【レビュー】ThinkCentre neo Ultra Gen 2(Intel) | 小型にRTX 5060

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ThinkCentre neo Ultra Gen 2(Intel)の本体(前面) ガジェット
引用元:Lenovo公式サイト

こんにちはマサです。

今回はThinkCentre neo Ultra Gen 2(Intel)・ビジネス向けコンパクトデスクトップPCのレビューをしていきます。

結論からお伝えすると、

約195×191×111mmという小さな筐体に、デスクトップ向けのCore Ultra 7 265とGeForce RTX 5060を収めたビジネス機です。

NPUはCPU内蔵ではなく、Kinara Ara-2というディスクリートNPU(最大30TOPS)を積みます。

電源は内蔵の350W 80PLUS(効率92%)。Wi-Fi 7とThunderbolt 4も標準で載ります。

ただしPCI Express x8スロットはRTX 5060で埋まっていて、空きがありません。

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ThinkCentre neo Ultra Gen 2(Intel)の評価

ThinkCentre neo Ultra Gen 2(Intel)の本体(前面)
引用元:Lenovo公式サイト

総合点・・・・・・4.1
処理性能・・・・・4.5
コスパ・・・・・・3.0
拡張性・端子・・・4.0
設置性・・・・・・4.5
デザイン・質感・・4.5

※評価はmasalog運営者の主観です

各項目は1.0〜5.0で評価しています。

点数意味
5.0このクラスで最高水準
4.0十分に満足できる
3.0標準的。価格なりで不足はない
2.0用途によっては足りない
1.0おすすめしない

5項目の内容は以下のとおりです。

項目見ているもの
処理性能CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や制作の快適さ
コスパ絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか
拡張性・端子端子の種類と数、メモリやSSDの増設可否
設置性本体のサイズと重量、置き場所の自由度
デザイン・質感外観、筐体の素材、仕上げ

総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。

向いている人

  • 小さい筐体で独立GPUを使いたい方(RTX 5060を標準搭載します)
  • AI処理をローカルで回す方(ディスクリートNPU 最大30TOPS)
  • 外部モニターを多く並べる方(DisplayPort 4つとHDMI 2つ)
  • Thunderbolt 4やWi-Fi 7を使う方(どちらも標準です)

向かない人

  • グラフィックボードを後から替えたい方(PCIe x8は空きがありません)
  • できるだけ安く済ませたい方(ビジネス向けの上位機です)
  • メモリを128GBにしたい方(上限64GBです)
  • 静かさを最優先する方(350W電源と独立GPUを積みます)

ThinkCentre neo Ultra Gen 2(Intel)のスペック評価

各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。

各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。

項目基準にしている数値換算のしかた
CPUPassMark(CPU Mark)デスクトップPC向けCPU247件の最高値で10.0、中央値で5.0
グラフィックスPassMark(G3D Mark)デスクトップPC向けGPU135件の最高値で10.0、中央値で5.0
メモリ容量8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0
ストレージ容量と規格256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0
電源電源ユニットの定格W数500W=5.0/750W=7.5/1000W=10.0
設置性本体の重量5kg=10.0/8kg=7.0/10kg=5.0

CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。

仕様書(2025年7月23日・製品番号 13BHS00100)に載っている構成で評価したものです。このチャートには「ディスプレイ」と「バッテリー」の軸がありません。画面の付かないデスクトップだからです。この機種は独立GPUを積むので、グラフィックスの軸は残しています。

CPUの8.5は20コアのCore Ultra 7 265によるもの。PassMarkは49,689で、デスクトップPC向けCPU247件の中央値(19,715)の2.5倍を超えます。

グラフィックスの6.8はGeForce RTX 5060(20,626)によるもの。デスクトップPC向けGPU135件の中央値を上回ります。ビデオメモリは8GBです。

メモリの9.0は32GB(32GB×1)によるもの。DDR5 SODIMMで、2スロットのうち1つが空いています。上限は64GBです。

ストレージの7.0は512GBによるもの。M.2 2280スロットが4つあり、2つ空いています。

電源の3.5は内蔵350Wによるもの。80PLUS認証で効率92%です。

設置性の10.0は約3.9kg(最大構成時)によるものです。

デスクトップPCのスペック目安

どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。

CPUメモリストレージ
Web・動画視聴・文書作成が中心Intel Core 5/Core Ultra 5
AMD Ryzen 5
16GB512GB以上
表計算や資料作成が多いIntel Core Ultra 5〜7
AMD Ryzen 7
16GB〜32GB512GB以上
写真編集・軽い動画編集をするIntel Core Ultra 7
AMD Ryzen 7
32GB1TB以上
3DやゲームもするIntel Core Ultra 7以上32GB以上1TB以上+独立GPU

