こんにちはマサです。
今回はASUS TUF Gaming TM700(TM700TZ)・ゲーミングデスクトップPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
47リットルのミドルタワーに、240mmの簡易水冷クーラーと4基のファンを積んだゲーミングデスクトップPCです。このページで扱うのはRyzen 7 8700FとRTX 5060の構成(TM700TZ-R8700F034W)です。
メモリは16GB(DDR5-5200)で最大64GB、ストレージは1TB。電源は600Wの80PLUS GOLDです。
PCI Expressの空きスロットが3つ、SSD用M.2の空きが1つ。ツールレスで開けられる筐体と、磁石で外せる防塵フィルターも備えます。
いっぽうで重量は約16kg。メモリはデスクトップでは珍しいSODIMM(ノートPC向けの小型モジュール)で、2つのスロットのうち空きは1つです。
ASUS TUF Gaming TM700(TM700TZ)の評価
※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| ゲーム性能 | CPU・グラフィックボードなど、ゲームの快適さに直結する性能 |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 拡張性 | メモリ・ストレージ・グラフィックボードを後から足せるか。電源容量とスロット数 |
| 静音性・冷却 | 冷却方式とファン構成。高負荷時にどれだけ静かでいられるか |
| デザイン・質感 | 外観、筐体の素材、仕上げ |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- あとからパーツを足していきたい方(PCI Expressの空きが3つ、SSD用M.2の空きが1つあります)
- 冷却と静音を重視する方(240mmの簡易水冷と4基のLDBファンです)
- メンテナンスのしやすさを求める方(ツールレスの筐体と2層の防塵フィルターがあります)
- ガラスパネルとAura Syncのライティングが好みの方
向かない人
- 置き場所が限られている方(47リットル・約16kgです)
- 最初から高いフレームレートを狙いたい方(この構成はRTX 5060です)
- メモリを自分で選びたい方(デスクトップでは珍しいSODIMMで、空きスロットは1つです)
- 電源に余裕を持たせたい方(この構成は600Wです。RTX 5070の構成なら850Wになります)
ASUS TUF Gaming TM700(TM700TZ)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | デスクトップPC向けCPU272件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| グラフィックス | PassMark(G3D Mark) | デスクトップPC向けGPU143件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=6.0/16GB=7.5/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| 電源 | 電源ユニットの定格W数 | 500W=5.0/750W=7.5/1000W=10.0 |
| 冷却 | 冷却方式 | 空冷=6.0/簡易水冷=8.0/280mm以上の水冷=9.5 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
ASUS Storeの既定の構成(Ryzen 7 8700F・RTX 5060・16GB・1TB)で評価しています。据え置き機なので「ディスプレイ」と「バッテリー」の軸はありません。
CPUの6.2はRyzen 7 8700FのPassMark 30,863によるもの。デスクトップPC向けCPU272件の中央値(21,753)を4割ほど上回ります。
グラフィックスの6.7はRTX 5060(20,626)によるもの。デスクトップPC向けGPU143件の中央値(15,042)の1.4倍ほどです。
電源の6.0は600Wによるものです。RTX 5070を選ぶ構成では850Wになります。換算すると8.5で、ここは構成によって大きく変わります。
冷却の8.0は簡易水冷によるものです。ASUSは240mmのオールインワン液冷クーラーだと案内しています。当サイトの換算では280mm以上の水冷が9.5です。
ゲーミングデスクトップPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、遊びたいゲームと設定によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | グラフィックボード | |
| 初級者 | Intel Core Ultra 5 AMD Ryzen 5 | 16GB | RTX 3050以上 RTX 5050以上 |
