こんにちはマサです。
今回はASUS TUF Gaming A14(FA401EA)・ゲーミングノートPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
14型で約1.48kgのゲーミングノートPCです。このページで扱うのはRyzen AI MAX+ 392を積む構成(FA401EA-AI12C64G)です。
単体GPUは積まず、CPU内蔵のRadeon 8060Sでゲームを動かします。メモリは64GBのLPDDR5X-8000で、システムメモリとビデオメモリに配分できるユニファイドメモリです。
画面は14.0型の2,560×1,600で165Hz。ストレージは1TBで、M.2スロットは2つあります。
いっぽうでメモリは基板直付けで増設できません。有線LANの端子もありません。
ASUS TUF Gaming A14(FA401EA)の評価
※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| ゲーム性能 | CPU・GPU・ディスプレイのリフレッシュレートなど、ゲームの快適さに直結する性能 |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 拡張性・端子 | 端子の種類と数、メモリやSSDの増設可否 |
| デザイン・質感 | 外観、筐体の素材、仕上げ |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- 単体GPUなしで軽くまとめたい方(約1.48kg・最薄部16.9mmです)
- メモリを大きく積みたい方(64GBをシステムとビデオメモリに配分できます)
- NPUを使うAI機能を試したい方(最大50 TOPSでCopilot+ PCの基準を満たします)
- ストレージをあとから足したい方(M.2 2280スロットが2つあります)
向かない人
- 単体GPUの性能が必要な方(内蔵のRadeon 8060Sです)
- メモリを後から増やしたい方(LPDDR5Xの基板直付けです)
- 有線LANが必要な方(RJ45の端子はありません)
- 価格を抑えたい方(この構成は高い部類に入ります)
ASUS TUF Gaming A14(FA401EA)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU443件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| グラフィックス | PassMark(G3D Mark) | ノートPC向けGPUの最高値で10.0、ミドルクラスで5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=6.0/16GB=7.5/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| ディスプレイ | 解像度・リフレッシュレート・パネル | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
ASUS Storeで売られている構成(Ryzen AI MAX+ 392・64GB・1TB)で評価しています。
CPUのRyzen AI MAX+ 392はPassMark 45,886で、ノートPC向けCPU443件の中央値(14,649)の3.1倍です。12コア24スレッドのZen 5世代です。
グラフィックスの7.1は、CPU内蔵のRadeon 8060S(G3D Mark 18,062)から出しています。内蔵GPUは当サイトのGPU比較表(単体GPUの表)に無いため、PassMarkの数値をノート向けの換算式に当てはめました。
参考までに、単体GPUのRTX 4060 Laptop GPUが17,326、RTX 5060 Laptop GPUが16,758です。内蔵GPUとしては頭ひとつ抜けた位置にあります。
メモリの10.0は64GBによるものです。バッテリーの7.3は73Whです。
ゲーミングノートPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、遊びたいゲームと設定によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | グラフィックボード | |
| 初級者 | Intel Core i5〜i7 Intel Core Ultra 5 AMD Ryzen 5〜7 | 16GB | RTX 3050以上 RTX 4050以上 RTX 5050以上 |
| 中級者 | Intel Core i7 Intel Core Ultra 7 AMD Ryzen 7 | 16GB〜32GB | RTX 3060以上 RTX 4060以上 RTX 5060以上 |
| 上級者 | Intel Core i7〜i9 Intel Core Ultra 7〜9 AMD Ryzen 7〜9 | 32GB | RTX 4070以上 RTX 5070以上 |
