【レビュー】ThinkCentre M90s Small Gen 6(Intel) | 上限128GB

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ThinkCentre M90s Small Gen 6(Intel)の本体(前面) ガジェット
引用元:Lenovo公式サイト

こんにちはマサです。

今回はThinkCentre M90s Small Gen 6(Intel)・ビジネス向けデスクトップPCのレビューをしていきます。

結論からお伝えすると、

ThinkCentreのスモール筐体(SFF)で、Core Ultra シリーズ2を積む上位機です。幅92.5mmで約5.3kgです。

メモリスロットが4つあり、上限は128GB。PCI Express x16が2つ、x1が2つ、すべて空いています。

DVDスーパーマルチドライブと3-in-1メディアカードリーダーを標準で積みます。

電源は内蔵の310W 80PLUS(効率92%)。保証は3年間・翌営業日オンサイト修理です。

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ThinkCentre M90s Small Gen 6(Intel)の評価

ThinkCentre M90s Small Gen 6(Intel)の本体(前面)
引用元:Lenovo公式サイト

総合点・・・・・・4.0
処理性能・・・・・4.5
コスパ・・・・・・3.5
拡張性・端子・・・4.5
設置性・・・・・・3.5
デザイン・質感・・3.5

※評価はmasalog運営者の主観です

各項目は1.0〜5.0で評価しています。

点数意味
5.0このクラスで最高水準
4.0十分に満足できる
3.0標準的。価格なりで不足はない
2.0用途によっては足りない
1.0おすすめしない

5項目の内容は以下のとおりです。

項目見ているもの
処理性能CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や制作の快適さ
コスパ絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか
拡張性・端子端子の種類と数、メモリやSSDの増設可否
設置性本体のサイズと重量、置き場所の自由度
デザイン・質感外観、筐体の素材、仕上げ

総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。

向いている人

  • メモリを多く積みたい方(4スロット・上限128GB)
  • 拡張カードを足したい方(PCIe x16が2つ、x1が2つ空いています)
  • CDやDVD、SDカードを使う方(光学ドライブとカードリーダー付き)
  • 業務で長く使う方(vPro対応・保証3年間の翌営業日オンサイト修理)

向かない人

  • 無線LANを標準で使いたい方(カスタマイズで足す必要があります)
  • 省スペースにしたい方(約5.3kgです)
  • 背面で高速なUSBを使いたい方(Gen1が2つとUSB 2.0が2つです)
  • 買った時点で独立GPUが要る方(カスタマイズでの選択になります)

ThinkCentre M90s Small Gen 6(Intel)のスペック評価

各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。

各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。

項目基準にしている数値換算のしかた
CPUPassMark(CPU Mark)デスクトップPC向けCPU247件の最高値で10.0、中央値で5.0
メモリ容量8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0
ストレージ容量と規格256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0
拡張性空きスロットと空きベイの数空きなし=5.0を基準に、メモリスロット空き+1.5/M.2空き1つにつき+1.0/PCIeスロット空き1つにつき+1.5/3.5型ベイ空き+1.0
電源電源ユニットの定格W数500W=5.0/750W=7.5/1000W=10.0
設置性本体の重量5kg=10.0/8kg=7.0/10kg=5.0

CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。

仕様書(2025年6月17日・製品番号 12YTS00300)に載っている上位構成で評価したものです。このチャートには「ディスプレイ」と「バッテリー」の軸がありません。画面の付かないデスクトップだからです。グラフィックスの軸も外しています。CPU内蔵グラフィックスは比較表に載っていないため、換算すると0.0になってしまい、実態を表さないからです。

CPUの8.5は20コアのCore Ultra 7 265によるもの。PassMarkは49,689で、デスクトップPC向けCPU247件の中央値(19,715)の2.5倍を超えます。

