こんにちはマサです。
今回はIdeaPad Slim 3 Gen 10(15.3型 AMD)・スタンダードノートPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
IdeaPad Slim 3の15.3型で、CPUにAMDを積む構成です。
最上位は8コア16スレッドのRyzen 7 8840HS。15型クラスの入門機としては余裕のある数値です。
15.3型なのでテンキーが付き、4-in-1メディアカードリーダーも備えます。
ただしメモリは16GBで1スロットが埋まっており、バッテリーは50Whrになります。
IdeaPad Slim 3 Gen 10(15.3型 AMD)の評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| 処理性能 | CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や開発、Web会議の快適さ |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 入力・画面 | キーボードの打ちやすさ、ポインティングデバイス、ディスプレイの見やすさ |
| デザイン・堅牢性 | 外観、筐体の素材、堅牢性試験への対応 |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- 8コア16スレッドのCPUを安く手に入れたい方
- テンキーを使う方(15.3型)
- SDカード以外のメディアも使う方(4-in-1リーダー)
- 学習や事務作業が中心の方
向かない人
- Copilot+ PCの機能を使いたい方(NPU 最大16TOPSです)
- メモリを増設したい方(16GB・1スロット空きなし)
- 外で長く使う方(動画再生 約7.4時間です)
- 高解像度の画面が欲しい方(WUXGAのみです)
IdeaPad Slim 3 Gen 10(15.3型 AMD)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU422件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| ディスプレイ | 解像度・パネル・リフレッシュレート | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
| 携帯性 | 本体の重量 | 0.8kg=10.0/1.2kg=8.0/1.6kg=6.0/2.0kg=4.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
仕様書に載っている上位の構成で評価したものです。
CPUの6.8は8コア16スレッドのRyzen 7 8840HSによるもの。ノートPC向けCPU422件の中央値(14,657)を大きく上回ります。
バッテリーの5.0は50Whrによるもの。駆動時間は動画再生時で約7.4時間です。
メモリの7.0は16GB、ストレージの7.0は512GBによるもの。どちらも増やせません。
ディスプレイの6.0は15.3型 WUXGA(1920×1200)のIPS液晶によるもの。
携帯性の6.0は約1.59kgによるもの。15型クラスとしては標準的です。
スタンダードノートPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | ストレージ | |
| Web・動画視聴・文書作成が中心 | Intel Core 3〜5 AMD Ryzen 5 | 8GB〜16GB | 256GB以上 |
| 学習・表計算・資料作成が多い | Intel Core 5〜7 Intel Core Ultra 5 AMD Ryzen 7 | 16GB | 512GB以上 |
| 写真編集・軽い動画編集をする | Intel Core Ultra 5〜7 | 16GB〜32GB | 512GB以上 |
| 本格的な動画編集・開発をする | Intel Core Ultra 7以上 | 32GB以上 | 1TB以上 |
この機種は表の上から2行目まで対応できます。8コアのCPUを選べますが、メモリが16GBで固定されるため、本格的な動画編集には向きません。
IdeaPad Slim 3 Gen 10(15.3型 AMD)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| OS | Windows 11 Home 64bit |
| CPU | AMD Ryzen 7 8840HS(8コア16スレッド・3.30GHz/Radeon 780M) AMD Ryzen 5 8640HS(6コア12スレッド・Radeon 740M) ※モデルにより異なります。NPUは最大16TOPS |
| メモリ | DDR5-5600 SODIMM 16GB(16GB×1) 最大16GB ※スロット数1(空0) ※レノボの製品ページには「16GB(内、オンボード8G)」の記載もあります |
| ストレージ | 512GB SSD(PCIe NVMe/M.2) |
| グラフィックス | APU内蔵(AMD Radeon 780M/740M グラフィックス) ※CPUにより異なります |
| ディスプレイ | 15.3型 WUXGA IPS液晶(1920×1200)約1,677万色・16:10・光沢なし |
| キーボード | 84キー JIS配列(Fnキー・Windowsキー・Copilotキー付き) マルチタッチパッド |
| カメラ | FHD 1080pカメラ+IRカメラ(プライバシーシャッター付き) |
| 指紋センサー | 搭載しません |
| オーディオ | ステレオスピーカー(2.0W×2)・Dolby Audio対応 |
| カードスロット | 4-in-1メディアカードリーダー(SD/SDHC/SDXC/MMC) |
| 無線 | Wi-Fi 6対応(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n) Bluetooth 5.3 有線LANには対応しません |
| 本体寸法 | 約 343.4 × 239.5 × 16.9mm(最薄部) |
| 重量 | 約1.59kg |
| バッテリー | 固定式 3セル 50Whr 動画再生時 約7.4時間・アイドル時 約11.9時間(JEITA 3.0) |
| カラー | ルナグレー |
処理性能
CPUはRyzen 8000シリーズから2種類です。モデルによって載るものが変わります。
| CPU | コア/スレッド | PassMark | 内蔵グラフィックス |
| AMD Ryzen 7 8840HS | 8コア16スレッド | 24,565 | AMD Radeon 780M |
| AMD Ryzen 5 8640HS | 6コア12スレッド | 19,811 | AMD Radeon 740M |
上と下では24%ほどの差があります。どちらもZen 4世代で、8840HSは8コア16スレッド、8640HSは6コア12スレッドです。
内蔵グラフィックスもRadeon 780Mと740Mで変わります。軽めのゲームや写真編集まで考えるなら780Mのほうが安心です。
NPUは最大16TOPSです。Copilot+ PCの条件(40TOPS以上)には届きません。
同じシリーズの14型と比べると、以下のようになります。
| 項目 | Slim 3 Gen 10 15.3型(本機) | Slim 3 Gen 10 14型 AMD |
| 画面 | 15.3型 WUXGA | 14.0型 WUXGA |
| キーボード | テンキー付き | テンキーなし(84キー) |
| 最上位CPU | Ryzen 7 8840HS(24,565) | Ryzen 7 170(20,613) |
| バッテリー | 50Whr(動画再生 約7.4時間) | 50Whr(動画再生 約9.0時間) |
| 重量 | 約1.59kg | 約1.39kg |
画面とキーボード、CPUの数値はこちら、重量と駆動時間は14型が有利です。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
ディスプレイ
15.3型 WUXGA(1920×1200)のIPS液晶です。選択肢はこれだけになります。
約1,677万色・16:10・光沢なしという仕様です。
15.3型という珍しいサイズです。一般的な15.6型より少し小さく、16:10なので縦方向の表示量は確保されています。
色域と輝度はレノボ公式の仕様に記載がないため、色を厳密に見る作業には向かないと考えたほうが安全です。
タッチパネルの設定はありません。
入出力端子