この機種は表のいちばん下の行まで対応できます。独立GPUを標準で積むので、3D制作や映像編集も視野に入ります。

ThinkCentre neo Ultra Gen 2(Intel)のスペック

主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。

項目内容
筐体コンパクトデスクトップ
OSWindows 11 Pro 64bit(日本語版)
稼働確認:Windows 11 Home/Pro
CPUインテル Core Ultra 7 プロセッサー 265(20コア・2.40GHz・キャッシュ36MB)
※レノボの製品ページではCore Ultra 5 235/Core Ultra 9 285もカスタマイズで選べるとしています
NPUディスクリート:Kinara Ara-2 NPU(最大30TOPS)
チップセットインテル Q870 チップセット
インテルAMT 対応/vPro 対応
メモリ32GB(32GB×1)DDR5 SDRAM SODIMM
最大64GB/2スロット(空き1)
ストレージ512GB SSD(PCIe NVMe/M.2・OPAL2.0対応)
グラフィックスNVIDIA GeForce RTX 5060(ビデオメモリ 8GB)
CPU内蔵(インテル グラフィックス)も併載
デジタル出力 7680×4320ドット(グラフィックカードから出力時)
拡張スロットPCI Express x8:1(空き0・RTX 5060が搭載済み)ハーフレングス・ロープロファイル
M.2 2230:1(空き0)/M.2 2280:4(空き2)
無線インテル Wi-Fi 7 BE200(a/b/g/n/ac/ax/be)
Bluetooth 5.4
有線LAN10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T(Wake on LAN対応)
オーディオHD Audio(オンボード)/モノラルスピーカー内蔵
内蔵カメラ・マイクロホンはありません
付属品フルサイズ スリム キーボード(109A 日本語・OADG準拠・USB)、光学ホイール・マウス(USB)
電源コード(アース端子付き) ※スタンドは付属しません
本体寸法約 195 × 191 × 111mm(幅×奥行×高さ)
重量約3.9kg(最大構成時)
電源内蔵電源ユニット 350W/AC 100-240V(50/60Hz)【80PLUS・効率92%】
最大消費電力 350W
保証1年間・翌営業日オンサイト修理

小さい筐体に独立GPUを収めた

ThinkCentre neo Ultra Gen 2(Intel)の内部構造(分解図)
引用元:Lenovo公式サイト

この機種のいちばんの特徴は、約195×191×111mmという大きさに独立GPUと内蔵電源を収めている点です。

GeForce RTX 5060(ビデオメモリ 8GB)が標準で載ります。PassMarkは20,626で、デスクトップPC向けGPU135件の中央値を上回ります。3D制作や映像編集、AIの推論まで視野に入ります。

幅19.5cm・奥行19.1cm・高さ11.1cmなので、置いたときの面積はA4の紙(21×29.7cm)の6割ほどです。独立GPUを積むデスクトップとしては、置き場所をかなり選びません。

電源はACアダプターではなく内蔵の350Wユニットです。80PLUS認証で効率は92%とされています。机の下にアダプターが転がりません。

ただしPCI Express x8スロットはRTX 5060で埋まっていて、空きは0です。あとからグラフィックボードを足したり替えたりはできません。

GPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。

処理性能とNPU

CPUはCore Ultra 7 265です。20コアで、2.40GHz・キャッシュ36MBという構成です。

PassMarkは49,689。デスクトップPC向けCPU247件の中央値(19,715)の2.5倍を超えます。書き出しやビルドのように並列で効く処理に強くなります。

レノボの製品ページでは、カスタマイズでCore Ultra 5 235(36,345)とCore Ultra 9 285(57,724)も選べるとしています。仕様書に載っているファースト・セレクトの構成はCore Ultra 7 265です。

NPUはこの機種の特徴的な部分です。CPU内蔵のAI Boostではなく、Kinara Ara-2というディスクリートNPU(最大30TOPS)を別に積みます。M.2スロットに挿す形のNPUです。

CPU内蔵NPUが13TOPS前後にとどまる世代なので、30TOPSという数字はその倍以上になります。ただしCopilot+ PCの条件(40TOPS以上)には届きません。

vProとインテルAMTに対応します。台数を管理する前提の機能です。

CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。

入出力端子

ThinkCentre neo Ultra Gen 2(Intel)の入出力端子
引用元:Lenovo公式サイト

端子の構成は以下のとおりです。

端子数位置
USB-A(USB 3.2 Gen2)2前面
USB Type-C(USB 3.2 Gen2×2・最大4.5W給電)1前面
USB-A(USB 3.2 Gen2)3背面
USB-A(USB 3.2 Gen1)1背面
Thunderbolt 4(最大15W給電/DP Alt Mode)1背面
DisplayPort4背面(オンボード1+グラフィックカード3)
HDMI2背面(オンボード1+グラフィックカード1)
有線LAN(RJ-45)1背面
マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック1前面
VGAなし—

映像出力はDisplayPortが4つ、HDMIが2つです。オンボードのDisplayPort 1つとHDMI 1つに加えて、RTX 5060側にDisplayPort 3つとHDMI 1つが付きます。

グラフィックカードから出力した場合、最大7680×4320ドットまで対応します。モニターを多く並べる使い方に向きます。

背面にThunderbolt 4があります。最大15Wの給電とDP Alt Modeに対応するので、対応ドックやディスプレイを1本でつなげます。ThinkCentreのTinyシリーズには付かない端子です。