メモリの9.0は32GB(16GB×2)によるもの。DDR5 UDIMMで、4スロットのうち2つが空いています。上限は128GBです。

ストレージの7.0は512GBによるもの。M.2 2280スロットが3つあり、2つ空いています。

拡張性の10.0はメモリスロット空き(+1.5)、M.2 2230空き1(+1.0)、M.2 2280空き2(+2.0)、PCI Express空き4(+6.0)、3.5型ベイ空き1(+1.0)によるもの。換算では16.5になりますが、上限の10.0で止めています。

電源の3.1は内蔵310Wによるもの。80PLUS認証で効率92%です。

設置性の9.7は約5.3kg(最大構成時)によるものです。

デスクトップPCのスペック目安

どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。

CPUメモリストレージ
Web・動画視聴・文書作成が中心Intel Core 5/Core Ultra 5
AMD Ryzen 5
16GB512GB以上
表計算や資料作成が多いIntel Core Ultra 5〜7
AMD Ryzen 7
16GB〜32GB512GB以上
写真編集・軽い動画編集をするIntel Core Ultra 7
AMD Ryzen 7
32GB1TB以上
3DやゲームもするIntel Core Ultra 7以上32GB以上1TB以上+独立GPU

この機種は表のいちばん下の行まで対応できます。買った時点では内蔵グラフィックスですが、PCI Express x16が2つ空いているので、あとからグラフィックボードを足せます(電源は310Wです)。

ThinkCentre M90s Small Gen 6(Intel)のスペック

主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。

項目内容
筐体SFF(スモール)
OSWindows 11 Pro 64bit(日本語版)
稼働確認:Windows 11 Home/Pro、Windows 11 IoT Enterprise LTSC、Ubuntu LTS
CPUインテル Core Ultra 7 プロセッサー 265(20コア・2.40GHz・キャッシュ36MB)
インテル Core Ultra 5 プロセッサー 235(14コア・3.40GHz・キャッシュ26MB)
NPU 最大13TOPS(インテル AI Boost)
チップセットインテル Q870 チップセット
インテルAMT 対応/vPro 対応
メモリ16GB(16GB×1)/32GB(16GB×2)DDR5 SDRAM UDIMM ※構成により異なります
最大128GB/4スロット(空き3または2)
ストレージ256GB/512GB SSD(PCIe NVMe/M.2・OPAL2.0対応) ※構成により異なります
光学ドライブUltra Slim DVDスーパーマルチ ドライブ(5.25型・9.0mm・固定式)
メディアカードリーダー3-in-1 メディアカードリーダー
グラフィックスCPU内蔵(インテル グラフィックス)
DisplayPort 5120×2880ドット/HDMI 4096×2160ドット
※レノボの製品ページではインテル Arc A310 と GeForce RTX 3050 もカスタマイズで選べるとしています(後日提供予定)
拡張スロットPCI Express x16:1(空き1)Gen5.0+1(空き1)Gen4.0(x4 Link)いずれもハーフレングス・ロープロファイル
PCI Express x1:2(空き2)Gen3.0
M.2 2230:1(空き1)/M.2 2280:3(空き2)
拡張ベイ3.5型:1(空き1)
5.25型:1(空き0・光学ドライブ搭載済み)
セキュリティTPM(TCG V2.0準拠)、パワーオンパスワード、ハードディスクパスワード、アドミニストレーターパスワード、ケーブルロックスロット
無線WLAN なし/Bluetooth なし ※カスタマイズによる選択
有線LAN10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T(Wake on LAN対応)
付属品フルサイズ キーボード(109A 日本語・OADG準拠・USB)、光学ホイール・マウス(USB)
フロアスタンド、エアディフレクター、電源コード(1.8m)
本体寸法約 92.5 × 299.7 × 339.5mm(幅×奥行×高さ)
重量約5.3kg(最大構成時)
電源内蔵電源ユニット 310W/AC 100-240V(50/60Hz)【80PLUS・効率92%】
最大消費電力 310W
保証3年間・翌営業日オンサイト修理

