【レビュー】ThinkCentre neo 55q Tiny Gen 6(Ryzen 200) | Wi-Fi 7搭載

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ThinkCentre neo 55q Tiny Gen 6(Ryzen 200シリーズ)の本体(前面) ガジェット
引用元:Lenovo公式サイト

こんにちはマサです。

今回はThinkCentre neo 55q Tiny Gen 6(Ryzen 200シリーズ)・ビジネス向け超小型デスクトップPCのレビューをしていきます。

結論からお伝えすると、

ThinkCentre neoのTinyシリーズで、AMD Ryzen 200シリーズを積む機種です。約1.11kgです。

Wi-Fi 7とBluetooth 5.3を標準で積みます。ThinkCentre neoのTinyでWi-Fi 7に対応するのはこの機種だけです。

CPUはRyzen 5 220で6コア。PassMarkは18,539で、同じ筐体のRyzen AI 300シリーズ版(12,685)より上です。

ただしNPUはありません。Copilot+ PCの条件は満たしません。

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ThinkCentre neo 55q Tiny Gen 6(Ryzen 200シリーズ)の評価

ThinkCentre neo 55q Tiny Gen 6(Ryzen 200シリーズ)の本体(前面)
引用元:Lenovo公式サイト

総合点・・・・・・3.6
処理性能・・・・・3.0
コスパ・・・・・・3.5
拡張性・端子・・・3.5
設置性・・・・・・5.0
デザイン・質感・・4.0

※評価はmasalog運営者の主観です

各項目は1.0〜5.0で評価しています。

点数意味
5.0このクラスで最高水準
4.0十分に満足できる
3.0標準的。価格なりで不足はない
2.0用途によっては足りない
1.0おすすめしない

5項目の内容は以下のとおりです。

項目見ているもの
処理性能CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や制作の快適さ
コスパ絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか
拡張性・端子端子の種類と数、メモリやSSDの増設可否
設置性本体のサイズと重量、置き場所の自由度
デザイン・質感外観、筐体の素材、仕上げ

総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。

向いている人

  • Wi-Fi 7の環境を使っている方(標準で載ります)
  • メモリを64GBまで伸ばしたい方(2スロットのうち1つ空いています)
  • ふだんの処理性能を取りたい方(6コア・PassMark 18,539)
  • 音も少し気にする方(ステレオスピーカーを内蔵します)

向かない人

  • Copilot+ PCの機能を使いたい方(NPUがありません)
  • 背面で高速なUSBを使いたい方(4つのうち3つがUSB 2.0です)
  • 外部モニターを3台つなぎたい方(DisplayPortとHDMIの2系統です)
  • vProやDASHで管理したい方(どちらも非対応です)

ThinkCentre neo 55q Tiny Gen 6(Ryzen 200シリーズ)のスペック評価

各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。

各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。

項目基準にしている数値換算のしかた
CPUPassMark(CPU Mark)ノートPC向けCPU427件の最高値で10.0、中央値で5.0
メモリ容量8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0
ストレージ容量と規格256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0
拡張性空きスロットと空きベイの数空きなし=5.0を基準に、メモリスロット空き+1.5/M.2空き1つにつき+1.0/PCIeスロット空き1つにつき+1.5/3.5型ベイ空き+1.0
映像出力同時に出せる画面数1画面=4.0/2画面=6.0/3画面=8.0/4画面=10.0
設置性本体の重量5kg=10.0/8kg=7.0/10kg=5.0

CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。

仕様書(2026年1月27日・製品番号 13GNS00系)に載っている構成で評価したものです。このチャートには「ディスプレイ」と「バッテリー」の軸がありません。画面の付かないデスクトップだからです。グラフィックスの軸も外しています。CPU内蔵グラフィックスは比較表に載っていないため、換算すると0.0になってしまい、実態を表さないからです。ビジネス向けの機種なので、評価軸も仕事で効くところに寄せています。電源の軸は外しました。90WのACアダプターを当サイトの換算表(ゲーミングデスクトップ基準)に当てても実態を表さないためです。なおこの機種はノートPC向けのCPUを積むため、CPUの母数もノートPC向け(427件)で見ています。

