こんにちはマサです。
今回はYoga Mini 01IPH11(Intel)・小型デスクトップPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
手のひらに載る大きさの小型デスクトップPCです。円形のアルミ筐体を採用しています。
直径約130mm、高さ48.5mm、重量は約600g。電源も本体に内蔵しているので、ACアダプターの箱が机に増えません。
Thunderbolt 4を2つ、HDMIとUSB Type-Cを合わせて最大4画面に対応します。
CPUはCore Ultra 5 325の1種類。Copilot+ PCに対応します。
Yoga Mini 01IPH11(Intel)の評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| 処理性能 | CPU・メモリ・ストレージ。制作や事務作業の快適さ |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 設置性 | 本体の大きさと重さ、置き場所の自由度 |
| 拡張性・端子 | 端子の種類と数、メモリやSSDの増設可否 |
| デザイン・質感 | 外観、筐体の素材、仕上げ |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- 机のスペースを空けたい方(直径約130mm・約600g)
- 複数のモニターを並べる方(最大4画面)
- Copilot+ PCの機能を使いたい方(NPU 最大47TOPS)
- あとからSSDを増やしたい方(工具なしで取り付け可能)
向かない人
- モニターやキーボードも一緒に欲しい方(別売りです)
- 独立GPUが必要な方(CPU内蔵のみです)
- メモリの増設を前提にしたい方(公式にスロット数の記載がありません)
- 高い処理性能を求める方(8コア8スレッドです)
Yoga Mini 01IPH11(Intel)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU422件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| NPU | NPUの処理性能(TOPS) | 40TOPS=6.0/80TOPS=10.0(Copilot+ PCの条件が40TOPS) |
| メモリ | 容量 | 8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0 |
| 設置性 | 本体の重量 | 5kg=10.0/8kg=7.0/10kg=5.0(1kg未満は10.0) |
| 映像出力 | 同時に出せる画面の数 | 1画面=4.0/2画面=6.0/3画面=8.0/4画面=10.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
直販で確認できた構成をもとに評価したものです。ディスプレイを持たない機種なので、ノートPCで使っている「携帯性」「バッテリー」「ディスプレイ」の軸を外し、代わりに「NPU」「設置性」「映像出力」を入れています。CPUはモバイル向けを積むため、母数はノートPC向けのままです。
設置性の10.0は約600g(最小構成)によるもの。小型デスクトップPCとしても小さい部類です。
映像出力の10.0は最大4画面によるもの。Thunderbolt 4 ×2・HDMI・USB Type-Cの組み合わせで実現します。
CPUの5.9は8コア8スレッドのCore Ultra 5 325によるもの。省電力に振ったシリーズなので、数値そのものは高くありません。
NPUの6.7は最大47TOPSによるもの。Copilot+ PCの条件(40TOPS以上)を満たします。レノボの製品ページにTOPSの記載がないため、同じCore Ultra 5 325を積むThinkBook 14 Gen 9(14型 Intel)の仕様書の数値を使いました。
メモリの9.0は32GB、ストレージの8.5は1TBによるもの。
小型デスクトップPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | ストレージ | |
| Web・動画視聴・文書作成が中心 | Intel Core Ultra 5 | 16GB | 512GB以上 |
| 写真編集・軽い動画編集をする | Intel Core Ultra 5〜7 | 16GB〜32GB | 512GB以上 |
| 本格的な動画編集・開発をする | Intel Core Ultra 7 | 32GB | 1TB以上 |
| 3DやAIを使った制作をする | Intel Core Ultra 9 Intel Core Ultra X9 | 32GB以上 | 1TB以上+独立GPU |
この機種は表の上から3行目まで対応できます。32GBのメモリと1TBのストレージまで選べますが、独立GPUはないため4行目の用途には足りません。
Yoga Mini 01IPH11(Intel)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| 筐体 | 小型デスクトップ(円形・アルミニウム) |
| OS | Windows 11 Home 64bit(日本語版) |
| CPU | インテル Core Ultra 5 プロセッサー 325(8コア8スレッド) ※インテル Core Ultra シリーズ3。NPUは最大47TOPS |
| メモリ | 16GB/32GB ※レノボの日本語ページにスロット数と仕様(規格)の記載はありません |
| ストレージ | 512GB/1TB SSD(PCIe NVMe/M.2) ※工具なしで増設できます |
| グラフィックス | CPU内蔵(インテル グラフィックス) |
| ディスプレイ | 本体にはありません(モニターは別売りです) 最大4画面に対応 |
| TDP | 45W(送風ファンによる冷却) |
| 認証 | 電源ボタン一体型の指紋センサー |
| センサー | 加速度計(天面のタッチ操作)、Wi-Fiセンシング |
| 機能 | アダプティブライティング、Lenovo Smart Connect |
| 電源 | 内蔵式(ACアダプターは不要です) |
| 本体寸法 | 約 130 × 130 × 48.5mm |
| 重量 | 約600g(最小構成) |
| カラー | シーシェル |
| 別売り | モニター、キーボード、マウス |
処理性能
CPUはCore Ultra 5 325の1種類だけです。8コア8スレッドで、インテル Core Ultra シリーズ3にあたります。
PassMarkは19,239。ノートPC向けCPU422件の中央値(14,657)より少し上という位置です。省電力に振ったシリーズなので、数値そのものは高くありません。
NPUは最大47TOPSで、Copilot+ PCに対応します。Windowsのローカル処理を使うAI機能が動く条件を満たしています。なお、レノボの製品ページにTOPSの記載がないため、同じCPUを積むThinkBook 14 Gen 9(14型 Intel)の仕様書の数値を使っています。
熱設計電力は45Wです。送風ファンで冷やす構造で、レノボは編集やレンダリングでも性能を保てると案内しています。
グラフィックスはCPU内蔵です。独立GPUの構成はありません。
一体型のYoga AIOと比べると、以下のようになります。
| 項目 | Yoga Mini 01IPH11(本機) | Yoga AIO 27IPH11 |
| 形 | 小型デスクトップ(画面なし) | 27型 一体型 |
| CPU | Core Ultra 5 325(8コア8スレッド・19,239) | Core Ultra 7 356H(16コア・34,315) |
| 画面 | 別売り(最大4画面) | 27型 QHD 120Hz 内蔵 |
| キーボード・マウス | 別売り | 付属 |
| 重量 | 約600g | 約7.53kg |
処理性能は一体型が上、置き場所の自由度と画面の数はこちらが上です。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
映像出力