処理性能

CPUはCore Ultra シリーズ2から2種類です。

CPUコア数クロックキャッシュPassMark
Core Ultra 7 26520コア2.40GHz36MB49,689
Core Ultra 5 23514コア3.40GHz26MB36,345

Core Ultra 7 265のPassMarkは49,689。デスクトップPC向けCPU247件の中央値(19,715)の2.5倍を超えます。20コアなので、書き出しやビルドのように並列で効く処理に強くなります。

Core Ultra 5 235は36,345で、14コア。こちらも中央値の約1.8倍です。クロックは3.40GHzと265より高いので、1つの処理を速く回す使い方では差が縮まります。

NPUは最大13TOPS(インテル AI Boost)です。Copilot+ PCの条件(40TOPS以上)には届きません。レノボの製品ページには「Kinara Ara-2 NPU(最大30TOPS)」をカスタマイズで追加できる旨も書かれていますが、後日提供予定とされています(仕様書には記載がありません)。

vProとインテルAMTは両方のCPUで対応します。

グラフィックスはCPU内蔵です。製品ページではインテル Arc A310とGeForce RTX 3050もカスタマイズで選べるとしていますが、こちらも後日提供予定です。

CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。

拡張性

ThinkCentre M90s Small Gen 6(Intel)の背面(端子と拡張スロット)
引用元:Lenovo公式サイト

この機種のいちばんの持ち味は拡張性です。スロットとベイの構成は以下のとおりです。

スロット・ベイ数空き
PCI Express x16 Gen5.011
PCI Express x16 Gen4.0(x4 Link)11
PCI Express x1 Gen3.022
メモリスロット(DDR5 UDIMM)42〜3
M.2 2280(SSD用)32
M.2 2230(WiFi用)11
3.5型ベイ11
5.25型ベイ10

メモリスロットが4つあり、上限は128GBです。当サイトで扱ったThinkCentreのなかでは最も大きく、2スロット・64GBまでのTinyシリーズとは別の水準です。16GB×2で出荷される構成なら、2つ空いています。

PCI Expressスロットは4つあり、すべて空いています。x16がGen5.0とGen4.0(x4 Link)で1つずつ、x1がGen3.0で2つです。いずれもハーフレングス・ロープロファイルです。

グラフィックボードもキャプチャーボードも足せます。ただし電源が310Wなので、補助電源の要らないカードに限られます。

M.2 2280スロットは3つあり、2つ空いています。SSDを2枚増設できます。3.5型ベイも1つ空いているので、大容量のHDDも足せます。

M.2 2230(WiFi用)も空いています。無線LANカードを足すための枠です。

光学ドライブとカードリーダー

ThinkCentre M90s Small Gen 6(Intel)の前面(光学ドライブとカードリーダー)
引用元:Lenovo公式サイト

Ultra Slim DVDスーパーマルチ ドライブを標準で積みます。厚さ9.0mmの5.25型で、固定式です。

さらに3-in-1 メディアカードリーダーも付きます。SDカードなどを直接読み込めます。

ThinkCentreのTinyシリーズにはどちらも付きません。CDやDVD、カードを日常的に扱う業務なら、外付け機器を用意せずに済みます。

逆に光学メディアもカードも使わないなら、この分の厚みと重さは無駄になります。幅92.5mm・約5.3kgというサイズは、Tinyシリーズ(約1.2kg前後)より一回り以上大きくなります。

前面にはこの2つに加えて、USB-Aが4つとType-Cが1つ並びます。

入出力端子

ThinkCentre M90s Small Gen 6(Intel)の入出力端子
引用元:Lenovo公式サイト

端子の構成は以下のとおりです。

端子数位置
USB-A(USB 3.2 Gen2)2前面
USB-A(USB 3.2 Gen1)2前面
USB Type-C(USB 3.2 Gen2×2・最大15W給電)1前面
USB-A(USB 3.2 Gen1)2背面
USB 2.0(Type-A)2背面
DisplayPort2背面
HDMI1背面
有線LAN(RJ-45)1背面
マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック1前面
ライン出力1背面

