【レビュー】ThinkStation P3 Tower Gen 2(Intel) | 24コア

※当サイトはアフィリエイト広告を使用しています。

【レビュー】ThinkStation P3 Tower Gen 2(Intel) | 24コア ガジェット
引用元:Lenovo公式サイト

こんにちはマサです。

今回はThinkStation P3 Tower Gen 2(Intel)・ワークステーションのレビューをしていきます。

結論からお伝えすると、

XeonではなくCore Ultraを積む、ThinkStationの小さいほうのタワーです。約180×370×415mm、約14.38kg。

CPUはCore Ultra 9 285で24コア。GPUはRTX 4000 Ada 世代(20GB)まで載ります。

メモリは4スロットで上限256GB、PCI Expressは4本、電源は500Wです。

前面にUSBが5つ。CPU内蔵グラフィックスでもDisplayPort 2つとHDMIが使えます。

スポンサーリンク

ThinkStation P3 Tower Gen 2(Intel)の評価

【レビュー】ThinkStation P3 Tower Gen 2(Intel) | 24コア
引用元:Lenovo公式サイト

総合点・・・・・・4.2
処理性能・・・・・4.0
コスパ・・・・・・4.5
拡張性・端子・・・4.0
静音性・冷却・・4.0
デザイン・質感・・4.0

※評価はmasalog運営者の主観です

各項目は1.0〜5.0で評価しています。

点数意味
5.0このクラスで最高水準
4.0十分に満足できる
3.0標準的。価格なりで不足はない
2.0用途によっては足りない
1.0おすすめしない

5項目の内容は以下のとおりです。

項目見ているもの
処理性能CPU・メモリ・ストレージ。制作や解析の快適さ
コスパ絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか
拡張性・端子スロットとベイの数、あとから足せる余地
静音性・冷却冷却方式とファン構成。高負荷時にどれだけ静かでいられるか
デザイン・質感外観、筐体の素材、仕上げ

総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。

向いている人

  • ワークステーションを1台目として導入する方(Pシリーズの入口にあたる価格帯です)
  • 3.5型ベイを使う方(標準1つ+オプション3つで合計4つあります)
  • 前面に端子が欲しい方(USBが5つ並びます)
  • 電源容量を抑えたい方(500Wです。P5は750W、P7は1000Wです)

向かない人

  • ECC対応のRDIMMが要る方(この機種はUDIMMです)
  • メモリを大量に積む方(上限256GB。P5は512GB、P7は1TBです)
  • カードを何枚も挿す方(PCI Expressは4本です)
  • 3年保証が前提の方(構成によって1年保証と3年保証に分かれます)

ThinkStation P3 Tower Gen 2(Intel)のスペック評価

各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。

各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。

項目基準にしている数値換算のしかた
CPUPassMark(CPU Mark)デスクトップPC向けCPU272件の最高値で10.0、中央値で5.0
グラフィックスPassMark(G3D Mark)デスクトップPC向けGPU143件の最高値で10.0、中央値で5.0
メモリ容量8GB=6.0/16GB=7.5/32GB=9.0/64GB=10.0
ストレージ容量と規格256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0
電源電源ユニットの定格W数500W=5.0/750W=7.5/1000W=10.0
拡張性空きスロットと空きベイの数空きなし=5.0を基準に、メモリスロット空き+1.5/M.2空き1つにつき+1.0/PCIeスロット空き1つにつき+1.5/3.5型ベイ空き+1.0

CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。

仕様書に載っている構成のうち、いちばん上の組み合わせ(Core Ultra 9 285・64GB・1TB・RTX 4000 Ada 世代)で評価したものです。このチャートには「ディスプレイ」と「バッテリー」の軸がありません。画面の付かない据え置き機だからです。ワークステーションは独立GPUを積むので、グラフィックスの軸は残しています。

「設置性」の軸は外しました。当サイトの換算(5kg=10.0/8kg=7.0/10kg=5.0)に約14.38kgを当てると0.0になってしまい、チャートとして読めなくなるためです。大きさと重さは本文で扱います。

ワークステーションのスペック目安

どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。

CPUメモリストレージ
CADの2D作図・事務作業Intel Xeon/Ryzen Threadripper の下位32GB512GB以上
3D CAD・写真編集12〜16コア64GB1TB以上+RTX A1000相当
映像編集・3DCGレンダリング24コア以上128GB以上1TB以上+RTX 4000 Ada相当
AIの学習・大規模シミュレーション32コア以上/デュアルCPU256GB以上2TB以上+GPU複数枚

