こんにちはマサです。
今回はThinkPad P14s Gen 7(14型 AMD)・モバイルワークステーションのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
ThinkPad Pシリーズの14型AMD版です。Pシリーズの中ではいちばん軽い部類に入ります。
独立GPUは選べません。グラフィックスはAPU内蔵のRadeonのみです。
そのぶん重量は約1.29kgと、ワークステーションとしては突出して軽くなっています。
メモリはDDR5のSODIMMで2スロット、最大96GBまで増設できます。
ThinkPad P14s Gen 7(14型 AMD)の評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| 処理性能 | CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や開発、Web会議の快適さ |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 入力・画面 | キーボードの打ちやすさ、ポインティングデバイス、ディスプレイの見やすさ |
| デザイン・堅牢性 | 外観、筐体の素材、堅牢性試験への対応 |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- Pシリーズを軽く持ち歩きたい方
- メモリを後から増設したい方(2スロット)
- 独立GPUを必要としない方
- 2.8K有機ELで色を確認したい方
向かない人
- 独立GPUが必要な方(選べません)
- 3Dレンダリングをする方
- ECCメモリが必要な方(非対応です)
- 2TBのSSDが必要な方(上限1TBです)
ThinkPad P14s Gen 7(14型 AMD)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU426件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| ディスプレイ | 解像度・パネル・リフレッシュレート | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
| 携帯性 | 本体の重量 | 0.8kg=10.0/1.2kg=8.0/1.6kg=6.0/2.0kg=4.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
カスタマイズで選べる最上位の構成で評価したものです。
このチャートにグラフィックスの軸はありません。この機種は独立GPUを選べず、APU内蔵のRadeonのみだからです。独立GPUを積む他のPシリーズと同じ土俵では比較できません。
携帯性の7.5は約1.29kgによるもの。今回扱ったPシリーズの中ではいちばん軽い数値です。
ディスプレイの9.0は2.8K有機EL(2880×1800)によるもの。X-Riteのカラーキャリブレーション付きで選べます。
ビジネスノートPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | ストレージ | |
| 文書作成・Web会議が中心 | Intel Core Ultra 5 | 16GB | 256GB以上 |
| 表計算や資料作成が多い | Intel Core Ultra 5〜7 | 16GB〜32GB | 512GB以上 |
| 開発・画像編集もする | Intel Core Ultra 7 | 32GB | 1TB以上 |
| 動画編集や大きなデータを扱う | Intel Core Ultra 7〜9 Intel Core Ultra X7〜X9 | 32GB〜64GB | 1TB以上 |
この機種は表の上から3行目まで対応できます。独立GPUがないので、3Dレンダリングのような用途には向きません。設計データの閲覧や写真・資料の作成が中心なら十分です。
ThinkPad P14s Gen 7(14型 AMD)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| OS | Windows 11 Pro 64bit ほか ※選択可能 |
| CPU | AMD Ryzen AI 5 PRO 440(6コア) AMD Ryzen AI 7 PRO 450(8コア) ※選択可能 |
| NPU | APU内蔵 AMD Ryzen AI(最大50TOPS) |
| グラフィックス | APU内蔵(AMD Radeon グラフィックス) ※独立GPUは選べません |
| メモリ | DDR5-5600 SODIMM 16GB/24GB/32GB 最大96GB ※スロット数2。増設できます |
| ストレージ | 256GB/512GB SSD(M.2 PCIe NVMe Gen4) ※選択可能 |
| ディスプレイ | 14.0型 2.8K 有機EL(2880×1800)500nit・X-Riteカラーキャリブレーション 14.0型 WUXGA IPS液晶(1920×1200)500nit・Privacy Guard/省電力/マルチタッチ対応 ほか ※選択可能。いずれも光沢なし |
| キーボード | 6列89キー JIS配列 TrackPoint + ThinkPadクリックパッド、バックライト付き |
| カメラ | 5MP+IR/5MP/カメラなし ※選択可能。カメラ付きはプライバシーシャッター付き |
| 無線 | Wi-Fi 7 + Bluetooth 5.4 WWAN(5G Sub6)に対応 ※選択可能 |
| 本体寸法 | 約 313.6 × 221.7 × 12.1(前端)〜22.6mm(最厚部) |
| 重量 | 約1.29kg〜 |
| バッテリー | 60Whr/75Whr ※選択可能 動画再生 約15.7時間/JEITA 3.0 |
| カラー | ブラック |
独立GPUがないという前提
まず押さえておくべきは、この機種に独立GPUの選択肢がないことです。
同じ世代のIntel版と比べると、以下のようになります。
| 項目 | P14s Gen 7 AMD(本機) | P14s Gen 7 Intel |
| 独立GPU | 選べない(APU内蔵のみ) | RTX PRO 500/1000 Blackwell |
| 画面サイズ | 14.0型 | 14.5型 |
| 有機EL | 2.8K(2880×1800) | 選べない |
| メモリ | DDR5 SODIMM(2スロット) | LPCAMM2(1スロット) |
| ストレージ上限 | 512GB | 1TB |
| 重量 | 約1.29kg〜 | 約1.63kg〜 |
Pシリーズの名前は付いていますが、グラフィックスはAPU内蔵のRadeonのみです。3Dレンダリングやシミュレーションを回す用途には向きません。
一方で、設計データの閲覧、写真の現像、資料作成といった用途なら内蔵GPUで足ります。そこにワークステーション向けの検証と保守が付くのが本機の位置づけです。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
ディスプレイ

