こんにちはマサです。
今回はThinkPad X9 15p Gen 1 Aura Edition・ビジネス向けノートPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
X9 15に「p」が付いた上位モデルです。同じ15.3型でも中身はかなり違います。
CPUは16コアのCore Ultra X9 388Hまで選べて、メモリは64GB、SDカードリーダーも付きます。
スピーカーは6基構成で、バッテリーは88Whr。X9シリーズの中では別格の仕様です。
そのぶん価格はX9 15よりはっきり高くなります。
ThinkPad X9 15p Gen 1 Aura Editionの評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| 処理性能 | CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や開発、Web会議の快適さ |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 入力・画面 | キーボードの打ちやすさ、ポインティングデバイス、ディスプレイの見やすさ |
| デザイン・堅牢性 | 外観、筐体の素材、堅牢性試験への対応 |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- 動画編集や写真現像など、重い作業をする方
- SDカードを頻繁に使う方
- 音の良さを重視する方
- 据え置き中心で、たまに持ち運ぶ方
向かない人
- TrackPointを使いたい方
- 持ち歩きが多い方(約1.5kgです)
- 予算を抑えたい方
- 後からメモリを増やしたい方
ThinkPad X9 15p Gen 1 Aura Editionのスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU422件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| ディスプレイ | 解像度・パネル・リフレッシュレート | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
| 携帯性 | 本体の重量 | 0.8kg=10.0/1.2kg=8.0/1.6kg=6.0/2.0kg=4.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
カスタマイズで選べる最上位の構成で評価したものです。
CPUの8.2とバッテリーの8.8が同時に立っているのが、この機種の特徴です。16コアのCPUを積みながら88Whrのバッテリーで、動画再生 約28.7時間とされています。
搭載するCore Ultra X9 388H(PassMark 36,497)は、当サイトのノートPC向けCPU422件の中でも上位です。X9 15のCore Ultra 7 268V(19,296)の約1.9倍にあたります。
携帯性の6.5は約1.5kgによるもの。この一覧の中ではいちばん重く、持ち歩き中心の使い方には向きません。
ビジネスノートPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | ストレージ | |
| 文書作成・Web会議が中心 | Intel Core Ultra 5 | 16GB | 256GB以上 |
| 表計算や資料作成が多い | Intel Core Ultra 5〜7 | 16GB〜32GB | 512GB以上 |
| 開発・画像編集もする | Intel Core Ultra 7 | 32GB | 1TB以上 |
| 動画編集や大きなデータを扱う | Intel Core Ultra 7〜9 Intel Core Ultra X7〜X9 | 32GB〜64GB | 1TB以上 |
この機種は表のいちばん下の行まで対応できます。16コアのCPUと最大64GBのメモリで、動画編集や大きなデータを扱う作業にも使えます。
ThinkPad X9 15p Gen 1 Aura Editionのスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| CPU | インテル Core Ultra X9 プロセッサー 388H インテル Core Ultra X7 プロセッサー 368H/358H インテル Core Ultra 5 プロセッサー 338H ※選択可能(vPro対応モデルあり) |
| OS | Windows 11 Pro 64bit ほか ※選択可能 |
| メモリ | 32GB/64GB(オンボード) 最大64GB ※増設できません |
| ストレージ | 1TB/2TB SSD PCIe Gen4 ※選択可能 |
| グラフィックス | CPU内蔵(インテル Arc グラフィックス) |
| ディスプレイ | 15.3型 2.8K 有機EL(2880×1800) マルチタッチ対応モデルあり X-Rite ファクトリー・カラー・キャリブレーション |
| キーボード | 6列85キー JIS配列 触覚タッチパッド ※TrackPointはありません |
| カメラ | 10MP+IR 電子式プライバシーシャッター付き |
| オーディオ | 6スピーカー構成 2W×4(サイドウーファー)+2W×2(ツイーター) Dolby Atmos、Smart Amplifier |
| カードスロット | 4-in-1 メディアカードリーダー(SD/SDHC/SDXC/MMC) |
| 無線 | Wi-Fi 7 + Bluetooth 6.0 WWAN非対応 |
| 本体寸法 | 約 339.50 × 228.50 × 17.9mm(最厚部) |
| 重量 | 約1.5kg〜 |
| バッテリー | 88Whr(動画再生 約28.7時間/JEITA 3.0) |
| カラー | サンダーグレー |
処理性能
CPUは4種類。すべて最新のCore Ultra 300Hシリーズで、最上位のX9 388Hは16コアです。
同じ15.3型のX9 15と比べると、以下のようになります。
| 項目 | X9 15p(本機) | X9 15 |
| CPU | Core Ultra 300Hシリーズ(最大16コア) | Core Ultra 200Vシリーズ(8コア) |
| PassMark(最上位) | 36,497 | 19,296 |
| メモリ | 32GB/64GB | 16GB/32GB |
| ストレージ | 1TB/2TB | 256GB〜2TB |
| スピーカー | 6基 | Dolby Atmos(基数非公開) |
| SDカードリーダー | あり(4-in-1) | なし |
| Thunderbolt 4 | 3基 | USB4 ×2 |
| バッテリー | 88Whr(約28.7時間) | 80Whr(約24.6時間) |
| 重量 | 約1.5kg〜 | 約1.4kg〜 |
PassMarkで約1.9倍、メモリ上限は2倍です。動画編集や写真の一括現像のように、複数のコアを使い切る作業で差がはっきり出ます。
価格差も大きいので、重い処理をするかどうかで素直に選べる関係になっています。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
ディスプレイと音

