こんにちはマサです。
今回はThinkCentre neo 50s Small Gen 6(Intel)・ビジネス向けデスクトップPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
ThinkCentre neoのスモール筐体(SFF)で、Core Ultra シリーズ2を積む機種です。約4.62kgです。
CPUは3種類。Core Ultra 3 205からCore Ultra 7 265まで、幅のある構成から選べます。
電源は内蔵200Wで、当サイトで扱ったThinkCentreのSFFではいちばん小さい部類です。
DVDスーパーマルチドライブと3-in-1カードリーダーも標準で付きます。
ThinkCentre neo 50s Small Gen 6(Intel)の評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| 処理性能 | CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や制作の快適さ |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 拡張性・端子 | 端子の種類と数、メモリやSSDの増設可否 |
| 設置性 | 本体のサイズと重量、置き場所の自由度 |
| デザイン・質感 | 外観、筐体の素材、仕上げ |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- 予算に合わせてCPUを選びたい方(3種類から選べます)
- できるだけ電気を使わない構成にしたい方(内蔵200Wです)
- CDやDVD、SDカードを使う方(光学ドライブとカードリーダー付き)
- あとからグラフィックボードやHDDを足したい方(PCIeと3.5型ベイに空きあり)
向かない人
- 無線LANを標準で使いたい方(カスタマイズで足す必要があります)
- 外部モニターを3台つなぎたい方(DisplayPortとHDMIの2系統です)
- メモリを128GBにしたい方(2スロットで上限64GBです)
- vProで管理したい方(非対応です)
ThinkCentre neo 50s Small Gen 6(Intel)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | デスクトップPC向けCPU254件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0 |
| 映像出力 | 同時に出せる画面数 | 1画面=4.0/2画面=6.0/3画面=8.0/4画面=10.0 |
| 電源 | 電源ユニットの定格W数 | 500W=5.0/750W=7.5/1000W=10.0 |
| 設置性 | 本体の重量 | 5kg=10.0/8kg=7.0/10kg=5.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
仕様書(2025年11月26日・製品番号 13DLS06900)に載っている上位構成で評価したものです。このチャートには「ディスプレイ」と「バッテリー」の軸がありません。画面の付かないデスクトップだからです。グラフィックスの軸も外しています。CPU内蔵グラフィックスは比較表に載っていないため、換算すると0.0になってしまい、実態を表さないからです。ビジネス向けの機種なので、評価軸も仕事で効くところに寄せています。
CPUの8.5は20コアのCore Ultra 7 265によるもの。PassMarkは49,689で、デスクトップPC向けCPU254件の中央値(19,715)の2.5倍を超えます。
メモリの7.0は16GB(16GB×1)によるもの。DDR5 UDIMMで、2スロットのうち1つが空いています。上限は64GBです。
ストレージの7.0は512GBによるもの。M.2 2280スロットが2つあり、1つ空いています。
映像出力の6.0はDisplayPortとHDMIの2系統によるものです。
電源の2.0は内蔵200Wによるもの。当サイトの換算表はゲーミングデスクトップを基準に作っているため、この数値はそのまま弱点とは読めません。ただしグラフィックボードを足す余地が小さいことは示しています。
設置性の10.0は約4.62kg(最大構成時)によるものです。
NPUは最大13TOPSで、Copilot+ PCの条件(40TOPS以上)には届きません。そのためNPUの軸は入れていません。
デスクトップPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | ストレージ | |
| Web・動画視聴・文書作成が中心 | Intel Core 5/Core Ultra 5 AMD Ryzen 5 | 16GB | 512GB以上 |
| 表計算や資料作成が多い | Intel Core Ultra 5〜7 AMD Ryzen 7 | 16GB〜32GB | 512GB以上 |
| 写真編集・軽い動画編集をする | Intel Core Ultra 7 AMD Ryzen 7 | 32GB | 1TB以上 |
| 3Dやゲームもする | Intel Core Ultra 7以上 | 32GB以上 | 1TB以上+独立GPU |
この機種は表のいちばん下の行まで対応できます。買った時点では内蔵グラフィックスですが、PCI Express x16が空いているのであとから足せます(電源は200Wです)。
ThinkCentre neo 50s Small Gen 6(Intel)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| 筐体 | SFF(スモール) |
| OS | Windows 11 Pro 64bit(日本語版) 稼働確認:Windows 11 Home/Pro、Ubuntu LTS 24.04 |
| CPU | インテル Core Ultra 7 プロセッサー 265(20コア・2.40GHz・キャッシュ36MB) インテル Core Ultra 5 プロセッサー 225(10コア・3.30GHz・キャッシュ22MB) インテル Core Ultra 3 プロセッサー 205(8コア・3.80GHz・キャッシュ20MB) NPU 最大13TOPS(インテル AI Boost) |
| チップセット | インテル B860 チップセット インテルAMT・vPro:非対応 |
| メモリ | 8GB(8GB×1)/16GB(16GB×1)DDR5 SDRAM UDIMM ※構成により異なります 最大64GB/2スロット(空き1) |
| ストレージ | 256GB/512GB SSD(PCIe NVMe/M.2・OPAL2.0対応) ※構成により異なります |
| 光学ドライブ | Ultra Slim DVDスーパーマルチ ドライブ(5.25型・9.0mm・固定式) |
| メディアカードリーダー | 3-in-1 メディアカードリーダー |
| グラフィックス | CPU内蔵(インテル グラフィックス) DisplayPort 4096×2304ドット/HDMI 3840×2160ドット(アナログ出力なし) ※レノボの製品ページでは GeForce RTX 3050 6GB もカスタマイズで選べるとしています |
| 拡張スロット | PCI Express x16:1(空き1)Gen4.0 ハーフレングス・ロープロファイル PCI Express x1:1(空き1)Gen3.0 M.2 2230:1(空き1)/M.2 2280:2(空き1) |
| 拡張ベイ | 3.5型:1(空き1) 5.25型:1(空き0・光学ドライブ搭載済み) |
| セキュリティ | TPM(TCG V2.0準拠)、パワーオンパスワード、ハードディスクパスワード、アドミニストレーターパスワード、ケーブルロックスロット シャーシイントルージョンスイッチを搭載可能(カスタマイズ) |
| 無線 | WLAN なし/Bluetooth なし ※カスタマイズによる選択 |
| 有線LAN | 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T(Wake on LAN対応) |
| 付属品 | フルサイズ スリム キーボード(109A 日本語・OADG準拠・USB)、光学ホイール・マウス(USB) フロアスタンド、エアディフレクター、電源コード(1.8m) |
| 本体寸法 | 約 92.5 × 291.7 × 339.5mm(幅×奥行×高さ) |
| 重量 | 約4.62kg(最大構成時) |
| 電源 | 内蔵電源ユニット 200W/AC 100-240V(50/60Hz)【80PLUS・効率90%】 最大消費電力 200W |
| 保証 | 1年間・翌営業日オンサイト修理 |
CPUが3種類から選べる
この機種はCPUの選択肢が3つあります。仕様書に載っている構成は以下のとおりです。
| CPU | コア数 | クロック | キャッシュ | PassMark |
| Core Ultra 7 265 | 20コア | 2.40GHz | 36MB | 49,689 |
| Core Ultra 5 225 | 10コア | 3.30GHz | 22MB | 30,318 |
| Core Ultra 3 205 | 8コア | 3.80GHz | 20MB | 26,082(サンプル5件) |
上位のCore Ultra 7 265はPassMark 49,689。デスクトップPC向けCPU254件の中央値(19,715)の2.5倍を超えます。20コアなので、書き出しやビルドのように並列で効く処理に強くなります。
Core Ultra 5 225は30,318で10コア。Core Ultra 3 205は26,082で8コアです。どちらも中央値を上回ります。
Core Ultra 3 205はクロックが3.80GHzといちばん高く、コア数を使わない処理では上位と差が縮まります。ただしPassMarkのサンプル数が5件と少ないので、数値は参考値として見てください。
NPUは3種類とも最大13TOPS(インテル AI Boost)です。Copilot+ PCの条件(40TOPS以上)には届きません。
チップセットはインテル B860で、vProとインテルAMTには非対応です。管理の仕組みが要るなら、M70s Small Gen 6やM90s Small Gen 6が候補になります。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
電源が200Wで小さい

