【レビュー】IdeaCentre Tower 08IRH9(Intel) | PCIeが空くスリムタワー

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IdeaCentre Tower 08IRH9(Intel)の本体 ガジェット
引用元:Lenovo公式サイト

こんにちはマサです。

今回はIdeaCentre Tower 08IRH9(Intel)・デスクトップPCのレビューをしていきます。

結論からお伝えすると、

IdeaCentreのスリムタワーで、第13世代のCore i5を積む構成です。幅89mmという薄さは新しい08IAS10と同じです。

PCI Express x16スロットが1つ空いています。同じ筐体の08IAS10には無いので、ここが大きな違いです。

重量は約3.59kgで、当サイトで扱ったタワー型のなかでいちばん軽い構成です。

ただしメモリは2スロットとも埋まっていて、3.5型ベイもありません。

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IdeaCentre Tower 08IRH9(Intel)の評価

IdeaCentre Tower 08IRH9(Intel)の本体
引用元:Lenovo公式サイト

総合点・・・・・・3.5
処理性能・・・・・3.0
コスパ・・・・・・4.0
拡張性・端子・・・3.5
設置性・・・・・・4.5
デザイン・質感・・3.5

※評価はmasalog運営者の主観です

各項目は1.0〜5.0で評価しています。

点数意味
5.0このクラスで最高水準
4.0十分に満足できる
3.0標準的。価格なりで不足はない
2.0用途によっては足りない
1.0おすすめしない

5項目の内容は以下のとおりです。

項目見ているもの
処理性能CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や制作の快適さ
コスパ絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか
拡張性・端子端子の種類と数、メモリやSSDの増設可否
設置性本体のサイズと重量、置き場所の自由度
デザイン・質感外観、筐体の素材、仕上げ

総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。

向いている人

  • あとからグラフィックボードを足したい方(PCIe x16が1つ空いています)
  • 机の上や横に省スペースで置きたい方(幅89mm・約3.59kg)
  • 外部モニターを2台つなぎたい方(VGAとHDMI)
  • 事務作業や資料作成が中心の方

向かない人

  • メモリをすぐ増やしたい方(2スロットとも埋まっています)
  • HDDを内蔵したい方(3.5型ベイがありません)
  • NPUを使うAI機能が目的の方(記載がありません)
  • 電源容量に余裕が欲しい方(260Wです)

IdeaCentre Tower 08IRH9(Intel)のスペック評価

各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。

各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。

項目基準にしている数値換算のしかた
CPUPassMark(CPU Mark)ノートPC向けCPU427件の最高値で10.0、中央値で5.0
メモリ容量8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0
ストレージ容量と規格256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0
拡張性空きスロットと空きベイの数空きなし=5.0を基準に、メモリスロット空き+1.5/M.2空き1つにつき+1.0/PCIeスロット空き1つにつき+1.5/3.5型ベイ空き+1.0
電源電源ユニットの定格W数500W=5.0/750W=7.5/1000W=10.0
設置性本体の重量5kg=10.0/8kg=7.0/10kg=5.0

CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。

仕様書(2026年2月3日・製品番号 90XW0086JP)に載っている構成で評価したものです。このチャートには「ディスプレイ」と「バッテリー」の軸がありません。画面の付かないデスクトップだからです。グラフィックスの軸も外しています。CPU内蔵グラフィックスは比較表に載っていないため、換算すると0.0になってしまい、実態を表さないからです。なおこの機種はノートPC向けのCPUを積むため、CPUの母数もノートPC向け(426件)で見ています。

CPUの5.5は8コアのCore i5-13420Hによるもの。PassMarkは16,774で、ノートPC向けCPU427件の中央値(14,657)を上回ります。

メモリの7.0は16GB(8GB×2)によるもの。DDR5-5200のSoDIMMで、2スロットとも埋まっています。上限は32GBなので、増やすには入れ替えが必要です。

ストレージの7.0は512GBによるもの。M.2 2280/2242スロットが2つあり、1つ空いています。

拡張性の9.0はPCI Express x16空き1(+1.5)、x1空き1(+1.5)、M.2空き1(+1.0)によるもの。メモリスロットと3.5型ベイに空きはありません。

電源の2.6は260Wによるもの。PCI Express x16が空いていても、この容量では補助電源の要らないカードに限られます。

設置性の10.0は約3.59kgによるもの。換算表の上限に届いています。

デスクトップPCのスペック目安

どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。

CPUメモリストレージ
Web・動画視聴・文書作成が中心Intel Core 5/Core Ultra 5
AMD Ryzen 5
16GB512GB以上
表計算や資料作成が多いIntel Core Ultra 5〜7
AMD Ryzen 7
16GB〜32GB512GB以上
写真編集・軽い動画編集をするIntel Core Ultra 7
AMD Ryzen 7
32GB1TB以上
3DやゲームもするIntel Core Ultra 7以上32GB以上1TB以上+独立GPU