USB-Aは前面2つ・背面4つの計6つ。前面のType-CはUSB 3.2 Gen2×2で、最大4.5Wの給電にも対応します。

VGAはありません。有線LAN(1000BASE-T)とコンボジャックは備えます。

拡張性

ThinkCentre neo Ultra Gen 2(Intel)の側面
引用元:Lenovo公式サイト

スロットの構成は以下のとおりです。

スロット数空き
M.2 2280(SSD/NPU用)42
メモリスロット(DDR5 SODIMM)21
PCI Express x8(ロープロファイル)10
M.2 2230(WiFi用)10
拡張ベイ0—

M.2 2280スロットが4つあり、2つ空いています。SSDを2枚増設できます。仕様書はこのスロットを「SSD/NPU用」としているので、NPUカードもここに入ります。

メモリスロットも1つ空いていて、上限は64GBです。32GB×1で出荷されるので、同容量を1枚足して64GBにできます。

PCI Express x8スロットはRTX 5060で埋まっています。M.2 2230(WiFi用)もWi-Fi 7カードで埋まっています。

拡張ベイはありません。HDDの内蔵はできないので、容量はM.2で確保することになります。

「SSDとメモリは足せる、カードは替えられない」という構成です。

無線と設置

ThinkCentre neo Ultra Gen 2(Intel)を上から見たところ
引用元:Lenovo公式サイト

無線はインテル Wi-Fi 7 BE200とBluetooth 5.4を標準で積みます。ThinkCentreのTinyシリーズ(M90q/M70q Tiny Gen 6)はどちらも標準では載らないので、ここは明確な違いです。

有線LANは1000BASE-Tで、Wake on LANに対応します。

本体寸法は約 195 × 191 × 111mm、重量は約3.9kg(最大構成時)です。独立GPUと350W電源を積んでこの大きさに収まっています。

スタンドは付属しません。横置きで使う前提の形です。

キーボードとマウスは付属します。フルサイズのスリム キーボード(109A 日本語・OADG準拠・USB)と光学ホイール・マウスです。

オーディオはHD Audioでモノラルスピーカーを内蔵します。内蔵カメラとマイクロホンはありません。

どんな人に向くか

ThinkCentre neo Ultra Gen 2(Intel)を斜め上から見たところ
引用元:Lenovo公式サイト

この機種は「独立GPUとAI処理が要るが、置き場所は取りたくない」という業務用途に向きます。

RTX 5060とディスクリートNPU、Thunderbolt 4、Wi-Fi 7、内蔵350W電源。これらを約3.9kgの筐体にまとめた構成です。

同じThinkCentreの上位機と比べると、以下のようになります。

項目neo Ultra Gen 2(本機)M90q Tiny Gen 6M90s Small Gen 6
容量約195×191×111mm(約3.9kg)約36.5×182.9×179mm(約1.34kg)約92.5×299.7×339.5mm(約5.3kg)
CPUCore Ultra 7 265(49,689)Core Ultra 9 285(57,724)Core Ultra 7 265(49,689)
独立GPURTX 5060(標準搭載)なしカスタマイズで選択可能
NPUディスクリート 最大30TOPSCPU内蔵 最大13TOPSCPU内蔵 最大13TOPS
メモリ上限64GB64GB128GB
無線Wi-Fi 7/Bluetooth 5.4 搭載標準では非搭載標準では非搭載
Thunderbolt 4ありなしなし
電源内蔵350W(80PLUS)ACアダプター 90〜230W内蔵310W(80PLUS)

独立GPU・NPU・無線・Thunderbolt 4はこの機種が上です。CPUの上限はM90q Tiny Gen 6(Core Ultra 9 285)、メモリの上限と拡張スロットの数はM90s Small Gen 6が上です。

逆に、独立GPUが要らないならM90q Tiny Gen 6のほうが小さく(約1.34kg)収まります。あとからカードを足したいならM90s Small Gen 6が向きます。

保証は1年間・翌営業日オンサイト修理です。M90q Tiny Gen 6やM90s Small Gen 6の3年間と比べると短くなります。

レビューは以上です。

詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。

まとめ

ThinkCentre neo Ultra Gen 2(Intel)を斜め上から見たところ
引用元:Lenovo公式サイト

ThinkCentre neo Ultra Gen 2(Intel)のレビューをしました。

この機種の特徴は大きく分けて3つです。

  • 約195×191×111mm・約3.9kgにRTX 5060と内蔵350W電源
  • ディスクリートNPU(Kinara Ara-2・最大30TOPS)とThunderbolt 4、Wi-Fi 7
  • PCIe x8はGPUで埋まり空きなし。保証は1年

置き場所を取らずに独立GPUとAI処理の両方を使いたい業務用途に向いた機種です。RTX 5060、ディスクリートNPU 最大30TOPS、Thunderbolt 4、Wi-Fi 7、内蔵350W電源が約3.9kgにまとまっています。

弱いのは拡張カードと保証です。PCI Express x8スロットはGPUで埋まっていて空きがなく、保証も1年間です。

独立GPUが要らず、もっと小さくしたいなら、ThinkCentre M90q Tiny Gen 6(約1.34kg・保証3年)という選択肢があります。

今回の記事が少しでもデスクトップPC選びの参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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