こんにちはマサです。
今回はThinkPad E14 Gen 7 IAL(14型 Intel)・ビジネス向けノートPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
ThinkPad E14 Gen 7のうち、Core Ultra シリーズ2のHシリーズとUシリーズを積む「IAL」と呼ばれる構成です。
16コアのCore Ultra 7 255Hまで選べて、Eシリーズとしては処理性能が高い部類に入ります。
画面は14.0型 2.8K(2880×1800)で100% sRGBのパネルが選べます。
重量は約1.34kgから。メモリは2スロットありますが、上限は32GBです。
ThinkPad E14 Gen 7 IAL(14型 Intel)の評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| 処理性能 | CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や開発、Web会議の快適さ |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 入力・画面 | キーボードの打ちやすさ、ポインティングデバイス、ディスプレイの見やすさ |
| デザイン・堅牢性 | 外観、筐体の素材、堅牢性試験への対応 |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- 14型で処理性能も画面も欲しい方
- 色域のある画面が必要な方(100% sRGB)
- 持ち歩きと据え置きを両立させたい方
- 価格を抑えてThinkPadを導入したい方
向かない人
- メモリを32GB以上積みたい方(上限32GBです)
- Wi-Fi 7が必要な方(Wi-Fi 6Eまでです)
- WWANで外から通信したい方(非対応です)
- Thunderbolt 4を2つ使いたい方(1つです)
ThinkPad E14 Gen 7 IAL(14型 Intel)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU422件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| ディスプレイ | 解像度・パネル・リフレッシュレート | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
| 携帯性 | 本体の重量 | 0.8kg=10.0/1.2kg=8.0/1.6kg=6.0/2.0kg=4.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
カスタマイズで選べる最上位の構成で評価したものです。
CPUの7.6は16コアのCore Ultra 7 255Hによるもの。Eシリーズとしては高い数値です。
ディスプレイの8.0は14.0型 2.8K(2880×1800)100% sRGBの液晶によるもの。
メモリの9.0は32GBによるもの。2スロットありますが上限が32GBなので、ここから伸ばせません。
バッテリーの6.4は64Whrによるもの。14型としては大きめの容量です。
ビジネスノートPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | ストレージ | |
| 文書作成・Web会議が中心 | Intel Core Ultra 5 | 16GB | 256GB以上 |
| 表計算や資料作成が多い | Intel Core Ultra 5〜7 | 16GB〜32GB | 512GB以上 |
| 開発・画像編集もする | Intel Core Ultra 7 | 32GB | 1TB以上 |
| 動画編集や大きなデータを扱う | Intel Core Ultra 7〜9 Intel Core Ultra X7〜X9 | 32GB〜64GB | 1TB以上 |
この機種は表の上から3行目まで対応できます。メモリの上限が32GBなので、4行目の大きなデータを扱う用途には足りません。
ThinkPad E14 Gen 7 IAL(14型 Intel)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| OS | Windows 11 Pro 64bit ほか ※選択可能 |
| CPU | インテル Core Ultra 7 プロセッサー 255H(16コア)/265U(12コア) インテル Core Ultra 5 プロセッサー 225H(14コア)/235U/225U(12コア) ※選択可能(vPro対応モデルあり) |
| メモリ | DDR5 SODIMM 8GB/16GB 最大32GB ※スロット数2 |
| ストレージ | 256GB/512GB/1TB SSD ※選択可能 |
| グラフィックス | CPU内蔵(インテル Arc グラフィックス/インテル グラフィックス) ※CPUにより異なります |
| ディスプレイ | 14.0型 2.8K IPS液晶(2880×1800)100% sRGB・ブルーライト軽減 14.0型 WUXGA IPS液晶(1920×1200)45% NTSC・マルチタッチ対応(10点) 14.0型 WUXGA IPS液晶(1920×1200)45% NTSC ※選択可能。いずれも光沢なし |
| キーボード | 6列89キー JIS配列 TrackPoint + 3ボタンクリックパッド ※バックライト付きも選択可能 |
| カメラ | 5MP/FHD 1080p+IR ハイブリッド/HD 720p いずれもプライバシーシャッター付き ※選択可能 |
| 無線 | Wi-Fi 6E/Wi-Fi 6 ※選択可能 Bluetooth 5.3 WWANには対応しません |
| 本体寸法 | 約 313 × 220.3 × 10.1(前端)〜15.25(後端)/19.7mm(最厚部) |
| 重量 | 約1.34kg〜 |
| バッテリー | 64Whr(4セル)/48Whr(3セル) ※選択可能 動画再生 最大 約11.6時間/アイドル時 約23.6時間/JEITA 3.0 |
| カラー | ブラック |
処理性能
CPUはCore Ultra シリーズ2から5種類です。HシリーズとUシリーズが混ざっています。
- Hシリーズ:Core Ultra 7 255H(16コア)/Core Ultra 5 225H(14コア)
- Uシリーズ:Core Ultra 7 265U/Core Ultra 5 235U・225U(いずれも12コア)
HシリーズとUシリーズでは数値がかなり違います。255Hは30,748、Uシリーズは3種類とも17,000台です。処理性能を求めるならHシリーズ一択になります。
グラフィックスもHシリーズはインテル Arc グラフィックス、Uシリーズはインテル グラフィックスで別物です。
同じ筐体の最新世代と比べると、以下のようになります。
| 項目 | E14 Gen 7 IAL(本機) | E14 Gen 8(Intel) |
| CPU | Core Ultra シリーズ2(5種類) | Core Ultra シリーズ2(4種類) |
| 最上位CPU | Core Ultra 7 255H(16コア) | Core Ultra 5 336H(12コア) |
| 2.8Kパネルの色域 | 100% sRGB | 非公開 |
| Thunderbolt 4 | 1 | 2 |
| 無線 | Wi-Fi 6E + BT 5.3 | Wi-Fi 7 + BT 6.0 ほか |
| メモリ上限 | 32GB(2スロット) | 同じ |
| 重量 | 約1.34kg〜 | 同じ |
CPUの最高値ではこちらが上です。Gen 8の最速は12コアのCore Ultra 5 336H(27,904)なので、255Hのほうが上回ります。
一方でGen 8はThunderbolt 4が2つあり、無線もWi-Fi 7まで対応します。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
ディスプレイ

