こんにちはマサです。
今回はIdeaPad Slim 3 Gen 10(14型 AMD)・スタンダードノートPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
IdeaPad Slim 3の14型で、CPUにAMDを積む構成です。
最上位は8コア16スレッドのRyzen 7 170。同じ価格帯のIntel版(6コア6スレッド)を大きく上回ります。
重量は約1.39kgで、4-in-1メディアカードリーダーも備えます。
ただしメモリは16GBで1スロットが埋まっており、バッテリーは50Whrになります。
IdeaPad Slim 3 Gen 10(14型 AMD)の評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| 処理性能 | CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や開発、Web会議の快適さ |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 入力・画面 | キーボードの打ちやすさ、ポインティングデバイス、ディスプレイの見やすさ |
| デザイン・堅牢性 | 外観、筐体の素材、堅牢性試験への対応 |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- 8コア16スレッドのCPUを安く手に入れたい方
- SDカード以外のメディアも使う方(4-in-1リーダー)
- 14型で1.4kgを切る機種を探している方
- 学習や事務作業が中心の方
向かない人
- Copilot+ PCの機能を使いたい方(対応しません)
- メモリを増設したい方(16GB・1スロット空きなし)
- 外で長く使う方(動画再生 約9.0時間です)
- 高解像度の画面が欲しい方(WUXGAのみです)
IdeaPad Slim 3 Gen 10(14型 AMD)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU422件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| ディスプレイ | 解像度・パネル・リフレッシュレート | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
| 携帯性 | 本体の重量 | 0.8kg=10.0/1.2kg=8.0/1.6kg=6.0/2.0kg=4.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
仕様書に載っている上位の構成で評価したものです。
CPUの6.2は8コア16スレッドのRyzen 7 170によるもの。同じシリーズのIntel版(Core 5 315=5.0)を上回ります。
バッテリーの5.0は50Whrによるもの。駆動時間は動画再生時で約9.0時間です。
メモリの7.0は16GB、ストレージの7.0は512GBによるもの。どちらも増やせません。
ディスプレイの6.0は14.0型 WUXGA(1920×1200)のIPS液晶によるもの。
携帯性の7.1は約1.39kgによるもの。14型としては標準的です。
スタンダードノートPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | ストレージ | |
| Web・動画視聴・文書作成が中心 | Intel Core 3〜5 AMD Ryzen 5 | 8GB〜16GB | 256GB以上 |
| 学習・表計算・資料作成が多い | Intel Core 5〜7 Intel Core Ultra 5 AMD Ryzen 7 | 16GB | 512GB以上 |
| 写真編集・軽い動画編集をする | Intel Core Ultra 5〜7 | 16GB〜32GB | 512GB以上 |
| 本格的な動画編集・開発をする | Intel Core Ultra 7以上 | 32GB以上 | 1TB以上 |
この機種は表の上から2行目まで対応できます。8コアのCPUを選べますが、メモリが16GB固定なので、写真編集や動画編集を日常的にやるなら別の機種を見たほうが安全です。
IdeaPad Slim 3 Gen 10(14型 AMD)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| OS | Windows 11 Home 64bit(日本語版) |
| CPU | AMD Ryzen 7 170(8コア16スレッド・3.20GHz/最大ブースト 4.75GHz・Radeon 680M) AMD Ryzen 5 150(6コア12スレッド・3.30GHz/最大ブースト 4.55GHz・Radeon 660M) ※仕様書(2026年4月21日)の記載。レノボの製品ページにはRyzen 7 7735HS/Ryzen 5 7533HSの記載もあります |
| メモリ | DDR5-4800 SODIMM 16GB(16GB×1) 最大16GB ※スロット数1(空0) ※レノボの製品ページには「16GB(内、オンボード8GB)」の記載もあります |
| ストレージ | 512GB SSD(PCIe NVMe/M.2) ※レノボの製品ページには1TBの記載もあります |
| グラフィックス | APU内蔵(AMD Radeon 680M/660M グラフィックス) ※CPUにより異なります |
| ディスプレイ | 14.0型 WUXGA IPS液晶(1920×1200)約1,677万色・16:10・光沢なし |
| キーボード | 84キー JIS配列(Fnキー・Windowsキー・Copilotキー付き) マルチタッチパッド |
| カメラ | FHD 1080pカメラ+IRカメラ(プライバシーシャッター付き) |
| 指紋センサー | 搭載しません |
| オーディオ | ステレオスピーカー(2.0W×2)・Dolby Audio対応 |
| カードスロット | 4-in-1メディアカードリーダー(SD/SDHC/SDXC/MMC) |
| 無線 | Wi-Fi 6対応(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n) Bluetooth 5.3 有線LANには対応しません |
| 本体寸法 | 約 314.4 × 222.1 × 16.9mm(最薄部) |
| 重量 | 約1.39kg |
| バッテリー | 固定式 3セル 50Whr 動画再生時 約9.0時間・アイドル時 約17.0時間(JEITA 3.0) |
| カラー | ルナグレー |
処理性能
この機種はCPUの記載が出どころによって違います。仕様書(2026年4月21日・83K600A0JPほか)はRyzen 7 170/Ryzen 5 150、レノボの製品ページはRyzen 7 7735HS/Ryzen 5 7533HSとしています。古いSKUが併売されているためと考えられます。
4つとも当サイトの比較表に載せているので、数値はこうなります。
| CPU | コア/スレッド | PassMark | 内蔵グラフィックス |
| AMD Ryzen 7 7735HS | 8コア16スレッド | 22,161 | AMD Radeon 680M |
| AMD Ryzen 7 170 | 8コア16スレッド | 20,613 | AMD Radeon 680M |
| AMD Ryzen 5 150 | 6コア12スレッド | 16,961 | AMD Radeon 660M |
| AMD Ryzen 5 7533HS | 6コア12スレッド | 14,898 | AMD Radeon 660M |
いちばん高いのはRyzen 7 7735HS、次がRyzen 7 170です。どちらも8コア16スレッドで内蔵グラフィックスはRadeon 680M。実質的な差は大きくありません。
下位のRyzen 5 150とRyzen 5 7533HSは6コア12スレッドで、内蔵グラフィックスはRadeon 660Mになります。
どれを選んでもNPUの記載はなく、Copilot+ PCには該当しません。
同じシリーズのIntel版(Slim 3i Gen 11 14型 Core 5)と比べると、以下のようになります。
| 項目 | Slim 3 Gen 10 AMD(本機) | Slim 3i Gen 11 14型 Core 5 |
| 最上位CPU | Ryzen 7 170(8コア16スレッド・20,613) | Core 5 315(6コア6スレッド・14,591) |
| グラフィックス | Radeon 680M/660M | インテル グラフィックス |
| カードスロット | 4-in-1メディアカードリーダー | SDカードリーダー |
| バッテリー | 50Whr(動画再生 約9.0時間) | 50Whr(動画再生 約12.8時間) |
| 重量 | 約1.39kg | 同じ |
CPUとグラフィックス、カードリーダーはこちら、駆動時間はIntel版が上回ります。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
ディスプレイ
14.0型 WUXGA(1920×1200)のIPS液晶です。選択肢はこれだけになります。
約1,677万色・16:10・光沢なしという仕様です。
色域と輝度はレノボ公式の仕様に記載がないため、色を厳密に見る作業には向かないと考えたほうが安全です。
16:10なので、縦方向の表示量は16:9の画面より多くなります。
タッチパネルの設定はありません。
入出力端子

