【レビュー】ThinkCentre X Tower(Intel) | RTX 5060 Ti搭載

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【レビュー】ThinkCentre X Tower(Intel) | RTX 5060 Ti搭載 ガジェット
引用元:Lenovo公式サイト

こんにちはマサです。

今回はThinkCentre X Tower(Intel)・ビジネス向けデスクトップPCのレビューをしていきます。

結論からお伝えすると、

ThinkCentreの最上位シリーズ「X」のタワーです。約220×420×497mm、約17.0kg。ThinkCentreのデスクトップでは別格の大きさです。

GeForce RTX 5060 Ti 16GBを標準で積みます。電源も内蔵850Wです。

メモリは4スロットで上限256GB。当サイトで扱ったThinkCentreではいちばん大きい上限です。

有線LANが2系統、Thunderbolt 4、Wi-Fi 7。端子まわりも上位構成です。

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ThinkCentre X Tower(Intel)の評価

【レビュー】ThinkCentre X Tower(Intel) | RTX 5060 Ti搭載
引用元:Lenovo公式サイト

総合点・・・・・・4.3
処理性能・・・・・4.5
コスパ・・・・・・3.5
拡張性・端子・・・4.5
設置性・・・・・・2.0
デザイン・質感・・4.5

※評価はmasalog運営者の主観です

各項目は1.0〜5.0で評価しています。

点数意味
5.0このクラスで最高水準
4.0十分に満足できる
3.0標準的。価格なりで不足はない
2.0用途によっては足りない
1.0おすすめしない

5項目の内容は以下のとおりです。

項目見ているもの
処理性能CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や制作の快適さ
コスパ絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか
拡張性・端子端子の種類と数、メモリやSSDの増設可否
設置性本体のサイズと重量、置き場所の自由度
デザイン・質感外観、筐体の素材、仕上げ

総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。

向いている人

  • 3D制作や映像編集をする方(RTX 5060 Ti 16GBと850W電源が標準です)
  • メモリを大量に積む予定がある方(4スロットで上限256GB、出荷時は3スロット空きです)
  • ネットワークを2系統に分けたい方(RJ-45が2つあります)
  • 長く使いたい方(保証が3年間・翌営業日オンサイト修理です)

向かない人

  • 置き場所が限られている方(高さ497mm・約17.0kgあります)
  • 本体を頻繁に動かす方(持ち運び用のハンドルはありますが17kgです)
  • 光学ドライブが要る方(5.25型ベイがありません)
  • 予算を抑えたい方(ThinkCentreのなかでは上位の価格帯です)

ThinkCentre X Tower(Intel)のスペック評価

各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。

各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。

項目基準にしている数値換算のしかた
CPUPassMark(CPU Mark)デスクトップPC向けCPU272件の最高値で10.0、中央値で5.0
グラフィックスPassMark(G3D Mark)デスクトップPC向けGPU143件の最高値で10.0、中央値で5.0
メモリ容量8GB=6.0/16GB=7.5/32GB=9.0/64GB=10.0
ストレージ容量と規格256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0
映像出力同時に出せる画面数1画面=4.0/2画面=6.0/3画面=8.0/4画面=10.0
電源電源ユニットの定格W数500W=5.0/750W=7.5/1000W=10.0

CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。

仕様書(製品番号 13LE000FJP)に載っている構成で評価したものです。このチャートには「ディスプレイ」と「バッテリー」の軸がありません。画面の付かないデスクトップだからです。この機種は独立GPUを標準で積むので、グラフィックスの軸は残しています。

「設置性」の軸は外しました。当サイトの換算(5kg=10.0/8kg=7.0/10kg=5.0)に約17.0kgを当てると0.0になってしまい、チャートとして読めなくなるためです。大きさと重さは本文で扱います。

CPUの7.7は20コアのCore Ultra 7 265によるもの。PassMarkは49,689で、デスクトップPC向けCPU272件の中央値(21,753)の2.5倍を超えます。

グラフィックスの7.3はGeForce RTX 5060 Ti 16GB(22,606)によるもの。デスクトップPC向けGPU143件の中央値を上回ります。ビデオメモリは16GBです。

