こんにちはマサです。
今回はROG Zephyrus Duo(GX651)・ゲーミングノートPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
16型の有機ELディスプレイを2枚積んだゲーミングノートPCです。キーボードは本体から切り離せるワイヤレスで、使わないときは下側の画面の上に置いて充電できます。
GPUはRTX 5090 Laptop GPU(24GB)で最大150W。CPUはCore Ultra 9 386H、メモリ64GB、ストレージ2TBの1構成です。
画面は2枚とも2,880×1,800の有機ELで120Hz、タッチ対応です。
いっぽうで重量は約2.82kg、ACアダプターは最大約250W。付属のワイヤレスキーボードは英語配列で、メモリとストレージは後から替えられません。
ROG Zephyrus Duo(GX651)の評価
※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| ゲーム性能 | CPU・GPU・ディスプレイのリフレッシュレートなど、ゲームの快適さに直結する性能 |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 拡張性・端子 | 端子の種類と数、メモリやSSDの増設可否 |
| デザイン・質感 | 外観、筐体の素材、仕上げ |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- 画面を2枚使いたい方(16型・2,880×1,800の有機ELが2枚です)
- RTX 5090 Laptop GPU(24GB)が欲しい方
- 配信やマルチタスクをノートPC1台で完結させたい方
- Thunderbolt 4のドックやSDカードを使う方
向かない人
- 日本語配列のキーボードが要る方(付属のワイヤレスキーボードは英語配列です)
- 高いリフレッシュレートを求める方(120Hzです。240Hz以上の機種もあります)
- メモリやストレージを後から足したい方(どちらも基板直付けで交換できません)
- 持ち歩く方(約2.82kg、ACアダプターは最大約250Wです)
- 有線LANが必要な方(RJ45の端子はありません)
ROG Zephyrus Duo(GX651)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU440件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| グラフィックス | PassMark(G3D Mark) | ノートPC向けGPUの最高値で10.0、ミドルクラスで5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=6.0/16GB=7.5/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| ディスプレイ | 解像度・リフレッシュレート・パネル | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
ASUS Storeで売られている構成(Core Ultra 9 386H・RTX 5090 Laptop GPU・64GB・2TB)で評価しています。
グラフィックスのRTX 5090 Laptop GPUは当サイトの比較表で28,373。ノートPC向けGPUの最高値なので10.0です。ストレージは2TBでPCI Express 5.0接続なので、換算では上限の10.0になります。
CPUは8.1です。Core Ultra 9 386HはPassMark 35,924で、同じ最上位のGPUを積むHXシリーズのCPU(Ryzen 9 9955HX3Dの62,157など)とは差があります。薄さと静かさを取った構成です。
ディスプレイは2,880×1,800の有機EL・120Hzとして9.5としました。120Hzは240Hz以上の機種より低いものの、解像度と有機ELのぶんで上がっています。
ゲーミングノートPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、遊びたいゲームと設定によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | グラフィックボード | |
| 初級者 | Intel Core i5〜i7 Intel Core Ultra 5 AMD Ryzen 5〜7 | 16GB | RTX 3050以上 RTX 4050以上 RTX 5050以上 |
| 中級者 | Intel Core i7 Intel Core Ultra 7 AMD Ryzen 7 | 16GB〜32GB | RTX 3060以上 RTX 4060以上 RTX 5060以上 |