この機種は表の上から2行目あたりが中心です。24コア、メモリ64GB、RTX 4000 Ada 世代(20GB)という構成なら、3D CADや写真編集、軽めの映像編集まで扱えます。

ThinkStation P3 Tower Gen 2(Intel)のスペック

主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。

項目内容
筐体タワー型ワークステーション
製品番号30HS0008JP/30HS0009JP/30HS000AJP/30HS000BJP/30HS000CJP
OSWindows 11 Pro 64bit(日本語版)
CPUインテル Core Ultra 5 プロセッサー 225(10コア・3.30GHz・キャッシュ22MB)
インテル Core Ultra 7 プロセッサー 265(20コア・2.40GHz・キャッシュ36MB)
インテル Core Ultra 9 プロセッサー 285(24コア・2.50GHz・キャッシュ40MB)
CPUスロット:1(空き0)/NPU:インテル AI Boost(最大13TOPS)
チップセットインテル W880 チップセット
インテル AMT16 対応 ※Core Ultra 5 225の構成は非対応
メモリ8GB(8GB×1)/16GB(16GB×1)/32GB(32GB×1)/64GB(32GB×2)DDR5 SDRAM UDIMM(上位構成はECC対応) ※構成により異なります
最大256GB/4スロット(空き2〜3)・統合メモリコントローラー5600MHz
ストレージ256GB/512GB/1TB SSD(M.2 PCIe NVMe・OPAL対応) ※構成により異なります
オンボードRAIDコントローラー(RAID 0/1/5/10・初期設定なし)
グラフィックスCPU内蔵(インテル グラフィックス・最大約4GB)/NVIDIA RTX A400(4GB)/RTX A1000(8GB)/RTX 2000 Ada 世代(16GB)/RTX 4000 Ada 世代(20GB) ※構成により異なります
最大解像度 5120×2880ドット(約10億色・60Hz)
拡張スロットPCI Express x16:1(Gen5 フルレングス フルハイト)
PCI Express x4:1(空き1・Gen4 ハーフレングス フルハイト/x16メカニカル)
PCI Express x1:2(空き2・Gen3 ハーフレングス フルハイト)
オンボードM.2:3(空き2)
ストレージベイ3.5型:標準1(空き1)+オプション3(空き3)
5.25型・2.5型:なし
USB前面:Type-A USB 3.2 Gen1×2、Type-A USB 3.2 Gen2×2、Type-C USB 3.2 Gen2x2×1
背面:Type-A USB 3.2 Gen1×2、Type-A USB 2.0×2
映像出力本体:DisplayPort×2、HDMI×1
独立GPU構成:Mini DisplayPort/DisplayPort×4
有線LAN1000BASE-T(Wake on LAN対応)オンボード
オーディオハイデフィニション・オーディオ/内蔵モノラルスピーカー
カードリーダーなし/3-in-1 メディアカードリーダー ※構成により異なります
光学ドライブなし
セキュリティTPM(TCG V2.0準拠)、パワーオン/ハードディスク/スーパーバイザーパスワード、シャーシイントルージョンスイッチ
電源500W(最大消費電力500W)/AC 100-240V(50/60Hz)
省エネ17区分 163.9kWh/年(2022年度省エネ基準達成率 AAA)
サイズ・重量約180×370×415mm/約14.38kg(最大構成時・梱包時 約17.86kg)
使用環境温度10〜35℃/湿度20〜80%
付属品フルサイズ・キーボード(109A 日本語・OADG準拠・USB)、光学ホイール・マウス、電源コード
保証1年間/3年間 ※構成により異なります(国内:翌営業日オンサイト修理)
発表日2025年6月18日(保守活動終了予定日 2033年1月31日)

XeonではなくCore Ultraを積む

ThinkStationのタワーというとXeonですが、このP3 Tower Gen 2とP2 Tower Gen 2はCore Ultraを積みます。CPUソケットは1つ(空き0)です。

CPUコア数スレッド数クロック(通常)キャッシュPassMark
Core Ultra 9 28524コア24スレッド2.50GHz40MB57,724
Core Ultra 7 26520コア20スレッド2.40GHz36MB49,689
Core Ultra 5 22510コア10スレッド3.30GHz22MB30,318

いちばん上のCore Ultra 9 285は24コア、PassMarkは57,724です。デスクトップPC向けCPU272件の中央値(21,753)の2.6倍を超えます。

