こんにちはマサです。
今回はROG Strix G16 G614・ゲーミングノートPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
16型のゲーミングノートPCで、RTX 5080 Laptop GPUまで選べます。約2.5kg、画面は2,560×1,600の300Hzです。
ASUS Storeで選べる構成は7つ。グラフィックスはRTX 5060からRTX 5080まで、CPUはRyzen 9 8940HXと9955HX、9955HX3Dから選べます。
ファンは3基。CPUとGPUの両方に液体金属グリスを使う構成もあります(ASUSはRTX 5070 Ti搭載モデルのみと注記しています)。
いっぽうで重量は約2.5kg、ACアダプターは最大約280Wです。持ち歩く機種ではありません。
ROG Strix G16 G614の評価
※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| ゲーム性能 | CPU・GPU・ディスプレイのリフレッシュレートなど、ゲームの快適さに直結する性能 |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 拡張性・端子 | 端子の種類と数、メモリやSSDの増設可否 |
| デザイン・質感 | 外観、筐体の素材、仕上げ |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- 16型で高いフレームレートを狙う方(2,560×1,600で300Hzです)
- RTX 5080クラスをノートPCで使いたい方
- 構成を選んで予算に合わせたい方(RTX 5060からRTX 5080まで7構成あります)
- メモリとストレージを後から足したい方(メモリは2スロットで最大64GBです)
向かない人
- 持ち歩く方(約2.5kg、ACアダプターは最大約280Wです)
- Thunderboltが必要な方(USB4までの対応です)
- 顔認証を使いたい方(赤外線カメラはありません)
- 2.5Gbpsの有線LANが要る方(1Gbpsです)
ROG Strix G16 G614のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU440件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| グラフィックス | PassMark(G3D Mark) | ノートPC向けGPUの最高値で10.0、ミドルクラスで5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=6.0/16GB=7.5/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| ディスプレイ | 解像度・リフレッシュレート・パネル | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
ASUS Storeで選べる最上位のグラフィックス構成(Ryzen 9 8940HX・RTX 5080 Laptop GPU・32GB・1TB)で評価しています。
CPUだけを見るなら、Ryzen 9 9955HX3Dを選べる構成のほうが上です(PassMark 62,157で、この表のCPU軸は10.0になります)。グラフィックスはRTX 5070 Tiまでとなり、ここは8.5です。
ディスプレイは2,560×1,600・300Hzの液晶として9.0としました。有機ELではないため、同じ解像度の有機EL機(10.0)よりは低く見ています。
ゲーミングノートPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、遊びたいゲームと設定によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | グラフィックボード | |
| 初級者 | Intel Core i5〜i7 Intel Core Ultra 5 AMD Ryzen 5〜7 | 16GB | RTX 3050以上 RTX 4050以上 RTX 5050以上 |
| 中級者 | Intel Core i7 Intel Core Ultra 7 AMD Ryzen 7 | 16GB〜32GB | RTX 3060以上 RTX 4060以上 RTX 5060以上 |
| 上級者 | Intel Core i7〜i9 Intel Core Ultra 7〜9 AMD Ryzen 7〜9 | 32GB | RTX 4070以上 RTX 5070以上 |
| 超上級者 | Intel Core i9 Intel Core Ultra 9 AMD Ryzen 9 | 32GB以上 | RTX 4080以上 RTX 5080以上 |
この機種は表のいちばん下の行まで対応できます。RTX 5080 Laptop GPU・32GB・2,560×1,600の300Hzなので、重いタイトルを高いフレームレートで動かす使い方まで視野に入ります。
ROG Strix G16 G614のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| 筐体 | 16型ゲーミングノートPC |
| OS | Windows 11 Home |
