【レビュー】ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 7(Intel) | 約1.0kgのTiny

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ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 7(Intel)の本体(前面) ガジェット
引用元:Lenovo公式サイト

こんにちはマサです。

今回はThinkCentre neo 50q Tiny Gen 7(Intel)・ビジネス向け超小型デスクトップPCのレビューをしていきます。

結論からお伝えすると、

ThinkCentre neoのTinyシリーズで、2026年8月に出た新しい世代です。約1.0kgという軽さが持ち味です。

CPUはCore 7 350またはCore 5 320。NPUはCPU内蔵で、最大17TOPS/16TOPSです。

M.2 2280スロットが2つあり、1つ空いています。M.2 2230(WiFi用)も空いています。

ただしメモリスロットは1つだけで、上限は32GBです。無線LANも標準では載りません。

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ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 7(Intel)の評価

ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 7(Intel)の本体(前面)
引用元:Lenovo公式サイト

総合点・・・・・・3.5
処理性能・・・・・3.0
コスパ・・・・・・3.0
拡張性・端子・・・3.0
設置性・・・・・・5.0
デザイン・質感・・4.0

※評価はmasalog運営者の主観です

各項目は1.0〜5.0で評価しています。

点数意味
5.0このクラスで最高水準
4.0十分に満足できる
3.0標準的。価格なりで不足はない
2.0用途によっては足りない
1.0おすすめしない

5項目の内容は以下のとおりです。

項目見ているもの
処理性能CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や制作の快適さ
コスパ絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか
拡張性・端子端子の種類と数、メモリやSSDの増設可否
設置性本体のサイズと重量、置き場所の自由度
デザイン・質感外観、筐体の素材、仕上げ

総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。

向いている人

  • できるだけ小さく軽いデスクトップが欲しい方(約1.0kgです)
  • SSDを増設したい方(M.2 2280が1つ空いています)
  • キーボードとマウスも込みで買いたい方(付属します)
  • 消費電力を抑えたい方(最大65Wです)

向かない人

  • メモリを64GBにしたい方(1スロットで上限32GBです)
  • 無線LANを標準で使いたい方(カスタマイズで足す必要があります)
  • 処理性能を優先する方(6コア・PassMarkは中央値並みです)
  • 外部モニターを3台つなぎたい方(DisplayPortとHDMIの2系統です)

ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 7(Intel)のスペック評価

各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。

各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。

項目基準にしている数値換算のしかた
CPUPassMark(CPU Mark)ノートPC向けCPU427件の最高値で10.0、中央値で5.0
メモリ容量8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0
ストレージ容量と規格256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0
拡張性空きスロットと空きベイの数空きなし=5.0を基準に、メモリスロット空き+1.5/M.2空き1つにつき+1.0/PCIeスロット空き1つにつき+1.5/3.5型ベイ空き+1.0
映像出力同時に出せる画面数1画面=4.0/2画面=6.0/3画面=8.0/4画面=10.0
設置性本体の重量5kg=10.0/8kg=7.0/10kg=5.0

CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。

仕様書(2026年8月18日・製品番号 13ST0009JP)に載っている上位構成で評価したものです。このチャートには「ディスプレイ」と「バッテリー」の軸がありません。画面の付かないデスクトップだからです。グラフィックスの軸も外しています。CPU内蔵グラフィックスは比較表に載っていないため、換算すると0.0になってしまい、実態を表さないからです。ビジネス向けの機種なので、評価軸も仕事で効くところに寄せています。電源の軸は外しました。65W〜90WのACアダプターを当サイトの換算表(ゲーミングデスクトップ基準)に当てても実態を表さないためです。なおこの機種はノートPC向けのCPUを積むため、CPUの母数もノートPC向け(427件)で見ています。

CPUの5.1は6コアのCore 7 350によるもの。PassMarkは15,127で、ノートPC向けCPU427件の中央値(14,657)をわずかに上回る程度です。

メモリの7.0は16GB(16GB×1)によるもの。DDR5 SODIMMで、スロットは1つだけ。上限は32GBです。

ストレージの7.0は512GBによるもの。M.2 2280スロットが2つあり、1つ空いています。

拡張性の7.0はM.2 2280空き1(+1.0)、M.2 2230空き1(+1.0)によるもの。メモリスロットに空きはなく、PCI Expressスロットと拡張ベイもありません。

映像出力の6.0はDisplayPortとHDMIの2系統によるもの。設置性の10.0は約1.0kg(最大構成時)によるものです。

デスクトップPCのスペック目安

どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。

CPUメモリストレージ
Web・動画視聴・文書作成が中心Intel Core 5/Core Ultra 5
AMD Ryzen 5
16GB512GB以上
表計算や資料作成が多いIntel Core Ultra 5〜7
AMD Ryzen 7
16GB〜32GB512GB以上
写真編集・軽い動画編集をするIntel Core Ultra 7
AMD Ryzen 7
32GB1TB以上
3DやゲームもするIntel Core Ultra 7以上32GB以上1TB以上+独立GPU

