こんにちはマサです。
今回はThinkPad E16 Gen 4(16型 Intel)・ビジネス向けノートPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
ThinkPadの入門ラインであるEシリーズの16型、最新世代のIntel版です。
16コアのCore Ultra 7 356Hまで選べます。Eシリーズでこの数値が出るのは珍しい部類です。
画面は16.0型 WQXGA(2560×1600)が選べて、テンキー付きの110キー・キーボードを備えます。
バッテリーは64Whrで、動画再生は最大 約18.7時間とされています。
ThinkPad E16 Gen 4(16型 Intel)の評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| 処理性能 | CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や開発、Web会議の快適さ |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 入力・画面 | キーボードの打ちやすさ、ポインティングデバイス、ディスプレイの見やすさ |
| デザイン・堅牢性 | 外観、筐体の素材、堅牢性試験への対応 |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- 16型で処理性能も欲しい方
- 16型の画面でテンキーも使いたい方
- Thunderbolt 4を2つ使いたい方
- バッテリーの持ちを重視する方
向かない人
- メモリを32GB以上積みたい方(上限32GBです)
- 持ち歩く時間が長い方(約1.63kg〜)
- 画面の色域にこだわる方(公式に記載がありません)
- WWANで外から通信したい方(非対応です)
ThinkPad E16 Gen 4(16型 Intel)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU422件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| ディスプレイ | 解像度・パネル・リフレッシュレート | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
| 携帯性 | 本体の重量 | 0.8kg=10.0/1.2kg=8.0/1.6kg=6.0/2.0kg=4.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
カスタマイズで選べる最上位の構成で評価したものです。
CPUの8.0は16コアのCore Ultra 7 356Hによるもの。入門ラインでこの数値が出るのは珍しい部類です。
ディスプレイの7.5は16.0型 WQXGA(2560×1600)の液晶によるもの。色域と輝度は公式に記載がありません。
メモリの9.0は32GBによるもの。2スロットありますが上限が32GBなので、ここから伸ばせません。
バッテリーの6.4は64Whrによるもの。動画再生は最大 約18.7時間と、今回の一覧では長いほうです。
ビジネスノートPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | ストレージ | |
| 文書作成・Web会議が中心 | Intel Core Ultra 5 | 16GB | 256GB以上 |
| 表計算や資料作成が多い | Intel Core Ultra 5〜7 | 16GB〜32GB | 512GB以上 |
| 開発・画像編集もする | Intel Core Ultra 7 | 32GB | 1TB以上 |
| 動画編集や大きなデータを扱う | Intel Core Ultra 7〜9 Intel Core Ultra X7〜X9 | 32GB〜64GB | 1TB以上 |
この機種は表の上から3行目まで対応できます。メモリの上限が32GBなので、4行目の大きなデータを扱う用途には足りません。
ThinkPad E16 Gen 4(16型 Intel)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| OS | Windows 11 Pro 64bit ほか ※選択可能 |
| CPU | インテル Core Ultra 7 プロセッサー 356H(16コア)/355(8コア) インテル Core Ultra 5 プロセッサー 336H(12コア)/332(6コア)/325(8コア) ※選択可能(vPro対応モデルあり) |
| NPU | CPU内蔵(最大49TOPS) ※CPUにより異なります |
| メモリ | DDR5-5600 SODIMM 8GB/16GB 最大32GB ※スロット数2 |
| ストレージ | 256GB/512GB/1TB SSD ※選択可能 |
| グラフィックス | CPU内蔵(インテル グラフィックス) |
| ディスプレイ | 16.0型 WQXGA IPS液晶(2560×1600)ブルーライト軽減 16.0型 WUXGA IPS液晶(1920×1200)マルチタッチ対応(10点) 16.0型 WUXGA IPS液晶(1920×1200) ※選択可能。いずれも光沢なし |
| キーボード | 6列110キー JIS配列(テンキー付き) TrackPoint + 3ボタンクリックパッド ※バックライト付きも選択可能 |
| カメラ | 5MP/FHD 1080p+IR ハイブリッド/HD 720p いずれもプライバシーシャッター付き ※選択可能 |
| 無線 | Wi-Fi 7/Wi-Fi 6E ※選択可能 Bluetooth 6.0 WWANには対応しません |
| 本体寸法 | 約 356 × 249 × 10.1(前端)〜17.05(後端)/21.15mm(最厚部) |
| 重量 | 約1.63kg〜 |
| バッテリー | 64Whr(4セル)/48Whr(3セル) ※選択可能 動画再生 最大 約18.7時間/アイドル時 約32時間/JEITA 3.0 |
| カラー | ブラック |
処理性能
CPUはCore Ultra シリーズ2から5種類です。コア数が型番の順どおりになっていないので、選ぶときは注意が必要です。
- Core Ultra 7 356H:16コア(このラインアップで最も高性能)
- Core Ultra 5 336H:12コア
- Core Ultra 7 355:8コア
- Core Ultra 5 325:8コア
- Core Ultra 5 332:6コア
2番目に速いのは12コアのCore Ultra 5 336Hで、8コアのCore Ultra 7 355を上回ります。型番だけで判断すると取り違えます。
グラフィックスはいずれもインテル グラフィックスで、独立GPUは選べません。
同じ世代のAMD版と比べると、以下のようになります。
| 項目 | E16 Gen 4 Intel(本機) | E16 Gen 4 AMD |
| 最上位CPU | Core Ultra 7 356H(16コア) | Ryzen AI 7 450(8コア16スレッド) |
| CPUの選択肢 | 5種類 | 7種類 |
| メモリ上限 | 32GB(2スロット) | 64GB(2スロット) |
| 高解像度パネル | WQXGA(色域・輝度は非公開) | WQXGA/100% sRGB・400nit・120Hz |
| USB Type-C | Thunderbolt 4 ×2 | USB4 40Gbps ×2 |
| バッテリー駆動 | 動画再生 最大 約18.7時間 | 最大 約14.4時間 |
| 重量 | 約1.63kg〜 | 同じ |
CPUの最高値とバッテリー駆動ではこちらが上、メモリ上限と画面の仕様ではAMD版が上です。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
ディスプレイ

