こんにちはマサです。
今回はIdeaPad Slim 5 Gen 10(16型 AMD)・薄型・軽量ノートPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
IdeaPad Slim 5の16型で、CPUにAMDを積む構成です。
16.0型 2.8K(2880×1800)の有機EL・120Hzを、メモリ2スロットの機種で選べます。
最上位は8コア16スレッドのRyzen 7 8845HS。メモリは32GB(16GB×2)まで積めます。
ただしバッテリーは60Whrで、動画再生は約8.0時間になります。
IdeaPad Slim 5 Gen 10(16型 AMD)の評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| 処理性能 | CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や開発、Web会議の快適さ |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 入力・画面 | キーボードの打ちやすさ、ポインティングデバイス、ディスプレイの見やすさ |
| デザイン・堅牢性 | 外観、筐体の素材、堅牢性試験への対応 |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- 2.8K有機ELを安く手に入れたい方
- メモリを後から増設したい方(2スロット)
- 大きい画面で作業したい方(16.0型)
- 8コア16スレッドのCPUが欲しい方
向かない人
- 外で長く使う方(動画再生 約8.0時間です)
- Copilot+ PCの機能を使いたい方(NPU 最大16TOPSです)
- テンキーを使う方(16型ですが搭載しません)
- SDカードをそのまま挿したい方(microSDです)
IdeaPad Slim 5 Gen 10(16型 AMD)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU422件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| ディスプレイ | 解像度・パネル・リフレッシュレート | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
| 携帯性 | 本体の重量 | 0.8kg=10.0/1.2kg=8.0/1.6kg=6.0/2.0kg=4.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
仕様書に載っている上位の構成で評価したものです。
ディスプレイの9.5は16.0型 2.8K(2880×1800)有機EL・120Hz・DisplayHDR True Black 1000によるもの。当サイトの一覧でも上位の数値です。
CPUの7.3は8コア16スレッドのRyzen 7 8845HSによるもの。ノートPC向けCPU422件の上位にあたります。
バッテリーの6.0は60Whrによるもの。駆動時間は動画再生時で約8.0時間と短めです。
メモリの9.0は32GB(16GB×2)、ストレージの8.5は1TBによるもの。
携帯性の5.6は約1.69kgによるもの。16型としては標準的です。
クリエイター向けノートPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | ストレージ | |
| Web・動画視聴・文書作成が中心 | Intel Core Ultra 5 AMD Ryzen AI 5 | 16GB | 512GB以上 |
| 写真編集・軽い動画編集をする | Intel Core Ultra 7 AMD Ryzen AI 7 | 16GB〜32GB | 512GB以上 |
| イラスト制作・本格的な動画編集をする | Intel Core Ultra 7〜9 AMD Ryzen AI 9 | 32GB | 1TB以上 |
| 3DやAIを使った制作をする | Intel Core Ultra 9 AMD Ryzen AI Max+ | 32GB以上 | 1TB以上+独立GPU |
この機種は表の上から3行目まで対応できます。8コアのCPUと32GBのメモリ、2.8Kの有機ELまでそろうので、イラスト制作や動画編集にも対応できます。
IdeaPad Slim 5 Gen 10(16型 AMD)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| OS | Windows 11 Home 64bit(日本語版) |
| CPU | AMD Ryzen 7 8845HS(8コア16スレッド・3.80GHz/Radeon 780M) AMD Ryzen 5 8645HS(6コア12スレッド・Radeon 760M) ※選択可能。NPUは最大16TOPS |
| メモリ | DDR5-5600 SODIMM 32GB(16GB×2)/16GB(8GB×2) 最大32GB ※スロット数2(空0) |
| ストレージ | 1TB/512GB SSD(PCIe NVMe/M.2) ※選択可能 |
| グラフィックス | APU内蔵(AMD Radeon 780M/760M グラフィックス) ※CPUにより異なります |
| ディスプレイ | 16.0型 2.8K 有機EL(2880×1800)最大10.74億色・16:10 DisplayHDR True Black 1000・120Hz・光沢あり |
| キーボード | 84キー JIS配列(Fnキー・Windowsキー・Copilotキー付き) バックライト・キーボード |
| カメラ | FHD 1080pカメラ+IRカメラ(プライバシーシャッター付き) |
| 指紋センサー | 搭載しません |
| オーディオ | ステレオスピーカー(2.0W×2)・Dolby Audio対応 |
| カードスロット | microSDメディアカードリーダー |
| 無線 | Wi-Fi 6対応(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n) Bluetooth 5.2 有線LANには対応しません |
| 本体寸法 | 約 356.5 × 250.6 × 16.9mm(最薄部) |
| 重量 | 約1.69kg |
| バッテリー | 固定式 3セル 60Whr 動画再生時 約8.0時間・アイドル時 約11.3時間(JEITA 3.0) |
| カラー | ルナグレー |
処理性能
CPUはRyzen 8000シリーズから2種類です。
| CPU | コア/スレッド | PassMark | 内蔵グラフィックス |
| AMD Ryzen 7 8845HS | 8コア16スレッド | 28,261 | AMD Radeon 780M |
| AMD Ryzen 5 8645HS | 6コア12スレッド | 21,960 | AMD Radeon 760M |
上と下では29%ほどの差があります。どちらもZen 4世代で、8845HSは8コア16スレッド、8645HSは6コア12スレッドです。
内蔵グラフィックスもRadeon 780Mと760Mで変わります。
NPUは最大16TOPSです。Copilot+ PCの条件(40TOPS以上)には届きません。AI機能を使いたいならPro 5 Gen 10を見ることになります。
同じ16型のPro 5 Gen 10と比べると、以下のようになります。
| 項目 | IdeaPad Slim 5 Gen 10(本機) | IdeaPad Pro 5 Gen 10 16型 |
| CPU | Ryzen 7 8845HS(8コア16スレッド・28,261) | Ryzen AI 7 350(8コア・24,965) |
| NPU | 最大16TOPS | 最大50TOPS(Copilot+ PC対応) |
| 独立GPU | なし | RTX 5050 Laptop GPU を選べる |
| メモリ | 16GB/32GB(2スロット) | 24GB/32GB(オンボード) |
| Type-C | USB 3.2 Gen2 ×2 | USB4 ×2 |
| バッテリー | 60Whr(動画再生 約8.0時間) | 84Whr(動画再生 約14.6時間) |
CPUの数値とメモリの拡張性はこちら、NPU・独立GPU・端子の規格・バッテリーはPro 5が上です。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
ディスプレイ
16.0型 2.8K(2880×1800)の有機ELです。最大10.74億色・16:10・120Hz・DisplayHDR True Black 1000という仕様で、光沢ありになります。
有機ELなので黒が沈み、コントラストが高く出ます。DisplayHDR True Black 1000はHDR表示の中でも上のほうの認証です。
120Hzなので、スクロールやカーソルの動きも滑らかです。
この画面がSlim 5を選ぶいちばんの理由になります。同じ価格帯のIdeaPadはWUXGAのIPS液晶が中心なので、ここは大きな差です。
選択肢はこの1種類だけです。
入出力端子

