【書評・要約】ファクトフルネス(FACTFULNESS)を読んでの感想とレビュー

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本の書評

ファクトフルネスは医者・教授として活躍したハンス・ロスリング氏と息子、夫婦で執筆された本です。

この本を読んでの率直な感想は、

“私がどれだけ先入観(思い込み)だけで生きているのか?”を考えさせられました。

それと同時にこの本を読んでとても焦りました。

理由は、自分がこんなに事実誤認をしているとは思っていなかったからです。

今回紹介する本は

FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣です。

ファクトフルネスはAmazonのAudible(オーディブル)という朗読サービスを無料体験(30日間)聞くことができます。

無料登録後にAudible内でファクトフルネスを検索して試してみてください。
Audibleは聞くスピードも調節できて自分のペースで聞くことができるので、とてもおすすめです。

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ファクトフルネスの内容を要約

【13問クイズ】先入観(思い込み)が覆されるクイズ

クイズの内容は、教育・経済・人口・医療・環境など関する13問の3択問題です。

そして、驚きだったのがその正解率が平均で2問だったということです。

例として、1問目だけ紹介します。

問1
現在、低所得園に暮らす女子の何割が、初等教育を修了するでしょう?
A: 20%
B: 40%
C: 60%

ネタバレになるので答えは、本または下記のハンス・ロスリング氏が行ったTEDトークを見てください。
TEDトークでは一部のクイズがユーモア溢れるスピーチと共に紹介されています。

ドラマチックすぎる世界の見方が、世界を錯覚させる

本書によると

著者はドラマチックすぎる世界の見方が、世界を錯覚させると説いています。

抽象的な表現でわかりづらいので、具体的に説明します。

あなたは下記の文章を読んで同じような先入観(思い込み)がないだろうか?

「世界では戦争、暴力、自然災害、人災、腐敗が絶えず、どんどん物騒になっている。金持ちはよりいっそう金持ちになり、貧乏人はよりいっそう貧乏になり、貧困は増え続ける一方だ。何もしなければ天然資源ももうすぐ尽きてしまう」
※本書、ファクトフルネスから引用

正直、私は上記のような先入観がありました。。。

しかし、本書で紹介されている国連のデータを見ると必ずしも、世界が悪い方向へ進んでいるわけでもなく、貧富の差も広がっているという訳ではないということです。

ここで間違えていけないのは、一部の地域では貧富の差が拡大しているところもあるが、世界全体で比較した時に貧富の差は過去よりも埋まっているし、世界は良い方向に進んでいるということです。

ニュースなどで貧富の差が拡大している報道はされるが、元々貧困地域だった人たちが貧困を抜け出して前よりも良い生活していることは、報道されにくいがその事実はデータで確認できることを知ることが重要だと説いています。

このような同じ貧富の格差の問題でも、「悪い」と「良くなっている」は両立すると説明されています。

一方からの視点では偏った先入観(思い込み)になってしまうということを心に留めておきましょう。

人類が抱える10の思い込みについて

人類は下記の10種類の本能で「ドラマチックすぎる世界の見方」(思い込み)を作り上げているようです。

1. 分断本能(世界は分断されているという思い込み)
2. ネガティブ本能(世界はどんどん悪くなっているという思い込み)
3. 直線本能(世界の人口はひたすら増え続けるという思い込み)
4. 恐怖本能(危険でないことを、恐ろしいと考えてしまう思い込み)
5. 過大視本能(目の前の数字がいちばん重要だという思い込み)
6. パターン化本能(ひとつの例がすべてに当てはまるという思い込み)
7. 宿命本能(すべてはあらかじめ決まっているという思い込み)
8. 単純化本能(世界はひとつの切り口で理解できるという思い込み)
9. 犯人捜し本能(誰かを責めれば物事は解決するという思い込み)
10. 焦り本能(いますぐ手を打たないと大変なことになるという思い込み)
※本書から引用

上の10種類の本能について、本書では著者の経験を元にわかりやすく解説されています。

本書の終盤では、ファクトフルネスを実践する方法として”ファクトフルネスの大まかなルール”が記載されています。

引用元:ファクトフルネス

本書で常に著者が読者に伝えられていることは、

・本能を抑えること
・正しい視点から世界を見ること

ファクトフルネスを実践することで、直感的な判断はせずにデータや経験を元に物事の本質を追求して正しい判断をできるようになります。

ファクトフルネスを読んでの書評

ファクトフルネスを読むことで世界の正しい見方を知ることができます。

本書で何度も触れられていた「ドラマチックすぎる世界の見方」をしないためには、謙虚に事実を認めること好奇心を持って新しい情報にアクセスすることが重要だと思いました。

謙虚に事実を認めることで、自分の無知を認めて正しい視点からの情報を受け入れて、過度に偏った情報の間違えに気づけるようになります。

そして、好奇心を持って最新の情報にアクセスすることで、過去と今のデータを比べて良くなったのか?悪くなったのか?そして今後どのようになる確率が高いのかを知ることができます。

ファクトフルネス基づいた行動を普段から心がけて、正しい視点から正しく情報を理解できるようになれます。

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今回のまとめ

写真は5年前撮影したホーチミンの写真

この本を読んで、一番最初に思い出したことが5年前のベトナム旅行でした。

私の想像していたベトナムはインフラも整ってなく、ボロボロの家しかないと思っていましたが、実際現地に行くと想像を遥かに超える経済発展をしていました。

ベトナムのホーチミン市内には多くのビルが立ち並び、海外ブランドが出店されているショッピングモールがたくさんあり、とても活気に満ちた国だと印象がガラッと変わりました。

この時にファクトフルネスに基づいた行動をしていれば、そのような勘違いはなかったと思います。
このような経験がある方は、ファクトフルネスを読んではいかがでしょうか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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