こんにちはマサです。
今回はYoga Book 9i Gen 10(14型 Intel)・デュアルスクリーンノートPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
14型の有機ELを2枚積んだ、デュアルスクリーンのノートPCです。
キーボードは物理のものが別体で付属し、下の画面に重ねて置くか、外して2画面として使うかを選べます。
CPUは16コアのCore Ultra 9 285Hまで。メモリは32GB、バッテリーは88Whです。
重量は約1.22kgで、2画面機としては軽い部類に入ります。
Yoga Book 9i Gen 10(14型 Intel)の評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| 処理性能 | CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や開発、Web会議の快適さ |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 入力・画面 | キーボードの打ちやすさ、ポインティングデバイス、ディスプレイの見やすさ |
| デザイン・堅牢性 | 外観、筐体の素材、堅牢性試験への対応 |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- 画面を2枚使って作業したい方
- 持ち運べるマルチディスプレイ環境が欲しい方
- 有機ELの画面が欲しい方
- ペンとキーボードを使い分けたい方
向かない人
- キーボードが本体一体型のほうが良い方
- メモリを後から増設したい方(オンボードです)
- 価格を抑えたい方
- 独立GPUが必要な方(内蔵のみです)
Yoga Book 9i Gen 10(14型 Intel)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU422件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| ディスプレイ | 解像度・パネル・リフレッシュレート | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
| 携帯性 | 本体の重量 | 0.8kg=10.0/1.2kg=8.0/1.6kg=6.0/2.0kg=4.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
カスタマイズで選べる最上位の構成で評価したものです。
CPUの7.9は16コアのCore Ultra 9 285Hによるもの。ノートPC向けCPU422件の上位です。
ディスプレイの9.5は14.0型 2.8K(2880×1800)有機EL・120Hz・100% DCI-P3によるもの。これが2枚付きます。
バッテリーの8.8は88Whによるもの。14型としては非常に大きい容量です。2画面を回すぶん、容量が要ります。
携帯性の7.9は約1.22kgによるもの。画面2枚でこの重量は軽い部類です。
クリエイター向けノートPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | ストレージ | |
| Web・動画視聴・文書作成が中心 | Intel Core Ultra 5 AMD Ryzen AI 5 | 16GB | 512GB以上 |
| 写真編集・軽い動画編集をする | Intel Core Ultra 7 AMD Ryzen AI 7 | 16GB〜32GB | 512GB以上 |
| イラスト制作・本格的な動画編集をする | Intel Core Ultra 7〜9 AMD Ryzen AI Max | 32GB | 1TB以上 |
| 3DやAIを使った制作をする | Intel Core Ultra 9 AMD Ryzen AI Max+ | 32GB以上 | 1TB以上+独立GPU |
この機種は表の上から3行目まで対応できます。16コアのCPUと32GBのメモリまで選べるので、イラスト制作や動画編集にも対応できます。
Yoga Book 9i Gen 10(14型 Intel)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| OS | Windows 11 Home 64bit(日本語版) |
| CPU | インテル Core Ultra 9 プロセッサー 285H(16コア) インテル Core Ultra 7 プロセッサー 255H(16コア) ※選択可能 |
| メモリ | LPDDR5X-8400 オンボード 32GB ※スロットなし。増設できません |
| ストレージ | 512GB/1TB SSD(M.2 2242 PCIe NVMe Gen4) ※選択可能 |
| グラフィックス | CPU内蔵(インテル Arc グラフィックス) |
| ディスプレイ | 14.0型 2.8K 有機EL(2880×1800)16:10 **2枚** PureSight POLED・500nit・100% DCI-P3・VRR 48〜120Hz Low Blue Light Eyesafe・ガラス・マルチタッチ対応 ※HDR 600 True Black(直販構成で確認) |
| キーボード | Bluetooth接続の別体キーボード(バックライト付き・日本語) |
| カメラ | 500万画素カメラ + IRカメラ、マイク |
| 無線 | Wi-Fi 7(2×2)+ Bluetooth |
| ペン | Lenovo Yoga Pen 付属 |
| 本体寸法 | 約 315.09 × 209.56 × 15.5〜15.95mm |
| 重量 | 約1.22kg |
| バッテリー | 88Wh(4セル) 65W USB Type-C スリム ACアダプター |
| カラー | タイダルティール |
処理性能
CPUはCore Ultra シリーズ2のHシリーズから2種類です。どちらも16コアです。
- Core Ultra 9 285H:34,204(Pコア 最大5.40GHz)
- Core Ultra 7 255H:30,748(Pコア 最大5.10GHz)
画面が2枚あるぶん処理の負荷も上がるので、Hシリーズを積んでいるのは理にかなった構成です。
グラフィックスはインテル Arc グラフィックスで、独立GPUは選べません。
Copilot+ PCに対応します。
同じ14型のYoga 9i 2-in-1 Gen 11と比べると、以下のようになります。
| 項目 | Yoga Book 9i Gen 10(本機) | Yoga 9i 2-in-1 Gen 11(14型) |
| 画面 | 14型 2.8K 有機EL ×2枚 | 14型 2.8K 有機EL ×1枚 |
| キーボード | Bluetooth接続の別体 | 本体一体型 |
| 最上位CPU | Core Ultra 9 285H(16コア) | Core Ultra 7 355(8コア8スレッド) |
| メモリ | オンボード 32GB | 同じ |
| バッテリー | 88Wh | 70Wh |
| 重量 | 約1.22kg | 約1.29kg |
CPUもバッテリーもこちらが上です。画面が2枚あるぶん、必要なものが積まれている形になります。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
2枚の画面と使い方