メモリの9.0は32GB(32GB×1)によるもの。DDR5 UDIMMで、4スロットのうち3つが空いています。上限は256GBです。

ストレージの7.0は512GBによるもの。M.2 2280スロットが3つあり、2つ空いています。

映像出力の10.0は、DisplayPortが4つ・HDMIが1つ・Thunderbolt 4が1つという端子構成によるものです。当サイトの換算は同時に出せる画面数(4画面=10.0)で見ています。

電源の8.5は内蔵850Wによるもの。80PLUS認証で効率90%です。当サイトで扱ったThinkCentreではいちばん大きい容量です。

NPUは最大13TOPS(インテル AI Boost)で、Copilot+ PCの条件(40TOPS以上)には届きません。そのためNPUの軸は入れていません。

デスクトップPCのスペック目安

どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。

CPUメモリストレージ
Web・動画視聴・文書作成が中心Intel Core 5/Core Ultra 5
AMD Ryzen 5
16GB512GB以上
表計算や資料作成が多いIntel Core Ultra 5〜7
AMD Ryzen 7
16GB〜32GB512GB以上
写真編集・軽い動画編集をするIntel Core Ultra 7
AMD Ryzen 7
32GB1TB以上
3DやゲームもするIntel Core Ultra 7以上32GB以上1TB以上+独立GPU

この機種は表のいちばん下の行まで対応できます。GeForce RTX 5060 Ti 16GBを標準で積むので、3D制作や映像編集もそのまま始められます。

ThinkCentre X Tower(Intel)のスペック

主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。

項目内容
筐体タワー
製品番号13LE000FJP
OSWindows 11 Pro 64bit(日本語版)
稼働確認:Windows 11 Home/Pro
CPUインテル Core Ultra 7 プロセッサー 265(20コア・2.40GHz・キャッシュ36MB)
NPU 最大13TOPS(インテル AI Boost)
チップセットインテル Q870 チップセット
インテルAMT:対応/vPro:対応
メモリ32GB(32GB×1)DDR5 SDRAM UDIMM
最大256GB/4スロット(空き3)
ストレージ512GB SSD(PCIe NVMe/M.2・OPAL2.0対応)/HDDなし
光学ドライブなし
メディアカードリーダー3-in-1 メディアカードリーダー(SD、SDHC、SDXC)
グラフィックスNVIDIA GeForce RTX 5060 Ti(ビデオRAM 16GB)
Thunderbolt 4/DisplayPort/HDMI いずれも 7680×4320ドット(1677万色)
拡張スロットPCI Express x16:1(空き0)フルレングス・フルハイト Gen5.0
PCI Express x4:2(空き2)フルレングス・フルハイト Gen4.0
M.2 2230:1(空き0)/M.2 2280:3(空き2)
拡張ベイ3.5型:2(空き2)/5.25型・2.5型:なし
セキュリティTPM(TCG V2.0準拠)、パワーオンパスワード、ハードディスクパスワード、アドミニストレーターパスワード
無線インテル Wi-Fi 7 BE200(a/b/g/n/ac/ax/be)/Bluetooth v5.4
有線LAN10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T(Wake on LAN対応)オンボード×2
スピーカーモノラルスピーカー(内蔵)/内蔵カメラ・マイクロホンなし
付属品2.4GHz ワイヤレス日本語キーボード、ワイヤレス光学ホイール マウス、電源コード(1.8m)
本体寸法約 220 × 420 × 497mm(幅×奥行×高さ)
重量約17.0kg(最大構成時)
電源内蔵電源ユニット 850W/AC 100-240V(50/60Hz)【80PLUS・効率90%】
OfficeMicrosoft 365 試用版
保証3年間・翌営業日オンサイト修理

RTX 5060 Ti 16GBと850W電源が標準

ThinkCentre X Tower(Intel)の背面(拡張スロットと端子)
引用元:Lenovo公式サイト
項目内容PassMark
CPUCore Ultra 7 265(20コア・2.40GHz・キャッシュ36MB)49,689
グラフィックスGeForce RTX 5060 Ti 16GB22,606

GeForce RTX 5060 Ti をビデオRAM 16GBで標準搭載します。PassMarkは22,606で、デスクトップPC向けGPU143件の中央値を上回ります。

ビデオRAMが16GBあるので、解像度の高い映像素材やテクスチャの多い3Dシーンでも足りなくなりにくい構成です。同じThinkCentreのThinkCentre neo Ultra Gen 2はRTX 5060の8GB版なので、ここは一段上になります。