Xeonと並べると、P5のw5-2545(12コア・41,109)やP7のw5-3525(16コア・45,841)より上の数字です。コア数とPassMarkだけを見るなら、Core Ultra 9 285はXeonの下位構成を上回ります。

違うのはメモリです。XeonのP5/P7はECC対応のRDIMMで上限512GB〜1TB。このP3 Tower Gen 2はUDIMMで上限256GBです。長時間の計算でメモリエラーを避けたい用途かどうかが分かれ目になります。

NPUはCPU内蔵のインテル AI Boostで最大13TOPS。ノート向けのCore Ultraが40TOPS台を出すのに比べると小さく、Copilot+ PCの要件(40TOPS以上)には届きません。AIの処理はGPU側に任せる設計です。

チップセットはインテル W880、統合メモリコントローラーは5600MHz。インテル AMT16への対応はCPUによって変わり、Core Ultra 5 225の構成は非対応です。

CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。

メモリは4スロットで上限256GB、3.5型ベイは4つ

ThinkStation P3 Tower Gen 2(Intel)の背面
引用元:Lenovo公式サイト

メモリスロットは4つ、上限は256GBです。規格はDDR5 SDRAM UDIMMで、上位構成はECC対応になります。

仕様書の構成は8GB/16GB/32GBの1枚挿し(空き3)と、64GB(32GB×2・空き2)。どちらもスロットは残ります。ただしこの空き数は仕様書に載っている構成での値で、CTOの選び方によって変わります。

ストレージはM.2 SSD(PCIe NVMe・OPAL対応)で256GB/512GB/1TBの3段階。オンボードM.2スロットは3つ(空き2)あります。

3.5型ベイは標準1つとオプション3つで、合計4つあります。P5(標準2+オプション1)やP2 Tower Gen 2(標準1+オプション1)より多く、HDDを足していく用途では有利です。オンボードRAIDコントローラーでRAID 0/1/5/10を組めます。

5.25型と2.5型のベイはありません。光学ドライブも載りません。

GPUはRTX 4000 Ada 世代まで、PCI Expressは4本

ThinkStation P3 Tower Gen 2(Intel)の端子配置
引用元:Lenovo公式サイト
グラフィックスビデオRAMPassMark(G3D Mark)
NVIDIA RTX 4000 Ada 世代20GB23,634
NVIDIA RTX 2000 Ada 世代16GB16,935
NVIDIA RTX A10008GB10,726
NVIDIA RTX A4004GB5,972
インテル グラフィックス(CPU内蔵)メインメモリと共有(最大約4GB)—

グラフィックスは5段階。CPU内蔵のインテル グラフィックスから、RTX A400(4GB)、RTX A1000(8GB)、RTX 2000 Ada 世代(16GB)、RTX 4000 Ada 世代(20GB)まで選べます。

上限のRTX 4000 Ada 世代はPassMark 23,634。P5やP7と同じカードが上限です。CPUが24コアまで伸びることを考えると、GPU側で頭打ちになる構成ではありません。

拡張スロットはPCI Express x16がGen5で1本、x4がGen4で1本(ハーフレングス・フルハイト/x16メカニカル)、x1がGen3で2本。合計4本です。x16は独立GPUを選ぶと埋まります。

CPU内蔵グラフィックスの構成でも、本体背面にDisplayPortが2つとHDMIが1つあります。独立GPUを積まない構成でも3画面までは出せる計算です。独立GPUを積む構成では、そのカードのMini DisplayPort/DisplayPortが4つ使えます。

最大解像度は5120×2880ドット(約10億色・60Hz)です。

前面にUSBが5つ、電源は500W

ThinkStation P3 Tower Gen 2(Intel)の側面
引用元:Lenovo公式サイト

USBは前面に5つ、背面に4つです。前面はType-AがUSB 3.2 Gen1×2とGen2×2、Type-CがUSB 3.2 Gen2x2×1。背面はType-AのUSB 3.2 Gen1×2とUSB 2.0×2で、Type-Cはありません。

高速な端子を前面に寄せた配置です。P5やP7が前面USB 0だったのに対して、こちらは机の脇に置いて使う前提の構成といえます。3-in-1のメディアカードリーダーも構成によって選べます。

電源は500Wで、最大消費電力も500Wです。省エネ法のエネルギー消費効率は17区分で163.9kWh/年、達成率はAAA(140%以上)。P5の523.6kWh/年(68%)と比べると、消費電力の差ははっきりしています。