端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| USB Type-C(USB 3.2 Gen1/USB PD・DisplayPort出力対応) | 1 |
| USB-A(USB 3.2 Gen1) | 2 |
| HDMI | 1 |
| 4-in-1メディアカードリーダー | 1 |
| マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック | 1 |
| 電源ジャック | 1 |
| 有線LAN(RJ-45) | 0 |
4-in-1メディアカードリーダーを備えます。SD以外のメディアも使うなら利点になります。
USB Type-Cは1つで、USB PDとDisplayPort出力に対応します。充電用の電源ジャックが別にあるので、Type-Cを塞がずに充電できます。
USB Type-Aが2つとHDMIも備えます。有線LANの端子はありません。
無線はWi-Fi 6とBluetooth 5.3です。
メモリと拡張性

メモリは16GBで、スロットは1つ。すでに16GBのモジュールで埋まっています。上限も16GBです。
ここも記載が食い違っています。仕様書は「16GB(16GB×1)・スロット数1(空0)」、レノボの製品ページは「16GB(内、オンボード8G)」としています。増設を前提にするなら、公式サイトで実際の構成を確認してから買うのが安全です。
ストレージは512GBのPCIe NVMe SSDです。
いずれにしても、あとから足す前提では考えないほうがいい機種です。
バッテリーと携帯性

バッテリーは50Whrで、動画再生時は約7.4時間、アイドル時は約11.9時間(JEITA 3.0)です。
15型クラスで50Whrなので、駆動時間は短めです。机に据えて使い、必要なときだけ持ち出す使い方が合います。
重量は約1.59kgです。本体の厚みは最薄部で16.9mmです。
同じシリーズの14型(約1.39kg)より200g重く、画面の大きさと引き換えになっています。
電源は本体の電源ジャックからも、USB Type-Cからも取れます。
キーボードと筐体

15.3型なのでテンキーが付きます。数字をよく打つなら14型との明確な差になります。Copilotキーも付きます。
ポインティングデバイスはマルチタッチパッドです。
指紋センサーは搭載しません。そのかわりIRカメラを備えるので、Windows Helloの顔認証でサインインできます。
カメラはFHD 1080p+IRカメラで、プライバシーシャッター付きです。
オーディオはステレオスピーカー(2.0W×2)とDolby Audioです。本体カラーはルナグレーです。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

IdeaPad Slim 3 Gen 10(15.3型 AMD)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- 8コア16スレッドのRyzen 7 8840HSまで。15.3型でテンキー付き
- 4-in-1メディアカードリーダーを搭載
- メモリは16GB固定。バッテリーは50Whrで動画再生 約7.4時間
大きめの画面とテンキー、そしてCPUの余裕を、価格を抑えて手に入れたい方に向いた機種です。
弱いのはバッテリーと拡張性です。50Whrで動画再生 約7.4時間、メモリも16GBで固定されます。
持ち運びを優先するなら、同じシリーズの14型という選択肢があります。約1.39kgで駆動時間も約9.0時間です。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




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