CPUの5.8は6コアのRyzen 5 220によるもの。PassMarkは18,539で、ノートPC向けCPU427件の中央値(14,657)を上回ります。

メモリの7.0は16GB(16GB×1)によるもの。DDR5 SODIMMで、2スロットのうち1つが空いています。上限は64GBです。

ストレージの7.0は512GBによるもの。M.2 2280スロットが2つあり、1つ空いています。

拡張性の7.5はメモリスロット空き1(+1.5)、M.2 2280空き1(+1.0)によるもの。M.2 2230は無線LANカードで埋まっており、PCI Expressスロットと拡張ベイはありません。

映像出力の6.0はDisplayPortとHDMIの2系統によるもの。設置性の10.0は約1.11kg(最大構成時)によるものです。

この機種はNPUがないため、NPUの軸は入れていません。

デスクトップPCのスペック目安

どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。

CPUメモリストレージ
Web・動画視聴・文書作成が中心Intel Core 5/Core Ultra 5
AMD Ryzen 5
16GB512GB以上
表計算や資料作成が多いIntel Core Ultra 5〜7
AMD Ryzen 7
16GB〜32GB512GB以上
写真編集・軽い動画編集をするIntel Core Ultra 7
AMD Ryzen 7
32GB1TB以上
3DやゲームもするIntel Core Ultra 7以上32GB以上1TB以上+独立GPU

この機種は表の上から2行目まで対応できます。メモリを64GBまで伸ばせるので、使い方によっては3行目にも寄せられます。

ThinkCentre neo 55q Tiny Gen 6(Ryzen 200シリーズ)のスペック

主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。

項目内容
筐体Tiny
OSWindows 11 Home/Pro 64bit(日本語版) ※構成により異なります
稼働確認:Windows 11 Home/Pro、Ubuntu LTS 24.04
CPUAMD Ryzen 5 220 プロセッサー(6コア・3.20GHz・キャッシュ16MB)
NPU:なし
チップセットAPUに統合
インテルAMT・vPro:非対応
メモリ16GB(16GB×1)DDR5 SDRAM SODIMM
最大64GB/2スロット(空き1)
ストレージ512GB SSD(PCIe NVMe/M.2・OPAL2.0対応)
グラフィックスAMD Radeon 740M グラフィックス(APU内蔵)
DisplayPort/HDMI 4096×2160ドット(アナログ出力なし)
拡張スロットPCI Express:なし
M.2 2230:1(空き0)/M.2 2280:2(空き1)
セキュリティTPM(TCG V2.0準拠)、パワーオンパスワード、ハードディスクパスワード、スーパーバイザーパスワード、シャーシイントルージョンスイッチ、ケーブルロックスロット
無線Realtek RTL8922AE Wi-Fi 7(a/b/g/n/ac/ax/be)
Bluetooth 5.3
有線LAN10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T(Wake on LAN対応)
オーディオHD Audio(オンボード)/ステレオスピーカー内蔵
内蔵カメラ・マイクロホンはありません
付属品フルサイズ スリム キーボード(109A 日本語・OADG準拠・USB)、光学ホイール・マウス(USB)
フロアスタンド、無線LAN用アンテナ×1、ACアダプター(90W)、電源コード
本体寸法約 36.5 × 182.9 × 179mm(幅×奥行×高さ)
重量約1.11kg(最大構成時)
電源ACアダプター 90W(効率89%)
最大消費電力 90W
保証1年間・プレミアサポート+翌営業日オンサイト修理

同じ名前で中身が違う2機種

はじめに注意点があります。

「ThinkCentre neo 55q Tiny Gen 6」という名前の機種は2つあり、積んでいるCPUが違います。この記事はAMD Ryzen 200シリーズを積むほう(製品ページの型番 len102c0077)です。