| 中級者 | Intel Core Ultra 5〜7 AMD Ryzen 5〜7 | 16GB〜32GB | RTX 5060以上 RTX 5060 Ti以上 |
| 上級者 | Intel Core Ultra 7〜9 AMD Ryzen 7〜9 | 32GB | RTX 5070以上 RTX 5070 Ti以上 |
| 超上級者 | Intel Core Ultra 9 AMD Ryzen 9 | 32GB以上 | RTX 5080以上 RTX 5090 |
この構成は表の中級者の行に当てはまります。Ryzen 7・メモリ16GB・RTX 5060という組み合わせだからです。上位の構成ではRTX 5060 TiやRTX 5070、メモリ32GBが選べるので、上級者の行に近づけることもできます。
ASUS TUF Gaming TM700(TM700TZ)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| 筐体 | ゲーミングデスクトップPC(ソーラーエクリプスグレー)/47リットル |
| モデル番号 | TM700TZ-R8700F034W |
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
| CPU | AMD Ryzen 7 8700F(8コア16スレッド) |
| チップセット | AMD B650 |
| グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 5060(GDDR7 8GB) |
| メモリ | 16GB(DDR5-5200)/最大64GB SODIMMスロット×2(空き×1) |
| ストレージ | 1TB(PCI Express 4.0 x4接続 NVMe/M.2) |
| 拡張スロット | PCI Express 4.0 x16スロット×1(空き×0) PCI Express 4.0 x1スロット(形状はx16)×3(空き×3) Wi-Fi用 M.2コネクター×1(空き×0) SSD用 M.2コネクター×2(空き×1) |
| 冷却 | 簡易水冷(240mm オールインワン液冷クーラー) 吸気ファン×3+背面排気ファン×1 |
| 入出力(前面) | USB3.2 Gen1(Type-C)×1 USB3.2 Gen1(Type-A)×2 ヘッドホン出力×1/マイク入力×1 |
| 入出力(背面) | USB3.2 Gen2(Type-C)×1 USB3.2 Gen2(Type-A)×1 USB3.2 Gen1(Type-A)×2 USB2.0×4 HDMI×1/DisplayPort×1(オンボード) 有線LAN(RJ45・1Gb)×1 ラインイン×1/ラインアウト×1/マイク入力×1 |
| 映像出力(ビデオカード) | DisplayPort×3/HDMI×1 |
| 無線 | Wi-Fi 6 ※ストアの仕様表に通信機能の行はありません。製品ページの記載です |
| サウンド | ハイ・デフィニション・オーディオ準拠 |
| 電源 | 600W(80PLUS GOLD) ※RTX 5070の構成は850W(80PLUS GOLD) |
| 堅牢性 | MIL-STD-810H準拠 |
| サイズ | 幅232×奥行き490.3×高さ436mm |
| 重量 | 約16kg |
GPUはRTX 5060。上位はRTX 5070まで
| GPU | ビデオメモリ | PassMark(G3D Mark) |
| RTX 5060(この構成) | GDDR7 8GB | 20,626 |
| RTX 5060 Ti(上位構成・16GB版) | 16GB | 22,606 |
| RTX 5060 Ti(上位構成・8GB版) | 8GB | 21,876 |
| RTX 5070(上位構成) | GDDR7 12GB | 28,659 |
この構成のグラフィックスはGeForce RTX 5060で、ビデオメモリはGDDR7の8GBです。当サイトの比較表では20,626。デスクトップPC向けGPU143件の中央値(15,042)の1.4倍ほどの位置にあります。
上位の構成ではRTX 5060 TiとRTX 5070が選べます。RTX 5070は28,659で、RTX 5060との差は4割ほど。RTX 5070の構成だけは電源が850Wに変わります。
ビデオカードはASUS製で、映像出力はDisplayPortが3つとHDMIが1つです。
GPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
CPUはRyzen 7 8700F。チップセットはB650
| CPU | コア数 | スレッド数 | クロック(最大) | TDP | PassMark |
| Ryzen 7 8700F(全構成共通) | 8コア | 16スレッド | 5.0GHz | 65W | 30,863 |
CPUはRyzen 7 8700F。8コア16スレッドで、最大5.0GHzまで上がります。4つの構成すべてで共通です。
