こんにちはマサです。
今回はThinkPad X1 2-in-1 Gen 11 Aura Edition・ビジネス向けノートPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
X1 Carbonの画面を360度回せるようにした2-in-1モデルです。最新のGen 11にあたります。
CPUはX1 Carbon Gen 14と同じCore Ultra 300Hシリーズで、最大16コア。処理性能を落とさずに2-in-1になっています。
重量は約1.15kg。ヒンジとタッチパネルのぶん、X1 Carbon Gen 14(977g)より約170g重くなります。
ペン入力に対応し、タブレットやテントの形で使えます。
ThinkPad X1 2-in-1 Gen 11 Aura Editionの評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| 処理性能 | CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や開発、Web会議の快適さ |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 入力・画面 | キーボードの打ちやすさ、ポインティングデバイス、ディスプレイの見やすさ |
| デザイン・堅牢性 | 外観、筐体の素材、堅牢性試験への対応 |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- 手書きのメモや図を書く機会が多い方
- 会議で画面を相手に見せることが多い方
- 2-in-1でも処理性能を落としたくない方
- キーボードの打ちやすさも譲れない方
向かない人
- 軽さを最優先する方(X1 Carbonのほうが170g軽いです)
- 予算を抑えたい方
- ペンやタッチを使わない方
- 後からメモリを増やしたい方
ThinkPad X1 2-in-1 Gen 11 Aura Editionのスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU426件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| ディスプレイ | 解像度・パネル・リフレッシュレート | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
| 携帯性 | 本体の重量 | 0.8kg=10.0/1.2kg=8.0/1.6kg=6.0/2.0kg=4.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
カスタマイズで選べる最上位の構成で評価したものです。
CPUの8.0はX1 Carbon Gen 14とまったく同じです。2-in-1だから性能を落とす、という作りにはなっていません。
携帯性の8.2が、X1 Carbon Gen 14(9.1)との差です。約1.15kgという重量は2-in-1としては軽い部類ですが、クラムシェルには及びません。
CPUの数値は、選択肢の中でPassMarkがいちばん高いCore Ultra 7 366H(34,074)で計算しています。
ビジネスノートPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | ストレージ | |
| 文書作成・Web会議が中心 | Intel Core Ultra 5 | 16GB | 256GB以上 |
| 表計算や資料作成が多い | Intel Core Ultra 5〜7 | 16GB〜32GB | 512GB以上 |
| 開発・画像編集もする | Intel Core Ultra 7 | 32GB | 1TB以上 |
| 動画編集や大きなデータを扱う | Intel Core Ultra 7〜9 Intel Core Ultra X7〜X9 | 32GB〜64GB | 1TB以上 |
この機種は表のいちばん下の行まで対応できます。16コアのCPUと最大64GBのメモリを積めます。
ThinkPad X1 2-in-1 Gen 11 Aura Editionのスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| CPU | インテル Core Ultra X7 プロセッサー 368H インテル Core Ultra 7 プロセッサー 366H/365/355 インテル Core Ultra 5 プロセッサー 335/325 ※選択可能(vPro対応モデルあり) |
| OS | Windows 11 Pro 64bit ほか ※選択可能 |
| メモリ | 16GB/32GB/64GB(オンボード) 最大64GB ※増設できません |
| ストレージ | 256GB/512GB/1TB/2TB SSD PCIe Gen4 ※選択可能 |
| グラフィックス | CPU内蔵(インテル Arc グラフィックス/インテル グラフィックス) |
| ディスプレイ | 14.0型 2.8K 有機EL(2880×1800)マルチタッチ対応 14.0型 WUXGA IPS(1920×1200)マルチタッチ対応 Privacy Guard対応モデルあり ※選択可能 |
| キーボード | 6列89キー JIS配列 TrackPoint、3ボタンクリックパッド/触覚タッチパッド |
| カメラ | 10MP+IR/5MP+IR(人感検知・プライバシーシャッター付き) |
| 無線 | Wi-Fi 7 + Bluetooth 6.0 4G LTE/5G Sub6対応(WWAN) |
| 本体寸法 | 約 313.5 × 219.25 × 9.4〜16.4mm |
| 重量 | 約1.15kg〜 |
| バッテリー | 58Whr(動画再生 約19.1時間/JEITA 3.0) |
| カラー | サンダーグレー |
処理性能
CPUは6種類。16コアのHシリーズと、8コアの3桁シリーズに分かれます。
クラムシェルのX1 Carbon Gen 14と比べると、以下のようになります。
| 項目 | X1 2-in-1 Gen 11(本機) | X1 Carbon Gen 14 |
| 形状 | 360度回転(2-in-1) | クラムシェル |
| CPU | Core Ultra 300Hシリーズ | Core Ultra 300Hシリーズ |
| ペン入力 | 対応 | 非対応 |
| 重量 | 約1.15kg〜 | 約977g〜 |
| 厚さ | 9.4〜16.4mm | 最厚部16.85mm |
| バッテリー | 58Whr(約19.1時間) | 58Whr(約18.9時間) |
CPUの選択肢はほぼ同じで、2-in-1だからという性能の制限はありません。
違いは重量と形状です。170gの差をペン入力と引き換えにできるかどうかが判断の軸になります。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
2-in-1としての使い勝手