14.0型が3種類。上位の1つだけ解像度と色域が違います。
- 2.8K IPS液晶(2880×1800)100% sRGB・ブルーライト軽減
- WUXGA IPS液晶(1920×1200)45% NTSC・マルチタッチ対応(10点)
- WUXGA IPS液晶(1920×1200)45% NTSC
2.8Kのパネルは100% sRGBと色域が明記されています。Eシリーズでここまで書かれるのは珍しく、色を見る作業にも使えます。
下位のWUXGAは45% NTSCなので、同じ機種でも見え方はかなり変わります。選ぶときの分かれ目になる項目です。
いずれも光沢なしです。有機ELは選べません。
メモリと拡張性
メモリはDDR5のSODIMMで、スロットが2つあります。8GBと16GBから選べます。
ただし上限は32GBです。スロットは2つありますが、合計で32GBを超える構成はできません。
オンボードではないので、16GBで買って後から32GBに増やすことはできます。
ストレージは256GBから1TBまでです。2TBは選べません。
入出力端子

端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| USB4(Thunderbolt 4対応) | 1 |
| USB Type-C(USB 3.2 Gen2x2) | 1 |
| USB-A(USB 3.2 Gen2・Powered USB) | 1 |
| USB-A(USB 3.2 Gen1) | 1 |
| HDMI | 1 |
| 有線LAN(RJ-45) | 1 |
| マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック | 1 |
USB Type-Cは2つありますが、Thunderbolt 4に対応するのは片方だけです。もう片方はUSB 3.2 Gen2x2(20Gbps)になります。
USB Type-Aは2つ。片方はPowered USBなので、電源オフでも充電に使えます。
有線LANとHDMIも本体に備えます。WWANには対応しません。
バッテリーと携帯性
重量は約1.34kgからです。14型のビジネス機としては標準的で、毎日持ち歩ける範囲です。
バッテリーは64Whrと48Whrから選べます。レノボの計測では最大で動画再生 約11.6時間、アイドル時 約23.6時間とされています。
16コアのHシリーズを選ぶと、この数値より短くなると考えたほうが安全です。公式の数値はいちばん条件の良い構成での測定です。
本体の厚みは前端が10.1mm、後端が15.25mm、最厚部で19.7mmです。
キーボードと筐体

6列89キーのJIS配列です。14型なのでテンキーはありません。
TrackPointと3ボタンクリックパッドを備えます。バックライトは標準ではなく、カスタマイズで選ぶ形です。
カメラは5MP、FHD 1080p+IR ハイブリッド、HD 720pから選べます。いずれもプライバシーシャッター付きです。
オーディオはDolby Atmosに対応します。
セキュリティはTPM 2.0、各種パスワード、ケーブルロックスロットに対応します。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

ThinkPad E14 Gen 7 IAL(14型 Intel)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- 16コアのCore Ultra 7 255Hまで選べる。Eシリーズでは高性能な部類
- 14.0型 2.8K・100% sRGBのパネルが選べる
- メモリは2スロットだが上限32GB。Thunderbolt 4は1つ
処理性能と画面の両方を、価格を抑えて揃えたい方に向いた機種です。16コアのCPUと100% sRGBの2.8Kパネルという組み合わせは、Eシリーズでは数少ない構成になります。
弱いのはメモリの上限と無線です。32GBで止まり、Wi-Fiは6Eまでになります。
端子と無線を優先するなら、最新のThinkPad E14 Gen 8(Intel)という選択肢があります。Thunderbolt 4が2つ、無線はWi-Fi 7まで対応します。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




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