| CPU | AMD Ryzen 9 8940HX(16コア32スレッド) AMD Ryzen 9 9955HX(16コア32スレッド) AMD Ryzen 9 9955HX3D(16コア32スレッド) ※選択可能 |
| グラフィックス | GeForce RTX 5060 Laptop GPU(8GB GDDR7) GeForce RTX 5070 Laptop GPU(8GB GDDR7) GeForce RTX 5070 Ti Laptop GPU(12GB GDDR7) GeForce RTX 5080 Laptop GPU(16GB GDDR7) ※選択可能 |
| メモリ | 16GB/32GB(DDR5-5200/5600 SO-DIMM) 最大64GB・2スロット ※選択可能 |
| ストレージ | 512GB/1TB(PCI Express 4.0 x4接続 NVMe/M.2) ※選択可能 |
| ディスプレイ | 16.0型 2,560×1,600 ノングレア リフレッシュレート:300Hz/DCI-P3 100% (RTX 5070 Ti・16GB・1TBの構成のみ 1,920×1,200/165Hz/sRGB 100%) |
| 冷却 | 3基のファン(Tri-Fanテクノロジー) 7本のヒートパイプ フルワイドヒートシンク(RTX 5070 Ti搭載モデル) 液体金属グリス Conductonaut Extreme(RTX 5070 Ti搭載モデル) |
| 入出力 | USB4(Type-C・PD対応)×1 USB4(Type-C)×1 USB3.2 Gen2(Type-A)×2 HDMI×1 有線LAN(RJ45・1Gbps)×1 コンボジャック×1 |
| 無線 | Wi-Fi 6E(802.11ax)/Bluetooth 5.2 |
| カメラ | 207万画素Webカメラ |
| キーボード | 日本語キーボード(オールキーRGBイルミネート) |
| サウンド | ステレオスピーカー(1W×2)、アレイマイク内蔵 |
| バッテリー | リチウムポリマー(4セル/90Wh) |
| 消費電力 | 最大約280W |
| サイズ | 幅354×奥行き264×高さ22.6〜30.4mm |
| 重量 | 約2.50kg |
グラフィックスはRTX 5060からRTX 5080まで
この機種のいちばんの特徴は、16型の筐体でRTX 5080 Laptop GPUまで選べることです。
| GPU | ビデオメモリ | PassMark(G3D Mark) |
| RTX 5060 Laptop GPU | 8GB GDDR7 | 16,758 |
| RTX 5070 Laptop GPU | 8GB GDDR7 | 19,118 |
| RTX 5070 Ti Laptop GPU | 12GB GDDR7 | 22,470 |
| RTX 5080 Laptop GPU | 16GB GDDR7 | 26,281 |
いずれもノートPC向けのLaptop GPUで、デスクトップ版とは別のチップです。RTX 5080 Laptop GPUは当サイトの比較表で26,281。ノートPC向けGPUの最高値はRTX 5090 Laptop GPUの28,373なので、その9割を超える位置にあります。
構成によってビデオメモリが変わります。RTX 5060とRTX 5070は8GB、RTX 5070 Tiは12GB、RTX 5080は16GBです。高い解像度でテクスチャを多く読む使い方なら、ここは効いてきます。
GPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
CPUは16コア32スレッドのRyzen 9
| CPU | コア数 | スレッド数 | クロック(通常) | クロック(最大) | PassMark |
| Ryzen 9 8940HX | 16コア | 32スレッド | 2.4GHz | 5.3GHz | 49,372 |
| Ryzen 9 9955HX | 16コア | 32スレッド | 2.5GHz | 5.4GHz | 56,238 |
| Ryzen 9 9955HX3D | 16コア | 32スレッド | 2.5GHz | 5.4GHz | 62,157 |
CPUは3種類から選べます。いずれも16コア32スレッドのHXシリーズです。
Ryzen 9 8940HXはPassMark 49,372。ノートPC向けCPU440件の中央値(14,544)の3.4倍にあたります。
Ryzen 9 9955HX3Dは62,157で、当サイトの比較表に載っているノートPC向けCPUのなかで最も高い値です。3D V-Cacheを積んだモデルで、キャッシュが効くタイトルでは差が出ます。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
ファンは3基、液体金属グリスも
冷却はROGが「Tri-Fanテクノロジー」と呼ぶ3基のファン構成です。多くのゲーミングノートPCが2基なのに対して、GPUとビデオメモリを冷やす3基目を足しています。
ヒートパイプは7本。平たい形状にして厚みを抑えつつ、表面積を確保しています。
ASUSの製品ページによると、フルワイドヒートシンク(3つのセクション・最大373枚のフィン・総面積174,183mm²)とThermal Grizzly社の液体金属グリス「Conductonaut Extreme」は、RTX 5070 Ti搭載モデルのみの採用です。温度は前世代比で最大6℃低下としています。
