こんにちはマサです。
今回はASUS TUF Gaming T500(T500MV)・ゲーミングデスクトップPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
幅158.5mmのコンパクトなゲーミングデスクトップPCです。このページで扱うのはCore 7 240HとRTX 5060 Tiの構成(T500MV-07240H108W)です。
メモリは32GB(16GB×2)で最大64GB、ストレージは1TB。電源は500Wの80PLUS PLATINUMで、CPUクーラーは空冷です。
重量は約5.9kg。デスクトップとしては軽く、机の横や足元に置きやすいサイズです。
いっぽうでCPUはノートPC向けのCore 7 240H。ASUSの仕様表には、空いている拡張スロットの記載もありません。
ASUS TUF Gaming T500(T500MV)の評価
※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| ゲーム性能 | CPU・グラフィックボードなど、ゲームの快適さに直結する性能 |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 拡張性 | メモリ・ストレージ・グラフィックボードを後から足せるか。電源容量とスロット数 |
| 静音性・冷却 | 冷却方式とファン構成。高負荷時にどれだけ静かでいられるか |
| デザイン・質感 | 外観、筐体の素材、仕上げ |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- 置き場所を取らないゲーミングデスクトップが欲しい方(幅158.5mm・約5.9kgです)
- RTX 5060 Tiクラスのグラフィックスを使いたい方
- メモリを後から増やしたい方(16GB×2で最大64GBです)
- 消費電力を抑えたい方(CPUはノート向けの省電力タイプ、電源は80PLUS PLATINUMです)
向かない人
- CPUの処理性能を重視する方(ノートPC向けのCore 7 240Hです)
- あとからグラフィックスカードを載せ替えたい方(電源は500Wです)
- 拡張スロットの空きを確認してから買いたい方(仕様表にはWi-Fi用M.2しか記載がありません)
- USB Type-Cを多くつなぐ方(Type-Cは前面の1つだけです)
ASUS TUF Gaming T500(T500MV)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | デスクトップPC向けCPU272件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| グラフィックス | PassMark(G3D Mark) | デスクトップPC向けGPU143件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=6.0/16GB=7.5/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| 電源 | 電源ユニットの定格W数 | 500W=5.0/750W=7.5/1000W=10.0 |
| 冷却 | 冷却方式 | 空冷=6.0/簡易水冷=8.0/280mm以上の水冷=9.5 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
ASUS Storeで売られている構成(Core 7 240H・RTX 5060 Ti・32GB・1TB)で評価しています。据え置き機なので「ディスプレイ」と「バッテリー」の軸はありません。
CPUのCore 7 240HはノートPC向けのCPUです。PassMarkは23,978で、デスクトップPC向けCPU272件の中央値(21,753)を少し上回る位置。デスクトップ向けCPUを積む機種と比べると控えめです。
グラフィックスのRTX 5060 Tiについて、ASUSはビデオメモリの容量を公表していません。当サイトの比較表では8GB版が21,876、16GB版が22,606で、換算するとそれぞれ7.0と7.1。どちらでもほとんど変わらないため、低いほうの7.0を採っています。
電源の5.0は500Wによるものです。当サイトの換算では500W=5.0、750W=7.5なので、グラフィックスカードを大きく載せ替える余地は多くありません。
冷却の6.0は空冷によるものです。ASUSは銅製ヒートパイプと90mmファンの組み合わせだと案内しています。
ゲーミングデスクトップPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、遊びたいゲームと設定によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | グラフィックボード | |
