こんにちはマサです。
今回はROG Strix SCAR 17(G733PY)・ゲーミングノートPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
17.3型のゲーミングノートPCで、RTX 4090 Laptop GPUとRyzen 9 7945HXを積んでいます。画面は2,560×1,440の240Hzです。
2023年のモデルですが、GPUは最大TGP 175Wで動きます。CPUとGPUの両方に液体金属グリスを使い、ベイパーチャンバーで冷やす構成です。
有線LANは2.5Gbps。メモリはDDR5のSO-DIMMで、最大64GBまで足せます。
いっぽうで重量は約3.0kg、ACアダプターは最大約330W。顔認証用の赤外線カメラもありません。持ち歩く機種ではありません。
ROG Strix SCAR 17(G733PY)の評価
※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| ゲーム性能 | CPU・GPU・ディスプレイのリフレッシュレートなど、ゲームの快適さに直結する性能 |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 拡張性・端子 | 端子の種類と数、メモリやSSDの増設可否 |
| デザイン・質感 | 外観、筐体の素材、仕上げ |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- 17.3型の大きい画面でゲームをしたい方(2,560×1,440で240Hzです)
- RTX 4090 Laptop GPUを最大TGP 175Wで使いたい方
- 2.5Gbpsの有線LANが要る方
- メモリを後から足したい方(DDR5のSO-DIMMで最大64GBです)
向かない人
- 持ち歩く方(約3.0kg、ACアダプターは最大約330Wです)
- 顔認証を使いたい方(赤外線カメラはありません。Webカメラは720pです)
- Thunderboltが必要な方(USB3.2のType-Cまでです)
- 最新世代のGPUが欲しい方(RTX 50シリーズではなく、RTX 40シリーズの世代です)
ROG Strix SCAR 17(G733PY)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU440件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| グラフィックス | PassMark(G3D Mark) | ノートPC向けGPUの最高値で10.0、ミドルクラスで5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=6.0/16GB=7.5/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| ディスプレイ | 解像度・リフレッシュレート・パネル | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
ASUS Storeで売られている構成(Ryzen 9 7945HX・RTX 4090 Laptop GPU・32GB・1TB)で評価しています。
CPUはPassMark 53,745で、ノートPC向けCPU440件のなかで上位に入ります。グラフィックスのRTX 4090 Laptop GPUは27,031で、ノートPC向けGPUの最高値であるRTX 5090 Laptop GPUの28,373に迫ります。世代は1つ前ですが、数値の上では現行の上位クラスと同じ並びにいます。
ディスプレイは2,560×1,440・240Hzの液晶として8.5としました。有機ELではなく、縦の解像度も2,560×1,600の機種より低いため、そこは差し引いています。
ゲーミングノートPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、遊びたいゲームと設定によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | グラフィックボード | |
| 初級者 | Intel Core i5〜i7 Intel Core Ultra 5 AMD Ryzen 5〜7 | 16GB | RTX 3050以上 RTX 4050以上 RTX 5050以上 |
| 中級者 | Intel Core i7 Intel Core Ultra 7 AMD Ryzen 7 | 16GB〜32GB | RTX 3060以上 RTX 4060以上 RTX 5060以上 |
| 上級者 | Intel Core i7〜i9 Intel Core Ultra 7〜9 AMD Ryzen 7〜9 | 32GB | RTX 4070以上 RTX 5070以上 |
| 超上級者 | Intel Core i9 Intel Core Ultra 9 AMD Ryzen 9 | 32GB以上 | RTX 4080以上 RTX 5080以上 |
この機種は表のいちばん下の行まで対応できます。RTX 4090 Laptop GPU・32GB・2,560×1,440の240Hzなので、重いタイトルを高いフレームレートで動かす使い方まで視野に入ります。
ROG Strix SCAR 17(G733PY)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| 筐体 | 17.3型ゲーミングノートPC |
| OS | Windows 11 Home |
| CPU | AMD Ryzen 9 7945HX(16コア32スレッド) |
| グラフィックス | GeForce RTX 4090 Laptop GPU(16GB) 最大TGP 175W(Dynamic Boost含む) |
| メモリ | 32GB(DDR5-4800 SO-DIMM) 最大64GB |
| ストレージ | 1TB(PCI Express 4.0 x4接続 NVMe/M.2) |
| ディスプレイ | 17.3型 2,560×1,440 ノングレア リフレッシュレート:240Hz Dolby Vision対応 |
| 冷却 | ベイパーチャンバー Arc Flow Fans(84枚ブレード) 液体金属グリス Conductonaut Extreme(CPU・GPU) 通気孔4か所 |
| 入出力 | USB3.2 Gen2(Type-C・PD対応)×1 USB3.2 Gen2(Type-C)×1 USB3.2 Gen1(Type-A)×2 HDMI×1 有線LAN(RJ45・2.5Gbps)×1 コンボジャック×1 |
| 無線 | Wi-Fi 6E(802.11ax)/Bluetooth 5.2 |
| カメラ | 720p HDカメラ(赤外線カメラなし) |
| キーボード | 日本語キーボード(オールキーRGBイルミネート) |
| サウンド | ステレオスピーカー(1W×2)、アレイマイク内蔵、Dolby Atmos対応 |
| バッテリー | リチウムポリマー(4セル/90Wh) |
| 消費電力 | 最大約330W |
| サイズ | 幅395×奥行き282×高さ23.4〜28.3mm |
| 重量 | 約3.0kg |
RTX 4090 Laptop GPUを最大TGP 175Wで動かす
