【レビュー】ThinkCentre M90t Tower Gen 6(Intel) | 拡張スロット最多

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【レビュー】ThinkCentre M90t Tower Gen 6(Intel) | 拡張スロット最多 ガジェット
引用元:Lenovo公式サイト

こんにちはマサです。

今回はThinkCentre M90t Tower Gen 6(Intel)・ビジネス向けデスクトップPCのレビューをしていきます。

結論からお伝えすると、

ThinkCentreのMシリーズでいちばん大きいタワーです。約170×298×376mm、約6.5kgあります。

拡張スロットが多く、PCI Express x16が2本、x1が2本、M.2 2280が3つあります。

メモリは4スロットで上限128GB。同じ世代のM70tと並んで、ThinkCentreのMシリーズとneoシリーズのタワーでは最大です。

電源は直販モデルで260Wと500Wの2種類。500Wを選べばグラフィックボードを足す余地が生まれます。

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ThinkCentre M90t Tower Gen 6(Intel)の評価

【レビュー】ThinkCentre M90t Tower Gen 6(Intel) | 拡張スロット最多
引用元:Lenovo公式サイト

総合点・・・・・・4.0
処理性能・・・・・3.5
コスパ・・・・・・3.5
拡張性・端子・・・5.0
設置性・・・・・・3.5
デザイン・質感・・4.0

※評価はmasalog運営者の主観です

各項目は1.0〜5.0で評価しています。

点数意味
5.0このクラスで最高水準
4.0十分に満足できる
3.0標準的。価格なりで不足はない
2.0用途によっては足りない
1.0おすすめしない

5項目の内容は以下のとおりです。

項目見ているもの
処理性能CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や制作の快適さ
コスパ絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか
拡張性・端子端子の種類と数、メモリやSSDの増設可否
設置性本体のサイズと重量、置き場所の自由度
デザイン・質感外観、筐体の素材、仕上げ

総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。

向いている人

  • あとからパーツを足していきたい方(PCIe 4本とM.2 2280が3つあります)
  • メモリを大きく積みたい方(4スロットで上限128GBです)
  • グラフィックボードを入れる予定がある方(500Wの電源を選べます)
  • HDDも併用したい方(3.5型を2台と2.5型を1台まで搭載できます)

向かない人

  • 置き場所が限られている方(高さ376mm・約6.5kgです)
  • vProで管理したい方(直販モデルのCore Ultra 5 225は非対応。235以上が必要です)
  • 最初から高性能なCPUが欲しい方(直販3モデルはすべてCore Ultra 5 225です)
  • 無線LANを標準で使いたい方(カスタマイズで足す必要があります)

ThinkCentre M90t Tower Gen 6(Intel)のスペック評価

各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。

各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。

項目基準にしている数値換算のしかた
CPUPassMark(CPU Mark)デスクトップPC向けCPU272件の最高値で10.0、中央値で5.0
メモリ容量8GB=6.0/16GB=7.5/32GB=9.0/64GB=10.0
ストレージ容量と規格256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0
映像出力同時に出せる画面数1画面=4.0/2画面=6.0/3画面=8.0/4画面=10.0
電源電源ユニットの定格W数500W=5.0/750W=7.5/1000W=10.0
設置性本体の重量5kg=10.0/8kg=7.0/10kg=5.0

CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。

直販モデルのうち構成がいちばん厚いもの(製品番号 12YSCTO1WWJP5)で評価したものです。このチャートには「ディスプレイ」と「バッテリー」の軸がありません。画面の付かないデスクトップだからです。グラフィックスの軸も外しています。CPU内蔵グラフィックスは比較表に載っていないため、換算すると0.0になってしまい、実態を表さないからです。ビジネス向けの機種なので、評価軸も仕事で効くところに寄せています。

CPUの6.1は10コアのCore Ultra 5 225によるもの。PassMarkは30,318で、デスクトップPC向けCPU272件の中央値(21,753)を上回ります。

メモリの7.5は16GBによるもの。DDR5-5600のUDIMMで、4スロット・上限128GBです。

ストレージの8.5は1TBによるもの。M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4のSSDです。