14.0型 2.8K(2880×1800)の有機ELが2枚です。どちらもマルチタッチ対応でガラス仕上げです。
本体を縦向きに開けば、上下2画面として使えます。ブラウザとエディタ、タイムラインとプレビューのように、画面を分けたい作業で効きます。
キーボードはBluetooth接続の別体です。下の画面に重ねて置けばふつうのノートPCになり、外せば2画面になります。
下の画面にソフトウェアキーボードを出すこともできます。物理キーボードを持ち歩かない使い方も選べます。
スタンドが付属し、2画面を縦に並べて立てられます。
ディスプレイ

2枚とも同じパネルです。PureSight POLEDで、500nit・100% DCI-P3に対応します。
リフレッシュレートはVRR 48〜120Hzです。内容に応じて可変します。
Low Blue Light Eyesafeの認証を取っています。2画面を長時間見る前提の機種なので、ここは実用的な項目です。
直販の構成ではHDR 600 True Blackと記載されていました。
光沢ありのガラス仕上げなので、明るい場所では映り込みが出ます。
メモリとストレージ
メモリはLPDDR5X-8400のオンボードで32GBです。スロットがないので増設・交換はできません。
直販で確認できた構成はいずれも32GBでした。2画面を回す前提なら妥当な容量です。
ストレージは512GBと1TBから選べます。M.2 2242のPCIe NVMe Gen4 SSDです。
2242という短いサイズなので、交換用のSSDを探すときは規格に注意が必要です。
入力と端子

キーボードはBluetooth接続の別体で、バックライト付きの日本語配列です。
Lenovo Yoga Penが付属します。2画面のどちらにも書き込めます。
カメラは500万画素+IRカメラで、Windows Helloの顔認証に使えます。
端子の一覧はレノボの日本語ページに掲載がありません。正確な構成は公式サイトの「カスタマイズする」画面でご確認ください。
ACアダプターは65WのUSB Type-C(スリムタイプ)です。
バッテリーと携帯性

重量は約1.22kgです。14型の画面を2枚積んでこの重量は軽い部類に入ります。
バッテリーは88Whの4セルです。14型としては非常に大きい容量で、2画面を回すための容量という位置づけになります。
駆動時間はレノボの日本語ページに掲載がありません。2画面を同時に使えば、1画面のときより短くなります。
本体の厚みは15.5〜15.95mmです。
キーボードとスタンドを合わせると、持ち歩く荷物は本体だけより増えます。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

Yoga Book 9i Gen 10(14型 Intel)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- 14型 2.8K 有機ELを2枚。キーボードはBluetoothの別体
- 16コアのCore Ultra 9 285Hまで。バッテリーは88Wh
- 本体約1.22kg。メモリはオンボード32GB固定
持ち運べるマルチディスプレイ環境が欲しい方に向いた機種です。外付けモニターを持ち歩く代わりになります。
弱いのは構成の自由度です。メモリはオンボードの32GB固定で、独立GPUもありません。
1画面で足りるなら、同じ14型のYoga 9i 2-in-1 Gen 11 Aura Editionという選択肢があります。キーボードは本体一体型です。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




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