こんにちはマサです。
今回はThinkPad T16 Gen 5 AGP(16型 AMD)・ビジネス向けノートPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
ThinkPad T16 Gen 5のAMD版です。Intel版と筐体を共有し、テンキー付きの110キーを備えます。
メモリは2スロット構成で96GBまで積めます。Intel版は1スロットで64GBまでなので、ここで差が付きます。
CPUはRyzen AI 400シリーズの2種類で、どちらもNPUを内蔵しCopilot+ PCに対応します。
一方でディスプレイは有機ELを選べず、WUXGAのIPS液晶だけになります。
ThinkPad T16 Gen 5 AGP(16型 AMD)の評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| 処理性能 | CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や開発、Web会議の快適さ |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 入力・画面 | キーボードの打ちやすさ、ポインティングデバイス、ディスプレイの見やすさ |
| デザイン・堅牢性 | 外観、筐体の素材、堅牢性試験への対応 |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- メモリを大量に積みたい方(最大96GB)
- メモリを後から増設したい方
- テンキーを使う方
- 据え置き中心で使う方
向かない人
- 有機ELの画面が欲しい方
- CPUの処理性能を最優先する方
- 持ち歩く時間が長い方(約1.74kg〜)
- CPUの選択肢が多いほうがいい方(2種類です)
ThinkPad T16 Gen 5 AGP(16型 AMD)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU422件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| ディスプレイ | 解像度・パネル・リフレッシュレート | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
| 携帯性 | 本体の重量 | 0.8kg=10.0/1.2kg=8.0/1.6kg=6.0/2.0kg=4.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
カスタマイズで選べる最上位の構成で評価したものです。
メモリの10.0は96GBによるものです。換算表は64GBで上限の10.0に達するため数値は頭打ちですが、実際にはそれを超える容量を積めます。
ディスプレイの6.0はWUXGA(1920×1200)のIPS液晶によるもの。有機ELを選べるIntel版(9.0)とは大きな差です。
携帯性の5.3は約1.74kgによるもので、今回の一覧ではいちばん低い数値です。
ビジネスノートPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | ストレージ | |
| 文書作成・Web会議が中心 | Intel Core Ultra 5 | 16GB | 256GB以上 |
| 表計算や資料作成が多い | Intel Core Ultra 5〜7 | 16GB〜32GB | 512GB以上 |
| 開発・画像編集もする | Intel Core Ultra 7 | 32GB | 1TB以上 |
| 動画編集や大きなデータを扱う | Intel Core Ultra 7〜9 Intel Core Ultra X7〜X9 | 32GB〜64GB | 1TB以上 |
この機種は表の上から3行目まで対応できます。CPUは最大8コアですが、メモリを96GBまで積めるので、大きなデータを開いたまま作業する用途には強い構成です。
ThinkPad T16 Gen 5 AGP(16型 AMD)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| OS | Windows 11 Pro 64bit ほか ※選択可能 |
| CPU | AMD Ryzen AI 7 PRO 450 AMD Ryzen AI 5 PRO 440 ※選択可能 |
| メモリ | DDR5 SODIMM 16GB/24GB/32GB/48GB 最大96GB ※スロット数2。増設できます |
| ストレージ | 256GB/512GB/1TB/2TB SSD ※選択可能 |
| グラフィックス | APU内蔵(AMD Radeon 860M/840M) |
| ディスプレイ | 16.0型 WUXGA IPS液晶(1920×1200)マルチタッチ対応/Privacy Guard/省電力/DBEF5 ※選択可能。いずれも光沢なし |
| キーボード | 6列110キー JIS配列(テンキー付き) TrackPoint + 3ボタンクリックパッド |
| カメラ | 5MP+IR/5MP いずれもプライバシーシャッター付き |
| 無線 | Wi-Fi 7 + Bluetooth 5.4 WWAN(4G LTE/5G Sub6)に対応 ※選択可能 |
| 本体寸法 | 約 357.9 × 247.9 × 11.45(前端)〜23.8mm(最厚部) |
| 重量 | 約1.74kg〜 |
| バッテリー | 60Whr/75Whr ※選択可能 |
| カラー | ブラック |
処理性能
CPUはRyzen AI 400シリーズから2種類だけです。どちらもNPUを内蔵します。
同じT16 Gen 5のIntel版と比べると、以下のようになります。
| 項目 | T16 Gen 5 AGP(本機) | T16 Gen 5 Intel |
| CPU | Ryzen AI 400シリーズ(最大8コア) | Core Ultra シリーズ3(最大16コア) |
| CPUの選択肢 | 2種類 | 11種類 |
| メモリ | DDR5 SODIMM 最大96GB(スロット2) | LPDDR5x 最大64GB(スロット1) |
| 有機EL | 選択不可 | 選択可 |
| 重量 | 約1.74kg〜 | 約1.63kg〜 |
| Bluetooth | 5.4 | 6.0 |
メモリは本機が有利、CPUとディスプレイはIntel版が有利という、はっきりした住み分けです。
内蔵グラフィックスはRadeon 860Mまたは840Mです。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
メモリと拡張性