| 超上級者 | Intel Core i9 Intel Core Ultra 9 AMD Ryzen 9 | 32GB以上 | RTX 4080以上 RTX 5080以上 |
単体GPUを積まないので表に当てはめにくい機種ですが、内蔵のRadeon 8060S(18,062)は当サイトの比較表でRTX 4060 Laptop GPU(17,326)を上回ります。数値の上では中級者の行に相当します。ただしゲームによっては単体GPU向けの最適化が効かない場合があるので、遊びたいタイトルの動作報告は確かめておくと安心です。
ASUS TUF Gaming A14(FA401EA)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| 筐体 | 14型ゲーミングノートPC |
| モデル番号 | FA401EA-AI12C64G |
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
| CPU | AMD Ryzen AI MAX+ 392(12コア24スレッド)+ Radeon グラフィックス |
| グラフィックス | AMD Radeon 8060S(CPU内蔵) |
| AI機能 | AMD Ryzen AI(NPU 最大50 TOPS) |
| メモリ | 64GB(LPDDR5X-8000・オンボード) クアッドチャネル/システムメモリとビデオメモリに配分(ユニファイドメモリ) 増設不可 |
| ストレージ | 1TB(PCI Express 4.0 x4接続 NVMe/M.2) M.2 2280スロットは2つ |
| ディスプレイ | 14.0型ワイド 2,560×1,600 ノングレア リフレッシュレート:165Hz/応答速度3ms sRGB 約100%/AMD FreeSync対応/画面占有率 約88% |
| 冷却 | 0.1mm厚・97枚ブレードのファン2基+超薄型ヒートシンクフィン2つ 背面フルワイド通気孔/0dBアンビエントクーリング対応 マニュアルモードは最大95W |
| 入出力 | USB4(Type-C・映像出力/給電対応)×1 USB3.2 Gen2(Type-C・映像出力対応)×1 USB3.2 Gen2(Type-A)×2 HDMI×1 コンボジャック×1 |
| キーボード | 86キー日本語キーボード(イルミネート) キーストローク1.7mm/Copilotキー搭載 |
| 無線 | Wi-Fi 6E(802.11ax)/Bluetooth 5.4 |
| カメラ | 207万画素赤外線(IR)カメラ(Windows Hello 顔認証対応) |
| サウンド | ステレオスピーカー(2W×2)、アレイマイク内蔵 Dolby Atmos/Hi-Res Audio/双方向AIノイズキャンセリング |
| バッテリー | 73Wh(4セル リチウムポリマー) |
| 消費電力 | 最大約200W |
| 堅牢性 | MIL-STD-810H準拠 |
| サイズ | 幅311×奥行き227×高さ16.9〜19.9mm(突起部除く) |
| 重量 | 約1.48kg |
グラフィックスは内蔵のRadeon 8060S
| GPU | 種類 | PassMark(G3D Mark) |
| Radeon 8060S(この機種) | CPU内蔵 | 18,062 |
| RTX 4060 Laptop GPU(参考) | 単体GPU | 17,326 |
| RTX 5060 Laptop GPU(参考) | 単体GPU | 16,758 |
| RTX 5050 Laptop GPU(参考) | 単体GPU | 14,030 |
この機種は単体GPUを積みません。描画はCPU内蔵のRadeon 8060Sが担当します。
PassMarkのG3D Markは18,062。単体GPUのRTX 4060 Laptop GPU(17,326)を上回る数値です。内蔵GPUとしては例外的な位置にあります。
当サイトのGPU比較表は単体GPUの表なので、内蔵GPUは載っていません。この記事ではPassMarkの数値をノート向けの換算式に当てはめて7.1としています。
GPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
CPUはRyzen AI MAX+ 392
| CPU | コア数 | スレッド数 | クロック(最大) | NPU | PassMark |
| Ryzen AI MAX+ 392 | 12コア | 24スレッド | 5.0GHz | 最大50 TOPS | 45,886 |
| Ryzen AI MAX+ 395(参考) | 16コア | 32スレッド | 5.1GHz | 最大50 TOPS | 54,837 |
CPUはRyzen AI MAX+ 392。Zen 5世代の12コア24スレッドで、最大5.0GHzまで上がります。PassMarkは45,886で、ノートPC向けCPU443件の中央値(14,649)の3.1倍です。
上位のRyzen AI MAX+ 395(54,837)とは16コア32スレッドという違いがあります。内蔵GPUはどちらもRadeon 8060Sです。