もう1つはAMD Ryzen AI 300シリーズを積むほう(len102c0078)で、そちらはNPUを最大50TOPS備えます。

名前も筐体も同じで、違うのはCPUと無線の規格、グラフィックスです。レノボの製品ページのタイトルには「(AMD Ryzen™ 200シリーズ)」「(AMD Ryzen™ AI 300シリーズ)」という区別が入っています。

注文前に、どちらのページを見ているかを確認してください。この記事では両方の違いを最後の節でまとめています。

処理性能

ThinkCentre neo 55q Tiny Gen 6(Ryzen 200シリーズ)を上から見たところ
引用元:Lenovo公式サイト

CPUはRyzen 5 220です。6コアで3.20GHz、キャッシュ16MBという構成です。

PassMarkは18,539。ノートPC向けCPU427件の中央値(14,657)を上回ります。事務作業や資料作成には十分です。

同じ筐体のRyzen AI 300シリーズ版(Ryzen AI 5 330・4コア・12,685)より高い数値です。AI向けの型番が付いているほうが、ふだんの処理では下に出ます。

ただしこの機種にNPUはありません。仕様書の「NPU」欄は「なし」です。Copilot+ PCの条件は満たさないので、ローカルで動くAI機能が目的なら別の選択になります。

グラフィックスはAMD Radeon 740Mです。Ryzen AI 300シリーズ版の820Mより型番は下がります。

vProやDASHといったリモート管理には対応しません。

CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。

Wi-Fi 7を標準で積む

ThinkCentre neo 55q Tiny Gen 6(Ryzen 200シリーズ)の背面の端子(名称入り)
引用元:Lenovo公式サイト

無線はRealtek RTL8922AEのWi-Fi 7とBluetooth 5.3を標準で積みます。無線LAN用のアンテナも1本付属します。

ThinkCentre neoのTinyシリーズで見ると、Wi-Fi 7に対応するのはこの機種だけです。Ryzen AI 300シリーズ版とneo 50q Gen 6はWi-Fi 6、neo 50q Gen 5はWi-Fi 6E、neo 50q Gen 7は標準では非搭載です。

対応ルーターを使っているなら、有線を引かなくても速度が出ます。6GHz帯も使えます。

有線LANは1000BASE-Tで、Wake on LANに対応します。

Bluetooth 5.3なので、ワイヤレスのイヤホンやキーボードも問題なくつながります。付属のキーボードとマウスは有線なので、ワイヤレスにしたい場合は別途用意する形になります。

拡張性と端子

ThinkCentre neo 55q Tiny Gen 6(Ryzen 200シリーズ)の入出力端子
引用元:Lenovo公式サイト

メモリスロットは2つあり、1つ空いています。上限は64GBです。16GB×1で出荷されるので、同容量を足して32GBにも、2枚とも入れ替えて64GBにもできます。

M.2 2280スロットも2つあり、1つ空いています。SSDを1枚増設できます。M.2 2230(WiFi用)は無線LANカードで埋まっています。

PCI Expressスロットと拡張ベイはありません。

端子の構成は以下のとおりです。

端子数位置
USB-A(USB 3.2 Gen2)1前面
USB Type-C(USB 3.2 Gen2)1前面
USB-A(USB 3.2 Gen2)1背面
USB 2.0(Type-A)3背面
DisplayPort1背面
HDMI1背面
有線LAN(RJ-45)1背面
マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック1前面
VGAなし—

背面のUSBは4つのうち3つがUSB 2.0です。高速で使えるのは背面のGen2が1つと、前面のType-A・Type-Cだけです。外付けSSDを背面に常設すると速度が出ません。

映像出力はDisplayPortとHDMIの2系統です。VGAはありません。レノボの製品ページには、オプショナルポートとして「RJ45ポート/シリアルポート/VGAポート/DisplayPort/HDMIポート」から1つ追加できるとあります。

