こんにちはマサです。
今回はIdeaCentre Tower 14IRR9(Intel)・デスクトップPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
IdeaCentreの13.6Lタワーで、第14世代のCore i5/i7を積む構成です。
DVDスーパーマルチドライブが付きます。当サイトで扱ったデスクトップPCのうち、光学ドライブを内蔵するのはこの機種だけです。
PCI Express x16とx1が1つずつ空いていて、3.5型ベイも1つ空いています。電源は310Wの80PLUS PLATINUMです。
ただしメモリは2スロットとも埋まっていて、M.2スロットも空きがありません。
IdeaCentre Tower 14IRR9(Intel)の評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| 処理性能 | CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や制作の快適さ |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 拡張性・端子 | 端子の種類と数、メモリやSSDの増設可否 |
| 設置性 | 本体のサイズと重量、置き場所の自由度 |
| デザイン・質感 | 外観、筐体の素材、仕上げ |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- CDやDVDを読み書きする方(DVDスーパーマルチドライブ付き)
- あとからグラフィックボードを足したい方(PCIe x16が1つ空いています)
- HDDを内蔵したい方(3.5型ベイが1つ空いています)
- 処理性能を求める方(Core i7-14700は20コアです)
向かない人
- メモリをすぐ増やしたい方(2スロットとも埋まっています)
- SSDを増設したい方(M.2スロットに空きがありません)
- 省スペースにしたい方(約5.4kg・幅145mmです)
- 背面で高速なUSBを使いたい方(背面は4つすべてUSB 2.0です)
IdeaCentre Tower 14IRR9(Intel)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | デスクトップPC向けCPU247件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0 |
| 拡張性 | 空きスロットと空きベイの数 | 空きなし=5.0を基準に、メモリスロット空き+1.5/M.2空き1つにつき+1.0/PCIeスロット空き1つにつき+1.5/3.5型ベイ空き+1.0 |
| 電源 | 電源ユニットの定格W数 | 500W=5.0/750W=7.5/1000W=10.0 |
| 設置性 | 本体の重量 | 5kg=10.0/8kg=7.0/10kg=5.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
直販で選べる上位構成(Core i7-14700+1TB)で評価したものです。このチャートには「ディスプレイ」と「バッテリー」の軸がありません。画面の付かないデスクトップだからです。グラフィックスの軸も外しています。CPU内蔵グラフィックスは比較表に載っていないため、換算すると0.0になってしまい、実態を表さないからです。
CPUの7.7は20コアのCore i7-14700によるもの。PassMarkは40,236で、デスクトップPC向けCPU247件の中央値(19,715)を大きく上回ります。
メモリの7.0は16GB(8GB×2)によるもの。2スロットとも埋まっていて、上限は32GBです。
ストレージの8.5は1TBによるもの。512GBの構成もあります。
拡張性の9.0はPCI Express x16空き1(+1.5)、x1空き1(+1.5)、3.5型ベイ空き1(+1.0)によるもの。メモリスロットとM.2スロットに空きはありません。
電源の3.1は310Wによるもの。80PLUS PLATINUM認証で、変換効率は高い部類です。
設置性の9.6は約5.4kgによるものです。
デスクトップPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | ストレージ | |
| Web・動画視聴・文書作成が中心 | Intel Core 5/Core Ultra 5 AMD Ryzen 5 | 16GB | 512GB以上 |
| 表計算や資料作成が多い | Intel Core Ultra 5〜7 AMD Ryzen 7 | 16GB〜32GB | 512GB以上 |
| 写真編集・軽い動画編集をする | Intel Core Ultra 7 AMD Ryzen 7 | 32GB | 1TB以上 |
| 3Dやゲームもする | Intel Core Ultra 7以上 | 32GB以上 | 1TB以上+独立GPU |
この機種は表の上から3行目まで対応できます。4行目は独立GPUが前提になりますが、PCI Express x16スロットが空いているので後から足す道は残っています(電源は310Wです)。
IdeaCentre Tower 14IRR9(Intel)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| 筐体 | Tower(13.6L) |
| OS | Windows 11 Home 64bit(日本語版) |
| CPU | インテル Core i7-14700 プロセッサー(20コア・2.1GHz/ターボブースト時 5.3GHz) インテル Core i5-14400 プロセッサー(10コア・2.5GHz/ターボブースト時 4.7GHz) |
| チップセット | インテル B760 チップセット |
| メモリ | 16GB(8GB×2) 最大32GB/2スロット(空き0) |
| ストレージ | 1TB/512GB SSD(PCIe NVMe/M.2) ※構成により異なります |
| 光学ドライブ | DVDスーパーマルチ ドライブ |
| グラフィックス | CPU内蔵(インテル UHD グラフィックス 770/730) HDMI接続時 3840×2160ドット@60Hz/VGA接続時 2048×1536ドット@50Hz |
| 拡張スロット | PCI Express x16:1(空き1) PCI Express x1:1(空き1) M.2 2230:1(空き0)/M.2 2280・2242:1(空き0) |
| 拡張ベイ | 3.5型:1(空き1) 5.25型:0 |
| 無線 | Wi-Fi 6対応(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n) Bluetooth 5.2 |
| 有線LAN | 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T |
| 付属品 | 日本語 AccuType キーボード(USB)、光学ホイール・マウス(USB) 電源コード(アース端子付き) |
| 本体寸法 | 約 145 × 288 × 340mm(幅×奥行×高さ) |
| 重量 | 約5.4kg |
| 電源 | 310W/AC 100V(50/60Hz)【80PLUS PLATINUM】 最大消費電力 310W |
| カラー | 本体 グレー/キーボード・マウス ブラック |
処理性能
CPUはCore i7-14700とCore i5-14400の2種類です。どちらも第14世代のデスクトップ向けです。
| CPU | コア数 | クロック | PassMark | グラフィックス |
| Core i7-14700 | 20コア | 2.1GHz/5.3GHz | 40,236 | UHD 770 |
| Core i5-14400 | 10コア | 2.5GHz/4.7GHz | 25,037 | UHD 730 |
i7-14700のPassMarkは40,236。デスクトップPC向けCPU247件の中央値(19,715)の2倍を超えます。20コアという構成なので、書き出しやビルドのように並列で効く処理に強くなります。
i5-14400は25,037で、こちらも中央値を上回ります。10コアで、事務作業や資料作成なら十分です。
どちらもNPUの記載はありません。Copilot+ PCの条件は満たしません。
グラフィックスはCPU内蔵で、i7がUHD 770、i5がUHD 730です。ゲームや3D制作には向きません。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
光学ドライブが付く