この機種は表のいちばん上の行までです。CPUの数値は中央値をわずかに上回る程度なので、写真編集を本格的にやるなら上の世代を見たほうが安全です。

IdeaCentre Tower 08IRH9(Intel)のスペック

主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。

項目内容
筐体SFF
OSWindows 11 Home 64bit(日本語版)
CPUインテル Core i5-13420H プロセッサー(8コア・2.10GHz/ターボブースト時 4.60GHz)
※レノボの製品ページのスペック欄には Core i7-13620H も載っています(2024年11月19日の仕様書の構成)
メモリ16GB(8GB×2)DDR5-5200 SDRAM SoDIMM
最大32GB/2スロット(空き0)
ストレージ512GB SSD(PCIe NVMe/M.2)
※製品ページには1TBの記載もあります(2024年11月19日の仕様書の構成)
グラフィックスCPU内蔵(インテル UHD グラフィックス)
HDMI接続時 3840×2160ドット@60Hz/VGA接続時 1920×1200ドット@60Hz
拡張スロットPCI Express x16:1(空き1)
PCI Express x1:1(空き1)
M.2 2230(WLANカード用):1(空き0)/M.2 2280・2242(SSD用):2(空き1)
拡張ベイ3.5型:0
5.25型:0
無線Wi-Fi 6対応(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n)
Bluetooth 5.2
有線LAN10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T
付属品日本語 AccuType キーボード(USB)、光学ホイール・マウス(USB)
電源コード(アース端子付き)
本体寸法約 89.0 × 291.4 × 339.5mm(幅×奥行×高さ)
重量約3.59kg
電源260W/AC 100V(50/60Hz)【80PLUS GOLD】
最大消費電力 260W
カラー本体 グレー/キーボード・マウス ブラック

CPUの世代と表記について

この機種はCPUの表記に注意が必要です。

レノボの製品ページのタイトルは「第14世代Intel Core」となっていますが、載っているCPUは第13世代(Raptor Lake)のCore i7-13620HとCore i5-13420Hです。型番の先頭が13で始まるとおり、第13世代にあたります。

さらに、ページに並ぶ2つの仕様書のうち新しいほう(2026年2月3日・製品番号 90XW0086JP)は、CPUがCore i5-13420Hの1種類だけ、メモリ16GB、ストレージ512GBという構成です。

古いほうの仕様書(2024年11月19日)にはCore i7-13620H、メモリ8GB、ストレージ1TBといった構成も載っていて、製品ページのスペック欄はそちらの範囲を表示しています。

この記事は、新しいほうの仕様書(90XW0086JP)を基準に書いています。注文画面に出るCPUと容量を確認してから買うのが確実です。

処理性能

CPUはCore i5-13420Hです。8コアで、2.10GHz(ターボブースト時 4.60GHz)という構成です。ノートPC向けのHシリーズをデスクトップに積んだ形です。

PassMarkは16,774。ノートPC向けCPU427件の中央値(14,657)を上回ります。事務作業や資料作成なら十分ですが、余裕がある数値ではありません。

この世代はNPUの記載がありません。Copilot+ PCの条件は満たしません。

グラフィックスはCPU内蔵のインテル UHD グラフィックスです。

同じ筐体の新しい世代と比べると、以下のようになります。

項目Tower 08IRH9(本機)Tower 08IAS10(Intel)Tower 08AKP10(AMD)
CPUCore i5-13420H(16,774)Core Ultra 5 225(30,318)Ryzen AI 7 350(24,965)
NPU記載なし最大13TOPS最大50TOPS
PCI Express x161(空1)なし記載なし
メモリ空きスロット01記載なし
3.5型ベイなし1(空1)記載なし
映像出力VGA+HDMI(2画面)HDMIのみ(1画面)HDMI+DisplayPort(2画面)
重量約3.59kg約4.52kg約4.13kg

CPUの数値とNPUは08IAS10と08AKP10が上です。こちらが上なのはPCI Express x16スロットと重量です。

CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。

拡張性

IdeaCentre Tower 08IRH9(Intel)の背面(端子と拡張スロット)
引用元:Lenovo公式サイト

スロットとベイの構成は以下のとおりです。

スロット・ベイ数空き
PCI Express x1611
PCI Express x111
M.2 2280/2242(SSD用)21
M.2 2230(WLANカード用)10
メモリスロット(DDR5 SoDIMM)20
3.5型ベイ0—
5.25型ベイ0—

PCI Express x16が1つ空いています。新しい08IAS10にはこのスロットが無いので、グラフィックボードを足せるのはこちらだけです。背面の写真でも、スロットのカバーが2段ぶん見えます。