この機種は表の上から2行目まで対応できます。CPUの数値が中央値並みなので、写真編集や動画編集を本格的にやるなら別の機種を見たほうが安全です。

ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 7(Intel)のスペック

主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。

項目内容
筐体Tiny
OSWindows 11 Pro 64bit(日本語版)
稼働確認:Windows 11 Home/Pro
CPUインテル Core 7 プロセッサー 350(6コア・1.50GHz・キャッシュ6MB)NPU 最大17TOPS
インテル Core 5 プロセッサー 320(6コア・1.50GHz・キャッシュ6MB)NPU 最大16TOPS
※レノボの製品ページにはCore 3 304もカスタマイズで選べるとあります
チップセットCPUに統合
インテルAMT・vPro:非対応
メモリ16GB(16GB×1)DDR5 SDRAM SODIMM
最大32GB/1スロット(空き0)
ストレージ512GB SSD(PCIe NVMe/M.2・OPAL2.0対応)
グラフィックスインテル グラフィックス(CPU内蔵)
DisplayPort/HDMI 4096×2160ドット(アナログ出力なし)
拡張スロットPCI Express:なし
M.2 2280:2(空き1)/M.2 2230(WiFi用):1(空き1)
セキュリティTPM(TCG V2.0準拠)、パワーオンパスワード、ハードディスクパスワード、アドミニストレーターパスワード、ケーブルロックスロット
無線WLAN なし/Bluetooth なし ※カスタマイズによる選択
有線LAN10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T(Wake on LAN対応)
オーディオHD Audio(オンボード)/スピーカー内蔵
内蔵カメラ・マイクロホンはありません
付属品フルサイズ スリム キーボード(109A 日本語・OADG準拠・USB)、光学ホイール・マウス(USB)
フロアスタンド、ACアダプター(65W)、電源コード
本体寸法約 36.5 × 182.9 × 179mm(幅×奥行×高さ)
重量約1.0kg(最大構成時)
電源ACアダプター 65W(効率89%)
最大消費電力 65W
保証1年間・翌営業日オンサイト修理

処理性能とNPU

CPUはCore 7 350とCore 5 320の2種類です。どちらも6コアで1.50GHz、キャッシュ6MBという構成です。

CPUコア数クロックNPUPassMark
Core 7 3506コア1.50GHz最大17TOPS15,127
Core 5 3206コア1.50GHz最大16TOPS15,424

PassMarkはCore 7 350が15,127、Core 5 320が15,424。ノートPC向けCPU427件の中央値(14,657)をわずかに上回る程度です。上位のCore 7 350のほうが数値が低い点にも注意が要ります。

事務作業や資料作成なら足りますが、余裕のある数値ではありません。写真編集や動画編集を本格的にやるなら別の機種を見たほうが安全です。

NPUはCPU内蔵で、Core 7 350が最大17TOPS、Core 5 320が最大16TOPSです。Copilot+ PCの条件(40TOPS以上)には届きません。

vProとインテルAMTには非対応です。台数を管理する仕組みが要るなら、上位のThinkCentre M90q Tiny Gen 6などが候補になります。

レノボの製品ページには、カスタマイズでCore 3 304(12,294)も選べるとあります。仕様書に載っているのは上の2種類です。

CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。

メモリは1スロットだけ

ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 7(Intel)を斜めから見たところ
引用元:Lenovo公式サイト

この機種のいちばんの制約はメモリです。スロットが1つしかありません。

16GB×1で出荷され、上限は32GBです。増やすには、いま刺さっている1枚を抜いて32GBに入れ替えることになります。足すのではなく替える形です。

スロットが1つということは、デュアルチャネルにもなりません。内蔵グラフィックスはメインメモリを共有して動くので、ここは描画性能にも効きます。

同じ世代の前のモデル(neo 50q Tiny Gen 5)は2スロットで上限64GBだったので、この点は後退しています。

メモリを多く積みたい、あとから足したい、という使い方には向きません。16GBで足りるかを買う前に決めておく必要があります。

拡張性と端子

ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 7(Intel)の入出力端子
引用元:Lenovo公式サイト

端子の構成は以下のとおりです。

端子数位置
USB-A(USB 10Gbps/USB 3.2 Gen2)1前面
USB Type-C(USB 10Gbps/USB 3.2 Gen2)1前面
USB-A(USB 10Gbps/USB 3.2 Gen2)2背面
USB 2.0(Type-A)2背面
DisplayPort1背面
HDMI1背面
有線LAN(RJ-45)1背面
マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック1前面
VGAなし—

映像出力はDisplayPortとHDMIの2系統です。外部モニターを2台つなげます。どちらも4096×2160ドットまでです。VGAはありません。

レノボの製品ページには、オプショナルポートとして「HDMI/シリアルポート/VGAポート/DisplayPort」から1つ追加できるとあります。古いモニターをつなぐ必要があるなら、ここでVGAを足せます。

