こんにちはマサです。
今回はLenovo Chromebook Duet Gen 9(11型 MediaTek)・Chromebookのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
キーボードを外してタブレットとして使える、着脱式のChromebookです。
タブレット本体は約510g。フォリオキーボードとフォリオスタンドを付けても約1.0kgです。
フォリオキーボードとLenovo USI ペン 2が付属します。別売りではありません。
ただしメモリは4GB、バッテリーは29Whrです。用途を絞って使う機種です。
Lenovo Chromebook Duet Gen 9(11型 MediaTek)の評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| 処理性能 | CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や開発、Web会議の快適さ |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 入力・画面 | キーボードの打ちやすさ、ポインティングデバイス、ディスプレイの見やすさ |
| デザイン・堅牢性 | 外観、筐体の素材、堅牢性試験への対応 |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- タブレットとしても使いたい方(キーボードが外れます)
- できるだけ軽いものを探している方(タブレット本体 約510g)
- 手書きで使いたい方(Lenovo USI ペン 2が付属します)
- 子どもの学習用や、2台目として使う方
向かない人
- メインのPCとして使う方(メモリ4GBです)
- 長時間の外出で使う方(29Whr・約12.0時間です)
- 画面を広く使いたい方(10.95型です)
- USB-AやHDMIをそのまま使いたい方(Type-C 2つだけです)
Lenovo Chromebook Duet Gen 9(11型 MediaTek)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU426件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 4GB=3.0/8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 128GB=3.5/256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5 |
| ディスプレイ | 解像度・パネル・リフレッシュレート | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
| 携帯性 | 本体の重量 | 0.8kg=10.0/1.2kg=8.0/1.6kg=6.0/2.0kg=4.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
仕様書に載っている構成で評価したものです。
携帯性の9.0はフォリオキーボード装着時の約1.0kgによるもの。タブレット本体だけなら約510gで、換算表の上限(10.0)を超えます。
CPUの1.5はMediaTek Kompanio 838(5,343)によるもの。ノートPC向けCPU426件の中央値(14,657)を大きく下回ります。なおこの数値はPassMarkのサンプル数が1件しかないため、参考値として見てください。
メモリの3.0は4GBによるもの。当サイトの換算表は8GB=5.0から始まるため、この記事だけ4GB=3.0を足しています。LPDDR4Xのオンボードで、上限も4GBです。
ストレージの3.5はeMMC 128GBによるもの。こちらも換算表の下限を下に伸ばした値です。
ディスプレイの6.0は10.95型 WUXGA(1920×1200・16:10)のIPS液晶によるもの。10点マルチタッチとゴリラガラスに対応します。
バッテリーの2.9は29Whrによるもの。駆動時間は約12.0時間(レノボ公称)です。
Chromebookのスペック目安
ChromebookはWindows機と前提が違い、ファイルをクラウドに置いて使うのが基本です。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | ストレージ | |
| Web・動画視聴・文書作成が中心 | MediaTek Kompanio 500番台 | 8GB | 64GB以上 |
| 学習やオンライン授業が中心 | MediaTek Kompanio 800番台以上 | 8GB〜16GB | 128GB以上 |
| 画像編集やAndroidアプリも使う | MediaTek Kompanio Ultra Intel Core i3〜i5 | 16GB | 256GB以上 |
| Linux開発環境も動かす | Intel Core i5以上 | 16GB以上 | 256GB以上 |
この機種は表のいちばん上の行までです。メモリが4GBなので、学習やオンライン授業が中心の使い方でも、タブを多く開くと厳しくなります。
Lenovo Chromebook Duet Gen 9(11型 MediaTek)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| OS | ChromeOS |
| CPU | MediaTek Kompanio 838 プロセッサー(8コア・2.60GHz) |
| メモリ | 4GB LPDDR4X 最大4GB/スロットなし(オンボード) |
| ストレージ | eMMC 128GB |
| グラフィックス | ARM Mali-G57 MC3 グラフィックス |
| ディスプレイ | LEDバックライト付 10.95型 WUXGA IPS液晶(1920×1200ドット・約1,677万色・16:10) 10点マルチタッチ対応・光沢あり・ゴリラガラス |
| キーボード | フォリオキーボード 78キー、JIS配列、マルチタッチパッド(着脱式) タブレット本体:パワーボタン、ボリュームボタン |
| カメラ | 前面 500万画素(プライバシーシャッター付き・固定焦点) 背面 800万画素(オートフォーカス) |
| オーディオ | ステレオスピーカー(1.0W×2)/Waves MaxxAudio対応 デジタルアレイ マイクロホン |
| 無線 | Wi-Fi 6対応(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n) Bluetooth 5.3 |
| センサー | ジャイロセンサー、加速度センサー、ホールセンサー |
| SIM/メモリカード | どちらもなし |
| バッテリー | 固定式 2セル リチウムイオンポリマーバッテリー 29Whr 駆動時間 約12.0時間/充電 約2時間 |
| 指紋センサー | なし |
| 本体寸法 | タブレット本体:約 255.37 × 166.92 × 7.6mm フォリオキーボード&フォリオスタンド装着時:約 255.37 × 166.92 × 17.8mm |
| 重量 | タブレット本体:約510g フォリオキーボード&フォリオスタンド装着時:約1.0kg |
| 付属品 | ACアダプター、USBケーブル(電源接続用)、Lenovo USI ペン 2 |
| カラー | ルナグレー |
タブレットとして使える