前面にUSBが5つあります。USB 3.2 Gen2のType-Aが2つ、Gen1のType-Aが2つ、Gen2×2のType-Cが1つです。Type-Cは最大15Wの給電に対応します。差し替えの多い機器は前面で足ります。

ただし背面の4つはGen1が2つとUSB 2.0が2つです。高速で使いたい機器は前面に回す必要があります。

映像出力はDisplayPortが2つとHDMIが1つです。外部モニターを3台つなげます。DisplayPortは5120×2880ドット、HDMIは4096×2160ドットまでです。

製品ページには「Flex I/Oポート(USB Type-C/DisplayPort/HDMI/VGAから1つ選択可能)」も載っています。古いモニターをつなぐ必要があるなら、ここでVGAを足せます。

有線LAN(1000BASE-T)、前面のコンボジャック、背面のライン出力を備えます。

設置と保証

ThinkCentre M90s Small Gen 6(Intel)の側面パネル
引用元:Lenovo公式サイト

本体寸法は約 92.5 × 299.7 × 339.5mm(幅×奥行×高さ)、重量は約5.3kg(最大構成時)です。

幅9cm強なので、机の下や横に縦置きで収まります。フロアスタンドが付属します。

電源は内蔵の310Wで、80PLUS認証・効率92%とされています。ACアダプターではないので、机の下にアダプターが転がりません。

エアディフレクターが付属します。筐体内のエアフローを整えるための部品です。

無線LANとBluetoothは標準では載りません。仕様書の「WLAN」「Bluetooth」の欄はどちらも「なし」です。必要ならカスタマイズで足す形になります。

保証は3年間で、国内は翌営業日オンサイト修理です。保守活動の終了予定日は2033年7月31日とされています。

どんな人に向くか

ThinkCentre M90s Small Gen 6(Intel)を上から見たところ
引用元:Lenovo公式サイト

この機種は「拡張の余地を広く残したい」という業務用途に向きます。

メモリ4スロット・上限128GB、PCI Express 4スロットすべて空き、M.2 2280が2つ空き、3.5型ベイも空き。買ったあとで足せる部分がそろっています。

光学ドライブとカードリーダーが標準で付くのも、業務で古いメディアを扱う場面では効きます。

弱いのは無線と背面の端子です。WLANとBluetoothは標準では載らず、背面のUSBはGen1とUSB 2.0だけです。

置き場所を優先するなら、同じThinkCentreのM90q Tiny Gen 6(約1.34kg)のほうが向きます。ただしメモリは64GBまで、PCI Express x8もカスタマイズ時しか使えません。

レビューは以上です。

詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。

まとめ

ThinkCentre M90s Small Gen 6(Intel)の前面(光学ドライブとカードリーダー)
引用元:Lenovo公式サイト

ThinkCentre M90s Small Gen 6(Intel)のレビューをしました。

この機種の特徴は大きく分けて3つです。

  • メモリ4スロット・上限128GB。PCI Expressは4つすべて空き
  • DVDスーパーマルチドライブと3-in-1カードリーダーを標準搭載
  • 無線LANは標準では非搭載。背面USBはGen1とUSB 2.0のみ

買ったあとで手を入れる前提の業務用デスクトップとして、拡張の余地が広い機種です。メモリは4スロット・128GBまで、PCI Expressは4つすべて空き、光学ドライブとカードリーダーも標準で付きます。保証も3年間です。

弱いのは無線と背面の端子です。WLANとBluetoothは標準では載らず、背面のUSBはGen1とUSB 2.0だけになります。

置き場所を優先するなら、同じThinkCentreのM90q Tiny Gen 6(約1.34kg)という選択肢があります。

今回の記事が少しでもデスクトップPC選びの参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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