こんにちはマサです。
今回はLenovo Chromebook m Gen 10(15.3型 MediaTek)・Chromebookのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
15.3型の大きな画面を積んだChromebookです。ChromeOS機としては画面が大きいほうです。
テンキー付きの84キー・JIS配列キーボードが載ります。数字入力が多い方には効く構成です。
バッテリーは50Whrで駆動時間は約16.0時間。HDMIとUSB-Aも付くので、外部モニターや古い周辺機器もそのままつながります。
ただし処理性能とメモリは割り切る必要があります。
Lenovo Chromebook m Gen 10(15.3型 MediaTek)の評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| 処理性能 | CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や開発、Web会議の快適さ |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 入力・画面 | キーボードの打ちやすさ、ポインティングデバイス、ディスプレイの見やすさ |
| デザイン・堅牢性 | 外観、筐体の素材、堅牢性試験への対応 |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- 大きい画面のChromebookを探している方(15.3型 WUXGAです)
- テンキーで数字を入力する方(84キーにテンキーが付きます)
- HDMIやUSB-Aをそのまま使いたい方(変換アダプターが不要です)
- 1日充電せずに使いたい方(50Whr・約16.0時間)
向かない人
- Windowsのソフトを使う方(ChromeOSです)
- 動画編集や画像編集をする方(CPUとメモリが足りません)
- 持ち歩きが多い方(約1.56kgです)
- 本体にファイルをためる方(UFS 128GBです)
Lenovo Chromebook m Gen 10(15.3型 MediaTek)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU426件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 4GB=3.0/8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 128GB=3.5/256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5 |
| ディスプレイ | 解像度・パネル・リフレッシュレート | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
| 携帯性 | 本体の重量 | 0.8kg=10.0/1.2kg=8.0/1.6kg=6.0/2.0kg=4.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
仕様書に載っている構成で評価したものです。
CPUの1.5はMediaTek Kompanio 540(5,363)によるもの。ノートPC向けCPU426件の中央値(14,657)を大きく下回ります。ただしChromeOSはWindowsより軽いOSなので、この数値がそのまま体感の遅さになるわけではありません。
メモリの5.0は8GBによるもの。LPDDR5xのオンボードで、スロットがありません。上限も8GBです。
ストレージの3.5はUFS 128GBによるもの。当サイトの換算表は256GB=5.0から始まるため、この記事だけ128GB=3.5を足しています。
ディスプレイの6.0は15.3型 WUXGA(1920×1200・16:10)のIPS液晶によるもの。フルHDより縦に広いぶんを加点しています。
バッテリーの5.0は50Whrによるもの。駆動時間は約16.0時間(レノボ公称)です。
携帯性の6.2は約1.56kgによるものです。
Chromebookのスペック目安
ChromebookはWindows機と前提が違い、ファイルをクラウドに置いて使うのが基本です。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | ストレージ | |
| Web・動画視聴・文書作成が中心 | MediaTek Kompanio 500番台 | 8GB | 64GB以上 |
| 学習やオンライン授業が中心 | MediaTek Kompanio 800番台以上 | 8GB〜16GB | 128GB以上 |
| 画像編集やAndroidアプリも使う | MediaTek Kompanio Ultra Intel Core i3〜i5 | 16GB | 256GB以上 |
| Linux開発環境も動かす | Intel Core i5以上 | 16GB以上 | 256GB以上 |
この機種は表のいちばん上の行までです。メモリが8GBで固定されるため、学習用途でタブを多く開く使い方だと物足りなくなる場面があります。
Lenovo Chromebook m Gen 10(15.3型 MediaTek)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| OS | ChromeOS |
| CPU | MediaTek Kompanio 540 プロセッサー(8コア・2.60GHz) |
| メモリ | 8GB LPDDR5x 最大8GB/スロットなし(オンボード) |
| ストレージ | UFS 128GB |
| グラフィックス | ARM Mali-G57 MC2 グラフィックス |
| ディスプレイ | LEDバックライト付 15.3型 WUXGA IPS液晶(1920×1200ドット・約1,677万色・16:10)光沢なし |
| キーボード | 84キー、JIS配列、マルチタッチパッド、パワーボタン、テンキー |
| カメラ | HD 720pカメラ(前面・プライバシーシャッター付き) |
| オーディオ | ステレオスピーカー(2.0W×2)/Waves MaxxAudio対応 デジタルアレイ マイクロホン |
| 無線 | Wi-Fi 6E対応(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n) Bluetooth 5.3 |
| 有線LAN | なし |
| メモリカードスロット | なし |
| バッテリー | 固定式 3セル リチウムイオンバッテリー 50Whr 駆動時間 約16.0時間/充電 約1.4時間(Rapid Charge Pro対応) |
| 指紋センサー | なし |
| 本体寸法 | 約 344 × 241.8 × 18.95mm(幅×奥行×高さ) |
| 重量 | 約1.56kg |
| カラー | ルナグレー |
| 筐体 | MIL規格(軍用規格)準拠の耐久性(レノボの製品ページによる) ※具体的な試験項目の記載はありません |
処理性能とChromeOS
CPUはMediaTek Kompanio 540です。8コアで2.60GHzという構成です。
PassMarkは5,363。ノートPC向けCPU426件の中央値(14,657)の半分以下です。数値だけ見ると心配になりますが、ChromeOSはWindowsより軽いOSなので、Web閲覧や文書作成の体感はこの数値ほど悪くありません。
逆に言うと、ChromeOSの枠を超える使い方には向きません。Androidアプリを並行で動かしたり、Linux開発環境を立てたりするだけの余裕はないと見ておくほうが安全です。
メモリは8GBのオンボードで、上限も8GBです。スロットがないので増設できません。タブをたくさん開く使い方には余裕がありません。
グラフィックスはARM Mali-G57 MC2です。
同じシリーズの14型と比べると、以下のようになります。
| 項目 | Chromebook m Gen 10 15.3型(本機) | Chromebook m Gen 11 14型 |
| CPU | Kompanio 540(5,363) | Kompanio 540(5,363) |
| 画面 | 15.3型 WUXGA | 14.0型 WUXGA |
| テンキー | あり | なし |
| メモリ | 8GB | 8GB |
| ストレージ | UFS 128GB | UFS 128GB |
| バッテリー | 50Whr/約16.0時間 | 50Whr/約18.0時間 |
| 重量 | 約1.56kg | 約1.36kg |
| 無線 | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 6E |
CPU・メモリ・ストレージ・無線はどちらも同じです。違いは画面の大きさとテンキーの有無、それに重量と駆動時間です。画面とテンキーを取るならこちら、軽さと駆動時間を取るなら14型になります。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
ディスプレイ
LEDバックライト付の15.3型 WUXGA(1920×1200)IPS液晶です。16:10・約1,677万色・光沢なしという仕様です。
ChromeOS機としては画面が大きいほうです。当サイトで扱ったChromebookは11型から14型が中心で、15.3型はこの機種だけです。
16:10なのでフルHD(16:9)より縦に広く、Webページや文書を見るときに一度に入る行数が増えます。
光沢なしなので、照明や窓の映り込みは抑えられます。教室や会議室のような明るい場所でも見やすい仕上げです。
リフレッシュレートと色域(sRGBカバー率など)は仕様書に記載がありません。断定は避けます。
持ち歩くより、机に置いて使う前提の画面サイズです。
キーボードとテンキー