| 上級者 | Intel Core i7〜i9 Intel Core Ultra 7〜9 AMD Ryzen 7〜9 | 32GB | RTX 4070以上 RTX 5070以上 |
| 超上級者 | Intel Core i9 Intel Core Ultra 9 AMD Ryzen 9 | 32GB以上 | RTX 4080以上 RTX 5080以上 |
この機種は表のいちばん下の行まで対応できます。RTX 5090 Laptop GPU・64GB・2,880×1,800の有機ELなので、重いタイトルを高画質で動かす使い方まで視野に入ります。ただし画面は120Hzなので、フレームレートを極限まで上げる用途には向きません。
ROG Zephyrus Duo(GX651)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| 筐体 | 16型2画面ゲーミングノートPC |
| OS | Windows 11 Home |
| CPU | インテル Core Ultra 9 プロセッサー 386H |
| グラフィックス | GeForce RTX 5090 Laptop GPU(24GB GDDR7) 最大150W |
| AI機能 | インテル AI Boost(NPU 最大50 TOPS) |
| メモリ | 64GB(LPDDR5X-8533) 最大64GB・増設不可 |
| ストレージ | 2TB(PCI Express 5.0 x4接続 NVMe/M.2) |
| ディスプレイ | 16.0型 2,880×1,800 有機EL ×2枚 リフレッシュレート:120Hz/応答速度0.2ms ROG Nebula HDR/最大輝度1,100nit/DCI-P3 約100% タッチパネル・反射防止(AR)対応 NVIDIA G-SYNCはメインパネルのみ |
| 冷却 | ベイパーチャンバー デュアルファン(ダストフィルター付き) グラファイトフィルム 液体金属グリス |
| 入出力 | Thunderbolt 4(Type-C・PD対応)×2 USB3.2 Gen2(Type-A)×2 HDMI×1 SDカードリーダー(SDXC)×1 コンボジャック×1 |
| 無線 | Wi-Fi 7(802.11be)/Bluetooth 6.0 |
| カメラ | 207万画素赤外線カメラ(Windows Hello顔認証対応) |
| キーボード | 付属のワイヤレスキーボード(英語配列・イルミネート・厚さ5.1mm) |
| サウンド | 6スピーカー(2W×2、1W×4)、アレイマイク内蔵 |
| バッテリー | リチウムポリマー(4セル/90Wh) |
| 消費電力 | 最大約250W |
| サイズ | 幅355×奥行き247×高さ19.9〜24.9mm |
| 重量 | 約2.82kg |
16型の有機ELを2枚積む
この機種のいちばんの特徴は、16型の有機ELディスプレイが2枚あることです。どちらも2,880×1,800ドットの120Hzで、タッチにも対応します。
一般的なノートPCでキーボードがある場所に、もう1枚の画面が入っています。サブ画面ではなく、同じ大きさ・同じ解像度の画面が2枚という構成です。
ASUSの製品ページでは、応答速度0.2ms、最大輝度1,100nit、DCI-P3色域約100%、Pantone認証と説明しています。Dolby Visionにも対応します。
注意点として、NVIDIA G-SYNCはメインパネルのみの対応です。下側の画面はティアリング防止の同期が効きません。
ゲームをメイン画面で動かし、下側で攻略情報やチャット、配信ソフトを開く、という使い方が想定されています。
RTX 5090 Laptop GPUは24GB・最大150W
| GPU | ビデオメモリ | 最大TGP | PassMark(G3D Mark) |
| RTX 5090 Laptop GPU | 24GB GDDR7 | 150W | 28,373 |
GPUはRTX 5090 Laptop GPUで、ビデオメモリは24GB GDDR7です。ASUS Storeの表記では最大150Wです。
RTX 5090 Laptop GPUは当サイトの比較表で28,373。ノートPC向けGPUのなかで最も高い値です。ただし同じRTX 5090でも最大175Wで動かす機種があり、この機種はそれより枠が小さい設定です。2画面と薄さを取ったぶん、電力の上限は抑えられています。
ビデオメモリ24GBは、高解像度のテクスチャやAIモデルを扱うときに効きます。2枚の3K画面を同時に描く用途でも余裕があります。
GPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
CPUはCore Ultra 9 386H
| CPU | コア数 | スレッド数 | クロック(最大) | NPU | PassMark |
| Core Ultra 9 386H | 16コア | 16スレッド | 4.9GHz | 最大50 TOPS | 35,924 |
