こんにちはマサです。
今回はThinkPad E14 Gen 8(14型 Intel)・ビジネス向けノートPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
ThinkPadの入門ラインであるEシリーズの14型、最新世代のIntel版です。
14.0型 2.8K(2880×1800)のIPS液晶が選べて、Eシリーズとしては画面の解像度が高い構成になります。
CPUはCore Ultra シリーズ2から4種類。12コアのCore Ultra 5 336Hまで用意されています。
重量は約1.34kgから、バッテリーは64Whrまで選べます。持ち歩きにも対応できる機種です。
ThinkPad E14 Gen 8(14型 Intel)の評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| 処理性能 | CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や開発、Web会議の快適さ |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 入力・画面 | キーボードの打ちやすさ、ポインティングデバイス、ディスプレイの見やすさ |
| デザイン・堅牢性 | 外観、筐体の素材、堅牢性試験への対応 |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- 14型で高解像度の画面が欲しい方
- Thunderbolt 4を2つ使いたい方
- 持ち歩きと据え置きを両立させたい方
- 価格を抑えてThinkPadを導入したい方
向かない人
- メモリを32GB以上積みたい方(上限32GBです)
- WWANで外から通信したい方(非対応です)
- 有機ELの画面が欲しい方
- T・Xシリーズの質感を求める方
ThinkPad E14 Gen 8(14型 Intel)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU422件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| ディスプレイ | 解像度・パネル・リフレッシュレート | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
| 携帯性 | 本体の重量 | 0.8kg=10.0/1.2kg=8.0/1.6kg=6.0/2.0kg=4.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
カスタマイズで選べる最上位の構成で評価したものです。
CPUの7.2は12コアのCore Ultra 5 336Hによるもの。型番では下位ですが、8コアのCore Ultra 7 355より上の数値になります。
ディスプレイの8.0は14.0型 2.8K(2880×1800)のIPS液晶によるもの。Eシリーズとしては高い数値です。
メモリの9.0は32GBによるもの。2スロットありますが上限が32GBなので、ここから伸ばせません。
バッテリーの6.4は64Whrによるもの。14型としては大きめの容量です。
ビジネスノートPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | ストレージ | |
| 文書作成・Web会議が中心 | Intel Core Ultra 5 | 16GB | 256GB以上 |
| 表計算や資料作成が多い | Intel Core Ultra 5〜7 | 16GB〜32GB | 512GB以上 |
| 開発・画像編集もする | Intel Core Ultra 7 | 32GB | 1TB以上 |
| 動画編集や大きなデータを扱う | Intel Core Ultra 7〜9 Intel Core Ultra X7〜X9 | 32GB〜64GB | 1TB以上 |
この機種は表の上から3行目まで対応できます。メモリの上限が32GBなので、4行目の大きなデータを扱う用途には足りません。
ThinkPad E14 Gen 8(14型 Intel)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| OS | Windows 11 Pro 64bit ほか ※選択可能 |
| CPU | インテル Core Ultra 7 プロセッサー 355(8コア) インテル Core Ultra 5 プロセッサー 336H(12コア)/332(6コア)/325(8コア) ※選択可能(vPro対応モデルあり) |
| NPU | CPU内蔵(最大49TOPS) ※CPUにより異なります |
| メモリ | DDR5-5600 SODIMM 16GB/32GB 最大32GB ※スロット数2 |
| ストレージ | 256GB/512GB/1TB SSD ※選択可能 |
| グラフィックス | CPU内蔵(インテル グラフィックス) |
| ディスプレイ | 14.0型 2.8K IPS液晶(2880×1800) 14.0型 WUXGA IPS液晶(1920×1200) 14.0型 WUXGA IPS液晶(1920×1200)マルチタッチ対応 ※選択可能。いずれも光沢なし |
| キーボード | 6列89キー JIS配列 TrackPoint + 3ボタンクリックパッド、バックライト付き |
| カメラ | 5MP/FHD 1080p+IR ハイブリッド/HD 720p いずれもプライバシーシャッター付き ※選択可能 |
| 無線 | Wi-Fi 7 + Bluetooth 6.0/Wi-Fi 6E + Bluetooth 5.4 ※選択可能 WWANには対応しません |
| 本体寸法 | 約 313 × 220.3 × 10.1(前端)〜19.7mm(最厚部) |
| 重量 | 約1.34kg〜 |
| バッテリー | 64Whr(4セル)/48Whr(3セル) ※選択可能 駆動時間はレノボ公式で測定中です |
| カラー | ブラック |
処理性能
CPUはCore Ultra シリーズ2から4種類です。コア数が型番の順どおりになっていないので、選ぶときは注意が必要です。
- Core Ultra 5 336H:12コア(このラインアップで最も高性能)
- Core Ultra 7 355:8コア
- Core Ultra 5 325:8コア
- Core Ultra 5 332:6コア
数値がいちばん高いのはCore Ultra 5 336Hです。Core Ultra 7 355より型番は下ですが、コア数が12あるぶん処理性能は上になります。
グラフィックスはいずれもインテル グラフィックスで、独立GPUは選べません。
なお、レノボの製品ページではCPU名から「Ultra」が落ちている箇所があります。製品仕様書で確認すると、いずれもCore Ultra シリーズとして記載されています。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
ディスプレイ