設置とセキュリティ

ThinkCentre neo 55q Tiny Gen 6(Ryzen 200シリーズ)の背面
引用元:Lenovo公式サイト

本体寸法は約 36.5 × 182.9 × 179mm(幅×奥行×高さ)、重量は約1.11kg(最大構成時)です。

厚さ3.6cmなので、モニターの足元にも机の下にも収まります。フロアスタンドが付属するので縦置きにもできます。

ACアダプターは90Wで、最大消費電力も90Wに収まります。

セキュリティ面では、TPM(TCG V2.0準拠)に加えてシャーシイントルージョンスイッチが付きます。筐体を開けた記録が残る仕組みです。ケーブルロックスロット(3×7mm)もあります。

スピーカーはステレオです。ThinkCentreのTinyはモノラルスピーカーの機種が多いなかで、この55qシリーズはステレオを積みます。

保証は1年間で、国内はプレミアサポート+翌営業日オンサイト修理です。保守活動の終了予定日は2032年10月31日とされています。

兄弟機と比べる

ThinkCentre neo 55q Tiny Gen 6(Ryzen 200シリーズ)を斜めから見たところ
引用元:Lenovo公式サイト

同じ筐体のRyzen AI 300シリーズ版、それにIntel版のneo 50q Gen 6と比べると、以下のようになります。

項目55q Gen 6(Ryzen 200・本機)55q Gen 6(Ryzen AI 300)neo 50q Gen 6(Intel)
CPURyzen 5 220(6コア・18,539)Ryzen AI 5 330(4コア・12,685)Core Ultra 5 226V(8コア・17,929)
NPUなし最大50TOPS(Copilot+ PC対応)最大40TOPS(Copilot+ PC対応)
グラフィックスAMD Radeon 740MAMD Radeon 820Mインテル Arc 130V
無線Wi-Fi 7/Bluetooth 5.3Wi-Fi 6/Bluetooth 5.2Wi-Fi 6/Bluetooth 5.2
メモリ上限64GB(2スロット・空1)64GB(2スロット・空1)16GB(オンボード)
スピーカーステレオ内蔵ステレオ内蔵モノラル内蔵
重量約1.11kg約1.11kg約1.1kg

こちらが上なのはCPUの数値と無線の規格です。6コアで18,539、Wi-Fi 7はこの3機種ではこの機種だけです。

Ryzen AI 300シリーズ版が上なのはNPU(最大50TOPS)とグラフィックス(820M)です。Copilot+ PCの機能が要るならそちらになります。

Intel版のneo 50q Gen 6はNPU(最大40TOPS)とグラフィックス(Arc 130V)、背面USBの規格が上です。ただしメモリは16GBのオンボードで増やせません。

「AI機能は要らない。ふだんの処理と無線を取りたい」という条件なら、この機種が素直な選択になります。

レビューは以上です。

詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。

まとめ

ThinkCentre neo 55q Tiny Gen 6(Ryzen 200シリーズ)を斜めから見たところ
引用元:Lenovo公式サイト

ThinkCentre neo 55q Tiny Gen 6(Ryzen 200シリーズ)のレビューをしました。

この機種の特徴は大きく分けて3つです。

  • Wi-Fi 7とBluetooth 5.3を標準搭載。neoのTinyではこの機種だけ
  • Ryzen 5 220は6コアでPassMark 18,539。兄弟機のAI版より上
  • NPUなし。Copilot+ PCの条件は満たさない

AI機能は要らないが、ふだんの処理性能と無線は取りたい、という方に向いた機種です。6コアのRyzen 5 220(18,539)とWi-Fi 7、メモリ上限64GBという組み合わせです。

弱いのはNPUと背面の端子です。NPUがないのでCopilot+ PCの条件は満たさず、背面のUSBも4つ中3つがUSB 2.0です。

Copilot+ PCの機能が要るなら、同じ筐体のThinkCentre neo 55q Tiny Gen 6(Ryzen AI 300シリーズ・NPU 最大50TOPS)という選択肢があります。ただしCPUの数値は下がります。

今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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