こんにちはマサです。
今回はROG Strix G13CHR・ゲーミングデスクトップPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
幅180mmのタワー型ゲーミングデスクトップPCです。このページで扱うのはCore i5-14400FとRTX 4060を積む構成(G13CHR-51440F158W)です。
メモリは32GB、ストレージは1TB。電源は700W(80PLUS BRONZE)で、CPUクーラーは空冷です。
拡張スロットはPCI Express 4.0 x16が4本(空き3本)、SSD用のM.2が2つ(空き1つ)。メモリは最大64GBまで積めます。
いっぽうで背面のHDMI×2はこの構成では使えません。CPUが内蔵グラフィックスを持たないi5-14400Fだからです。
ROG Strix G13CHRの評価
※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| ゲーム性能 | CPU・グラフィックボードなど、ゲームの快適さに直結する性能 |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 拡張性 | メモリ・ストレージ・グラフィックボードを後から足せるか。電源容量とスロット数 |
| 静音性・冷却 | 冷却方式とファン構成。高負荷時にどれだけ静かでいられるか |
| デザイン・質感 | 外観、筐体の素材、仕上げ |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- フルHDや144Hz前後のゲームを中心に遊ぶ方(RTX 4060・最大115Wです)
- あとからパーツを足したい方(PCIe x16が3本、M.2が1つ空いています)
- 幅180mmに収めたい方(奥行き428×高さ430mmです)
- Aura Syncで光り方をそろえたい方(内部RGBとフロントのライトバーに対応します)
向かない人
- 最新世代のGPUが欲しい方(この構成はRTX 4060です)
- CPUを簡易水冷で冷やしたい方(標準は空冷です)
- マザーボードの映像出力を使いたい方(CPUが内蔵グラフィックス非搭載のi5-14400Fなので、背面のHDMIは使えません)
- 重いクリエイティブ作業が主目的の方(CPUは10コア16スレッドです)
ROG Strix G13CHRのスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | デスクトップPC向けCPU272件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| グラフィックス | PassMark(G3D Mark) | デスクトップPC向けGPU143件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=6.0/16GB=7.5/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| 電源 | 電源ユニットの定格W数 | 500W=5.0/750W=7.5/1000W=10.0 |
| 冷却 | 冷却方式 | 空冷=6.0/簡易水冷=8.0/280mm以上の水冷=9.5 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
ASUS Storeで売られている構成(Core i5-14400F・RTX 4060・32GB・1TB)で評価しています。据え置き機なので「ディスプレイ」と「バッテリー」の軸はありません。
CPUのCore i5-14400FはPassMark 25,430。デスクトップPC向けCPU272件の中央値(21,753)をわずかに上回る位置です。
グラフィックスのRTX 4060は当サイトの比較表で19,484。デスクトップPC向けGPU143件の中央値(15,042)の1.3倍です。
冷却の6.0は空冷によるものです。当サイトの換算では簡易水冷が8.0なので、そのぶん低く出ます。筐体側の通気孔は増やされていて、CPUとGPUで通り道を分ける設計です。
電源の7.0は700Wの電源ユニットによるものです。グラフィックスカードを載せ替える余地という点でも効いてきます。
ゲーミングデスクトップPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、遊びたいゲームと設定によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | グラフィックボード | |
| 初級者 | Intel Core Ultra 5 AMD Ryzen 5 | 16GB | RTX 3050以上 RTX 5050以上 |
| 中級者 | Intel Core Ultra 5〜7 AMD Ryzen 5〜7 | 16GB〜32GB | RTX 5060以上 RTX 5060 Ti以上 |
| 上級者 | Intel Core Ultra 7〜9 AMD Ryzen 7〜9 | 32GB | RTX 5070以上 RTX 5070 Ti以上 |
| 超上級者 | Intel Core Ultra 9 AMD Ryzen 9 | 32GB以上 | RTX 5080以上 RTX 5090 |
この構成は表の初級者と中級者のあいだに当たります。RTX 4060は当サイトの比較表でRTX 5050(16,765)とRTX 5060(20,626)の間に入るためです。メモリだけは32GBあるので上級者の行に届いています。フレームレートを上げたいなら、GPUを積み替える前提で見ておくと選びやすくなります。
ROG Strix G13CHRのスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| 筐体 | タワー型ゲーミングデスクトップPC |
| モデル番号 | G13CHR-51440F158W |
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
| CPU | インテル Core i5-14400F プロセッサー(10コア16スレッド) |
| チップセット | インテル B760 |
| グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4060(最大115W) |
| メモリ | 32GB(DDR5-5600) DIMMスロット×4(空き×2)/最大64GB |
| ストレージ | SSD 1TB(PCI Express 4.0 x4接続 NVMe/M.2) |
| 拡張スロット | PCI Express 4.0 x16スロット×4(空き×3) SSD用 M.2コネクター×2(空き×1) 無線LAN用 M.2コネクター×1(空き×0) |
| 冷却 | 空冷(フロントとトップに通気孔。CPUとGPUでゾーンを分ける設計) |
| 入出力(前面) | USB3.2 Gen1(Type-A)×2 マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 |
| 入出力(背面) | DisplayPort×3 HDMI×2(※この構成では使用不可) USB3.2 Gen2(Type-A)×2 USB2.0×4 PS/2ポート×1 ライン入力×1、ライン出力×1、マイク入力×1 |