NPUは最大50 TOPS。Copilot+ PCの基準(40 TOPS)を満たすので、ローカルで動くAI機能をひととおり使えます。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
64GBをメモリとVRAMに配分できる
メモリは64GBのLPDDR5X-8000でクアッドチャネル。ASUSはこれをユニファイドメモリと呼び、システムメモリ(DRAM)とビデオメモリ(VRAM)の配分を変えられると説明しています。
単体GPUのようにビデオメモリが8GBで固定されないので、テクスチャを多く読むゲームや、大きなデータを扱うアプリで融通が利きます。
いっぽうで基板直付けなので増設はできません。64GBという容量は大きいものの、最初に選んだ構成のまま使い続けることになります。
ストレージはM.2 2280スロットが2つあり、こちらはあとから足せます。
画面は2,560×1,600の165Hz
ディスプレイは14.0型の2,560×1,600でノングレア。リフレッシュレートは165Hz、応答速度は3msです。sRGBは約100%、画面占有率は約88%です。
AMD FreeSyncに対応します。内蔵GPUで動かす以上、フレームレートが上下しやすい場面は出てくるので、同期の仕組みがあるのは理にかなっています。
当サイトの換算では8.0。14型としては高いほうです。
冷却は97枚ブレードのファン2基
冷却は0.1mm厚・97枚ブレードのファン2基と、超薄型のヒートシンクフィン2つ。背面はフルワイドの通気孔です。
ASUSはマニュアルモードで最大95Wまで対応するとしています。軽い作業では0dBアンビエントクーリングでファンが止まります。
キーボードはエアフローを増やして表面温度を下げるために作り直した、と案内されています。キーストロークは1.7mmでCopilotキーが付きます。
端子はUSB4あり、有線LANなし
端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| USB4(Type-C・映像出力/給電対応) | 1 |
| USB3.2 Gen2(Type-C・映像出力対応/給電非対応) | 1 |
| USB3.2 Gen2(Type-A) | 2 |
| HDMI | 1 |
| マイク/ヘッドホン/ヘッドセット・コンボジャック | 1 |
Type-Cは2つ。片方がUSB4で映像出力と給電に対応し、もう片方はUSB3.2 Gen2で映像出力のみです。USB Type-Aは3.2 Gen2が2つあります。
有線LAN(RJ45)はありません。無線はWi-Fi 6EとBluetooth 5.4です。
本体は約1.48kg、最薄部16.9mm。MIL-STD-810Hのテストをクリアしています。
ASUS Storeに並んでいるFA401EAの構成は以下の2つです。
| ASUS Storeの構成 | CPU | メモリ | ストレージ |
| Ryzen AI MAX+ 392/64GB/1TB(FA401EA-AI12C64G) | Ryzen AI MAX+ 392 | 64GB | 1TB |
| Ryzen AI MAX+ 392/32GB/512GB | Ryzen AI MAX+ 392 | 32GB | 512GB |
なお、ASUSの仕様表には8コア16スレッドのRyzen AI MAX+ 388を積むSKU(FA401EA-AI38C32G512)の記載もあります。32GB・512GBの構成を選ぶときは、CPUがどちらなのかを確かめてから買うのが確実です。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はASUS公式サイトからご確認お願いします。
まとめ
ASUS TUF Gaming A14(FA401EA)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- 単体GPUなしでRadeon 8060S(18,062)。RTX 4060 Laptop GPUを上回る
- 64GBのLPDDR5X-8000をシステムメモリとVRAMに配分できる
- 14型・約1.48kgで2,560×1,600・165Hzの画面
単体GPUを積まずに、Ryzen AI MAX+ 392と内蔵のRadeon 8060Sでまとめた14型ゲーミングノートPCです。約1.48kgという軽さと、64GBのメモリをVRAMにも回せる仕組みが持ち味になっています。
注意したいのは、メモリが基板直付けで増設できないこと、有線LANが無いこと、そして価格が高い部類に入ることです。単体GPUの性能がそのまま必要なら、RTX 5060 Laptop GPUなどを積む機種と比べてから選ぶのがおすすめです。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




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