こんにちはマサです。
今回はThinkBook 14x(14型 Intel)・ビジネス向けノートPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
ThinkBookシリーズの中で、薄さと軽さに振った1台です。
重量は約1.0kg、厚みは12.9mmから。当サイトで扱ったThinkBookの中でいちばん軽い機種です。
CPUはCore Ultra 7 266Vの1種類だけ。NPUは最大48TOPSで、Copilot+ PCに対応します。
ただしメモリは16GB固定で、有線LANの端子もありません(変換アダプターが付属します)。
ThinkBook 14x(14型 Intel)の評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| 処理性能 | CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や開発、Web会議の快適さ |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 入力・画面 | キーボードの打ちやすさ、ポインティングデバイス、ディスプレイの見やすさ |
| デザイン・堅牢性 | 外観、筐体の素材、堅牢性試験への対応 |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- 毎日持ち歩く方(約1.0kg・12.9mm〜)
- バッテリーの持ちを重視する方(動画再生 約19.0時間)
- Copilot+ PCの機能を使いたい方(NPU 最大48TOPS)
- 構成を迷わず決めたい方(CPUは1種類)
向かない人
- メモリを増設したい方(16GB固定・スロットなし)
- Thunderbolt機器を使う方(USB 10Gbpsです)
- 有線LANを本体の端子でつなぎたい方
- 高解像度の画面が欲しい方(WUXGAのみです)
ThinkBook 14x(14型 Intel)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU422件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| ディスプレイ | 解像度・パネル・リフレッシュレート | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
| 携帯性 | 本体の重量 | 0.8kg=10.0/1.2kg=8.0/1.6kg=6.0/2.0kg=4.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
構成は1種類なので、そのまま評価したものです。
携帯性の9.0は約1.0kgによるもの。当サイトで扱ったThinkBookの中でいちばん高い数値です。
CPUの6.0は8コア8スレッドのCore Ultra 7 266Vによるもの。省電力に振ったVシリーズなので、数値そのものは高くありません。
メモリの7.0は16GB、ストレージの7.0は512GBによるもの。いずれも増やせません。
ディスプレイの6.0は14.0型 WUXGA(1920×1200)のIPS液晶によるもの。
バッテリーの5.5は54.7Whrによるもの。容量は中くらいですが、省電力CPUとの組み合わせで動画再生 約19.0時間が出ます。
ビジネスノートPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | ストレージ | |
| 文書作成・Web会議が中心 | Intel Core Ultra 5 | 16GB | 256GB以上 |
| 表計算や資料作成が多い | Intel Core Ultra 5〜7 | 16GB〜32GB | 512GB以上 |
| 開発・画像編集もする | Intel Core Ultra 7 | 32GB | 1TB以上 |
| 動画編集や大きなデータを扱う | Intel Core Ultra 7〜9 Intel Core Ultra X7〜X9 | 32GB〜64GB | 1TB以上 |
この機種は表の上から2行目まで対応できます。メモリが16GB固定なので、開発や動画編集を日常的にやるなら別の機種を見たほうが安全です。
ThinkBook 14x(14型 Intel)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| OS | Windows 11 Pro 64bit(日本語版)/Windows 11 Home 64bit(日本語版) |
| CPU | インテル Core Ultra 7 プロセッサー 266V(8コア8スレッド・2.20GHz) キャッシュ12MB/NPU 最大48TOPS(インテル AI Boost) |
| メモリ | LPDDR5x 16GB(オンボード) 最大16GB ※スロットなし。増設できません |
| ストレージ | 512GB SSD(PCIe NVMe) |
| グラフィックス | CPU内蔵(インテル Arc グラフィックス 140V) |
| ディスプレイ | 14.0型 WUXGA IPS液晶(1920×1200)約1,677万色・16:10 光沢なし・ブルーライト軽減 |
| キーボード | 6列86キー JIS配列(Copilotキー付き) マルチタッチパッド、バックライト・キーボード |
| カメラ | FHD 1080p+IRカメラ(プライバシーシャッター付き) |
| 無線 | インテル Wi-Fi 7 BE201(IEEE802.11be/ax/ac/a/b/g/n) Bluetooth 5.4 WWANには対応しません |
| 本体寸法 | 約 312 × 217 × 12.9〜15.6mm |
| 重量 | 約1.0kg |
| バッテリー | 4セル 54.7Whr 動画再生時 約19.0時間・アイドル時 約31.7時間(JEITA 3.0) 充電時間 約2時間(パワーオフ時) |
| 付属品 | 65W ACアダプター(急速充電対応)、USB Type-C−イーサネット変換アダプター |
| カラー | ルナグレー |
処理性能
CPUはCore Ultra 7 266Vの1種類だけです。8コア8スレッド、2.20GHz、キャッシュ12MBという構成です。
PassMarkは19,531。Vシリーズは省電力に振ったラインなので、数値そのものは高くありません。ノートPC向けCPU422件の中では中央値(14,657)より少し上という位置です。
そのかわりNPUが最大48TOPSで、Copilot+ PCに対応します。Windowsのローカル処理を使うAI機能が動く条件を満たしています。
内蔵グラフィックスはインテル Arc グラフィックス 140Vです。
同じ世代の標準モデルと比べると、以下のようになります。
| 項目 | ThinkBook 14x(本機) | ThinkBook 14 Gen 9 Intel |
| CPU | Core Ultra 7 266V(1種類) | Core Ultra シリーズ3(3種類) |
| NPU | 最大48TOPS(Copilot+ PC対応) | 最大49TOPS/47TOPS |
| メモリ | 16GB オンボード(増設不可) | 8GB/16GB(2スロット・最大32GB) |
| Type-C | USB 10Gbps × 2 | Thunderbolt 4 × 2 |
| 有線LAN | 端子なし(変換アダプター付属) | RJ-45 あり |
| バッテリー | 54.7Whr(動画再生 約19.0時間) | 64Whr/48Whr |
| 重量 | 約1.0kg | 約1.52kg |
重量とバッテリーの持ちはこちらが上、CPUの選択肢・メモリ・端子は標準モデルが上です。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
ディスプレイ