| ネットワーク | 有線LANポート×1(ASUSの製品ページの記載) 無線はASUSの製品ページが「Wi-Fi 6E」、仕様表の別構成の欄は「Wi-Fi 6(802.11ax)+Bluetooth 5.2」で表記が分かれています |
| サウンド | ハイ・デフィニション・オーディオ準拠 |
| 電源 | 700W(80PLUS BRONZE) |
| ソフトウェア | MyASUS WPS Office 2 Standard Edition(3製品共通ライセンス付) |
| サイズ | 幅180.0×奥行き428.0×高さ430.0mm |
| 重量 | 約8.0kg |
| 主な付属品 | 製品保証書、無線LANアンテナ、クリアサイドパネル |
RTX 4060を最大115Wで動かす
| GPU | ビデオメモリ | PassMark(G3D Mark) |
| RTX 4060 | 8GB | 19,484 |
| RTX 4070 | 12GB | 26,855 |
| RTX 5060(参考) | 8GB | 20,626 |
この構成のグラフィックスはデスクトップ向けのGeForce RTX 4060で、最大115Wと記載されています。当サイトの比較表では19,484です。
デスクトップPC向けGPU143件の中央値(15,042)の1.3倍で、フルHDで144Hzを狙うあたりが現実的な狙いどころになります。
同じ筐体の上位構成ではRTX 4070(26,855)まで選べます。PCI Express 4.0 x16のスロットが空いているので、あとから積み替える余地もあります。
GPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
CPUはCore i5-14400F
| CPU | コア数 | スレッド数 | クロック(最大) | TDP | PassMark |
| Core i5-14400F | 10コア | 16スレッド | 4.7GHz | 65W(最大148W) | 25,430 |
| Core i7-14700F | 20コア | 28スレッド | 5.4GHz | 65W(最大219W) | 41,280 |
CPUはCore i5-14400F。10コア16スレッドで、最大4.7GHzまで上がります。PassMarkは25,430で、デスクトップPC向けCPU272件の中央値(21,753)を少し上回る位置です。
末尾のFは内蔵グラフィックスを持たない型番です。そのため背面のHDMIは使えず、映像はグラフィックスカード側から出します。
ASUSの製品ページでは、シリーズの上限としてCore i7-14700F(41,280)が案内されています。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
冷却は空冷。通気孔を増やした筐体
CPUクーラーは空冷です。ASUSは筐体を作り直してフロントとトップに通気孔を足し、CPUとGPUで通り道を分けたと説明しています。
当サイトの換算では空冷が6.0、簡易水冷が8.0です。数値としては低く出ますが、RTX 4060(最大115W)という構成に対しては釣り合っています。
ファンの回転や電力のプロファイルは、Armoury Crateから一括で変えられます。
スロットは空きあり。メモリは最大64GB
拡張スロットはPCI Express 4.0 x16が4本で、うち3本が空いています。SSD用のM.2コネクターは2つあり、1つ空いています。
メモリはDIMMスロットが4本で、この構成では2本が空き。上限は64GBです。ASUSの製品ページはDDR5-5600と案内しています。
電源は700Wの80PLUS BRONZE。あとからGPUを積み替える場合は、この電源の枠が上限になります。
本体は幅180×奥行き428×高さ430mm、約8.0kg。タワー型としては幅が狭いので、置き場所の自由度はあるほうです。
端子は背面にDisplayPort×3。HDMIは使えない
端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| DisplayPort(背面) | 3 |
| HDMI(背面・この構成では使用不可) | 2 |
| USB3.2 Gen2(Type-A・背面) | 2 |
| USB2.0(Type-A・背面) | 4 |
| PS/2コンボポート(背面) | 1 |
| ライン入力/ライン出力/マイク入力(背面) | 各1 |
| USB3.2 Gen1(Type-A・前面) | 2 |
| マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック(前面) | 1 |
背面のHDMI×2は、この構成では使えません。マザーボード側の映像出力で、内蔵グラフィックスを持たないi5-14400Fでは機能しないためです。画面はグラフィックスカードのDisplayPort×3につなぎます。
前面(天面手前)にはUSB3.2 Gen1のType-Aが2つとコンボジャックがあります。背面にはPS/2ポートも残っています。
有線LANポートはASUSの製品ページに記載があります。無線はページ側がWi-Fi 6E、仕様表の別構成の欄がWi-Fi 6+Bluetooth 5.2で、表記が分かれています。購入前に構成ごとの仕様表で確かめるのが確実です。
クリアサイドパネルとAura Sync
内部のRGBライティングとフロントパネルのライトバーがAura Syncに対応します。ほかのASUS機器や周辺機器と光り方をそろえられます。
サイドパネルは2種類から選べる設計で、この構成にはクリアサイドパネルが付属します。中のライティングを見せる使い方ができます。
ソフトはArmoury CrateとMyASUS、ビジネス統合アプリとしてWPS Office 2 Standard Editionが付きます。
この構成と、ASUSが案内しているシリーズの上限は以下のとおりです。
| 項目 | この構成 | シリーズの上限 |
| CPU | Core i5-14400F | Core i7-14700F |
| グラフィックス | RTX 4060(最大115W) | RTX 4070 |
| メモリ | 32GB | 64GB(DDR5-5600) |
| ストレージ | 1TB | 1TB |
レビューは以上です。
詳細について気になる方はASUS公式サイトからご確認お願いします。
まとめ
ROG Strix G13CHRのレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- RTX 4060(最大115W)とCore i5-14400Fで、フルHD中心なら十分に動く
- PCIe x16が3本、M.2が1つ空き。メモリは最大64GB
- クリアサイドパネル付属でAura Syncに対応
幅180mmのタワーに、Core i5-14400FとRTX 4060、32GBメモリと1TB SSDを収めたゲーミングデスクトップPCです。拡張スロットとM.2に空きがあるので、あとから足していく前提で選べます。
注意したいのは、背面のHDMIがこの構成では使えないこと、CPUクーラーが空冷であることの2点です。最新世代のGPUが必要なら、RTX 50シリーズを積む機種のほうが素直に選べます。
今回の記事が少しでもデスクトップPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。



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