ただし電源が260Wなので、足せるのは補助電源の要らない低消費電力のカードに限られます。上位のカードは容量が足りません。

PCI Express x1も1つ空いています。キャプチャーボードや拡張カードを入れる余地があります。

メモリは8GB×2で2スロットとも埋まっています。32GBにするには、いま刺さっている2枚を抜いて入れ替える必要があります。デュアルチャネルで動いている点は利点です。

M.2 2280/2242スロットは1つ空いているのでSSDを増設できますが、3.5型ベイはありません。HDDを内蔵する選択肢はなく、容量を増やすならM.2か外付けになります。

入出力端子

IdeaCentre Tower 08IRH9(Intel)の背面側の外観
引用元:Lenovo公式サイト

端子の構成は以下のとおりです。

端子数位置
USB-A(USB 3.2 Gen1)2前面
USB Type-C(USB 3.2 Gen1)1前面
USB-A(USB 3.2 Gen1)2背面
USB 2.0(Type-A)2背面
HDMI 2.1(外部出力)1背面
VGA(外部出力)1背面
有線LAN(RJ-45)1背面
マイク入力1前面
マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック1前面
ライン出力1背面

映像出力はVGAとHDMI 2.1の2つです。外部モニターを2台つなげます。HDMI接続時は3840×2160ドット@60Hz、VGA接続時は1920×1200ドット@60Hzまでです。

古いモニターやプロジェクターがあるなら、VGAが残っているのは助かります。新しい08IAS10はHDMIだけなので、ここはこちらが上です。

USBは前面にUSB-A×2とType-C×1、背面にUSB-A×2とUSB 2.0×2です。合計6つのType-Aがあります。

Type-CはUSB 3.2 Gen1の1つだけです。

前面にマイク入力とコンボジャックの両方があり、背面にライン出力があります。有線LANの端子も背面です。

設置と付属品

IdeaCentre Tower 08IRH9(Intel)の側面(通気口)
引用元:Lenovo公式サイト

本体寸法は約 89.0 × 291.4 × 339.5mm(幅×奥行×高さ)、重量は約3.59kgです。

当サイトで扱ったタワー型のなかでいちばん軽い構成です。幅が9cm弱なので、モニターの横や机の下の狭いすき間にも縦置きで収まります。

電源は260Wで、80PLUS GOLD認証です。ACアダプターではなく内蔵電源なので、机の下にアダプターが転がりません。

キーボードとマウスはUSB接続の有線です。日本語 AccuType キーボードと光学ホイール・マウスが付属します。

本体はグレー、キーボードとマウスはブラックです。本体と周辺機器の色が揃っていない点は、新しい08IAS10(すべてクラウドグレー)との違いです。

無線はWi-Fi 6とBluetooth 5.2。有線LANも使えます。

どんな人に向くか

IdeaCentre Tower 08IRH9(Intel)を斜めから見たところ
引用元:Lenovo公式サイト

この機種は「幅89mmのスリムタワーで、グラフィックボードを足す道を残したい」という条件に合う構成です。

同じ筐体の新しい08IAS10にはPCI Expressスロットが無いので、この2機種ならこちらになります。

ただしCPUは第13世代で、PassMarkも中央値をわずかに上回る程度です。処理性能そのものを求めるなら、08IAS10(30,318)や08AKP10(24,965)のほうが上です。

電源も260Wなので、足せるカードの幅は広くありません。本格的にゲームをするつもりなら、最初からそのための機種を選ぶほうが確実です。

事務作業が中心で、将来ちょっとした映像出力の強化だけしたい、という使い方に合う機種です。

レビューは以上です。

詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。

まとめ

IdeaCentre Tower 08IRH9(Intel)の全体(斜めから)
引用元:Lenovo公式サイト

IdeaCentre Tower 08IRH9(Intel)のレビューをしました。

この機種の特徴は大きく分けて3つです。

  • PCI Express x16が1つ空き。同じ筐体の08IAS10には無い
  • 幅89mm・約3.59kg。当サイトで扱ったタワーではいちばん軽い
  • CPUは第13世代。メモリは2スロットとも埋まり3.5型ベイもなし

省スペースのスリムタワーで、あとからグラフィックボードを足す可能性を残したい方に向いた機種です。幅89mm・約3.59kgに収まりながら、PCI Express x16とx1が空いています。

弱いのはCPUの世代とメモリです。第13世代のCore i5-13420Hで、メモリは2スロットとも埋まっています。NPUの記載もありません。

処理性能とAI機能を優先するなら、同じ筐体のIdeaCentre Tower 08IAS10(Core Ultra 5 225)という選択肢があります。ただしPCI Expressスロットはありません。

今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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