端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| USB Type-C(USB 3.2 Gen2/USB PD・DisplayPort出力対応) | 2 |
| USB-A(USB 3.2 Gen1) | 2(うち1つはPowered USB) |
| HDMI | 1 |
| microSDメディアカードリーダー | 1 |
| マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック | 1 |
| 有線LAN(RJ-45) | 0 |
USB Type-Cは2つで、どちらもUSB 3.2 Gen2(10Gbps)です。USB PDとDisplayPort出力に対応します。USB4やThunderboltではありません。
USB Type-Aが2つ(うち1つはPowered USB)とHDMIも備えます。
カードリーダーはmicroSDです。フルサイズのSDカードを使うなら変換アダプターが要ります。カメラのデータを直接読みたい方は確認しておいてください。
有線LANの端子はありません。無線はWi-Fi 6とBluetooth 5.2です。
メモリと拡張性

メモリはDDR5のSODIMMで、スロットが2つあります。16GB(8GB×2)と32GB(16GB×2)から選べて、上限は32GBです。
オンボードではないので、後から増設・交換できます。IdeaPadのこの価格帯では珍しい構成です。
ストレージは512GBと1TBから選べます。
2.8Kの有機ELとメモリの拡張性を両立する点が、この機種の性格をよく表しています。
バッテリーと携帯性

バッテリーは60Whrで、動画再生時は約8.0時間、アイドル時は約11.3時間(JEITA 3.0)です。
2.8Kの有機ELと120Hzを積むぶん、駆動時間は短めです。同じ16型のPro 5 Gen 10(84Whr・約14.6時間)とは6時間以上の差があります。
重量は約1.69kgです。本体の厚みは最薄部で16.9mmです。
机に据えて使い、必要なときだけ持ち出す使い方が合います。
最大消費電力は65Wです。
キーボードと筐体

84キーのJIS配列で、バックライトが付きます。Copilotキーも付きます。
ポインティングデバイスはマルチタッチパッドです。16型ですがテンキーは付きません。そのぶんキーボードが中央に寄り、タッチパッドも大きく取られています。
指紋センサーは搭載しません。そのかわりIRカメラを備えるので、Windows Helloの顔認証でサインインできます。
カメラはFHD 1080p+IRカメラで、プライバシーシャッター付きです。
オーディオはステレオスピーカー(2.0W×2)とDolby Audioです。本体カラーはルナグレーです。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

IdeaPad Slim 5 Gen 10(16型 AMD)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- 16.0型 2.8K 有機EL・120Hz・DisplayHDR True Black 1000
- メモリは2スロットで32GBまで増設できる
- バッテリーは60Whrで動画再生 約8.0時間
2.8Kの有機ELとメモリの拡張性を、価格を抑えて両立したい方に向いた機種です。IdeaPadのこの価格帯で2スロットを残しているのは珍しい構成です。
弱いのはバッテリーとNPUです。60Whrで動画再生 約8.0時間、NPUは16TOPSなのでCopilot+ PCには該当しません。
駆動時間とAI機能を取るなら、IdeaPad Pro 5 Gen 10(16型 AMD)という選択肢があります。84Whrで動画再生 約14.6時間、独立GPUも選べますが、メモリはオンボードになります。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




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