こんにちはマサです。
今回はYoga Slim 7x Gen 11(14型 Snapdragon)・薄型・軽量ノートPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
Yoga Slimシリーズの14型で、CPUにSnapdragon X2シリーズを積む構成です。
Windows on ARMの機種なので、動かすソフトによっては相性を確認する必要があります。
画面は14型 2.8KのPureSight Pro OLEDで、100% DCI-P3・99% Adobe RGBに対応します。
重量は約1.17kg(ノンタッチ)/約1.24kg(タッチパネル)です。
Yoga Slim 7x Gen 11(14型 Snapdragon)の評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| 処理性能 | CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や開発、Web会議の快適さ |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 入力・画面 | キーボードの打ちやすさ、ポインティングデバイス、ディスプレイの見やすさ |
| デザイン・堅牢性 | 外観、筐体の素材、堅牢性試験への対応 |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- バッテリーの持ちを重視する方
- 色域のある有機ELが欲しい方
- 軽さを重視する方(約1.17kg〜)
- Copilot+ PCのNPUを使いたい方
向かない人
- Windows向けソフトを幅広く動かす方(ARM版です)
- メモリを後から増設したい方(オンボードです)
- CPUの数値を比較して選びたい方(PassMarkに未掲載です)
- 有線LANが必要な方(ありません)
Yoga Slim 7x Gen 11(14型 Snapdragon)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| NPU | AIアクセラレーターの処理性能(TOPS) | 40TOPS(Copilot+ PCの要件)=6.0/80TOPS=10.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0 |
| ディスプレイ | 解像度・パネル・リフレッシュレート | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
| 携帯性 | 本体の重量 | 0.8kg=10.0/1.2kg=8.0/1.6kg=6.0/2.0kg=4.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
カスタマイズで選べる最上位の構成で評価したものです。
このチャートにはCPUの軸がありません。Snapdragon X2 Elite/X2 Plusは当サイトが基準にしているPassMarkに登録がなく、ほかのCPUと同じ物差しで数値を出せないためです。推測で埋めるより、外して出すほうが誠実だと考えました。
ディスプレイの9.5は14型 2.8K(2880×1800)PureSight Pro OLED・120Hzによるもの。100% DCI-P3・99% Adobe RGBに対応します。
携帯性の8.2は約1.17kg(ノンタッチ)によるもの。タッチパネルを選ぶと約1.24kgになります。
バッテリーの7.0は70Whによるもの。14型としては大きめの容量です。
NPUの10.0は最大80TOPSによるもの。Yoga Slim 7xのページに数値の掲載はありませんが、同じSnapdragon X2世代のThinkPad T14s Gen 7(X2 Plus X2P-42-100)の仕様書に最大80TOPSと記載があります。
クリエイター向けノートPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | ストレージ | |
| Web・動画視聴・文書作成が中心 | Intel Core Ultra 5 AMD Ryzen AI 5 | 16GB | 512GB以上 |
| 写真編集・軽い動画編集をする | Intel Core Ultra 7 AMD Ryzen AI 7 | 16GB〜32GB | 512GB以上 |
| イラスト制作・本格的な動画編集をする | Intel Core Ultra 7〜9 AMD Ryzen AI Max | 32GB | 1TB以上 |
| 3DやAIを使った制作をする | Intel Core Ultra 9 AMD Ryzen AI Max+ | 32GB以上 | 1TB以上+独立GPU |
CPUの数値が出せないため、この表との対応は参考程度になります。メモリ32GB・ストレージ512GBという構成から見ると、上から2行目あたりが目安です。
Yoga Slim 7x Gen 11(14型 Snapdragon)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| OS | Windows 11 Home 64bit(日本語版) |
| CPU | Snapdragon X2 Elite X2E-80-100 Snapdragon X2 Plus X2P-42-100(4.04GHz) ※選択可能 |
| NPU | Qualcomm Hexagon NPU(最大80TOPS) |
| メモリ | LPDDR5X-9523 オンボード 16GB/32GB ※スロットなし。増設できません |
| ストレージ | 512GB SSD(M.2 2242 PCIe NVMe Gen4) |
| グラフィックス | Qualcomm Adreno GPU |
| ディスプレイ | 14型 2.8K PureSight Pro OLED(2880×1800)16:10・120Hz 1,100nit(HDRピーク)・100% DCI-P3・100% sRGB・99% Adobe RGB ※タッチ対応/非対応を選択可能 |
| キーボード | バックライト付きキーボード(日本語) |
| カメラ | 920万画素カメラ + IRカメラ |
| 無線 | Wi-Fi 7 + Bluetooth |
| 本体寸法 | 約 312 × 221 × 13.9mm(最薄部) |
| 重量 | 約1.17kg(ノンタッチ)/約1.24kg(タッチパネル) |
| バッテリー | 70Wh(4セル) |
| カラー | コズミックブルー |
処理性能
CPUはSnapdragon X2シリーズから選べます。Qualcomm製のARMプロセッサーです。
- Snapdragon X2 Elite X2E-80-100
- Snapdragon X2 Plus X2P-42-100(4.04GHz)
当サイトが基準にしているPassMarkには、このどちらも登録がありません。そのため比較表の数値を出せず、レーダーチャートからもCPUの軸を外しています。
グラフィックスはQualcomm Adreno GPUです。こちらも同じ理由で数値を出していません。
NPUを内蔵し、Copilot+ PCに対応します。
ARM版Windowsなので、x86向けのソフトはエミュレーションで動きます。使う予定のソフトがARMに対応しているかは、購入前に確認しておく項目です。
ほかのCPUの数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
ディスプレイ

