こんにちはマサです。
今回はThinkPad P14s Gen 6 AMD・モバイルワークステーションのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
ThinkPad P14sの1世代前にあたる14型AMD版です。最新のGen 7と併売されています。
CPUはRyzen AI PRO 300シリーズで、NPUは最大50TOPS。Copilot+ PCに対応します。
こちらも独立GPUは選べません。グラフィックスはAPU内蔵のRadeonのみです。
重量は約1.39kgで、最新のGen 7(約1.29kg)より100gほど重くなります。
ThinkPad P14s Gen 6 AMDの評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| 処理性能 | CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や開発、Web会議の快適さ |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 入力・画面 | キーボードの打ちやすさ、ポインティングデバイス、ディスプレイの見やすさ |
| デザイン・堅牢性 | 外観、筐体の素材、堅牢性試験への対応 |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- 世代が前でも価格が下がっていれば買いたい方
- メモリを後から増設したい方(2スロット)
- 独立GPUを必要としない方
- 2.8K有機ELで色を確認したい方
向かない人
- 独立GPUが必要な方(選べません)
- バッテリー駆動時間を重視する方
- 最新世代のCPUが欲しい方
- 3Dレンダリングをする方
ThinkPad P14s Gen 6 AMDのスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU422件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| ディスプレイ | 解像度・パネル・リフレッシュレート | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
| 携帯性 | 本体の重量 | 0.8kg=10.0/1.2kg=8.0/1.6kg=6.0/2.0kg=4.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
カスタマイズで選べる上位の構成で評価したものです。
このチャートにグラフィックスの軸はありません。この機種は独立GPUを選べず、APU内蔵のRadeonのみだからです。
バッテリーの5.7は57Whrによるもの。最新のGen 7は75Whrまで選べるので、ここが世代差としていちばん効いてきます。
ディスプレイの9.0は2.8K有機EL(2880×1800)によるものです。X-Riteのカラーキャリブレーション付きで選べます。
ビジネスノートPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | ストレージ | |
| 文書作成・Web会議が中心 | Intel Core Ultra 5 | 16GB | 256GB以上 |
| 表計算や資料作成が多い | Intel Core Ultra 5〜7 | 16GB〜32GB | 512GB以上 |
| 開発・画像編集もする | Intel Core Ultra 7 | 32GB | 1TB以上 |
| 動画編集や大きなデータを扱う | Intel Core Ultra 7〜9 Intel Core Ultra X7〜X9 | 32GB〜64GB | 1TB以上 |
この機種は表の上から3行目まで対応できます。独立GPUがないので、3Dレンダリングのような用途には向きません。設計データの閲覧や資料作成が中心なら十分です。
ThinkPad P14s Gen 6 AMDのスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| OS | Windows 11 Pro 64bit ほか Ubuntu Linux LTS(後日出荷予定) ※選択可能 |
| CPU | AMD Ryzen AI 5 PRO 340(6コア) AMD Ryzen AI 7 PRO 350(8コア) ※Ryzen AI 5/7/9 PRO 300シリーズから選択 |
| NPU | APU内蔵 AMD Ryzen AI(最大50TOPS) |
| グラフィックス | APU内蔵(AMD Radeon グラフィックス) ※独立GPUは選べません |
| メモリ | DDR5-5600 non-ECC SODIMM 16GB/24GB/32GB 最大96GB ※スロット数2。増設できます |
| ストレージ | 256GB/512GB SSD(M.2 PCIe NVMe Gen4) ※選択可能 |
| ディスプレイ | 14.0型 2.8K 有機EL(2880×1800)X-Riteカラーキャリブレーション 14.0型 WUXGA IPS液晶(1920×1200)400nit/500nit・省電力/Privacy Guard/マルチタッチ対応 ほか ※選択可能。いずれも光沢なし |
| キーボード | 6列89キー JIS配列 TrackPoint + ThinkPadクリックパッド、バックライト付き |
| カメラ | 5MP+IR/5MP いずれもプライバシーシャッター付き |
| 無線 | Wi-Fi 7 + Bluetooth 5.4 WWAN(4G LTE/5G Sub6)に対応 ※選択可能 |
| 本体寸法 | 約 315.9 × 223.7 × 10.9(前端)〜21.8mm(最厚部) |
| 重量 | 約1.39kg〜 |
| バッテリー | 52.5Whr/57Whr ※選択可能 動画再生 約12.4時間/JEITA 3.0 |
| カラー | ブラック |
処理性能
CPUはRyzen AI PRO 300シリーズから選びます。直販では5 PRO 340(6コア)と7 PRO 350(8コア)が確認できます。
最新のGen 7と比べると、以下のようになります。
| 項目 | P14s Gen 6 AMD(本機) | P14s Gen 7 AMD |
| CPU | Ryzen AI PRO 300シリーズ | Ryzen AI PRO 400シリーズ |
| 独立GPU | 選べない | 選べない |
| メモリ | DDR5 SODIMM 最大96GB(2スロット) | 同じ |
| バッテリー | 52.5Whr/57Whr | 60Whr/75Whr |
| 動画再生 | 約12.4時間 | 約15.7時間 |
| 重量 | 約1.39kg〜 | 約1.29kg〜 |
CPUの差はそれほど大きくありませんが、バッテリー容量と重量では最新世代が明確に上です。
どちらも独立GPUは選べないので、この点で悩む必要はありません。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
ディスプレイ