画面が360度回るので、ノートPC・タブレット・テント・スタンドの4つの形で使えます。
ペン入力に対応しているので、手書きのメモや図をそのまま画面に書けます。会議の資料に直接書き込むような使い方がしやすい構成です。
テントモードは、相手に画面を見せながら説明する場面で便利です。キーボードが下向きになるので、狭い机でも場所を取りません。
ディスプレイとペン

14.0型で、全モデルがマルチタッチ(10点)に対応します。
- 2.8K 有機EL(2880×1800)
- WUXGA IPS液晶(1920×1200)、Privacy Guard対応モデルあり
2-in-1なので、タッチパネルは選択ではなく標準です。そのぶん本体はクラムシェル版より厚くなります。
Privacy Guard対応モデルを選べば、外出先で横から覗かれにくくできます。
キーボードと入力

6列89キーのJIS配列で、TrackPointと3ボタンクリックパッドを備えます。
2-in-1でもThinkPadのキーボードがそのまま載っているのは、この機種を選ぶ大きな理由だと思います。タブレット的な使い方ができる機種でも、文字入力の快適さは落ちません。
指紋センサーは電源ボタンと一体。IRカメラによる顔認証にも対応します。
入出力端子

端子の構成は以下のとおりです。
| 位置 | 内容 |
| 左側面 | Thunderbolt 4(Type-C/USB PD/DP Alt Mode)×2 HDMI マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック |
| 右側面 | Thunderbolt 4(Type-C/USB PD/DP Alt Mode)×1 USB 5Gbps(Type-A/Always On) nanoSIMスロット ケーブルロックスロット |
Thunderbolt 4が3つあり、X1 Carbon Gen 14と同じ構成です。USB Type-Aも1つ残っています。
有線LANとSDカードリーダーはありません。
無線はWi-Fi 7とBluetooth 6.0。4G LTE/5G Sub6対応モデルも選べます。
筐体と堅牢性

本体寸法は約313.5×219.25×9.4〜16.4mm、カラーはサンダーグレーです。
X1 Carbonのブラックとは違う色で、2-in-1シリーズは明るめのグレーになっています。
TPM、パワーオンパスワード、ハードディスクパスワードに対応し、ケーブルロックスロットも付いています。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

ThinkPad X1 2-in-1 Gen 11 Aura Editionのレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- X1 Carbon Gen 14と同じ16コアCPUを積んだ2-in-1
- ペン入力と4つの使用形態に対応
- 重量は約1.15kg。クラムシェル版より170g重い
2-in-1は性能を妥協した機種になりがちですが、この機種はCPUもメモリもクラムシェル版と同等です。
判断の軸は170gの重さと、ペン入力を使うかどうかの2点に絞られます。
ペンを使わないのであれば、X1 Carbon Gen 14のほうが軽くて扱いやすいと思います。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




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