キーボード側はWASDキーのまわりに通気孔を設けた「CoolZoneキーボード」。長時間のプレイで指が熱くならないようにする工夫です。
軽い作業のときはファンを止める0dBテクノロジーも入っています。
2,560×1,600の300Hz
ディスプレイは16.0型で2,560×1,600ドット、リフレッシュレートは300Hzです。アスペクト比は16:10で、ノングレア。色域はDCI-P3 100%です。
フルHD・60Hzを5.0とする当サイトの換算では9.0にあたります。有機ELではないので、同じ解像度の有機EL機よりは一段下に見ています。
ひとつだけ例外があります。RTX 5070 Ti・メモリ16GB・ストレージ1TBの構成だけは1,920×1,200の165Hz(sRGB 100%)です。同じ型番でも画面が違うので、選ぶときは確認してください。
端子はUSB4が2つ、有線LANは1Gbps
端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| USB4(Type-C・Power Delivery対応) | 1 |
| USB4(Type-C) | 1 |
| USB3.2 Gen2(Type-A) | 2 |
| HDMI | 1 |
| 有線LAN(RJ45・1Gbps) | 1 |
| マイク/ヘッドホン・コンボジャック | 1 |
USB4のType-Cが2つあり、片方は本機への給電(Power Delivery)にも対応します。もう片方は給電に対応しません。どちらも映像出力は可能です。
Thunderboltには対応していません。USB4はThunderbolt 3と互換がありますが、Thunderbolt 4や5のドックを前提にしている方は注意が必要です。
有線LANは1Gbps。2026年モデル(G615)は2.5Gbpsになっているので、ここは世代差が出ている部分です。
無線はWi-Fi 6EとBluetooth 5.2。カメラは207万画素で、赤外線カメラ(顔認証)はありません。
メモリとストレージは後から足せる
メモリはDDR5のSO-DIMMで2スロット、最大64GBまで対応します。出荷時は16GB(1枚)か32GB(16GB×2)です。
16GBの構成を選んだ場合、スロットが1つ空いた状態になります。あとから足して32GBにすることも、2枚とも入れ替えて64GBにすることもできます。
ストレージはM.2のNVMe SSD(PCI Express 4.0 x4接続)で、512GBか1TBです。
選べる7構成
ASUS Storeで選べる構成は以下の7つです。
| 構成 | CPU | グラフィックス | メモリ | ストレージ |
| G614PW-R9R5080 | Ryzen 9 8940HX | RTX 5080 | 32GB | 1TB |
| G614FR-R9X3D5070TI300 | Ryzen 9 9955HX3D | RTX 5070 Ti | 32GB | 1TB |
| G614PR-R9R5070TI300 | Ryzen 9 8940HX | RTX 5070 Ti | 32GB | 1TB |
| G614PR-R9R5070TI16G | Ryzen 9 8940HX | RTX 5070 Ti | 16GB | 1TB |
| G614FP-R9R507032G1T | Ryzen 9 9955HX | RTX 5070 | 32GB | 1TB |
| G614PM-R9R5060G300 | Ryzen 9 8940HX | RTX 5060 | 32GB | 1TB |
| G614PM-R9R506016512 | Ryzen 9 8940HX | RTX 5060 | 16GB | 512GB |
グラフィックスを優先するならRTX 5080の構成、CPUを優先するならRyzen 9 9955HX3Dの構成、という分かれ方になります。両方が最上位という組み合わせは用意されていません。
画面は上の6構成が2,560×1,600の300Hz、RTX 5070 Ti・16GB・1TBの構成だけが1,920×1,200の165Hzです。
いちばん手前のRTX 5060・16GB・512GBの構成は、メモリもストレージも後から足せるので、予算を抑えて始めたい方の入口になります。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はASUS公式サイトからご確認お願いします。
まとめ
ROG Strix G16 G614のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- 16型でRTX 5080 Laptop GPU(16GB)まで選べる
- 2,560×1,600・300Hzの画面とDCI-P3 100%の色域
- ファン3基と液体金属グリス(RTX 5070 Ti搭載モデル)の冷却
16型のゲーミングノートPCで、グラフィックスはRTX 5060からRTX 5080まで、CPUはRyzen 9の3種類から選べます。画面は2,560×1,600の300Hzで、メモリは最大64GBまで後から足せます。
重量は約2.5kgでACアダプターは最大約280W。据え置きで使って、たまに持ち運ぶ、という使い方に向いています。Thunderboltと顔認証がないこと、有線LANが1Gbpsであることは、購入前に確認しておきたい点です。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


コメント