14.0型 WUXGA(1920×1200)のIPS液晶です。選択肢はこれだけになります。
約1,677万色・16:10・光沢なしで、ブルーライト軽減に対応します。
色域と輝度はレノボ公式の仕様に記載がないため、色を厳密に見る仕事には向かないと考えたほうが安全です。
外部出力はHDMIで最大4096×2160/60Hz、USB Type-C経由で最大5120×3200/60Hzまでです。
薄さを優先した機種なので、2.8Kや有機ELは用意されていません。
入出力端子

端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| USB Type-C(USB 10Gbps・USB PD・DP Alt Mode) | 2 |
| USB-A(USB 5Gbps・Always On) | 1 |
| USB-A(USB 5Gbps) | 1 |
| HDMI | 1 |
| マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック | 1 |
| 有線LAN(RJ-45) | 0(変換アダプターが付属します) |
Type-CはUSB 10Gbps(USB 3.2 Gen2)で、Thunderbolt 4ではありません。USB PDとDP Alt Modeには対応するので、充電と映像出力は問題ありません。
本体に有線LANの端子はありません。そのかわりUSB Type-C−イーサネット変換アダプターが付属します。
メモリカードスロットもありません。SDカードを使うならリーダーを別に用意することになります。
USB Type-Aは2つ残っているので、マウスやUSBメモリはそのまま挿せます。
メモリと拡張性

メモリは16GBのLPDDR5xがオンボードで、スロットがありません。上限も16GBです。あとから増やす道はないので、16GBで足りるかを買う前に決める必要があります。
ストレージは512GBのPCIe NVMe SSDです。
薄さ12.9mmを実現するためにメモリを基板直付けにした構成で、拡張性と引き換えに軽さを取った設計です。
長く使うつもりなら、ブラウザのタブとオフィスアプリ中心の使い方に収まるかを考えておくと安全です。
バッテリーと携帯性

重量は約1.0kg、厚みは12.9〜15.6mmです。当サイトで扱ったThinkBookの中でいちばん軽く、毎日持ち歩く前提の数値になっています。
バッテリーは4セル 54.7Whr。動画再生時で約19.0時間、アイドル時で約31.7時間(JEITA 3.0)です。容量は中くらいですが、省電力CPUとの組み合わせで時間が伸びています。
充電時間は約2時間(パワーオフ時)です。
ACアダプターは65Wで、本体約200g・コード約60g。本体と合わせても1.3kgを切ります。
キーボードと筐体

6列86キーのJIS配列です。Copilotキーが付きます。バックライトは標準装備です。
ポインティングデバイスはマルチタッチパッドです。指紋センサーも備えます。
カメラはFHD 1080p+IRカメラで、プライバシーシャッター付きです。Windows Helloの顔認証が使えます。
オーディオはDolby Atmosに対応します。
本体カラーはルナグレーです。保守は1年間のプレミアサポート+翌営業日オンサイト修理が付きます。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

ThinkBook 14x(14型 Intel)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- 約1.0kg・12.9mm〜。当サイトのThinkBookで最軽量
- 動画再生 約19.0時間。NPU 48TOPSでCopilot+対応
- メモリ16GB固定・有線LAN端子なし(アダプター付属)
毎日持ち歩くことを前提に選ぶなら、当サイトで扱ったThinkBookの中ではこれが答えになります。約1.0kgで動画再生 約19.0時間、Copilot+ PCにも対応します。
弱いのは拡張性です。メモリは16GB固定で増設できず、Thunderboltも有線LANの端子もありません。
そこが気になるなら、ThinkBook 14 Gen 9(14型 Intel)という選択肢があります。32GBまで積めてThunderbolt 4と有線LANも付きますが、重量は約1.52kgになります。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




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