USBは前面にType-AとType-Cが1つずつ、背面にType-Aが2つとUSB 2.0が2つです。前面のType-Aは1つだけなので、差し替えの多い機器が複数あると足りなくなります。

拡張スロットはM.2だけです。M.2 2280が2つあり、1つ空いているのでSSDを増設できます。M.2 2230(WiFi用)も空いています。

PCI Expressスロットと拡張ベイはありません。

無線とオーディオ

ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 7(Intel)の背面
引用元:Lenovo公式サイト

WLANとBluetoothは標準では載りません。仕様書の「WLAN」「Bluetooth」の欄はどちらも「なし」です。必要ならカスタマイズで足す形になります。

M.2 2230(WiFi用)スロットが空いているのは、そのためです。

同じneo 50qでも、Gen 6はWi-Fi 6とBluetooth 5.2、Gen 5はWi-Fi 6EとBluetooth 5.3を標準で積みます。新しい世代なのに無線が標準から外れた形です。

有線LANは1000BASE-Tで、Wake on LANに対応します。

オーディオはHD Audioで、スピーカーを内蔵します。内蔵カメラとマイクロホンはありません。Web会議には外付けのWebカメラかヘッドセットが要ります。

セキュリティ面では、TPM(TCG V2.0準拠)、パワーオンパスワード、ハードディスクパスワード、アドミニストレーターパスワードを備えます。

設置と付属品

ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 7(Intel)の側面(通気口)
引用元:Lenovo公式サイト

本体寸法は約 36.5 × 182.9 × 179mm(幅×奥行×高さ)、重量は約1.0kg(最大構成時)です。

当サイトで扱ったThinkCentreのTinyではいちばん軽い構成です(neo 50q Gen 6が約1.1kg、neo 55q Gen 6が約1.11kg、M70q Tiny Gen 6が約1.18kg)。

厚さ3.6cmなので、モニターの足元にも机の下にも収まります。フロアスタンドが付属するので縦置きにもできます。

ACアダプターは65Wで、本体約239g・コード約110gです。最大消費電力も65Wに収まります。

キーボードとマウスは付属します。フルサイズのスリム キーボード(109A 日本語・OADG準拠・USB)と光学ホイール・マウスです。

保証は1年間で、国内は翌営業日オンサイト修理です。保守活動の終了予定日は2033年10月31日とされています。

同じneo 50qの世代と比べる

ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 7(Intel)を手に持ったところ
引用元:Lenovo公式サイト

neo 50q Tiny Gen 7は、同じシリーズの前の2世代と比べると位置づけがはっきりします。

項目neo 50q Gen 7(本機)neo 50q Gen 6neo 50q Gen 5
CPUCore 7 350(15,127)Core Ultra 5 226V(17,929)Core i5-13420H(16,774)
NPU最大17TOPS最大40TOPS(Copilot+ PC対応)なし
メモリ16GB・1スロット(上限32GB)16GB オンボード(上限16GB)16GB・2スロット(上限64GB)
M.2 2280 空き101
無線標準では非搭載Wi-Fi 6/Bluetooth 5.2 搭載Wi-Fi 6E/Bluetooth 5.3 搭載
重量約1.0kg約1.1kg約1.13kg
最大消費電力65W65W90W

こちらが上なのは重量(約1.0kg)とM.2の空きだけです。CPUの数値、NPU、メモリの上限、無線は、どれも前の世代のほうが上に出ます。

とくにNPUは、Gen 6(Core Ultra 5 226V・最大40TOPS)がCopilot+ PCの条件を満たすのに対し、こちらは17TOPSまでです。

メモリも、Gen 5は2スロットで上限64GBでした。こちらは1スロットで32GBまでです。

新しいから性能が上、とは言えない構成です。世代の数字ではなく、必要な条件で選ぶ必要があります。

レビューは以上です。

詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。

まとめ

ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 7(Intel)を手に持ったところ
引用元:Lenovo公式サイト

ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 7(Intel)のレビューをしました。

この機種の特徴は大きく分けて3つです。

  • 約1.0kg。当サイトで扱ったThinkCentreのTinyではいちばん軽い
  • メモリは1スロットで上限32GB。無線も標準では非搭載
  • CPUはPassMark 15,127で中央値並み。NPUは最大17TOPS

とにかく小さく軽いビジネス用デスクトップが欲しい方に向いた機種です。約1.0kgに収まり、消費電力も最大65Wです。

弱いのはメモリと無線です。スロットが1つで上限32GB、WLANとBluetoothも標準では載りません。CPUの数値も中央値並みです。

NPUやメモリの上限を取るなら、同じシリーズのThinkCentre neo 50q Tiny Gen 6(NPU 最大40TOPS)やGen 5(上限64GB)という選択肢があります。

今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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