15.3型の2.8K有機EL(2880×1800)で、X-Riteによる工場での色調整に対応します。ここはX9 15と同じです。
違うのはスピーカーで、2Wのサイドウーファー4基と2Wのツイーター2基、合計6基という構成です。Smart Amplifierも搭載します。
ノートパソコンでここまでスピーカーに手をかけた機種は多くありません。動画を確認しながら編集する作業では効いてくる部分だと思います。
カメラは10MP+IRで、電子式のプライバシーシャッターに対応します。
入出力端子

端子の構成は以下のとおりです。
| 位置 | 内容 |
| 左側面 | Thunderbolt 4(Type-C/USB PD/DP Alt Mode)×2 HDMI マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック |
| 右側面 | Thunderbolt 4(Type-C/USB PD/DP Alt Mode)×1 USB 10Gbps(Type-A/Always On) SDカードスロット |
X9シリーズで唯一、SDカードリーダーを備えています。4-in-1でSD/SDHC/SDXC/MMCに対応するので、カメラのデータをそのまま読み込めます。
Thunderbolt 4が3基あり、外部モニターを複数つなぐ使い方にも対応します。USB Type-Aも1基残っています。
有線LANはありません。無線はWi-Fi 7とBluetooth 6.0です。
バッテリー

88Whrの4セルバッテリーを搭載します。X9シリーズでは最大容量です。
レノボの計測(JEITA 3.0)では、動画再生で約28.7時間、アイドル時で約28.8時間とされています。
16コアのCPUを積みながらこの駆動時間が出ているのは、大容量バッテリーと消費電力の制御によるものです。
ただしWWANには対応しないので、外ではテザリングかモバイルルーターが必要です。
キーボードと入力

6列85キーのJIS配列です。X9シリーズ共通で、TrackPointと3ボタンクリックパッドはありません。
ポインティングデバイスは触覚タッチパッドのみ。上位モデルであってもここは変わらないので、TrackPointが必要な方は別シリーズを選ぶことになります。
指紋センサーを備え、IRカメラによる顔認証にも対応します。
筐体と堅牢性

本体寸法は約339.50×228.50×17.9mm、カラーはサンダーグレーです。
X9 15より0.2mm厚く、重量は約1.5kgから。スピーカーとバッテリーを増やしたぶんが出ています。
TPM、パワーオンパスワード、ハードディスクパスワードに対応します。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

ThinkPad X9 15p Gen 1 Aura Editionのレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- 16コアのCore Ultra X9 388Hまで選べる15.3型
- X9シリーズで唯一SDカードリーダーと6スピーカーを搭載
- 88Whrで動画再生 約28.7時間。重量は約1.5kg
X9シリーズの中では性能と装備が突出した機種で、価格もそれなりです。
動画編集や写真現像のように重い処理をして、SDカードも使う、という条件が揃うなら素直に合う1台だと思います。
そこまでの性能が要らないなら、同じ画面とバッテリーを持つX9 15がはっきり安く買えます。TrackPointが必要なら、X1 Carbon Gen 14という選択肢もあります。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




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