14.0型で5種類から選べます。どれも光沢なしです。
- 2.8K 有機EL(2880×1800)X-Riteカラーキャリブレーション
- WUXGA IPS液晶(1920×1200)500nit・マルチタッチ対応・Privacy Guard
- WUXGA IPS液晶(1920×1200)500nit・省電力
- WUXGA IPS液晶(1920×1200)400nit・マルチタッチ対応
- WUXGA IPS液晶(1920×1200)400nit
画面の選択肢は最新のGen 7とほぼ同等です。世代差が出ているのはCPUとバッテリーで、ディスプレイではありません。
2.8K有機ELはX-Riteのカラーキャリブレーション付きです。
メモリと拡張性

メモリはDDR5のSODIMMで、スロットが2つあります。最大96GBまでです。
オンボードではないので、購入後に自分で増設・交換できます。この点は最新世代と変わりません。
ストレージは512GBまで。ECCメモリとRAIDには対応しません。
底面カバーを外して手を入れられる構造です。
入出力端子

端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| Thunderbolt 4(Type-C) | 2 |
| USB 3.2 Gen 1 Type-A | 2(うち1つはPowered USB) |
| HDMI | 1 |
| 有線LAN(RJ-45) | 1 |
| マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック | 1 |
Thunderbolt 4が2基、USB Type-Aが2つ、有線LANもあります。構成は最新世代と同じです。
スマートカードリーダーはカスタマイズで選びます。
無線はWi-Fi 7とBluetooth 5.4に対応します。
バッテリーと携帯性

重量は約1.39kgから。最新のGen 7(約1.29kg)より100gほど重くなります。
バッテリーは52.5Whrと57Whr。レノボの計測では動画再生 約12.4時間、アイドル時 約25.2時間とされています。
Gen 7は75Whrまで選べて動画再生 約15.7時間なので、3時間以上の差が付きます。外で使う時間が長い方は注意してください。
WWANは4G LTEと5G Sub6に対応します。
キーボードと筐体

6列89キーのJIS配列で、TrackPointとThinkPadクリックパッドを備えます。バックライトは標準です。
指紋センサーはパワーボタンに内蔵する構成をカスタマイズで選べます。
セキュリティはTPM 2.0、各種パスワード、ケーブルロックスロットに対応します。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

ThinkPad P14s Gen 6 AMDのレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- 1世代前のP14s AMD。独立GPUは選べない
- 画面とメモリの選択肢は最新世代とほぼ同じ
- バッテリーは最大57Whr。Gen 7より3時間以上短い
画面とメモリの構成は最新世代とほとんど変わりません。価格が下がっていれば検討の余地があります。
判断の分かれ目はバッテリーです。動画再生で3時間以上の差があるうえ、本体も100g重くなります。
外で使う時間が長いなら、ThinkPad P14s Gen 7 AMDのほうが無難です。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




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