16.0型が3種類。上位の1つだけ解像度が違います。
- WQXGA IPS液晶(2560×1600)ブルーライト軽減
- WUXGA IPS液晶(1920×1200)マルチタッチ対応(10点)
- WUXGA IPS液晶(1920×1200)
WQXGAは2560×1600で、16型でも文字が細かく表示されます。作業領域の広さを求めるならこれ一択です。
ただし色域と輝度はレノボ公式の仕様に記載がありません。色を厳密に見る仕事には向かないと考えたほうが安全です。
いずれも光沢なしです。有機ELは選べません。
メモリと拡張性

メモリはDDR5-5600のSODIMMで、スロットが2つあります。8GBと16GBから選べます。
注意したいのは上限が32GBという点です。スロットは2つありますが、合計で32GBを超える構成はできません。同じ世代のAMD版は64GBまで伸びます。
オンボードではないので、16GBで買って後から32GBに増やすことはできます。
ストレージは256GBから1TBまでです。2TBは選べません。
入出力端子

端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| Thunderbolt 4(USB4/USB PD/DisplayPort Alt Mode) | 2 |
| USB-A(USB 10Gbps・USB 3.2 Gen2/Always On) | 1 |
| USB-A(USB 5Gbps・USB 3.2 Gen1) | 1 |
| HDMI | 1 |
| 有線LAN(RJ-45) | 1 |
| マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック | 1 |
Thunderbolt 4が2つあるのは、入門ラインとしては手厚い構成です。ドックを使った据え置き運用にも対応できます。
USB Type-Aは2つ。片方はAlways On対応なので、スリープ中でもスマートフォンを充電できます。
有線LANとHDMIも本体に備えます。WWANには対応しません。
バッテリーと携帯性

重量は約1.63kgからです。16型としては軽いほうですが、毎日持ち歩く重さではありません。
バッテリーは64Whrと48Whrから選べます。レノボの計測では最大で動画再生 約18.7時間、アイドル時 約32時間とされています。
16コアの356Hを選ぶと、この数値より短くなります。レノボの仕様書では、Core Ultra 7 355・64Whrの構成で動画再生 約12.7時間と公表されています。
本体の厚みは前端が10.1mm、後端が17.05mm、最厚部で21.15mmです。
キーボードと筐体

6列110キーのJIS配列で、テンキーが付きます。数字入力の多い仕事では効きます。
TrackPointと3ボタンクリックパッドを備えます。バックライトは標準ではなく、カスタマイズで選ぶ形です。指紋センサーも選択できます。
カメラは5MP、FHD 1080p+IR ハイブリッド、HD 720pから選べます。いずれもプライバシーシャッター付きです。
オーディオはDolby Atmosに対応します。
セキュリティはTPM 2.0、各種パスワード、ケーブルロックスロットに対応します。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

ThinkPad E16 Gen 4(16型 Intel)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- 16コアのCore Ultra 7 356Hまで選べる。Eシリーズでは高性能な部類
- 16.0型 WQXGA(2560×1600)とテンキー付き110キー
- メモリは2スロットだが上限32GB。Thunderbolt 4は2つ
16型で処理性能を優先する方に向いた機種です。16コアのCPUとThunderbolt 4が2つという構成は、入門ラインとしては手厚いほうになります。
弱いのはメモリの上限と画面の情報です。32GBで止まり、WQXGAパネルの色域・輝度は公表されていません。
メモリと画面を取るなら、同じ筐体のThinkPad E16 Gen 4(16型 AMD)という選択肢があります。64GBまで積めて、WQXGAは100% sRGB・120Hzです。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




コメント