この機種のいちばんの特徴は、RTX 4090 Laptop GPUを最大TGP 175Wで動かせることです。
| GPU | ビデオメモリ | 最大TGP | PassMark(G3D Mark) |
| RTX 4090 Laptop GPU | 16GB | 175W | 27,031 |
ノートPC向けのLaptop GPUはデスクトップ版とは別のチップで、同じ名前でもTGP(消費電力の上限)によって出せる性能が変わります。この機種はASUSの製品ページで最大175WとされていてDynamic Boostにも対応します。ノート向けRTX 4090を積む機種のなかでも高い枠です。
ビデオメモリは16GB。当サイトの比較表ではRTX 4090 Laptop GPUが27,031で、ノートPC向けGPUの最高値(RTX 5090 Laptop GPUの28,373)の95%にあたります。世代は1つ前ですが、数値の上では現行の上位クラスと競合します。
MUXスイッチとNVIDIA Advanced Optimusにも対応しています。内蔵グラフィックスを経由せず、GPUから直接画面に出す動作に切り替えられる仕組みです。
GPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
CPUは16コア32スレッドのRyzen 9 7945HX
| CPU | コア数 | スレッド数 | クロック(通常) | クロック(最大) | PassMark |
| Ryzen 9 7945HX | 16コア | 32スレッド | 2.5GHz | 5.4GHz | 53,745 |
CPUはRyzen 9 7945HX。16コア32スレッドで、最大5.4GHzまで上がります。
PassMarkは53,745。ノートPC向けCPU440件の中央値(14,544)の3.7倍です。ゲームだけでなく、動画の書き出しのようにコアを使い切る作業でも効きます。
メモリはDDR5-4800。SO-DIMMのスロットがあるので、後から足せます。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
液体金属グリスとベイパーチャンバー
冷却はベイパーチャンバー方式です。ASUSの製品ページでは、従来のヒートパイプが軸方向にしか熱を運べないのに対し、ベイパーチャンバーは面で熱を広げられると説明しています。
CPUとGPUの両方にThermal Grizzly社の液体金属グリス「Conductonaut Extreme」を使っています。ASUSは従来のサーマルペーストと比べて最大15℃低く保てるとしています。
ファンは84枚のブレードを持つArc Flow Fans。通気孔は4か所です。
液体金属グリスをCPUとGPUの両方に使う構成は、現行のROG Strixでも上位モデルに限られます。2023年の機種ですが、冷却にかけているコストはこのクラスのままです。
17.3型・2,560×1,440の240Hz
ディスプレイは17.3型で2,560×1,440ドット、リフレッシュレートは240Hzです。ノングレアで、Dolby Visionに対応します。
フルHD・60Hzを5.0とする当サイトの換算では8.5にあたります。有機ELではないので、同じ画素数の有機EL機よりは一段下に見ています。
17.3型は、置き場所が決まっているなら素直に有利です。同じ解像度でも画面が大きいぶん文字やUIが見やすく、FPSのように情報量が多い画面でも追いやすくなります。
キーボードは日本語配列で、キーごとに色を変えられるRGBイルミネートです。
端子は2.5Gbpsの有線LANあり、Thunderboltなし
端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| USB3.2 Gen2(Type-C・Power Delivery対応) | 1 |
| USB3.2 Gen2(Type-C) | 1 |
| USB3.2 Gen1(Type-A) | 2 |
| HDMI | 1 |
| 有線LAN(RJ45・2.5Gbps) | 1 |
| マイク/ヘッドホン・コンボジャック | 1 |
有線LANは2.5Gbps。1Gbpsが多いこのクラスでは上の部類です。回線を引いている方なら、無線より素直に速度が出ます。
Type-Cは2つありますが、どちらもUSB3.2 Gen2です。Thunderboltには対応していません。Thunderboltのドックを前提にしている方は注意が必要です。片方はPower Deliveryに対応するので、軽い用途ならType-Cからの給電も使えます。
無線はWi-Fi 6EとBluetooth 5.2。Wi-Fi 7ではありません。
カメラは720pで、赤外線カメラがありません。Windows Helloの顔認証は使えません。
メモリは後から足せる
メモリはDDR5-4800のSO-DIMMで、出荷時は32GB、最大64GBまで対応します。ASUS Storeの表記も「32GB/64GB(標準/最大)」です。
ストレージはM.2のNVMe SSD(PCI Express 4.0 x4接続)で1TBです。
重量は約3.0kg、ACアダプターは最大約330W。動かすたびに電源まわりを持ち運ぶことになるので、置き場所を決めて使う機種です。
構成は1つ
ASUS Storeで売られている構成は1つです。
| 構成 | CPU | グラフィックス | メモリ | ストレージ |
| G733PY-R9R4090 | Ryzen 9 7945HX | RTX 4090 Laptop | 32GB | 1TB |
選択肢はなく、RTX 4090 Laptop GPUとRyzen 9 7945HXの組み合わせだけです。メモリとストレージを増やしたい場合は、購入後に自分で足すことになります。
2023年のモデルなので、在庫の状況によっては買えないことがあります。購入前にASUS公式サイトで在庫を確認してください。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はASUS公式サイトからご確認お願いします。
まとめ
ROG Strix SCAR 17(G733PY)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- RTX 4090 Laptop GPU(16GB)を最大TGP 175Wで動かせる
- 17.3型・2,560×1,440の240Hzという大きい画面
- CPUとGPUの両方に液体金属グリスを使う冷却と、2.5Gbpsの有線LAN
17.3型のゲーミングノートPCで、RTX 4090 Laptop GPUとRyzen 9 7945HXを組み合わせています。画面は2,560×1,440の240Hz、メモリはDDR5のSO-DIMMで最大64GBまで足せます。
重量は約3.0kgでACアダプターは最大約330W。据え置きで使う機種です。Thunderboltと顔認証がないこと、無線がWi-Fi 6Eであること、そして2023年のモデルなので在庫が限られることは、購入前に確認しておきたい点です。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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