| 初級者 | Intel Core Ultra 5 AMD Ryzen 5 | 16GB | RTX 3050以上 RTX 5050以上 |
| 中級者 | Intel Core Ultra 5〜7 AMD Ryzen 5〜7 | 16GB〜32GB | RTX 5060以上 RTX 5060 Ti以上 |
| 上級者 | Intel Core Ultra 7〜9 AMD Ryzen 7〜9 | 32GB | RTX 5070以上 RTX 5070 Ti以上 |
| 超上級者 | Intel Core Ultra 9 AMD Ryzen 9 | 32GB以上 | RTX 5080以上 RTX 5090 |
この構成は表の中級者の行に当てはまります。RTX 5060 Tiとメモリ32GBという組み合わせだからです。ただしCPUはノートPC向けのCore 7 240Hで、表に挙げているデスクトップ向けCPUとは系統が違います。GPUに対してCPUが控えめな構成なので、CPUの負荷が高いタイトルでは差が出る場面があります。
ASUS TUF Gaming T500(T500MV)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| 筐体 | ゲーミングデスクトップPC(ソーラーエクリプスグレー) |
| モデル番号 | T500MV-07240H108W |
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
| CPU | インテル Core 7 プロセッサー 240H(10コア16スレッド) ※ノートPC向けのCPUです |
| グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti ※ASUSの仕様表にビデオメモリ容量の記載はありません |
| メモリ | 32GB(16GB×2 DDR5-5200)/最大64GB |
| ストレージ | 1TB(PCI Express 4.0 x4接続 NVMe/M.2) |
| 拡張スロット | Wi-Fi用 M.2コネクター×1(空き×0) ※仕様表にはこれ以外の空きスロットの記載がありません |
| 冷却 | 空冷(銅製ヒートパイプ+90mm背面ファン) |
| 入出力(前面) | USB3.2 Gen1(Type-C)×1 USB3.2 Gen1(Type-A)×2 |
| 入出力(背面) | USB2.0×4 HDMI×1 DisplayPort×1 有線LAN(RJ45)×1 |
| 無線 | Wi-Fi 6(802.11ax)/Bluetooth 5.4 |
| サウンド | ハイ・デフィニション・オーディオ準拠 |
| 電源 | 500W(80PLUS PLATINUM) |
| セキュリティ | Kensingtonセキュリティスロット(7mm×3mm) |
| 堅牢性 | MIL-STD-810H準拠 |
| サイズ | 幅158.5×奥行き337.9×高さ364.3mm |
| 重量 | 約5.9kg |
GPUはRTX 5060 Ti
| GPU | ビデオメモリ | PassMark(G3D Mark) |
| RTX 5060 Ti(16GB版) | 16GB | 22,606 |
| RTX 5060 Ti(8GB版) | 8GB | 21,876 |
| RTX 5060(仕様表に記載) | 8GB | 20,626 |
| RTX 3050(仕様表に記載) | 8GB | 12,460 |
この構成のグラフィックスはデスクトップ向けのGeForce RTX 5060 Tiです。ASUSはビデオメモリの容量を公表していません。当サイトの比較表では16GB版が22,606、8GB版が21,876で、どちらもデスクトップPC向けGPU143件の中央値(15,042)の1.5倍前後です。
ASUSの仕様表には、同じT500MVでRTX 5060やRTX 3050を積む構成の記載もあります。比較表の数値ではRTX 5060が20,626、RTX 3050が12,460です。
グラフィックスカードはASUS製で、GPU Tweak IIIから動作を調整できます。
GPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
CPUはノートPC向けのCore 7 240H
| CPU | コア数 | スレッド数 | クロック(最大) | TDP | PassMark |
| Core 7 240H(この構成) | 10コア | 16スレッド | 5.2GHz | 45W(最大115W) | 23,978 |
| Core i7-13620H(上位構成) | 10コア | 16スレッド | 4.9GHz | 45W(最大115W) | 23,202 |
| Core i5-13420H(仕様表に記載) | 8コア | 12スレッド | 4.6GHz | 45W(最大115W) | 16,774 |
CPUはCore 7 240H。10コア16スレッドで、最大5.2GHzまで上がります。末尾のHはノートPC向けの型番で、このT500はそれをデスクトップの筐体に積んでいます。
PassMarkは23,978。デスクトップPC向けCPU272件の中央値(21,753)を少し上回る位置です。ASUSはこの構成を「低消費電力と低温」と案内していて、小さい筐体と500Wの電源に収めるための選択だと読み取れます。
上位の構成ではCore i7-13620H(23,202)が選べます。数値で見ると240Hのほうがわずかに上です。仕様表にはCore i5-13420H(16,774)の構成も載っています。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
冷却は空冷。90mmファンは背面
CPUクーラーは空冷です。ASUSは銅製のヒートパイプでCPUの熱をヒートシンクに運び、90mmの大型ファンで排出する構成だと説明しています。
ファンは本体の後ろ側にあるため、音が手前に出にくいとASUSは案内しています。
当サイトの換算では空冷が6.0、簡易水冷が8.0です。数値としては低く出ますが、RTX 5060 Tiと省電力のCPUという組み合わせには釣り合っています。
メモリは最大64GB。ストレージは1TB
メモリは16GB×2の32GBで、DDR5-5200です。上限は64GBなので、あとから増やす余地があります。
ストレージは1TBのPCI Express 4.0接続。当サイトの換算では8.5です。
いっぽうで、ASUSの仕様表に載っている拡張スロットはWi-Fi用のM.2コネクター1つ(空き0)だけです。PCI ExpressのスロットやSSD用M.2の空き数は書かれていないので、増設の余地は購入前に確認したいところです。
端子は前面にType-C、背面にDisplayPortとHDMI
端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| USB3.2 Gen1(Type-C・前面) | 1 |
| USB3.2 Gen1(Type-A・前面) | 2 |
| USB2.0(Type-A・背面) | 4 |
| HDMI(背面) | 1 |
| DisplayPort(背面) | 1 |
| 有線LAN(RJ45・背面) | 1 |
前面はUSB3.2 Gen1のType-Cが1つとType-Aが2つ。背面はUSB2.0が4つで、映像出力はHDMIとDisplayPortが1つずつです。
映像出力の数は、グラフィックスカード側の端子を含めて確認するのが確実です。有線LAN(RJ45)は1Gbps対応で、無線はWi-Fi 6とBluetooth 5.4です。
Type-Cが前面の1つだけなので、Type-C機器を多くつなぐ使い方には向きません。
幅158.5mm・約5.9kgの筐体
本体は幅158.5×奥行き337.9×高さ364.3mm、重量は約5.9kg。デスクトップとしては小さく、机の上でも足元でも置き場所を選ばないサイズです。
サイドパネルはガラス製とメタル製の2種類が用意されています。中のライティングを見せるか、落ち着いた見た目にするかを選べます。
筐体はMIL-STD-810Hのテストをクリアしています。Kensingtonセキュリティスロットもあります。
ASUS Storeに並んでいる構成は以下の3つです。
| ASUS Storeの構成 | CPU | メモリ/ストレージ |
| RTX 5060 Ti | Core i7-13620H | 32GB/1TB |
| RTX 5060 Ti | Core 7 240H | 32GB/1TB(この記事の構成) |
| RTX 5060 Ti | Core 7 240H | 16GB/512GB |
レビューは以上です。
詳細について気になる方はASUS公式サイトからご確認お願いします。
まとめ
ASUS TUF Gaming T500(T500MV)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- 幅158.5mm・約5.9kgの小さな筐体にRTX 5060 Ti
- メモリは16GB×2の32GBで、上限は64GB
- 電源は500Wの80PLUS PLATINUM、冷却は空冷
幅158.5mmの小さな筐体に、RTX 5060 Tiと32GBのメモリ、1TBのSSDを収めたゲーミングデスクトップPCです。CPUにノートPC向けのCore 7 240Hを使うことで、消費電力と発熱を抑えています。
注意したいのは、CPUがデスクトップ向けではないこと、電源が500Wであること、そして仕様表に空き拡張スロットの記載がないことです。あとからパーツを足していく前提なら、拡張スロットの多い機種と比べてから選ぶのがおすすめです。
今回の記事が少しでもデスクトップPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




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