14.0型で4種類から選べます。どれも光沢なしです。
- 2.8K 有機EL(2880×1800)500nit・X-Riteカラーキャリブレーション
- WUXGA IPS液晶(1920×1200)500nit・マルチタッチ対応・Privacy Guard
- WUXGA IPS液晶(1920×1200)500nit・省電力・マルチタッチ対応
- WUXGA IPS液晶(1920×1200)400nit
2.8K有機ELはX-Riteのカラーキャリブレーション付きです。色を見る仕事なら、この構成を選ぶ意味があります。
Privacy Guardは横から画面を見えにくくする機能です。外で作業する方向けの選択肢になります。
メモリと拡張性

メモリはDDR5のSODIMMで、スロットが2つあります。最大96GBまでです。
オンボードではないので、購入後に自分で増設・交換できます。
Intel版はLPCAMM2の1スロットなので、増設のしやすさでは本機が有利です。
ストレージは512GBまで。ECCメモリとRAIDには対応しません。
入出力端子

端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| Thunderbolt 4(Type-C) | 2 |
| USB 5Gbps Type-A | 2(うち1つはPowered USB) |
| HDMI | 1 |
| 有線LAN(RJ-45) | 1 |
| マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック | 1 |
Thunderbolt 4が2基、USB Type-Aが2つ、有線LANもあります。1.3kg台で有線LANが残っているのは実用的です。
スマートカードリーダーとNano-SIMカードスロットはカスタマイズで選びます。
無線はWi-Fi 7とBluetooth 5.4に対応します。
バッテリーと携帯性

重量は約1.29kgから。今回扱ったPシリーズの中ではいちばん軽い機種です。
バッテリーは60Whrと75Whrから選べます。レノボの計測では動画再生 約15.7時間、アイドル時 約32.4時間とされています。
NPUは最大50TOPSで、Copilot+ PCに対応します。
WWANは5G Sub6に対応します。
キーボードと筐体

6列89キーのJIS配列で、TrackPointとThinkPadクリックパッドを備えます。バックライトは標準です。
カメラは構成により「なし」も選べます。セキュリティ上カメラを付けたくない現場向けの選択肢です。
指紋センサーはパワーボタンに内蔵する構成をカスタマイズで選べます。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

ThinkPad P14s Gen 7(14型 AMD)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- 独立GPUは選べない。グラフィックスはAPU内蔵のみ
- 約1.29kg。Pシリーズの中ではいちばん軽い
- メモリは2スロットで最大96GB。ストレージは512GBまで
Pシリーズの検証と保守を、1.3kg台の本体で受けられる機種です。独立GPUが要らないなら、重さと拡張性のバランスは良くまとまっています。
ただしPシリーズという名前から3D性能を期待すると外します。グラフィックスはAPU内蔵のみという点は、購入前に必ず確認してください。
独立GPUが必要なら、RTX PRO 1000まで選べるIntel版のThinkPad P14s Gen 7になります。重量は約340g増えます。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




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