【レビュー】ThinkStation P5 Gen 2(Intel) | 48コアのXeon

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【レビュー】ThinkStation P5 Gen 2(Intel) | 48コアのXeon ガジェット
引用元:Lenovo公式サイト

こんにちはマサです。

今回はThinkStation P5 Gen 2(Intel)・ワークステーションのレビューをしていきます。

結論からお伝えすると、

ThinkStation P5 の第2世代です。約165×453.9×440mm、約19kg。2026年3月31日の発表です。

CPUはインテルの新しいXeon。いちばん上の678Xで48コア96スレッドになります。

グラフィックスはNVIDIAのRTX PRO Blackwell 世代。上限はRTX PRO 5000 Blackwell(48GB)です。

メモリは8スロットで上限1TB、電源は750Wと1000Wの2本立てです。

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ThinkStation P5 Gen 2(Intel)の評価

【レビュー】ThinkStation P5 Gen 2(Intel) | 48コアのXeon
引用元:Lenovo公式サイト

総合点・・・・・・4.4
処理性能・・・・・5.0
コスパ・・・・・・3.0
拡張性・端子・・・4.5
静音性・冷却・・4.5
デザイン・質感・・4.5

※評価はmasalog運営者の主観です

各項目は1.0〜5.0で評価しています。

点数意味
5.0このクラスで最高水準
4.0十分に満足できる
3.0標準的。価格なりで不足はない
2.0用途によっては足りない
1.0おすすめしない

5項目の内容は以下のとおりです。

項目見ているもの
処理性能CPU・メモリ・ストレージ。制作や解析の快適さ
コスパ絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか
拡張性・端子スロットとベイの数、あとから足せる余地
静音性・冷却冷却方式とファン構成。高負荷時にどれだけ静かでいられるか
デザイン・質感外観、筐体の素材、仕上げ

総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。

向いている人

  • 1基でコア数を積み上げたい方(678Xは48コア96スレッドです)
  • ビデオRAMが要る処理をする方(RTX PRO 5000 Blackwell は48GBです)
  • ストレージを大きく取りたい方(2TBのM.2 SSDと3.5型ベイ4つが選べます)
  • 先代P5から置き換える方(筐体の寸法がほぼ同じです)

向かない人

  • 机の上に置きたい方(約19kg・高さ440mmあります)
  • 前面にUSBが欲しい方(前面はコンボジャックのみで、USBはすべて背面です)
  • 予算を抑えたい方(ThinkStationでも上の価格帯です)
  • 一般的な事務作業が中心の方(この構成は過剰です)

ThinkStation P5 Gen 2(Intel)のスペック評価

各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。

各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。

項目基準にしている数値換算のしかた
CPUPassMark(CPU Mark)デスクトップPC向けCPU272件の最高値で10.0、中央値で5.0
グラフィックスPassMark(G3D Mark)デスクトップPC向けGPU143件の最高値で10.0、中央値で5.0
メモリ容量8GB=6.0/16GB=7.5/32GB=9.0/64GB=10.0
ストレージ容量と規格256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0
電源電源ユニットの定格W数500W=5.0/750W=7.5/1000W=10.0
拡張性空きスロットと空きベイの数空きなし=5.0を基準に、メモリスロット空き+1.5/M.2空き1つにつき+1.0/PCIeスロット空き1つにつき+1.5/3.5型ベイ空き+1.0

CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。

仕様書に載っている構成のうち、いちばん上の組み合わせ(Xeon 678X・64GB・2TB・RTX PRO 5000 Blackwell)で評価したものです。このチャートには「ディスプレイ」と「バッテリー」の軸がありません。画面の付かない据え置き機だからです。ワークステーションは独立GPUを積むので、グラフィックスの軸は残しています。

CPUが10.0なのは、Xeon 678X が当サイトの比較表でデスクトップPC向けの最高値そのものだからです。ただしPassMarkのサンプルは5件しかありません。母数の上限がこの1機種で決まっている状態なので、ほかの記事のCPU値と見比べるときは、この前提を頭に置いてください。

「設置性」の軸は外しました。当サイトの換算(5kg=10.0/8kg=7.0/10kg=5.0)に約19kgを当てると0.0になってしまい、チャートとして読めなくなるためです。大きさと重さは本文で扱います。

ワークステーションのスペック目安

どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。

CPUメモリストレージ
CADの2D作図・事務作業Intel Xeon/Ryzen Threadripper の下位32GB512GB以上
3D CAD・写真編集12〜16コア64GB1TB以上+RTX A1000相当
映像編集・3DCGレンダリング24コア以上128GB以上1TB以上+RTX 4000 Ada相当
AIの学習・大規模シミュレーション32コア以上/デュアルCPU256GB以上2TB以上+GPU複数枚

この機種は表のいちばん下の行まで対応できます。1基で48コア96スレッド、ビデオRAMは48GB、ストレージは2TB。AIの学習や大規模なシミュレーションが視野に入ります。

ThinkStation P5 Gen 2(Intel)のスペック

主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。

項目内容
筐体タワー型ワークステーション(横置き対応)
製品番号30KC0002JP/30KC0003JP/30KC0004JP/30KC0006JP/30KC0007JP
OSWindows 11 Pro for Workstations 64bit(日本語版)
CPUインテル Xeon プロセッサー 634(12コア・2.70GHz・キャッシュ48MB)
インテル Xeon プロセッサー 654(18コア・3.10GHz・キャッシュ72MB)
インテル Xeon プロセッサー 676X(32コア・2.80GHz・キャッシュ144MB)
インテル Xeon プロセッサー 678X(48コア・2.40GHz・キャッシュ192MB)
CPUスロット:1(空き0)
チップセットインテル W890 チップセット
インテル AMT16 対応
メモリ16GB(16GB×1)/32GB(16GB×2)/32GB(32GB×1)/64GB(64GB×1)ECC対応 DDR5 SDRAM RDIMM ※構成により異なります
最大1TB/8スロット(空き6〜7)・メモリバス6400MHz
ストレージ512GB/1TB/2TB SSD(M.2 PCIe NVMe・OPAL対応) ※構成により異なります
HDD:なし/2TB(7200rpm・シリアルATA/3.5インチ)
オンボードRAIDコントローラー(RAID 0/1/5/10・初期設定なし)
グラフィックスNVIDIA RTX PRO 2000 Blackwell(16GB)/RTX PRO 4000 Blackwell(24GB)/RTX PRO 5000 Blackwell(48GB) ※構成により異なります
最大解像度 5120×2880ドット(約10億色)/4画面出力対応
拡張スロットPCI Express x16:2(空き1・Gen5 フルレングス フルハイト)
PCI Express x8:1(空き1・Gen5 フルレングス フルハイト)
PCI Express x4:3(空き2〜3・Gen4 フルレングス フルハイト)
オンボードM.2:2(空き1)
ストレージベイ3.5型:標準2(空き1〜2)+オプション2(空き2)
5.25型・2.5型:なし
USB前面:なし
背面:Type-A USB 2.0×2、Type-A USB 10Gbps×2、Type-C USB 10Gbps×1、Type-C USB 20Gbps×1
映像出力グラフィックスカード側(DisplayPort/Mini DisplayPort×4)
有線LAN1000BASE-T/2.5GBASE-T(Wake on LAN対応)オンボード
オーディオハイデフィニション・オーディオ
前面:コンボジャック×1
光学ドライブ/カードリーダーなし
セキュリティTPM(TCG V2.0準拠)、各種パスワード、シャーシイントルージョンスイッチ、ケーブルロックスロット
電源750W/1000W(最大消費電力 750W/1000W)/AC 100-240V(50/60Hz)
サイズ・重量約165×453.9×440mm/約19kg(最大構成時・梱包時 約21.5kg)
使用環境温度10〜35℃/湿度20〜80%
付属品フルサイズ・キーボード(109A 日本語・OADG準拠・USB)、光学ホイール・マウス、電源コード
保証3年間(国内:翌営業日オンサイト修理)
発表日2026年3月31日(保守活動終了予定日 2034年4月30日)

インテルの新しいXeon、最大48コア96スレッド

CPUソケットは1つ。仕様書の「CPUスロット数」は1(空き0)です。積むのはインテルの新しいXeonで、型番が「634」「654」「676X」「678X」という4桁ではない表記に変わっています。

CPUコア数スレッド数クロックキャッシュPassMark
Xeon 678X48コア96スレッド2.40GHz192MB98,559(サンプル5件)
Xeon 676X32コア64スレッド2.80GHz144MB91,115(サンプル2件)
Xeon 65418コア36スレッド3.10GHz72MB61,557(サンプル5件)
Xeon 63412コア24スレッド2.70GHz48MB38,515(サンプル6件)

いちばん上の678Xは48コア96スレッド、キャッシュ192MBです。PassMarkは98,559。これは当サイトのデスクトップPC向けCPU272件のなかで最高値です。

ただし注意が必要です。678XのPassMarkはサンプルが5件、676Xにいたっては2件しかありません。出たばかりのCPUなので計測数が溜まっておらず、数値は参考値として見てください。今後サンプルが増えれば値は動きます。

下位の654は18コア36スレッドで61,557(サンプル5件)、634は12コア24スレッドで38,515(サンプル6件)。いずれもサンプルは少ないままです。

クロックは654の3.10GHzがいちばん高く、678Xは2.40GHz。コア数と引き換えに1コアあたりの速さは下がります。シングルスレッド性能が効くソフトを使うなら、654や634も検討の対象になります。

チップセットはインテル W890、メモリバスは6400MHz。先代P5の4800MHzから上がっています。インテル AMT16に対応します。

CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。

メモリは8スロットで上限1TB、SSDは2TBまで

ThinkStation P5 Gen 2(Intel)の上面
引用元:Lenovo公式サイト

メモリスロットは8つ、上限は1TBです。規格はECC対応のDDR5 SDRAM RDIMMです。

仕様書の構成は16GB(16GB×1)、32GB(16GB×2)、32GB(32GB×1)、64GB(64GB×1)。1枚挿しの構成が多く、空きスロットは6〜7残ります。あとから積み増す前提の構成といえます。

ただしこの空き数は仕様書に載っている構成での値です。CTOの選び方で空きの数は変わります。

ストレージはM.2 SSD(PCIe NVMe・OPAL対応)で512GB/1TB/2TBの3段階。オンボードM.2スロットは2つ(空き1)です。

3.5型ベイは標準2つとオプション2つの合計4つ。構成によっては2TBの7200rpm HDDが載ります。オンボードRAIDコントローラーでRAID 0/1/5/10を組めます。

先代P5はメモリ上限が512GBでした。この世代で1TBに倍増しています。

RTX PRO Blackwell と6本のPCI Express

ThinkStation P5 Gen 2(Intel)の背面
引用元:Lenovo公式サイト
グラフィックスビデオRAMPassMark(G3D Mark)
NVIDIA RTX PRO 5000 Blackwell48GB32,544
NVIDIA RTX PRO 4000 Blackwell24GB27,313
NVIDIA RTX PRO 2000 Blackwell16GB20,259

グラフィックスはNVIDIAのRTX PRO Blackwell 世代。仕様書にはRTX PRO 2000 Blackwell(16GB)、RTX PRO 4000 Blackwell(24GB)、RTX PRO 5000 Blackwell(48GB)の3種類が載っています。

上限のRTX PRO 5000 Blackwell はビデオRAMが48GBです。デスクトップPC向けGPU143件のなかでPassMarkは32,544。先代P5のRTX 4000 Ada 世代(23,634・20GB)から、速度でもビデオRAMでも大きく上がっています。

拡張スロットはPCI Express x16がGen5で2本(空き1)、x8がGen5で1本(空き1)、x4がGen4で3本(空き2〜3)。合計6本で、すべてフルレングス・フルハイトです。

空き数は仕様書の値で、カスタマイズによって変わります。x16の1本はグラフィックスカードが占める前提です。

最大解像度は5120×2880ドット(約10億色)。いずれのカードもDisplayPortまたはMini DisplayPortを4つ備えるので、4画面出力に対応します。

電源は750Wと1000Wの2本立て、約19kg

ThinkStation P5 Gen 2(Intel)をラックに収めたところ
引用元:Lenovo公式サイト

本体寸法は約165×453.9×440mm、重量は約19kg(最大構成時)。梱包時は約21.5kgです。

電源は構成によって750Wと1000Wに分かれます。最大消費電力もそれぞれ750W/1000W。省エネ法のエネルギー消費効率は17区分で714.8kWh/年(達成率40%)です。

