こんにちはマサです。
今回はIdeaPad Pro 5 Gen 10(16型 AMD)・クリエイター向けノートPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
IdeaPad Proの16型で、CPUにAMDを積む構成です。
16型 2.8K(2880×1800)の有機EL・120Hzに、NVIDIA GeForce RTX 5050 Laptop GPUを組み合わせられます。
バッテリーは84Whrで、動画再生は約14.6時間。NPUは最大50TOPSでCopilot+ PCに対応します。
ただしメモリはオンボードで、増設できません。
IdeaPad Pro 5 Gen 10(16型 AMD)の評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| 処理性能 | CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や開発、Web会議の快適さ |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 入力・画面 | キーボードの打ちやすさ、ポインティングデバイス、ディスプレイの見やすさ |
| デザイン・堅牢性 | 外観、筐体の素材、堅牢性試験への対応 |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- 写真や動画を編集する方(2.8K有機EL・120Hz)
- 独立GPUが欲しい方(RTX 5050 Laptop GPU)
- 外でも長く使う方(84Whr・動画再生 約14.6時間)
- Copilot+ PCの機能を使いたい方(NPU 最大50TOPS)
向かない人
- メモリを増設したい方(オンボードです)
- 重いゲームを本気で遊ぶ方(RTX 5050までです)
- 軽さを最優先する方(約1.79kgです)
- Wi-Fi 7が必要な方(Wi-Fi 6です)
IdeaPad Pro 5 Gen 10(16型 AMD)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU422件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| ディスプレイ | 解像度・パネル・リフレッシュレート | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
| 携帯性 | 本体の重量 | 0.8kg=10.0/1.2kg=8.0/1.6kg=6.0/2.0kg=4.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
カスタマイズで選べる最上位の構成で評価したものです。独立GPUを積めるので、ノートPCで使っている「携帯性」の軸を外し、代わりに「グラフィックス」を入れています。
ディスプレイの9.5は16.0型 2.8K(2880×1800)有機EL・120Hz・DisplayHDR True Black 1000によるもの。当サイトの一覧でも上位の数値です。
バッテリーの8.4は84Whrによるもの。駆動時間は動画再生時で約14.6時間です。
グラフィックスの5.5はNVIDIA GeForce RTX 5050 Laptop GPU(14,030)によるもの。ノートPC向けGPU68件の中では28位で、中ほどより少し上にあたります。
CPUの6.8は8コアのRyzen AI 7 350によるもの。NPUは最大50TOPSです。
メモリの9.0は32GB、ストレージの8.5は1TBによるもの。重量は約1.79kg(RTX 5050の構成)です。
クリエイター向けノートPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | ストレージ | |
| Web・動画視聴・文書作成が中心 | Intel Core Ultra 5 AMD Ryzen AI 5 | 16GB | 512GB以上 |
| 写真編集・軽い動画編集をする | Intel Core Ultra 7 AMD Ryzen AI 7 | 16GB〜32GB | 512GB以上 |
| イラスト制作・本格的な動画編集をする | Intel Core Ultra 7〜9 AMD Ryzen AI 9 | 32GB | 1TB以上 |
| 3DやAIを使った制作をする | Intel Core Ultra 9 AMD Ryzen AI Max+ | 32GB以上 | 1TB以上+独立GPU |
この機種は表の上から3行目まで対応できます。32GBのメモリと1TBのストレージ、独立GPUまでそろうので、イラスト制作や本格的な動画編集にも対応できます。
IdeaPad Pro 5 Gen 10(16型 AMD)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| OS | Windows 11 Home 64bit(日本語版) |
| CPU | AMD Ryzen AI 7 350 プロセッサー(8コア・2.00GHz/最大ブースト 5.00GHz) NPU 最大50TOPS(AMD Ryzen AI) |
| メモリ | LPDDR5x オンボード 24GB/32GB ※スロットなし。増設できません ※レノボの製品ページには16GBの記載もあります |
| ストレージ | 1TB SSD(PCIe NVMe/M.2) ※レノボの製品ページには512GBの記載もあります |
| グラフィックス | AMD Radeon 860M グラフィックス(APU内蔵) NVIDIA GeForce RTX 5050 Laptop GPU ※モデルにより異なります |
| ディスプレイ | 16.0型 2.8K 有機EL(2880×1800)最大10.74億色・16:10 DisplayHDR True Black 1000・120Hz・光沢あり |
| キーボード | 84キー JIS配列(Fnキー・Windowsキー・Copilotキー付き) バックライト・キーボード |
| カメラ | FHD 1080pカメラ+IRカメラ(プライバシーシャッター付き) |
| 指紋センサー | 搭載しません |
| オーディオ | ステレオスピーカー(2.0W×2)・ドルビーアトモス対応 デジタルアレイマイクロホン |
| カードスロット | SDカードリーダー |
| 無線 | Wi-Fi 6対応(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n) Bluetooth 5.3 有線LANには対応しません |
| 本体寸法 | 約 356.8 × 251.0 × 15.95mm(最薄部) |
| 重量 | 約1.72kg(内蔵グラフィックス)/約1.79kg(RTX 5050) |
| バッテリー | 固定式 4セル 84Whr 動画再生時 約14.6時間・アイドル時 約21.7時間(JEITA 3.0) |
| 消費電力 | 最大100W/170W ※構成により異なります |
| カラー | ルナグレー |
処理性能とグラフィックス
CPUはRyzen AI 7 350の1種類だけです。8コア、2.00GHz(最大ブースト 5.00GHz)という構成です。
PassMarkは24,965。ノートPC向けCPU422件の中央値(14,657)を大きく上回ります。NPUは最大50TOPSで、Copilot+ PCに対応します。
グラフィックスは2種類あります。内蔵のRadeon 860Mか、NVIDIA GeForce RTX 5050 Laptop GPUです。
| GPU | PassMark | 3DMark |
| GeForce RTX 5060 Laptop GPU | 16,758 | 2,639 |
| GeForce RTX 5050 Laptop GPU | 14,030 | 2,130 |
| AMD Radeon 860M(APU内蔵) | — | — |
RTX 5050 Laptop GPUはRTX 50シリーズの入り口にあたる製品です。写真編集や動画の書き出しを速くする用途には効きますが、重いゲームを高画質で遊ぶ性能はありません。
同じ16型のSlim 5と比べると、以下のようになります。
| 項目 | IdeaPad Pro 5 Gen 10(本機) | IdeaPad Slim 5 Gen 10 16型 |
| CPU | Ryzen AI 7 350(8コア・24,965) | Ryzen 7 8845HS(8コア16スレッド・28,261) |
| NPU | 最大50TOPS(Copilot+ PC対応) | 最大16TOPS |
| 独立GPU | RTX 5050 Laptop GPU を選べる | なし |
| Type-C | USB4 ×2 | USB 3.2 Gen2 ×2 |
| メモリ | 24GB/32GB(オンボード) | 16GB/32GB(2スロット) |
| バッテリー | 84Whr(動画再生 約14.6時間) | 60Whr(動画再生 約8.0時間) |
NPU・独立GPU・端子の規格・バッテリーはこちら、CPUの数値とメモリの拡張性はSlim 5が上です。
CPUとGPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
ディスプレイ
16.0型 2.8K(2880×1800)の有機ELです。最大10.74億色・16:10・120Hz・DisplayHDR True Black 1000という仕様で、光沢ありになります。
有機ELなので黒が沈み、コントラストが高く出ます。DisplayHDR True Black 1000はHDR表示の中でも上のほうの認証です。
120Hzなので、スクロールやカーソルの動きも滑らかです。
選択肢はこの1種類だけなので、構成で迷う必要はありません。
映像や写真を扱うなら、この画面が本機を選ぶいちばんの理由になります。
入出力端子