この機種はDVDスーパーマルチドライブを内蔵します。前面の上部にスロットがあります。
IdeaCentreの他のタワー(08IAS10・08IRH9・17IAS10)には、どれも光学ドライブが付きません。
手元にCDやDVDが残っている方、音楽CDを取り込みたい方、DVDに焼いて渡す必要がある方には、外付けドライブを用意せずに済みます。
逆に光学メディアを一切使わないなら、この分の厚みと重さは無駄になります。幅145mm・約5.4kgというサイズは、スリムタワーの08IAS10(幅89mm・約4.52kg)より一回り大きくなります。
この機種を選ぶかどうかは、光学ドライブが要るかどうかでほぼ決まります。
拡張性

スロットとベイの構成は以下のとおりです。
| スロット・ベイ | 数 | 空き |
| PCI Express x16 | 1 | 1 |
| PCI Express x1 | 1 | 1 |
| 3.5型ベイ | 1 | 1 |
| メモリスロット | 2 | 0 |
| M.2 2280/2242 | 1 | 0 |
| M.2 2230 | 1 | 0 |
| 5.25型ベイ | 0 | — |
PCI Express x16とx1が1つずつ空いています。グラフィックボードやキャプチャーボードを足せます。電源は310Wなので、補助電源の要らないカードなら余裕があります。
3.5型ベイも1つ空いているので、大容量のHDDを足せます。写真や動画の保管用にする使い方ができます。
一方でメモリは8GB×2で2スロットとも埋まっています。32GBにするには入れ替えが必要です。
M.2スロットも2つとも埋まっています。SSDを増やすには、いまのSSDを容量の大きいものに交換するか、3.5型ベイにHDDを足すかになります。
「カードとHDDは足せるが、メモリとM.2は入れ替えになる」という構成です。
入出力端子