有線LANは1系統で1000BASE-T(Wake on LAN対応)。2.5GBASE-Tには対応しません。P4(AMD)やP5 Gen 2は2.5GBASE-T対応なので、ここは見劣りします。

オーディオはハイデフィニション・オーディオで、内蔵モノラルスピーカー付きです。

セキュリティはTPM(TCG V2.0準拠)、パワーオン/ハードディスク/スーパーバイザーの各パスワード、シャーシイントルージョンスイッチという構成です。

約14.38kgという大きさ

ThinkStation P3 Tower Gen 2(Intel)を使っている様子
引用元:Lenovo公式サイト

本体寸法は約180×370×415mm、重量は約14.38kg(最大構成時)。梱包時は約17.86kgです。

奥行き370mmはP5の453.9mm、P7の508mmより短く、机の下に収めやすい寸法です。高さ415mmもP5の446mm、P7の440.4mmより低くなります。

ただし当サイトの「設置性」の換算(5kg=10.0/8kg=7.0/10kg=5.0)に約14.38kgを当てると0.0です。タワーとしては小さいほうですが、気軽に持ち運ぶ重さではありません。チャートの軸から外したのはそのためです。

もっと軽くしたいなら、同じCore Ultraを積むThinkStation P2 Tower Gen 2が約9.67kg、ThinkStation P3 Ultra SFF Gen 2が約3.6kgです。

使用環境は温度10〜35℃・湿度20〜80%。一般的なオフィス向けPCと同じ条件です。

保証は構成によって1年間と3年間に分かれます。国内はどちらも翌営業日オンサイト修理です。

P2 TowerやP3 Ultra SFFと比べる

ThinkStation P3 Tower Gen 2(Intel)を斜めから見たところ
引用元:Lenovo公式サイト

同じCore Ultraを積むThinkStationと並べると、以下のようになります。

CPUメモリ上限PCI Express電源重量
ThinkStation P3 Tower Gen 2Core Ultra(最大24コア)256GB4本500W約14.38kg
ThinkStation P2 Tower Gen 2Core Ultra(最大20コア)128GB4本500W約9.67kg
ThinkStation P3 Ultra SFF Gen 2Core Ultra(最大24コア)128GB2本(増設に使えるのは1本)170〜330W約3.6kg
ThinkStation P5Xeon w(最大12コア)512GB6本750W約19kg

ThinkStation P2 Tower Gen 2は約9.67kgで4.7kg軽く、電源も同じ500W。ただしCPUはCore Ultra 7 265まで(20コア)、メモリ上限は128GB、GPUはRTX 2000 Ada 世代(16GB)まで、3.5型ベイは2つです。

ThinkStation P3 Ultra SFF Gen 2は約3.6kgで、CPUは同じCore Ultra 9 285まで。ただしメモリは2スロット・上限128GB、PCI Expressは2本(うち増設に使えるのは1本)、電源はACアダプターです。性能より置き場所を優先した設計になります。

XeonのThinkStation P5と比べると、CPUのPassMarkではP3 Tower Gen 2が上、メモリ上限とPCI Expressの本数ではP5が上。ECC対応のRDIMMが要るかどうかで分かれます。

「ワークステーションの保証と3.5型ベイは欲しい。ただしXeonまでは要らない」という条件なら、この機種が合います。

レビューは以上です。

詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。

まとめ

ThinkStation P3 Tower Gen 2(Intel)を斜めから見たところ
引用元:Lenovo公式サイト

ThinkStation P3 Tower Gen 2(Intel)のレビューをしました。

この機種の特徴は大きく分けて3つです。

  • Core Ultra 9 285で24コア。Xeonの下位構成より上
  • 3.5型ベイが合計4つ。Pシリーズでも多いほう
  • 電源500W・約14.38kg。消費電力は抑えめ

XeonではなくCore Ultraを積む、ThinkStationの小さいほうのタワーです。最大24コア、メモリは4スロットで上限256GB、GPUはRTX 4000 Ada 世代(20GB)まで。電源は500Wです。

弱いのはメモリの規格と上限、それと有線LANです。UDIMMで上限256GB、LANは1000BASE-Tどまりです。

もっと軽くしたいならThinkStation P2 Tower Gen 2やP3 Ultra SFF Gen 2、ECC対応のRDIMMが要るならThinkStation P5が選択肢になります。

今回の記事が少しでもデスクトップPC選びの参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました