こんにちはマサです。
今回はThinkPad X1 Carbon Gen 13 IAL・ビジネス向けノートPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
同じGen 13でも、こちらはArrow Lake世代のCPUを積んだモデルです。
型番末尾の「IAL」が目印で、Aura Edition版とは中身が別物です。CPUは最大16コアになり、メモリも64GBまで積めます。
そのぶん重量は約1.01kgと、Aura Edition版の986gよりわずかに重くなっています。
価格はAura Edition版とほぼ同じ水準です。
ThinkPad X1 Carbon Gen 13 IALの評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| 処理性能 | CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や開発、Web会議の快適さ |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 入力・画面 | キーボードの打ちやすさ、ポインティングデバイス、ディスプレイの見やすさ |
| デザイン・堅牢性 | 外観、筐体の素材、堅牢性試験への対応 |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- 持ち歩きつつ、重めの処理もする方
- メモリを64GB積みたい方
- キーボードの打ちやすさを重視する方
- 16コアのThinkPadをなるべく抑えた価格で買いたい方
向かない人
- とにかく軽さを優先する方(Aura Edition版のほうが軽いです)
- バッテリー持ちを最優先する方
- 後からメモリを増やしたい方
- 有線LANを本体に挿したい方
ThinkPad X1 Carbon Gen 13 IALのスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU422件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| ディスプレイ | 解像度・パネル・リフレッシュレート | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
| 携帯性 | 本体の重量 | 0.8kg=10.0/1.2kg=8.0/1.6kg=6.0/2.0kg=4.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
カスタマイズで選べる最上位の構成で評価したものです。
CPUの8.0は、同じGen 13のAura Edition版(6.1)を大きく上回ります。価格がほぼ同じなので、処理性能を求めるならこちらが有利です。
CPUにはHシリーズ(最大16コア)とUシリーズ(12コア)の2系統があります。数値はHシリーズの最上位Core Ultra 7 265H(33,973)で計算しています。
携帯性の8.9は約1.01kgによるものです。Aura Edition版の9.1とはわずかな差です。
ビジネスノートPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | ストレージ | |
| 文書作成・Web会議が中心 | Intel Core Ultra 5 | 16GB | 256GB以上 |
| 表計算や資料作成が多い | Intel Core Ultra 5〜7 | 16GB〜32GB | 512GB以上 |
| 開発・画像編集もする | Intel Core Ultra 7 | 32GB | 1TB以上 |
| 動画編集や大きなデータを扱う | Intel Core Ultra 7〜9 Intel Core Ultra X7〜X9 | 32GB〜64GB | 1TB以上 |
この機種は表のいちばん下の行まで対応できます。16コアのCPUと最大64GBのメモリで、動画編集にも使えます。
ThinkPad X1 Carbon Gen 13 IALのスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| CPU | インテル Core Ultra 7 プロセッサー 265H/255H インテル Core Ultra 5 プロセッサー 235H/225H インテル Core Ultra 7 プロセッサー 265U/255U インテル Core Ultra 5 プロセッサー 235U/225U ※選択可能(vPro対応モデルあり) |
| OS | Windows 11 Pro 64bit ほか ※選択可能 |
| メモリ | 16GB/32GB/64GB(オンボード) 最大64GB ※増設できません |
| ストレージ | 256GB/512GB/1TB/2TB SSD PCIe Gen4 ※選択可能 |
| グラフィックス | CPU内蔵(インテル Arc グラフィックス/インテル グラフィックス) |
| ディスプレイ | 14.0型 2.8K 有機EL(2880×1800) 14.0型 WUXGA IPS(1920×1200)Privacy Guard対応モデルあり ※選択可能 |
| キーボード | 6列89キー JIS配列 TrackPoint、3ボタンクリックパッド/触覚タッチパッド |
| カメラ | 8MP+IR(人感検知)/FHD+IR プライバシーシャッター付き |
| 無線 | Wi-Fi 7 または Wi-Fi 6E + Bluetooth 5.4 4G LTE/5G Sub6対応(WWAN) |
| 本体寸法 | 約 312.8 × 214.75 × 16.95mm(有機EL・最厚部) |
| 重量 | 約1.01kg〜 |
| バッテリー | 57Whr(動画再生 約15.5時間) |
| カラー | ブラック |
処理性能
CPUは8種類。16コアのHシリーズと、12コアのUシリーズの2系統に分かれます。
同じGen 13のAura Edition版と比べると、以下の違いがあります。
| 項目 | Gen 13 IAL(本機) | Gen 13 Aura Edition |
| CPU | Core Ultra 200H/Uシリーズ | Core Ultra 200Vシリーズ |
| コア数(最大) | 16コア | 8コア |
| PassMark(最上位) | 33,973 | 19,531 |
| メモリ上限 | 64GB | 32GB |
| 重量 | 約1.01kg〜 | 約986g〜 |
| 動画再生 | 約15.5時間 | 約16.6時間 |
価格がほぼ同じで、CPU性能は1.7倍。メモリ上限も2倍です。処理性能を基準にするなら、こちらを選ぶ理由がはっきりしています。
引き換えに重量が25g増え、バッテリー駆動時間が1時間ほど短くなります。どちらを取るかという選択です。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
ディスプレイ

14.0型で、有機ELとIPS液晶から選べます。
- 2.8K 有機EL(2880×1800)タッチ対応モデルあり
- WUXGA IPS液晶(1920×1200)、Privacy Guard対応モデルあり
Privacy Guardは、横から画面を覗かれにくくする機能です。新幹線やカフェで作業することが多いなら候補になります。
カメラは全モデルにプライバシーシャッターが付きます。
キーボードと入力

6列89キーのJIS配列で、TrackPointと3ボタンクリックパッドを備えます。Aura Edition版と同じ構成です。
ホームポジションから手を離さずにカーソルを動かせるTrackPointは、文字入力の多い作業で効いてきます。
指紋センサーは電源ボタンと一体。IRカメラによる顔認証も使えます。
バッテリーと携帯性

重量は約1.01kgから。バッテリーは57Whrです。
レノボの計測では、動画再生で約15.5時間、アイドル時で約35.6時間とされています。
Aura Edition版より1時間ほど短いのは、CPUの消費電力が大きいためです。とはいえ15時間なら、1日の外出で電源を探す場面は少ないと思います。
4G LTE/5G Sub6に対応したモデルも選べます。
入出力端子

端子の構成は以下のとおりです。
| 位置 | 内容 |
| 左側面 | USB4(Thunderbolt 4対応)×2 HDMI マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック |
| 右側面 | USB 3.2 Gen1(Powered USB) USB 3.2 Gen1 nanoSIMスロット ケーブルロックスロット |
Thunderbolt 4が2つ、USB Type-Aが2つ。Type-Aが残っているので、USBメモリやマウスのレシーバーをそのまま挿せます。
有線LANとSDカードリーダーはありません。
無線はモデルによってWi-Fi 7とWi-Fi 6Eに分かれます。購入時に確認しておきたい部分です。
筐体と堅牢性

本体寸法は約312.8×214.75×16.95mm。Aura Edition版と同じ筐体です。
カーボン素材を使い、軽さと強度を両立させる作りになっています。
TPM、パワーオンパスワード、ハードディスクパスワードに対応し、ケーブルロックスロットも付いています。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

ThinkPad X1 Carbon Gen 13 IALのレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- Gen 13でありながら最大16コア・メモリ64GBまで対応
- 価格はAura Edition版とほぼ同じ水準
- 重量は約1.01kg。軽さでは25g負ける
同じ「Gen 13」でも中身が別物なので、型番末尾の「IAL」を確認して選ぶ必要があります。
価格が同じで性能が上なので、持ち歩きの25gを許容できるならこちらが合理的な選択です。
さらに新しいCPUが必要なら、Gen 14という選択肢もあります。重量は977gまで戻りますが、価格は一段上がります。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




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