この機種のいちばんの持ち味は、キーボードが外れることです。
| 構成 | 重量 | 厚さ |
| タブレット本体のみ | 約510g | 約7.6mm |
| フォリオキーボード&フォリオスタンド装着時 | 約1.0kg | 約17.8mm |
タブレット本体は約510g・厚さ約7.6mm。一般的な10型クラスのタブレットと同じ感覚で持てます。寝ながら動画を見る、立ったまま手書きでメモを取るといった使い方ができます。
フォリオキーボードとフォリオスタンドを付けると約1.0kg・厚さ約17.8mmになります。この状態なら膝の上に置いてキーボードで文字を打てます。
キーボードとスタンドは付属品です。別売りではないので、買ったその日から両方の使い方ができます。
ジャイロセンサー・加速度センサー・ホールセンサーが載るので、本体の向きに合わせて画面が回ります。
画面はゴリラガラスで、10点マルチタッチに対応します。指で直接触る前提の構成です。
ペンが付属する

Lenovo USI ペン 2が付属します。これも別売りではありません。
手書きのメモ、図の書き込み、PDFへの注釈といった使い方ができます。タブレットとして持てる重量なので、ノート代わりに使う流れが自然に成立します。
画面は光沢ありでゴリラガラスなので、ペン先が滑る感触になります。紙に書く感覚を求めるなら、別売りのペーパーライク・フィルムを足す選択肢もあります。
USI(Universal Stylus Initiative)という規格のペンです。ChromeOSの手書き入力や、対応するAndroidアプリで使えます。
ペンの収納場所は仕様書に記載がありません。本体に差し込む穴やマグネットで留める場所があるかは確認できないので、なくさない工夫は必要です。
処理性能とメモリ
CPUはMediaTek Kompanio 838です。8コアで2.60GHzという構成です。
PassMarkは5,343。ノートPC向けCPU426件の中央値(14,657)の半分以下です。なおこの数値はサンプル数が1件しかないため、参考値として扱ってください。
ChromeOSは軽いOSなので、Web閲覧や文書作成なら数値ほど遅くは感じません。
ただしメモリが4GBです。ここがこの機種のいちばんの制約です。LPDDR4Xのオンボードで上限も4GBなので、増設はできません。
タブをたくさん開いたり、Androidアプリを並行で動かしたりする使い方には余裕がありません。「1つのことを順番にやる」前提で使う機種です。
ストレージはeMMC 128GBです。UFSより遅い規格なので、ファイルの読み書きも速くはありません。ChromeOSらしくクラウドに置く前提で考えるのが現実的です。
グラフィックスはARM Mali-G57 MC3です。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
ディスプレイとキーボード

LEDバックライト付の10.95型 WUXGA(1920×1200)IPS液晶です。16:10・約1,677万色・光沢あり・ゴリラガラスという仕様です。
11型クラスでWUXGAなので、ドットは細かく、文字はきれいに出ます。ただし画面そのものが小さいので、ウィンドウを2つ並べる使い方には向きません。
光沢ありなので、照明や窓の映り込みは出ます。タッチとペンを前提にした仕上げです。
フォリオキーボードは78キー・JIS配列です。10.95型という横幅なので、キーの間隔は標準的なノートPCより狭くなります。長文を打ち続ける使い方だと窮屈に感じる場面があります。
マルチタッチパッドも付きます。
指紋センサーはありません。サインインはパスワードかPINになります。
入出力端子とバッテリー

端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| USB Type-C(USB 3.2 Gen1・DisplayPort出力/Power Delivery対応) | 2 |
| マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック | 1 |
| USB-A | なし |
| HDMI | なし |
| メモリカードスロット | なし |
| SIMカードスロット | なし |
USB Type-Cが2つだけです。USB-AもHDMIもメモリカードスロットもありません。USBメモリや外部モニターをつなぐには変換アダプターかハブが必要です。
Type-Cはどちらも DisplayPort出力とPower Deliveryに対応します。左右どちらからでも充電でき、片方をモニターに使いながらもう片方で充電する運用ができます。
バッテリーは29Whrです。駆動時間はレノボ公称で約12.0時間、充電は約2時間です。
29Whrという容量は小さいほうです。約510gという軽さと引き換えになっています。1日中外で使うなら、ACアダプターかモバイルバッテリーを持つ前提で考えたほうが安全です。
ACアダプターは本体約71g・USBケーブル約24gと軽く、持ち歩きの負担にはなりません。最大消費電力は30Wです。
無線はWi-Fi 6とBluetooth 5.3です。有線LANの端子はありません。
カメラと音

カメラは前面500万画素・背面800万画素の2つです。タブレットとして使える機種なので、背面カメラで書類や黒板を撮る使い方ができます。
前面カメラはプライバシーシャッター付き・固定焦点、背面カメラはオートフォーカスです。
オンライン授業やWeb会議なら前面500万画素で十分です。
スピーカーはステレオ(1.0W×2)で、Waves MaxxAudioに対応します。出力は小さいほうなので、音楽や動画を楽しむならイヤホンかBluetoothスピーカーを足したほうがよいです。
デジタルアレイ マイクロホンも載ります。
本体カラーはルナグレーです。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

Lenovo Chromebook Duet Gen 9(11型 MediaTek)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- キーボードが外れる着脱式。タブレット本体 約510g
- フォリオキーボードとLenovo USI ペン 2が付属
- メモリ4GB・29Whr。用途を絞って使う機種
2台目として、あるいは子どもの学習用として、持ち歩きやすさと手書きを両方取りたい方に向いた機種です。キーボードとペンが付属するので、追加で買うものがありません。
弱いのはメモリとバッテリーです。4GBは増設できず、29Whrという容量も小さいので、メインのPCとして長時間使う想定には足りません。
ChromebookをメインのPCとして使うなら、Lenovo Chromebook Plus Gen 10(14型・メモリ16GB)のほうが向きます。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。



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