本体にディスプレイはありません。モニターは別売りです。
Thunderbolt 4を2つ、HDMIとUSB Type-Cを合わせて、最大4台のディスプレイに対応します。
レノボは動画編集を例に、タイムライン・ツールパネル・プレビュー・参照画面を同時に出せると案内しています。4画面を並べる使い方を前提にした構成です。
Thunderbolt 4はドックにも対応するので、1本でモニターと周辺機器をまとめてつなぐ使い方もできます。
ただしモニター・キーボード・マウスはいずれも別売りです。すでに持っているものを流用する前提の機種と考えたほうが合います。
入出力端子

端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| Thunderbolt 4(Type-C/USB PD) | 2 |
| USB Type-C(USB 10Gbps/USB PD/DP Alt Mode) | 1 |
| USB Type-C(USB 10Gbps/DP Alt Mode) | 1 |
| USB-A(USB 10Gbps) | 1 |
| HDMI | 1 |
| 有線LAN(RJ-45) | 1 |
| マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック | 1 |
Thunderbolt 4が2つあります。この大きさの本体でここが2つ付くのは多くありません。
USB Type-Cは合計4つ(Thunderbolt 4を含む)。うちHDMIと合わせて4画面まで出せます。
有線LANの端子も本体にあります。小型でもネットワークは有線でつなげます。
メディアカードリーダーはありません。
メモリと拡張性
メモリは16GBと32GBから選びます。レノボの日本語ページにスロット数の記載がないため、あとから増設できるかは公式サイトの「カスタマイズする」画面で確認してください。小型の筐体なので、買う前に容量を決めておくほうが安全です。
ストレージはM.2のPCIe NVMe SSDで、512GBと1TBがあります。
SSDは工具なしで取り付けられる構造です。レノボは「手間なく瞬時にSSDを取り付けられる」と案内しています。容量が足りなくなったときに手を入れられるのは、この手の小型PCでは利点になります。
電源は本体に内蔵しています。ACアダプターの箱が机やケーブルの途中に増えないので、配線はすっきりします。
筐体とセンサー

円形のアルミニウム筐体です。ベースはメッキ仕上げで、直径約130mm・高さ48.5mm・重量約600g(最小構成)です。
天面がタッチ操作に対応します。内蔵の加速度計を使い、ジェスチャーでアダプティブライティングを切り替えられます。
アダプティブライティングは、人が近づくと光り、音に合わせて明るさが変わり、通知を点滅で知らせる機能です。色やエフェクトは変更できます。
Wi-Fiセンシングは人の有無を見て画面を暗くする機能で、離席時の自動ロックにも使えます。レノボはWalk Away LockがWindows側の設定に依存し、画面オフからロックまでに遅れが出る場合があると注記しています。
指紋センサーは電源ボタンに統合されています。本体カラーはシーシェルです。
設置と連携

直径約130mmなので、モニターの脇でも足元でも置けます。約600gという重さなら、使う部屋を変えるのも手で持って運ぶだけで済みます。
電源内蔵なので、持ち運ぶときもACアダプターを一緒に探す必要がありません。
Lenovo Smart Connectに対応します。PC・スマートフォン・タブレットのあいだで、書類や写真、動画をドラッグ&ドロップで移せる機能です。ケーブルもサイズ制限もなく、画質も落ちないとレノボは案内しています。
Copilot+ Recallの保護機能にも対応します。
モニター・キーボード・マウスは別売りなので、総額を考えるときはそのぶんを足して比べることになります。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

Yoga Mini 01IPH11(Intel)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- 直径約130mm・約600gで電源内蔵。円形アルミ筐体
- Thunderbolt 4 ×2。最大4画面に対応
- CPUは8コア8スレッド。NPU 47TOPSでCopilot+対応
机のスペースを空けたいが、画面は複数並べたいという方に向いた機種です。直径約130mm・約600gでThunderbolt 4が2つ、最大4画面に対応します。
弱いのは処理性能と拡張性です。CPUは8コア8スレッドで、メモリの増設可否も公式に記載がありません。独立GPUもありません。
処理性能と画面をまとめて手に入れたいなら、Yoga AIO 27IPH11という選択肢があります。16コアのCPUと27型 QHD 120Hzの画面、キーボードとマウスまで付きます。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




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