CPUはCore Ultra 9 386H。16コア16スレッドで、NPUは最大50 TOPSです。
PassMarkは35,924。ノートPC向けCPU440件の中央値(14,544)の2.5倍ですが、ゲーミング向けのHXシリーズ(上位のものは5万〜6万)には届きません。CPUを使い切る作業が中心なら、HX搭載機のほうが速いです。
いっぽうでNPUを持つので、Windowsのローカル処理やAI機能を使う用途では有利です。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
ベイパーチャンバーとデュアルファン
キーボードの位置に画面があるため、ふつうのノートPCのようにキーボード面から吸気できません。そこで冷却も専用の設計になっています。
ASUSの製品ページでは、ベイパーチャンバーがGPUの100%・マザーボードの57%をカバーし、ファンは2基、パネルとコンポーネントの間にグラファイトフィルムを挟むと説明しています。CPUには液体金属グリスを使っています。
それぞれのファンにダストフィルターが付いています。ホコリの侵入を防ぐためのものです。
軽い作業のときはファンを止める0dBアンビエントクーリングにも対応します。
キーボードは切り離して使う
キーボードは本体に固定されていません。厚さ5.1mmのワイヤレスキーボードが付属し、下側の画面の上に置くとふつうのノートPCの形になります。置いている間はキーボードが自動で充電されます。
キーボードをどけると、2枚の画面を縦に並べたレイアウトになります。本体を立てて使うテントモードにも対応します。
注意点は、付属のワイヤレスキーボードが英語配列であることです。日本語配列が必要な方は、別途キーボードを用意することになります。
キーはイルミネート付きで、ASUS Aura Syncで光らせ方を変えられます。
端子はThunderbolt 4が2つ、有線LANなし
端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| Thunderbolt 4(Type-C・Power Delivery対応) | 2 |
| USB3.2 Gen2(Type-A) | 2 |
| HDMI | 1 |
| SDカードリーダー(SDXC) | 1 |
| マイク/ヘッドホン・コンボジャック | 1 |
Thunderbolt 4のType-Cが2つあり、どちらもPower Deliveryに対応します。外付けGPUボックスやドックを前提にしている方には使いやすい構成です。
SDカードリーダーはSDXC対応のフルサイズです。カメラのカードをそのまま読めます。
有線LANの端子はありません。無線はWi-Fi 7とBluetooth 6.0です。
ACアダプターは付属しますが、Type-C経由での給電には対応していません。電源は専用のジャックから取ります。
構成は1つ、メモリとストレージは固定
ASUS Storeで売られている構成は1つです。
| 構成 | CPU | グラフィックス | メモリ | ストレージ |
| GX651AX-U9R5090 | Core Ultra 9 386H | RTX 5090 Laptop(24GB) | 64GB | 2TB |
メモリはLPDDR5X-8533の64GBで、基板に直付けです。増設も交換もできません。ストレージは2TBのPCI Express 5.0接続で、こちらも最初から上限の構成です。
最初から64GB・2TBなので足りなくなりにくい反面、安い構成を選んで後から足す、という買い方はできません。
筐体はアルミニウム合金をCNC加工したもので、色はステラーグレーです。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はASUS公式サイトからご確認お願いします。
まとめ
ROG Zephyrus Duo(GX651)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- 16型・2,880×1,800の有機ELを2枚積む
- RTX 5090 Laptop GPU(24GB・最大150W)とメモリ64GB・SSD 2TB
- 切り離して使えるワイヤレスキーボードが付属する
画面を2枚積んだゲーミングノートPCで、GPUはRTX 5090 Laptop GPU、メモリ64GB、ストレージ2TBの1構成です。キーボードを切り離せば画面を縦に2枚並べたレイアウトになります。
注意したいのは、付属のワイヤレスキーボードが英語配列であること、画面が120Hzであること、メモリとストレージを後から替えられないこと、有線LANの端子がないことです。重量も約2.82kgあるので、据え置きで使う機種です。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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