メモリはDDR5のSODIMMで、スロットが2つあります。
- 16GB/24GB/32GB/48GB
- 最大96GB
- 購入後に自分で増設・交換できる
Intel版はLPDDR5xの1スロット・最大64GBなので、容量でも増設のしやすさでも本機が上回ります。
ストレージも2TBまで選べます。
ディスプレイ

16.0型で、選べるのはWUXGA(1920×1200)のIPS液晶が3種類だけです。
- WUXGA IPS液晶 マルチタッチ対応・Privacy Guard
- WUXGA IPS液晶 マルチタッチ対応・省電力
- WUXGA IPS液晶 DBEF5
有機ELの選択肢はありません。16型でWUXGAだと、文字やアイコンは大きめに表示されます。
作業領域の広さや画質を求めるなら、Intel版の2.8K有機ELを選ぶことになります。
キーボードと入力

6列110キーのJIS配列で、テンキーが付きます。TrackPointと3ボタンクリックパッドも備えます。
数字入力が多い仕事なら、外付けテンキーを持ち歩かずに済みます。
バックライト付きキーボードはカスタマイズで選びます。標準では付きません。
バッテリーと携帯性

重量は約1.74kgから。Intel版より110gほど重く、16型の中でも重い部類です。
バッテリーは60Whrと75Whrから選べます。
レノボは本機のJEITA 3.0による駆動時間を公表していません。この記事でも時間は書いていません。
WWANは4G LTEと5G Sub6に対応します。
入出力端子

端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| Thunderbolt 4(USB4/USB PD/DP Alt Mode) | 2 |
| USB 5Gbps Type-A | 2(うち1つはAlways On) |
| HDMI | 1 |
| 有線LAN(RJ-45) | 1 |
| マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック | 1 |
有線LAN(RJ-45)とUSB Type-A 2つを備えます。構成はIntel版と同じです。
据え置きで使う機種なので、有線LANが本体に付いているのは実用的です。
無線はWi-Fi 7とBluetooth 5.4に対応します。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

ThinkPad T16 Gen 5 AGP(16型 AMD)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- メモリを96GBまで積める。スロット2つで増設も可能
- テンキー付きの110キー。有線LANも搭載
- ディスプレイはWUXGAのIPS液晶のみ。有機ELは選べない
メモリの上限と増設のしやすさが、この機種を選ぶ一番の理由になります。96GBまで積めて後から足せる16型は多くありません。
ただしディスプレイがWUXGAのIPS液晶だけで、重量も約1.74kgと重めです。画面や携帯性を重視するなら合いません。
CPUの選択肢や有機ELが必要なら、Intel版のThinkPad T16 Gen 5を選ぶことになります。ただしメモリは64GBまでです。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




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