こんにちはマサです。
今回はASUS TUF Gaming F16(FX608)・ゲーミングノートPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
16型のゲーミングノートPCです。このページで扱うのはASUS Store限定モデル(FX608JPR-I7R32G5R5070S)で、Core i7-14650HXとRTX 5070 Laptop GPU、メモリ32GB、ストレージ512GBの構成です。
画面は16.0型の1,920×1,200で165Hz。バッテリーは90Whで、端子にはThunderbolt 4と有線LANがあります。
ASUS StoreのFX608には構成が4つあり、GPUはRTX 5070・5060・5050から選べます。この記事はいちばん上のGPUに、ストレージを512GBに抑えた組み合わせです。
いっぽうで重量は約2.3kg、ACアダプターは280W。持ち歩きより据え置き向きです。
ASUS TUF Gaming F16(FX608)の評価
※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| ゲーム性能 | CPU・GPU・ディスプレイのリフレッシュレートなど、ゲームの快適さに直結する性能 |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 拡張性・端子 | 端子の種類と数、メモリやSSDの増設可否 |
| デザイン・質感 | 外観、筐体の素材、仕上げ |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- 1,920×1,200で165Hzを張り付かせたい方(RTX 5070 Laptop GPU・最大115Wです)
- ストレージは後から足す前提で、GPUに予算を回したい方(M.2は2スロットです)
- Thunderbolt 4を使う方
- 有線LANとUSB Type-A×3を使う方
向かない人
- 持ち歩きが多い方(約2.3kg、ACアダプターは280Wです)
- 最初から大容量のストレージが欲しい方(この構成は512GBです)
- 高い解像度の画面が欲しい方(1,920×1,200です)
- NPUを使うAI機能が目的の方(14650HXにNPUはありません)
ASUS TUF Gaming F16(FX608)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU448件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| グラフィックス | PassMark(G3D Mark) | ノートPC向けGPUの最高値で10.0、ミドルクラスで5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=6.0/16GB=7.5/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| ディスプレイ | 解像度・リフレッシュレート・パネル | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
ASUS Storeで売られている構成(Core i7-14650HX・RTX 5070 Laptop GPU・32GB・512GB)で評価しています。
CPUのCore i7-14650HXはPassMark 33,390で、ノートPC向けCPU448件の中央値(14,714)の2.3倍です。
グラフィックスのRTX 5070 Laptop GPUは当サイトの比較表で19,118。RTX 5060 Laptop GPU(16,758)とRTX 5080 Laptop GPU(26,281)の間に入ります。
ストレージの7.0は512GBによるものです。同じ筐体の1TB構成なら8.5になるので、ここが構成選びの分かれ目になります。
ディスプレイの7.0は1,920×1,200で165Hz、バッテリーの9.0は90Whによるものです。
ゲーミングノートPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、遊びたいゲームと設定によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | グラフィックボード | |
| 初級者 | Intel Core i5〜i7 Intel Core Ultra 5 AMD Ryzen 5〜7 | 16GB | RTX 3050以上 RTX 4050以上 RTX 5050以上 |
| 中級者 | Intel Core i7 Intel Core Ultra 7 AMD Ryzen 7 | 16GB〜32GB | RTX 3060以上 RTX 4060以上 RTX 5060以上 |
| 上級者 | Intel Core i7〜i9 Intel Core Ultra 7〜9 AMD Ryzen 7〜9 | 32GB | RTX 4070以上 RTX 5070以上 |
| 超上級者 | Intel Core i9 Intel Core Ultra 9 AMD Ryzen 9 | 32GB以上 | RTX 4080以上 RTX 5080以上 |
この構成は表の上級者の行に当てはまります。Core i7・メモリ32GB・RTX 5070 Laptop GPUという組み合わせだからです。画面が1,920×1,200なので、この解像度なら重いタイトルでも設定を上げたまま165Hzを狙いやすくなります。
ASUS TUF Gaming F16(FX608)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| 筐体 | 16型ゲーミングノートPC |
| モデル番号 | FX608JPR-I7R32G5R5070S(ASUS Store限定) |
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
| CPU | インテル Core i7 プロセッサー 14650HX(16コア24スレッド) |
| グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 5070 Laptop GPU(8GB GDDR7) 最大115W/NVIDIA Optimus対応 |
| メモリ | 32GB(16GB×2 DDR5-5600) 2スロット(ASUSの製品ページは「アップグレード可能なデュアルRAM」と案内) |
| ストレージ | SSD 512GB(PCI Express 4.0 x4接続 NVMe/M.2) M.2は2スロット |
| ディスプレイ | 16.0型ワイド 1,920×1,200 ノングレア リフレッシュレート:165Hz/応答速度3ms(ASUSの製品ページの記載) NVIDIA G-SYNC対応/MUXスイッチ+NVIDIA Advanced Optimus |
| 冷却 | 第2世代 Arc Flow Fans 2基+フルワイドヒートシンク |
| 入出力 | Thunderbolt 4(Type-C)×1 USB3.2 Gen2(Type-C・映像出力/給電対応)×1 USB3.2 Gen2(Type-A)×3 HDMI×1 有線LAN(RJ45)×1 コンボジャック×1 |
| キーボード | RGBバックライト付きキーボード(打鍵距離1.7mm・オーバーストローク対応) |
| 無線 | Wi-Fi 6E(802.11ax)/Bluetooth 5.4 ※ASUS Storeの「その他」欄にはBluetooth 5.3という記載もあります |
| カメラ | 207万画素赤外線(IR)カメラ(Windows Hello 顔認証対応) |
| サウンド | ステレオスピーカー(2W×2)、アレイマイク内蔵 |
| バッテリー | 90Wh(4セル リチウムポリマー) |
| 消費電力 | 最大約280W |
| 堅牢性 | MIL-STD-810H準拠 |
| サイズ | 幅354×奥行き269×高さ17.9〜27.3mm(突起部除く) |
| 重量 | 約2.3kg |
ASUS StoreのFX608は4構成
ASUS Storeに並んでいるFX608の構成は以下の4つです。
| ASUS Storeの構成 | CPU | メモリ/ストレージ |
| RTX 5070 Laptop | Core i7-14650HX | 32GB/512GB(この記事の構成) |
| RTX 5070 Laptop | Core i7-14650HX | 16GB/1TB |
| RTX 5060 Laptop | Core i7-14650HX | 16GB/1TB |
| RTX 5050 Laptop | Core i5-14450HX | 16GB/512GB |
画面・筐体・バッテリーはどの構成も共通で、違うのはCPUとGPU、メモリとストレージです。
この記事で見ているのは、GPUをいちばん上のRTX 5070にしてメモリ32GB、そのぶんストレージを512GBに抑えた構成です。M.2スロットが2つあるので、容量は後から足せます。
なお、同じFX608JPRでもストレージ1TBの構成はASUS Storeの別ページで売られています。そちらは別記事にまとめました。
RTX 5070 Laptop GPUを最大115Wで動かす
| GPU | ビデオメモリ | PassMark(G3D Mark) |
| RTX 5070 Laptop GPU | 8GB GDDR7 | 19,118 |
| RTX 5060 Laptop GPU | 8GB GDDR7 | 16,758 |
| RTX 5050 Laptop GPU | 8GB GDDR7 | 14,030 |
この構成のGPUはRTX 5070 Laptop GPUで、ビデオメモリは8GB GDDR7。ASUSの表記では最大115Wです。
当サイトの比較表では19,118。同じFX608で選べるRTX 5060(16,758)とは1割強、RTX 5050(14,030)とは3割強の差があります。
画面が1,920×1,200なので、この解像度に対してはGPU側に余裕があります。設定を上げたまま165Hzに近いフレームレートを狙える組み合わせです。
GPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
CPUはCore i7-14650HX
| CPU | コア数 | スレッド数 | クロック(最大) | TDP | PassMark |
| Core i7-14650HX | 16コア | 24スレッド | 5.2GHz | 55W(最大157W) | 33,390 |
CPUはCore i7-14650HX。16コア24スレッドで、最大5.2GHzまで上がります。PassMarkは33,390で、ノートPC向けCPU448件の中央値(14,714)の2.3倍です。
HXシリーズはデスクトップ寄りの設計で、全コアを使う作業に強いのが特長です。ゲームの配信や動画の書き出しを並行させる使い方でも息切れしにくくなります。
いちばん下の構成だけはCore i5-14450HXになります。こちらは当サイトの比較表に掲載がないので、数値での比較はできません。
NPUはありません。NPUでAI機能を動かしたい場合は、Core UltraやRyzen AIを積む機種が対象になります。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
ストレージは512GB。M.2は2スロット
この構成のストレージは512GBです。当サイトの換算では7.0で、1TB(8.5)とは1.5ぶんの差になります。
ただしM.2スロットは2つあるので、足りなくなってから増設できます。メモリも16GB×2の32GBで、こちらも2スロットです。
ASUSの製品ページでは「アップグレード可能なデュアルRAMとSSDストレージスロット」と案内されています。最初の構成で完結させず、使いながら足していく選び方ができます。
画面は16.0型・1,920×1,200の165Hz
ディスプレイは16.0型の1,920×1,200でノングレア。ASUSの製品ページでは、リフレッシュレート165Hz・応答速度3ms・NVIDIA G-SYNC対応と案内されています。
MUXスイッチとNVIDIA Advanced Optimusにも対応します。内蔵GPUを介さずに描画を回せるので、フレームレートを優先したいときに効いてきます。
当サイトの換算では7.0。解像度は標準的で、165Hzぶんが上乗せされた位置です。
なお、ASUS日本の仕様表のこの構成の欄にはリフレッシュレートの記載がありません。数値は製品ページ側の記載です。
端子はThunderbolt 4とUSB Type-A×3
端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| Thunderbolt 4(Type-C) | 1 |
| USB3.2 Gen2(Type-C・映像出力/給電対応) | 1 |
| USB3.2 Gen2(Type-A) | 3 |
| HDMI | 1 |
| 有線LAN(RJ45) | 1 |
| マイク/ヘッドホン/ヘッドセット・コンボジャック | 1 |
Thunderbolt 4があるので、対応する外付けストレージやドックを1本でつなげます。ストレージを512GBに抑えた構成とは相性のいい端子です。
もう1つのType-C(USB3.2 Gen2)は映像出力と給電に対応します。USB Type-Aは3.2 Gen2が3つ、有線LAN(RJ45)もあります。
無線はWi-Fi 6EとBluetooth 5.4。ただしASUS Storeの「その他」欄にはBluetooth 5.3という記載もあり、表記が分かれています。カメラは207万画素の赤外線カメラで、Windows Helloの顔認証が使えます。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はASUS公式サイトからご確認お願いします。
まとめ
ASUS TUF Gaming F16(FX608)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- RTX 5070 Laptop GPUを最大115W、画面は1,920×1,200の165Hz
- メモリ32GB・ストレージ512GBで、どちらも2スロット
- Thunderbolt 4と有線LAN、90Whバッテリー
16型の1,920×1,200・165Hzの画面に、Core i7-14650HXとRTX 5070 Laptop GPUを組み合わせたゲーミングノートPCです。GPUはFX608で選べるいちばん上のもので、ストレージを512GBに抑えた構成になっています。
注意したいのは、約2.3kgの重量と280WのACアダプター、そしてストレージが512GBであることです。容量を最初から確保したいなら1TBの構成、GPUを抑えてよいならRTX 5060・5050の構成が候補になります。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




コメント