端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| USB Type-C(USB 3.2 Gen1/USB PD・DisplayPort出力対応) | 1 |
| USB-A(USB 3.2 Gen1) | 2 |
| HDMI | 1 |
| 4-in-1メディアカードリーダー | 1 |
| マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック | 1 |
| 電源コネクター(丸型) | 1 |
| 有線LAN(RJ-45) | 0 |
4-in-1メディアカードリーダーを備えます。同じシリーズのGen 11がSDカードリーダーなので、SD以外のメディアも使うならここは利点です。
USB Type-Cは1つで、USB PDとDisplayPort出力に対応します。充電用の丸形コネクターが別にあるので、Type-Cを塞がずに充電できます。
USB Type-Aが2つとHDMIも備えます。有線LANの端子はありません。
無線はWi-Fi 6とBluetooth 5.3です。
メモリと拡張性

メモリは16GBで、スロットは1つ。すでに16GBのモジュールで埋まっています。仕様書では上限も16GBです。
ただしレノボの製品ページには「16GB(内、オンボード8GB)」という記載もあり、構成が食い違います。増設や交換を前提にするなら、公式サイトで実際の構成を確認してから買うのが安全です。
ストレージは仕様書が512GB、製品ページには1TBの記載もあります。
いずれにしても、あとから足す前提では考えないほうがいい機種です。
バッテリーと携帯性

バッテリーは50Whrで、動画再生時は約9.0時間、アイドル時は約17.0時間(JEITA 3.0)です。
同じ50Whrでも、Intel版のCore 5 315は約12.8時間です。8コア16スレッドのRyzenを積むぶん、消費電力の面では不利になります。
重量は約1.39kgです。本体の厚みは最薄部で16.9mmで、寸法はIntel版と共通です。
処理性能を取るか駆動時間を取るかで、Intel版と分かれる機種です。
ACアダプターは65Wです。
キーボードと筐体

84キーのJIS配列です。14型なのでテンキーはありません。Copilotキーが付きます。
ポインティングデバイスはマルチタッチパッドです。
指紋センサーは搭載しません。そのかわりIRカメラを備えるので、Windows Helloの顔認証でサインインできます。
カメラはFHD 1080p+IRカメラで、プライバシーシャッター付きです。
オーディオはステレオスピーカー(2.0W×2)とDolby Audioです。本体カラーはルナグレーです。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

IdeaPad Slim 3 Gen 10(14型 AMD)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- 8コア16スレッドのRyzen 7 170。Intel版より上の数値
- 4-in-1メディアカードリーダーを搭載。約1.39kg
- メモリは16GB固定。バッテリーは50Whrで動画再生 約9.0時間
学習や事務作業が中心で、CPUの余裕も欲しい方に向いた機種です。8コア16スレッドのRyzenとカードリーダーを、約1.39kgに収めています。
弱いのはバッテリーと拡張性です。同じ50Whrでも駆動時間はIntel版より3時間以上短く、メモリも16GBで固定されます。
駆動時間を取るなら、IdeaPad Slim 3i Gen 11(14型 Core 5)という選択肢があります。CPUは6コア6スレッドになりますが、動画再生は約12.8時間です。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




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