14型 2.8K(2880×1800)のPureSight Pro OLEDです。タッチ対応と非対応を選べます。
100% DCI-P3・100% sRGB・99% Adobe RGBと、色域が3つとも公表されています。ここまで出している機種は多くありません。
HDRピーク輝度は1,100nit、リフレッシュレートは最大120Hzです。
画面比率は16:10で、縦方向に余裕があります。
直販の下位構成では14型 WUXGA OLED(400nit・60Hz)も用意されていました。
メモリとストレージ

メモリはLPDDR5X-9523のオンボードで、16GBと32GBから選べます。スロットがないので増設・交換はできません。
LPDDR5X-9523という速度は、今回の一覧の中でもっとも速い部類です。
ストレージは512GBです。M.2 2242のPCIe NVMe Gen4 SSDになります。
2242という短いサイズなので、交換用のSSDを探すときは規格に注意が必要です。
カメラと入力

カメラは920万画素+IRカメラです。ノートPCとしてはかなり高画素で、Web会議の画質に効きます。
キーボードはバックライト付きの日本語配列です。
無線はWi-Fi 7とBluetoothに対応します。有線LANはありません。
端子の一覧はレノボの日本語ページに掲載がありません。正確な構成は公式サイトの「カスタマイズする」画面でご確認ください。
本体カラーはコズミックブルーの1色です。
バッテリーと携帯性

重量は約1.17kg(ノンタッチ)、タッチパネルを選ぶと約1.24kgです。
バッテリーは70Whの4セルです。14型としては大きめの容量になります。
駆動時間はレノボの日本語ページに掲載がありません。ただしSnapdragon系は省電力性が高く、同クラスのx86機より長く持つ傾向があります。
本体の厚みは最薄部で13.9mmです。
ARM版Windowsの機種は、スリープからの復帰が速いのも実用上の利点です。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

Yoga Slim 7x Gen 11(14型 Snapdragon)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- Snapdragon X2 Elite/X2 Plus搭載のARM機。Copilot+ PC対応
- 14型 2.8K PureSight Pro OLED。100% DCI-P3・99% Adobe RGB
- 920万画素カメラ。約1.17kg〜でバッテリーは70Wh
省電力性と画面の質を両立させたい方に向いた機種です。色域の公表値とカメラの画素数は、このクラスでは頭ひとつ抜けています。
注意したいのはARM版Windowsという点です。使うソフトがARMに対応しているかを先に確かめてください。
x86で同じような構成が欲しいなら、Yoga Slim 7a Gen 11(14型 AMD)という選択肢があります。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




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