電源は内蔵の200Wです。当サイトで扱ったThinkCentreのSFFでは、M70s/M75s/M90s/neo 30s/neo 50s Gen 5 がいずれも260Wか310Wです。200Wはこの機種と neo 55s Small Gen 6(Ryzen 200シリーズ)の2機種だけで、いちばん小さい容量にあたります。
80PLUS認証で効率は90%とされています。最大消費電力も200Wです。
消費電力を抑えたい使い方には向きます。一方で、PCI Express x16が空いていても、足せるグラフィックボードの幅は狭くなります。補助電源の要らない低消費電力のカードに限られます。
レノボの製品ページには、カスタマイズで GeForce RTX 3050 6GB を選べるとあります。あとから自分で足す場合は、この200Wという枠を前に置いて選ぶ必要があります。
ACアダプターではなく内蔵電源なので、机の下にアダプターが転がりません。エアディフレクターも付属します。
入出力端子

端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 | 位置 |
| USB-A(USB 3.2 Gen1) | 2 | 前面 |
| USB Type-C(USB 3.2 Gen1・最大15W給電) | 1 | 前面 |
| USB-A(USB 3.2 Gen1) | 2 | 背面 |
| USB 2.0(Type-A) | 2 | 背面 |
| DisplayPort | 1 | 背面 |
| HDMI | 1 | 背面 |
| 有線LAN(RJ-45) | 1 | 背面 |
| マイク入力 | 1 | 前面 |
| マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック | 1 | 前面 |
| ライン出力 | 1 | 背面 |
映像出力はDisplayPortとHDMIの2系統です。外部モニターは2台までです。前の世代(neo 50s Small Gen 5)はVGAも付いて3系統だったので、ここは減っています。
DisplayPortは4096×2304ドット、HDMIは3840×2160ドットまでです。
レノボの製品ページには、シリアルポートを最大2つ、パラレルポートを1つカスタマイズで追加できるとあります。業務用の機器につなぐ必要があるなら、ここで埋められます。
USBは前面にType-Aが2つとType-Cが1つ、背面にType-Aが2つとUSB 2.0が2つです。前面のType-Cは最大15Wの給電に対応します。
前面にマイク入力とコンボジャックの両方があり、背面にライン出力があります。有線LANも背面です。
拡張性

