V(CPU内蔵)
DisplayPort/HDMI 4096×2304ドット(アナログ出力なし)
拡張スロットPCI Express:なし
M.2 2230:1(空き0)/M.2 2280:1(空き0)
セキュリティTPM(TCG V2.0準拠)、パワーオンパスワード、ハードディスクパスワード、スーパーバイザーパスワード、ケーブルロックスロット
無線Realtek RTL8852BE Wi-Fi 6(a/b/g/n/ac/ax)
Bluetooth 5.2
有線LAN10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T(Wake on LAN対応)
オーディオHD Audio(オンボード)/モノラルスピーカー内蔵
内蔵カメラ・マイクロホンはありません
付属品フルサイズ スリム キーボード(109A 日本語・OADG準拠・USB)、光学ホイール・マウス(USB)
フロアスタンド、無線LAN用アンテナ×1、ACアダプター(65W)、電源コード
本体寸法約 36.5 × 182.9 × 179mm(縦置き)/約 179 × 182.9 × 36.5mm(横置き)
重量約1.1kg(最大構成時)
電源ACアダプター 65W(効率89%)
最大消費電力 65W
保証1年間・プレミアサポート+翌営業日オンサイト修理

Copilot+ PCの条件を満たす

ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 6(Intel)の冷却構造(分解図)
引用元:Lenovo公式サイト

CPUはCore Ultra 5 226Vです。8コアで2.10GHz、キャッシュ8MBという構成です。Core Ultra シリーズ2(開発名Lunar Lake)にあたります。

NPUは最大40TOPS(インテル AI Boost)。Copilot+ PCの条件(40TOPS以上)をちょうど満たします。

ThinkCentre neoのTinyシリーズでは、このGen 6とAMD版のneo 55q Gen 6(Ryzen AI 300シリーズ・最大50TOPS)の2機種が条件を満たします。新しいGen 7は最大17TOPSなので届きません。

PassMarkは17,929。ノートPC向けCPU427件の中央値(14,657)を上回ります。事務作業や資料作成には十分です。

グラフィックスはインテル Arc グラフィックス 130Vです。従来の内蔵グラフィックスより描画に強い部類で、DisplayPortとHDMIはどちらも4096×2304ドットまで出せます。

vProとインテルAMTには非対応です。レノボの製品ページには、カスタマイズでCore Ultra 7 256V(19,476)も選べるとあります。

CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。

あとから足せる部分がない

この機種のいちばんの制約は拡張性です。空きスロットが1つもありません。

メモリはLPDDR5xのオンボードで、スロットそのものがありません。16GBで固定され、上限も16GBです。Lunar Lake世代のCPUはメモリをパッケージに統合しているため、この形になります。

M.2 2280スロットは1つだけで、512GBのSSDが入っています。増設の余地はありません。容量を増やすなら、いまのSSDを大きいものに交換することになります。

M.2 2230(WiFi用)も無線LANカードで埋まっています。PCI Expressスロットと拡張ベイもありません。

同じシリーズのGen 7はM.2 2280が1つ空き、Gen 5はメモリスロットも1つ空いています。拡張の余地という点では、この機種がいちばん狭くなります。

買う時点の構成がそのまま寿命まで続く、と考えておく必要があります。

入出力端子

ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 6(Intel)の入出力端子
引用元:Lenovo公式サイト

端子の構成は以下のとおりです。

端子数位置
USB-A(USB 10Gbps/USB 3.2 Gen2・Always On)1前面
USB Type-C(USB 10Gbps/USB 3.2 Gen2・USB PD)1前面
USB-A(USB 10Gbps/USB 3.2 Gen2)2背面
USB 2.0(Type-A)2背面
DisplayPort1背面
HDMI1背面
有線LAN(RJ-45)1背面
マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック1前面
VGAなし—

映像出力はDisplayPortとHDMIの2系統です。外部モニターを2台つなげます。どちらも4096×2304ドットまでです。VGAはありません。

レノボの製品ページには、オプショナルポートとして「RJ45ポート/シリアルポート/VGAポート/DisplayPort/HDMI」から1つ追加できるとあります。3画面にしたいなら、ここでDisplayPortかHDMIを足す形になります。

前面のUSB-AはAlways On対応です。電源を切っていてもスマートフォンなどを充電できます。前面のType-CはUSB PDに対応します。

背面はUSB-Aが2つとUSB 2.0が2つです。低速の機器は背面に回す使い方になります。

有線LAN(1000BASE-T)と前面のコンボジャックを備えます。

無線と設置

ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 6(Intel)をモニターの背面に取り付けるところ
引用元:Lenovo公式サイト