当サイトの「設置性」の換算(5kg=10.0/8kg=7.0/10kg=5.0)に約19kgを当てると0.0です。チャートの軸から外したのはそのためです。

幅165mmはThinkStationのタワーでもっとも細い部類で、P7の175mmより1cm狭くなっています。奥行きは453.9mmで、P7の508mmより5cmあまり短い。置き場所の制約はP7よりゆるいといえます。

この筐体も横に倒してラックに収める使い方に対応します。

使用環境は温度10〜35℃・湿度20〜80%。一般的なオフィス向けPCと同じ条件です。

端子は背面に集約、LANは2.5GBASE-T

ThinkStation P5 Gen 2(Intel)の前面
引用元:Lenovo公式サイト

USBは前面に0、背面に6つです。内訳はType-AがUSB 2.0×2とUSB 10Gbps(USB 3.2 Gen 2)×2、Type-CがUSB 10Gbps×1とUSB 20Gbps(USB 3.2 Gen 2×2)×1。

前面にあるのはマイク/ヘッドホンのコンボジャックだけです。足元や別室に置く前提の配置です。

有線LANは1系統で、1000BASE-Tに加えて2.5GBASE-Tに対応します。Wake on LAN対応です。P7は10GBASE-Tを含む2系統だったので、ここはP7のほうが上になります。

セキュリティはTPM(TCG V2.0準拠)と各種パスワード、シャーシイントルージョンスイッチ、ケーブルロックスロットという構成です。

初期導入OSはWindows 11 Pro for Workstations 64bit。保証は3年間で、国内は翌営業日オンサイト修理です。

付属品はフルサイズ・キーボード(109A 日本語・OADG準拠・USB)と光学ホイール・マウスです。

先代P5との違いとThinkStation内の位置

ThinkStation P5 Gen 2(Intel)を斜めから見たところ
引用元:Lenovo公式サイト

当サイトで扱ったThinkStationのタワーと並べると、以下のようになります。

CPUメモリ上限PCI Express電源重量
ThinkStation P5 Gen 2Xeon(最大48コア)1TB6本750W/1000W約19kg
ThinkStation P5Xeon w(最大12コア)512GB6本750W約19kg
ThinkStation P7Xeon w(最大32コア)1TB7本1000W約24.5kg
ThinkStation PXXeon Gold×2(最大64コア)2TB9本1850W×2約35.6kg

先代のThinkStation P5と筐体の寸法はほぼ同じ(奥行きが453.9mmで共通、高さが446mm→440mm)で、重量も約19kgで変わりません。中身が入れ替わった世代といえます。

変わったのは中身です。CPUは最大12コアから48コアへ、メモリ上限は512GBから1TBへ、メモリバスは4800MHzから6400MHzへ、GPUはRTX 4000 Ada 世代からRTX PRO 5000 Blackwell へ。電源にも1000Wの選択肢が増えました。PCI Expressの本数は6本で据え置きですが、x8がGen4からGen5になっています。

上のThinkStation P7は約24.5kgでPCI Expressは7本。拡張スロットの数ではP7が1本多いものの、3.5型ベイは標準2つ+オプション2つでP5 Gen 2のほうが1つ多く、コア数もP5 Gen 2(48コア)がP7(32コア)を上回ります。世代が新しいぶんの差です。

「1基でコア数とビデオRAMを最大限に取りたい。ただしPXほどの大きさは置けない」という条件なら、この機種が合います。

レビューは以上です。

詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。

まとめ

ThinkStation P5 Gen 2(Intel)を斜めから見たところ
引用元:Lenovo公式サイト

ThinkStation P5 Gen 2(Intel)のレビューをしました。

この機種の特徴は大きく分けて3つです。

  • Xeon 678X で48コア96スレッド。当サイトのデスクトップCPU最高値
  • RTX PRO 5000 Blackwell はビデオRAM 48GB
  • 先代から筐体は据え置き、中身が総入れ替え

ThinkStation P5 の第2世代です。CPUは最大48コア96スレッド、メモリは8スロットで上限1TB、PCI Expressは6本、GPUはRTX PRO 5000 Blackwell(48GB)まで。電源は750Wと1000Wの2本立てで、保証は3年間です。

弱いのは大きさと置き場所、それと前面端子のなさです。約19kg・高さ440mmで、前面にUSBはありません。

CPUを2基積みたいならThinkStation PX、インテルではなくAMDで揃えたいならThinkStation P8が選択肢になります。

今回の記事が少しでもデスクトップPC選びの参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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