電源は内蔵850W(80PLUS・効率90%)。当サイトで扱ったThinkCentreではいちばん大きい容量です。M90t Tower Gen 6の500Wが次点で、ほかのタワーは200〜260W台です。

PCI Express x16はGen5.0で、グラフィックカードが挿さっているので空きは0です。ただしPCI Express x4(Gen4.0)が2本、どちらも空いています。レノボの製品ページはデュアルGPUやAIアクセラレータカードの搭載にも触れています。

冷却について、レノボの製品ページは「Advanced thermals」と表現しています。筐体の上面と側面に大きな通気面があります。

メモリは4スロットで上限256GB

ThinkCentre X Tower(Intel)の本体を真上から見たところ(上面の端子)
引用元:Lenovo公式サイト

メモリは4スロットで上限256GB。出荷時は32GB×1なので、3スロット空いています。

当サイトで扱ったThinkCentreでは最大の上限です。M90t Tower Gen 6とM70t Tower Gen 6が4スロット・128GB、そのほかのタワーは2スロット・64GBです。

規格はDDR5 SDRAM UDIMMです。32GB×1で出荷されるので、同じモジュールを足していけます。

ストレージは512GBのM.2 SSD(PCIe NVMe・OPAL2.0対応)。M.2 2280スロットは3つあり、2つ空いています。HDDは搭載されていませんが、3.5型ベイが2つとも空いています。

光学ドライブはありません。5.25型のベイ自体がない構成です。CDやDVDを使う業務なら外付けが要ります。

3-in-1 メディアカードリーダー(SD、SDHC、SDXC)は標準です。

端子は上面と底面に分かれている

ThinkCentre X Tower(Intel)の入出力端子
引用元:Lenovo公式サイト

この機種は前面・背面ではなく、「上面」と「底面」に端子が分かれています。

端子数位置
USB-A(USB 5Gbps・USB 3.2 Gen1)2上面
USB-A(USB 10Gbps・USB 3.2 Gen2)2上面
USB Type-C(USB 20Gbps・USB 3.2 Gen2x2/PD・最大15W給電)1上面
マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック1上面
USB-A(USB 5Gbps・USB 3.2 Gen1)4底面
Thunderbolt 4(最大15W給電/DP Alt Mode対応)1底面
DisplayPort4底面(オンボード1+グラフィックカード3)
HDMI1底面(グラフィックカード)
有線LAN(RJ-45)2底面
ライン入力1底面
ライン出力1底面

有線LAN(RJ-45)が2系統あります。当サイトで扱ったThinkCentreではこの機種だけです。業務ネットワークと検証用ネットワークを分ける、といった使い方ができます。

Thunderbolt 4も1つあります。7680×4320ドットの映像出力に対応し、最大15Wの給電とDP Alt Modeにも対応します。

映像はDisplayPortが4つ(オンボード1つ+グラフィックカード3つ)とHDMIが1つ。いずれも7680×4320ドットまで出ます。

USBは上面に5つ、底面に5つ。上面のType-CはUSB 20Gbps(USB 3.2 Gen2x2)で、ThinkCentreでは最速の部類です。上面のType-Aも2つが10Gbps、2つが5Gbpsです。

無線はインテル Wi-Fi 7 BE200とBluetooth v5.4。6GHz帯に対応します。

カメラとマイクロホンはありません。スピーカーはモノラルの内蔵です。

大きさと重さは覚悟が要る

ThinkCentre X Tower(Intel)の本体を斜め上から見たところ(持ち運び用のハンドル)
引用元:Lenovo公式サイト

本体寸法は約220×420×497mm、重量は約17.0kgです。梱包箱は約37×58.8×62.4cmで約20.7kgあります。

ThinkCentre M90t Tower Gen 6(170×298×376mm・約6.5kg)と比べると、幅で50mm、奥行きで122mm、高さで121mm大きく、重さは2.6倍です。

レノボの製品ページは「タワー上部には持ち上げやすい部分があり、必要に応じて持ち運びが容易な内蔵ハンドルを実現しています」としています。それでも17kgなので、ひとりで頻繁に動かす前提では考えないほうがよさそうです。