無線はRealtek RTL8852BEのWi-Fi 6とBluetooth 5.2を標準で積みます。無線LAN用のアンテナも1本付属します。

同じシリーズの新しいGen 7は無線が標準から外れているので、ここはこちらが上です。

有線LANは1000BASE-Tで、Wake on LANに対応します。

本体寸法は縦置きで約 36.5 × 182.9 × 179mm、横置きで約 179 × 182.9 × 36.5mm。重量は約1.1kg(最大構成時)です。仕様書が縦置きと横置きの両方の寸法を載せています。

フロアスタンドが付属します。別売りのマウントキットを使えば、モニターの背面に取り付けることもできます。

ACアダプターは65Wで、最大消費電力も65Wに収まります。

保証は1年間で、国内はプレミアサポート+翌営業日オンサイト修理です。

同じシリーズと比べる

ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 6(Intel)を2画面につないで使っているところ
引用元:Lenovo公式サイト

ThinkCentre neoのTinyシリーズで比べると、以下のようになります。

項目neo 50q Gen 6(本機)neo 50q Gen 7neo 55q Gen 6(Ryzen AI)
CPUCore Ultra 5 226V(17,929)Core 7 350(15,127)Ryzen AI 5 330(12,685)
NPU最大40TOPS(Copilot+ PC対応)最大17TOPS最大50TOPS(Copilot+ PC対応)
グラフィックスインテル Arc 130Vインテル グラフィックスAMD Radeon 820M
メモリ16GB オンボード(上限16GB)16GB・1スロット(上限32GB)16GB・2スロット(上限64GB)
M.2 2280 空き011
無線Wi-Fi 6/Bluetooth 5.2標準では非搭載Wi-Fi 6/Bluetooth 5.2
重量約1.1kg約1.0kg約1.11kg

こちらが上なのはCPUの数値とグラフィックスです。Core Ultra 5 226V(17,929)はこの3機種でいちばん高く、Arc 130Vも描画で有利です。

NPUでは、AMD版のneo 55q Gen 6(Ryzen AI 300シリーズ)が最大50TOPSで上に出ます。ただしそちらはCPUが12,685と低くなります。

メモリと拡張性では、この機種がいちばん狭くなります。16GBオンボードで、M.2にも空きがありません。

「Copilot+ PCの条件を満たして、CPUの数値もそこそこ欲しい。拡張はしない」という条件ならこの機種が合います。拡張の余地が要るならGen 5か55qが向きます。

保証とサポート

ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 6(Intel)の背面の端子
引用元:Lenovo公式サイト

保証は1年間です。国内はプレミアサポート+翌営業日オンサイト修理が付きます。

プレミアサポートは、専用窓口で相談できるレノボのサポートです。同じThinkCentreでも、M90q Tiny Gen 6やM70q Tiny Gen 6の仕様書には「翌営業日オンサイト修理」とだけ書かれています。

保守活動の終了予定日は2032年4月30日とされています。

セキュリティ面では、TPM(TCG V2.0準拠)、パワーオンパスワード、ハードディスクパスワード、スーパーバイザーパスワードを備えます。ケーブルロックスロットもあります。

ただしvProとインテルAMTには対応しません。リモートでBIOSを操作したり電源を入れたりする仕組みが要るなら、M90q Tiny Gen 6などが候補になります。

内蔵カメラとマイクロホンはありません。Web会議には外付けのWebカメラかヘッドセットが要ります。

レビューは以上です。

詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。

まとめ

ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 6(Intel)をモニターの背面に取り付けるところ
引用元:Lenovo公式サイト

ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 6(Intel)のレビューをしました。

この機種の特徴は大きく分けて3つです。

  • NPU 最大40TOPSでCopilot+ PCの条件を満たす。Arc 130V搭載
  • Wi-Fi 6とBluetooth 5.2を標準搭載。約1.1kg
  • メモリ16GBオンボード。空きスロットが1つもない

Copilot+ PCの機能を使いたくて、拡張はしないと割り切れる方に向いた機種です。NPU 最大40TOPS、Arc 130V、Wi-Fi 6の標準搭載という組み合わせです。

弱いのは拡張性です。メモリは16GBのオンボードで、M.2にもPCI Expressにも空きがありません。買う時点の構成がそのまま続きます。

メモリを増やす余地が欲しいなら、同じシリーズのThinkCentre neo 55q Tiny Gen 6(Ryzen AI 300シリーズ・2スロット上限64GB・NPU 最大50TOPS)という選択肢があります。

今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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