端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 | 位置 |
| USB-A(USB 3.2 Gen1) | 2 | 前面 |
| USB Type-C(USB 3.2 Gen1) | 1 | 前面 |
| USB 2.0(Type-A) | 4 | 背面 |
| HDMI(外部出力) | 1 | 背面 |
| VGA(外部出力) | 1 | 背面 |
| 有線LAN(RJ-45) | 1 | 背面 |
| マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック | 1 | 前面 |
| ライン出力 | 1 | 背面 |
| メディアカードリーダー | なし | — |
背面の4つはすべてUSB 2.0です。キーボード・マウス・プリンターのような低速の機器を回す前提の構成です。外付けSSDを背面に常設すると速度が出ません。
高速で使えるのは前面のUSB 3.2 Gen1(USB-A×2とType-C×1)だけです。差し替えの多い機器は前面に回す必要があります。
映像出力はHDMIとVGAが1つずつです。外部モニターを2台つなげます。HDMI接続で3840×2160ドット@60Hz、VGA接続で2048×1536ドット@50Hzまでです。
古いモニターやプロジェクターがあるなら、VGAが残っているのは助かります。
有線LANの端子も背面にあります。メディアカードリーダーはありません。
設置と電源

本体寸法は約 145 × 288 × 340mm(幅×奥行×高さ)、重量は約5.4kgです。13.6Lというクラスのタワーです。
幅14.5cmなので、机の下や横に縦置きで収まります。ただしスリムタワーの08IAS10(幅89mm)と比べると、置き場所の自由度は下がります。
電源は310Wで、80PLUS PLATINUM認証です。80PLUSのランクのなかでは上位にあたり、電力の変換効率が高い部類です。内蔵電源なので、机の下にACアダプターが転がりません。
グラフィックボードを足すなら、310Wという容量を前に置いて選ぶ必要があります。補助電源が要らないカードなら余裕がありますが、上位のカードを狙うと足りません。
キーボードとマウスはUSB接続の有線です。本体はグレー、キーボードとマウスはブラックです。
無線はWi-Fi 6とBluetooth 5.2。有線LANも使えます。
どんな人に向くか

この機種は「光学ドライブを内蔵したまま、処理性能も拡張性も確保したい」という条件に合う構成です。
Core i7-14700は20コアでPassMark 40,236。当サイトで扱ったIdeaCentreのタワー(08IAS10・08IRH9・17IAS10)のどれよりも高い数値です。
PCI Express x16と3.5型ベイが空いているので、カードとHDDはあとから足せます。
弱いのは背面の端子とメモリ・M.2の空きです。背面はすべてUSB 2.0、メモリとM.2はどちらも埋まっています。
光学ドライブが要らないなら、同じIdeaCentreでもスリムタワーの08IAS10のほうが置き場所を選びません。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

IdeaCentre Tower 14IRR9(Intel)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- DVDスーパーマルチドライブ内蔵。IdeaCentreの他のタワーには付かない
- Core i7-14700は20コア・PassMark 40,236。電源は310W 80PLUS PLATINUM
- メモリとM.2は空きなし。背面のUSBは4つすべて2.0
CDやDVDを使いながら、処理性能も拡張性も欲しい方に向いた機種です。光学ドライブを内蔵し、PCI Express x16と3.5型ベイに空きがあります。Core i7-14700は20コアで、当サイトで扱ったIdeaCentreのタワーではいちばん高い数値です。
弱いのはメモリとM.2の空きがないこと、それに背面のUSBがすべて2.0であることです。
光学ドライブが要らないなら、同じIdeaCentreのスリムタワー、IdeaCentre Tower 08IAS10(幅89mm・約4.52kg)という選択肢があります。
今回の記事が少しでもデスクトップPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




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