当サイトの「設置性」の換算(5kg=10.0/8kg=7.0/10kg=5.0)に当てはめると0.0になります。チャートの軸から外したのはそのためです。

逆に言えば、この大きさがあるからPCI Expressのフルレングス・フルハイトを3本、M.2 2280を3つ、3.5型ベイを2つ、850W電源を収められています。

付属のキーボードとマウスは2.4GHzのワイヤレスです。ケーブルが減るぶん、机の上は整理しやすくなります。

管理機能と保証

ThinkCentre X Tower(Intel)の本体を斜め前から見たところ
引用元:Lenovo公式サイト

チップセットはインテル Q870で、vProとインテルAMTに対応します。IT部門が遠隔で展開・更新・保守をする運用に対応できます。

セキュリティはTPM(TCG V2.0準拠)と各種パスワードです。レノボの製品ページはThinkShieldのスイートとMIL-STD 810H準拠のテストにも触れています。

保証は3年間で、国内は翌営業日オンサイト修理です。ThinkCentreのタワーは1年保証が多いので、ここは大きな違いです。

初期導入OSはWindows 11 Pro 64bit。稼働確認OSはWindows 11 HomeとProです。

Microsoft 365は試用版が入ります。

ThinkCentreの上位機と比べる

【レビュー】ThinkCentre X Tower(Intel) | RTX 5060 Ti搭載
引用元:Lenovo公式サイト

ThinkCentreのなかで独立GPUを積む機種と並べると、以下のようになります。

項目X Tower(本機)M90t Tower Gen 6neo Ultra Gen 2
CPUCore Ultra 7 265(49,689)Core Ultra 5 225(30,318)Core Ultra 7 265(49,689)
グラフィックスRTX 5060 Ti 16GB(標準)内蔵(カスタマイズで追加可)RTX 5060 8GB(標準)
メモリ4スロット・上限256GB4スロット・上限128GB2スロット・上限64GB
M.2 2280スロット334
有線LAN2系統1系統1系統
Thunderbolt 4ありなし—
無線Wi-Fi 7/Bluetooth 5.4カスタマイズ—
重量約17.0kg約6.5kg約3.9kg
電源内蔵850W260Wまたは500W内蔵350W
保証3年間——

こちらが上なのはほとんどの軸です。グラフィックスは16GB版、メモリ上限は256GB、有線LANは2系統、電源は850W、保証は3年間。Thunderbolt 4とWi-Fi 7もこの機種だけです。M.2 2280スロットの数だけはneo Ultra Gen 2(4つ)が上です。

代わりに払うのが大きさと重さ、そして価格です。約17.0kgはThinkCentre neo Ultra Gen 2(約3.9kg)の4倍以上になります。

ThinkCentre neo Ultra Gen 2は、RTX 5060を約3.9kgの筐体に収めた機種です。省スペースで独立GPUが欲しいならそちらが候補になります。

ThinkCentre M90t Tower Gen 6は、内蔵グラフィックスで出荷してあとからカードを足す構成です。最初から独立GPUが要らないならこちらです。

「性能も拡張も端子も妥協しない。置き場所は確保できる」という条件なら、この機種が合います。

レビューは以上です。

詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。

まとめ

ThinkCentre X Tower(Intel)の本体を斜め前から見たところ
引用元:Lenovo公式サイト

ThinkCentre X Tower(Intel)のレビューをしました。

この機種の特徴は大きく分けて3つです。

  • RTX 5060 Ti 16GB(22,606)と内蔵850W電源が標準
  • メモリは4スロットで上限256GB。出荷時は3スロット空き
  • 有線LAN 2系統・Thunderbolt 4・Wi-Fi 7・保証3年間

ThinkCentreの最上位にあたるタワーです。Core Ultra 7 265(49,689)とGeForce RTX 5060 Ti 16GB(22,606)を標準で積み、電源は850W、メモリ上限は256GB。有線LANが2系統でThunderbolt 4とWi-Fi 7もあります。保証も3年間です。

弱いのは大きさと重さです。約220×420×497mm、約17.0kg。設置場所を先に決めてから選ぶ機種になります。光学ドライブも付きません。

同じ独立GPUを省スペースで欲しいなら、ThinkCentre neo Ultra Gen 2(RTX 5060・約3.9kg)という選択肢があります。

今回の記事が少しでもデスクトップPC選びの参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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