14.0型が3種類。解像度の選択肢が2つあります。
- 2.8K IPS液晶(2880×1800)
- WUXGA IPS液晶(1920×1200)
- WUXGA IPS液晶(1920×1200)マルチタッチ対応
Eシリーズで2.8Kが選べるのは、この機種の分かりやすい長所です。画面比率は16:10で、いずれも光沢なしです。
ただし有機ELは選べません。色域や輝度はレノボ公式の仕様に記載がないため、色を厳密に見る仕事には向かないと考えたほうが安全です。
外部出力はHDMIで最大4096×2160/60Hz、Thunderbolt 4経由で最大7680×4320/60Hzまでです。
メモリと拡張性

メモリはDDR5-5600のSODIMMで、スロットが2つあります。16GBと32GBから選べます。
注意したいのは上限が32GBという点です。スロットは2つありますが、合計で32GBを超える構成はできません。
オンボードではないので、16GBで買って後から32GBに増やすことはできます。
ストレージは256GBから1TBまでです。2TBは選べません。
入出力端子

端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| Thunderbolt 4(USB4/USB PD/DisplayPort Alt Mode) | 2 |
| USB-A(USB 5Gbps・USB 3.2 Gen1) | 1 |
| USB-A(USB 10Gbps・USB 3.2 Gen2/Always On) | 1 |
| HDMI | 1 |
| 有線LAN(RJ-45) | 1 |
| マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック | 1 |
Thunderbolt 4が2つあるのは、入門ラインとしては手厚い構成です。ドックを使った据え置き運用にも対応できます。
USB Type-Aは2つ。片方はAlways On対応なので、スリープ中でもスマートフォンを充電できます。
有線LANとHDMIも本体に備えます。会議室のプロジェクターや社内LANにそのまま挿せます。
WWANには対応しません。外で通信するにはテザリングなどが必要です。
バッテリーと携帯性

重量は約1.34kgからです。14型のビジネス機としては標準的で、毎日持ち歩ける範囲です。
バッテリーは64Whrと48Whrから選べます。14型で64Whrは大きめの容量です。
駆動時間はレノボ公式が「測定中」としており、数値が公開されていません。同じ筐体のAMD版は公式の最大値が動画再生 約14.9時間なので、近い水準になると見られます。
本体の厚みは最厚部で19.7mm、前端は10.1mmのくさび形です。
キーボードと筐体

6列89キーのJIS配列です。14型なのでテンキーはありません。
TrackPointと3ボタンクリックパッドを備え、バックライトは標準で付きます。指紋センサーもあります。
カメラは5MP、FHD 1080p+IR ハイブリッド、HD 720pから選べます。いずれもプライバシーシャッター付きです。
オーディオはDolby Atmosに対応します。
セキュリティはTPM 2.0、各種パスワード、ケーブルロックスロットに対応します。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

ThinkPad E14 Gen 8(14型 Intel)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- Eシリーズで14.0型 2.8K(2880×1800)が選べる
- 最も速いのは12コアのCore Ultra 5 336H。Ultra 7 355より上
- メモリは2スロットだが上限32GB。Thunderbolt 4は2つ
価格を抑えつつ、画面の解像度と端子の数は妥協したくない方に向いた機種です。Thunderbolt 4が2つあるので、ドック1本での運用もできます。
弱いのはメモリの上限です。32GBで止まるので、仮想環境や大きなデータを扱う用途には足りません。
CPUの構成がもう少し素直なほうがよければ、同じ筐体のThinkPad E14 Gen 8 IWLという選択肢もあります。ただし画面はWUXGAのみ、メモリスロットは1つになります。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




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