PassMarkは30,863。デスクトップPC向けCPU272件の中央値(21,753)を4割ほど上回る位置です。内蔵GPUを持たないぶん価格が抑えられている型番で、ビデオカードと組み合わせる前提の構成に向いています。
マザーボードはASUS製で、チップセットはAMD B650です。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
冷却は240mmの簡易水冷。ファンは4基
CPUクーラーは240mmのオールインワン液冷です。当サイトの換算では簡易水冷が8.0、280mm以上の水冷が9.5、空冷が6.0です。
ファンは吸気が3基、背面排気が1基の合計4基。ASUSはループダイナミックベアリング(LDB)を採用していて、1基あたり最大65CFMの風量と16万時間の寿命だと案内しています。
天面は磁石で外せる蓋、底面は引き出し式のフィルターという2層の防塵構造です。筐体はツールレスで開けられるので、掃除とパーツ交換がしやすい設計になっています。
本体はMIL-STD-810Hの試験をクリアした堅牢設計です。
メモリは16GB。スロットはSODIMM×2
メモリは16GBのDDR5-5200で、上限は64GBです。当サイトの換算では16GBが7.5、32GBが9.0、64GBが10.0です。
スロットはデスクトップでは珍しいSODIMM(ノートPC向けの小型モジュール)が2つで、この構成では1つ空いています。増設するときは、デスクトップ用のDIMMではなくSODIMMを選ぶ必要があります。
上位の2つの構成は16GB×2の32GBで、こちらは空きスロットがありません。
ストレージは1TB。拡張スロットの空きは3つ
ストレージは1TBのPCI Express 4.0接続。4つの構成すべて1TBです。当サイトの換算では8.5です。
SSD用のM.2コネクターは2つで、空きが1つ。PCI Expressのスロットは、ビデオカードが刺さっているx16が1つと、形状はx16でx1動作のスロットが3つ(すべて空き)です。
拡張カードを足すなら3つのスロットが使えますが、どれもx1動作なので、帯域を必要とするカードには向きません。
端子は前後に11個のUSB。筐体は47リットル
端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| USB3.2 Gen1(Type-C・前面) | 1 |
| USB3.2 Gen1(Type-A・前面) | 2 |
| USB3.2 Gen2(Type-C・背面) | 1 |
| USB3.2 Gen2(Type-A・背面) | 1 |
| USB3.2 Gen1(Type-A・背面) | 2 |
| USB2.0(Type-A・背面) | 4 |
| HDMI(背面・オンボード) | 1 |
| DisplayPort(背面・オンボード) | 1 |
| 有線LAN(RJ45・背面) | 1 |
USBは前面に3つ、背面に8つの合計11個。背面にはUSB3.2 Gen2のType-CとType-Aもあります。有線LANは1Gb対応で、無線はWi-Fi 6です。
本体は幅232×奥行き490.3×高さ436mmの47リットル。重量は約16kgで、持ち上げて動かす機会が多い人には重い部類です。サイドパネルはガラス製で、ライティングはAura Syncに対応します。
ASUS Storeに並んでいる構成は以下の4つです。
| ASUS Storeの構成 | メモリ | ストレージ | 電源 |
| RTX 5060 | 16GB | 1TB(この記事の構成) | 600W |
| RTX 5060 Ti | 16GB | 1TB | 600W |
| RTX 5060 Ti | 32GB(16GB×2) | 1TB | 600W |
| RTX 5070 | 32GB(16GB×2) | 1TB | 850W |
レビューは以上です。
詳細について気になる方はASUS公式サイトからご確認お願いします。
まとめ
ASUS TUF Gaming TM700(TM700TZ)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- 240mmの簡易水冷と4基のLDBファン、2層の防塵フィルター
- PCI Expressの空きスロットが3つ、SSD用M.2の空きが1つ
- 電源は600Wの80PLUS GOLD(RTX 5070の構成は850W)
47リットルの筐体に240mmの簡易水冷を積んだ、拡張性と冷却を重視したゲーミングデスクトップPCです。ツールレスの筐体と防塵フィルターで、あとから手を入れやすい作りになっています。
注意したいのは、約16kgという重さと、メモリがSODIMMであること。そしてこの構成の電源が600Wであることです。RTX 5070の構成だけは850Wなので、将来ビデオカードを載せ替える予定があるなら、最初からそちらを選ぶ手もあります。
今回の記事が少しでもデスクトップPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




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