端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| USB Type-C(USB4/USB PD・DisplayPort出力対応) | 2 |
| USB-A(USB 3.2 Gen1) | 2(うち1つはPowered USB) |
| HDMI | 1 |
| SDカードリーダー | 1 |
| マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック | 1 |
| 電源コネクター | 1 |
| 有線LAN(RJ-45) | 0 |
USB Type-CはどちらもUSB4です。USB PDとDisplayPort出力にも対応するので、ドックや外部モニターをつなぐ構成が組みやすくなります。
USB Type-Aが2つ(うち1つはPowered USB)とHDMI、SDカードリーダーも備えます。カメラのデータを直接読めます。
充電用の電源コネクターが別にあるので、Type-Cを塞がずに充電できます。
有線LANの端子はありません。無線はWi-Fi 6とBluetooth 5.3です。
メモリと拡張性

メモリはLPDDR5xのオンボードで、スロットがありません。24GBと32GBから選び、あとから増やすことはできません。
レノボの製品ページには16GBの記載もあるため、構成は公式サイトで確認してください。
ストレージは1TBのPCIe NVMe SSDです(製品ページには512GBの記載もあります)。
動画編集を考えるなら32GBを選んでおくと安心です。オンボードなので買い直す以外に増やす道はありません。
バッテリーと携帯性

バッテリーは84Whrで、動画再生時は約14.6時間、アイドル時は約21.7時間(JEITA 3.0)です。
独立GPUを積める16型でこの駆動時間は長いほうです。同じ16型のSlim 5(60Whr・約8.0時間)の2倍近くになります。
重量は内蔵グラフィックスの構成で約1.72kg、RTX 5050の構成で約1.79kgです。
本体の厚みは最薄部で15.95mmです。16型で16mmを切るので、見た目より扱いやすい部類です。
最大消費電力は構成により100Wまたは170Wです。RTX 5050の構成ではACアダプターも大きくなります。
キーボードと筐体

84キーのJIS配列で、バックライトが付きます。Copilotキーも付きます。
16型ですがテンキーは付きません。そのぶんキーボードが中央に寄り、タッチパッドも大きく取られています。
カメラはFHD 1080p+IRカメラで、プライバシーシャッター付きです。Windows Helloの顔認証が使えます。
指紋センサーは搭載しません。サインインは顔認証かPINになります。
オーディオはステレオスピーカー(2.0W×2)とドルビーアトモスです。本体カラーはルナグレーです。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

IdeaPad Pro 5 Gen 10(16型 AMD)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- 16型 2.8K 有機EL・120Hz・DisplayHDR True Black 1000
- RTX 5050 Laptop GPUを選べる。NPUは最大50TOPS
- 84Whrで動画再生 約14.6時間。メモリはオンボード
写真や動画を扱う方に向いた機種です。2.8Kの有機EL・120Hzに独立GPUとCopilot+ PC対応をまとめて、84Whrで動画再生 約14.6時間という駆動時間も確保しています。
弱いのは拡張性とGPUの上限です。メモリはオンボードで増やせず、独立GPUもRTX 5050までになります。
メモリの拡張性を取るなら、IdeaPad Slim 5 Gen 10(16型 AMD)という選択肢があります。2スロットで32GBまで積めて画面も同じ2.8K有機ELですが、独立GPUはありません。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。





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