PCI Expressは x16 が1つ(Gen4.0)、x1 が1つ(Gen3.0)あり、どちらも空いています。
M.2 2280スロットは2つあり、1つ空いています。SSDを1枚増設できます。OPAL2.0対応なので暗号化も使えます。M.2 2230(WiFi用)も空いています。
3.5型ベイも1つ空いているので、大容量のHDDを足せます。
メモリは2スロットで上限64GBです。8GBまたは16GBの1枚差しで出荷されるので、同容量を足すか入れ替えるかで増やせます。DDR5のUDIMMで、デスクトップ用の一般的な規格です。
スロットの数そのものは十分にありますが、電源が200Wという点が拡張の上限を決めます。カードを足す前提なら、260Wや310Wの機種を見たほうが選択肢は広がります。
Ultra Slim DVDスーパーマルチ ドライブと3-in-1 メディアカードリーダーは標準です。
無線と設置

無線LANとBluetoothは標準では載りません。仕様書の「WLAN」「Bluetooth」の欄はどちらも「なし」です。必要ならカスタマイズで足す形になります。
前の世代(neo 50s Small Gen 5)はRealtek RTL8852BEのWi-Fi 6とBluetooth 5.2を標準で積んでいたので、ここは後退しています。
有線LANは1000BASE-Tで、Wake on LANに対応します。
本体寸法は約 92.5 × 291.7 × 339.5mm、重量は約4.62kgです。幅9cm強なので、机の下や横に縦置きで収まります。フロアスタンドが付属します。
キーボードとマウスは付属します。フルサイズのスリム キーボード(109A 日本語・OADG準拠・USB)と光学ホイール・マウスです。
保証は1年間で、国内は翌営業日オンサイト修理です。保守活動の終了予定日は2033年10月31日とされています。
neoのSFF 3機種で比べる

同じThinkCentre neoのSFFと並べると、以下のようになります。
| 項目 | neo 50s Small Gen 6(本機) | neo 50s Small Gen 5 | neo 30s Small Gen 5 |
| CPU | Core Ultra 7 265(49,689)ほか3種類 | Core i5-14400(25,037)ほか3種類 | Core i5-13420H(16,774)のみ |
| チップセット | B860 | B760 | CPUに統合 |
| メモリ規格 | DDR5 UDIMM(2スロット・上限64GB) | DDR5 UDIMM(2スロット・上限64GB) | DDR5 SODIMM(2スロット・上限64GB) |
| 映像出力 | DP+HDMI(2画面) | VGA+DP+HDMI(3画面) | VGA+HDMI(2画面) |
| 無線 | 標準では非搭載 | Wi-Fi 6/Bluetooth 5.2 搭載 | 標準では非搭載 |
| カードリーダー | 3-in-1 搭載 | 3-in-1 搭載 | なし |
| TPM | あり(TCG V2.0準拠) | あり(TCG V2.0準拠) | なし(ファームウェアTPMあり) |
| 電源 | 200W | 260W | 260W |
こちらが上なのはCPUの選択肢と電源の効率です。Core Ultra 7 265(49,689)はこの3機種で突出していて、200Wという電源も消費電力の面では有利です。
前の世代(neo 50s Small Gen 5)が上なのは無線(Wi-Fi 6標準)と映像出力(VGAを含む3系統)です。
neo 30s Small Gen 5はいちばん割り切った構成で、CPUが1種類、カードリーダーなし、TPMもなし(ファームウェアTPMのみ)です。そのぶん価格帯が下がります。
「CPUの性能を取りたい。無線はあとから足してよい」という条件なら、この機種が合います。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

ThinkCentre neo 50s Small Gen 6(Intel)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- CPUは3種類。上位のCore Ultra 7 265はPassMark 49,689
- 内蔵200W。当サイトのThinkCentre SFFではいちばん小さい部類
- 無線LANは標準では非搭載。映像出力は2系統
予算に合わせてCPUを選びたい方に向いたSFFです。Core Ultra 3 205からCore Ultra 7 265まで3種類あり、上位は49,689という数値です。光学ドライブとカードリーダーも標準で付きます。
弱いのは無線と電源容量です。WLANとBluetoothは標準では載らず、電源も200Wなので足せるグラフィックボードの幅は狭くなります。
無線と3画面出力を優先するなら、前の世代のThinkCentre neo 50s Small Gen 5(Wi-Fi 6搭載・VGA付き)という選択肢があります。
今回の記事が少しでもデスクトップPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




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