84キー・JIS配列で、テンキーが付きます。15.3型という横幅があるからこそ収まる構成です。
数字入力が多い使い方なら、テンキーの有無で作業の速さがはっきり変わります。表計算や会計の入力を想定するなら効く装備です。
マルチタッチパッドとパワーボタンも載ります。
テンキーが付くぶん、文字キーの中心は本体の左側に寄ります。画面の中央とキーボードの中央がずれるので、慣れるまで違和感が出る場合があります。これはテンキー付きのノートPC全般に共通する点です。
指紋センサーはありません。サインインはパスワードかPINになります。
入出力端子

端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| USB Type-C(USB 3.2 Gen1・DisplayPort出力/Power Delivery対応) | 2 |
| USB-A(USB 3.2 Gen1) | 2 |
| HDMI | 1 |
| マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック | 1 |
| 有線LAN(RJ-45) | なし |
| メモリカードスロット | なし |
USB-AとHDMIがそのまま付きます。変換アダプターなしで、USBメモリやマウス、外部モニターをつなげます。
USB Type-C(USB 3.2 Gen1)は2つで、どちらもDisplayPort出力とPower Deliveryに対応します。左右どちらからでも充電できます。
HDMIで外部モニターをつなげば、15.3型の画面と合わせて2画面で使えます。
有線LANの端子とメモリカードスロットはありません。ネットワークはWi-Fi 6EかUSBアダプター経由になります。
バッテリーと携帯性

バッテリーは固定式3セルの50Whrです。駆動時間はレノボ公称で約16.0時間です。
充電は約1.4時間でRapid Charge Proに対応します。電源を切った状態での数値ですが、短時間で戻せるのは外で使うときに効きます。
ChromeOSは消費電力が小さいOSなので、50Whrでこの駆動時間が出ます。1日授業や仕事に使って充電が要らない水準です。
一方で重量は約1.56kgです。15.3型なので当然ですが、毎日かばんに入れて運ぶには重いほうです。
本体寸法は約 344 × 241.8 × 18.95mm(幅×奥行×高さ)です。厚さは19mm弱なので、サイズのわりに薄く収まっています。
持ち歩きを優先するなら、同じシリーズの14型のほうが向きます。
カメラと音

カメラはHD 720pで、プライバシーシャッターが付きます。使わないときに物理的にふさげます。
画素数は控えめなので、オンライン授業やWeb会議で顔を映す用途までと考えるのが現実的です。
スピーカーはステレオ(2.0W×2)で、Waves MaxxAudioに対応します。Chromebookのスピーカーとしては出力が大きめです。
デジタルアレイ マイクロホンも載るので、Web会議はつないだだけで始められます。
無線はWi-Fi 6EとBluetooth 5.3です。Wi-Fi 6Eなので6GHz帯が使えます。対応ルーターがあれば混雑を避けられます。
なお、レノボの製品ページはこの機種を「MIL規格に準拠した高い耐久性」と案内しています。ただし具体的な試験項目の記載はないため、どの条件まで耐えるのかは確認できません。
本体カラーはルナグレーです。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

Lenovo Chromebook m Gen 10(15.3型 MediaTek)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- 15.3型 WUXGA。ChromeOS機としては画面が大きい
- テンキー付き84キー。USB-AとHDMIがそのまま使える
- 50Whr・約16.0時間。ただし約1.56kgでメモリは8GB固定
机に置いて、Webと文書作成と数字入力を中心に使うChromebookとして成立する機種です。15.3型の画面とテンキー、USB-AとHDMIがそろう構成は、当サイトで扱ったChromebookではこの機種だけです。
弱いのは処理性能とメモリ、それに重量です。Kompanio 540で8GB固定、約1.56kgなので、持ち歩きや重い作業には向きません。
持ち歩きを優先するなら、同じシリーズのLenovo Chromebook m Gen 11(14型)という選択肢があります。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




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