映像出力の8.0はHDMIとDisplayPort×2の3系統によるものです。Flex I/Oで4系統目を足せます。

電源の5.0は内蔵500W(効率92%)によるもの。この製品番号のモデルが積む電源です。ほかの2モデルは260Wで、換算すると2.6になります。

設置性の8.5は約6.5kg(最大構成)によるものです。

NPUは最大13TOPS(インテル AI Boost)で、Copilot+ PCの条件(40TOPS以上)には届きません。そのためNPUの軸は入れていません。

デスクトップPCのスペック目安

どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。

CPUメモリストレージ
Web・動画視聴・文書作成が中心Intel Core 5/Core Ultra 5
AMD Ryzen 5
16GB512GB以上
表計算や資料作成が多いIntel Core Ultra 5〜7
AMD Ryzen 7
16GB〜32GB512GB以上
写真編集・軽い動画編集をするIntel Core Ultra 7
AMD Ryzen 7
32GB1TB以上
3DやゲームもするIntel Core Ultra 7以上32GB以上1TB以上+独立GPU

この機種は表のいちばん下の行まで対応できます。買った時点では内蔵グラフィックスですが、PCI Express x16が2本とも空いているのであとから足せます。500Wの電源を選べる点もここで効きます。

ThinkCentre M90t Tower Gen 6(Intel)のスペック

主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。

項目内容
筐体タワー
OSWindows 11 Pro 64bit/Windows 11 Home 64bit ※構成により異なります
CPUインテル Core Ultra プロセッサー(シリーズ2)ファミリー(カスタマイズによる選択)
直販モデルはいずれも Core Ultra 5 プロセッサー 225(10コア・Pコア最大4.90GHz/Eコア最大4.40GHz)
NPUインテル AI Boost(CPU内蔵・最大13TOPS)
Kinara Ara-2 NPU(最大30TOPS)をカスタマイズで選択可能(後日提供予定)
vPro対応(Core Ultra 5 プロセッサー 235以上が必要)
メモリ8GB/16GB DDR5-5600MT/s UDIMM ※構成により異なります
最大128GB/4スロット
ストレージ256GB/1TB SSD(M.2 2280・PCIe-NVMe Gen4・TLC・OPAL対応) ※構成により異なります
HDDは3.5型×2・2.5型×1まで搭載可能
光学ドライブウルトラスリムDVDスーパーマルチドライブ(直販3モデル中2モデル)/5.25型×1(9.0mm)
メディアカードリーダー3-in-1 カードリーダーを搭載可能(カスタマイズ)
グラフィックスCPU内蔵(インテル グラフィックス)
インテル Arc A310 4GB/GeForce RTX 3050 6GB/RTX 5060 8GB/RTX 5060 Ti 8GB をカスタマイズで選択可能(後日提供予定)
最大解像度 DisplayPort 5120×2880ドット/HDMI 4096×2160ドット
拡張スロットPCI Express x16:2(空き2)Full Height
PCI Express x1:2(空き2)Full Height
M.2 2230(WiFi用):1(空き1)/M.2 2280:3(空き3)
セキュリティTPM(TCG v2.0準拠)、パワーオンパスワード、ハードディスクパスワード、アドミニストレーターパスワード、セキュリティキーホール
筐体内部ロック/シャーシイントルージョンスイッチを搭載可能(カスタマイズ)
無線カスタマイズによる選択(標準では非搭載)
有線LAN10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T(Wake on LAN対応)オンボード
スピーカー内蔵スピーカー
本体寸法約 170 × 298 × 376mm(幅×奥行×高さ)
重量約6.5kg(最大構成)
電源内蔵電源ユニット タワー型260W(効率90%)またはタワー型500W(効率92%) ※直販モデルは2モデルが260W、1モデルが500W

拡張スロットの数がThinkCentreで最も多い

ThinkCentre M90t Tower Gen 6(Intel)の背面(拡張スロットと端子)
引用元:Lenovo公式サイト

PCI Express x16が2本、x1が2本、M.2 2280が3つ。レノボの仕様ではいずれも「空き」と記載されています。PCI ExpressはどれもFull Heightです。

ただし仕様には「カスタマイズにより空きスロット数は変更されます」という注記も付いています。SSDや無線カードを選べば、その分は埋まります。

M.2 2230はWiFi用です。無線LANは標準では載らないので、ここに入れる形になります。

ストレージベイは3.5型が2つと2.5型が1つ。3.5型は標準搭載、2.5型はオプションです。SSDを3枚とHDDを2台という構成まで組めます。

レノボの製品ページでは、オプションのRAID 5にも触れています。複数のドライブにデータを分散させる構成です。

同じ世代のM70t Tower Gen 6はPCI Express x16が1本、M.2 2280が2つ、3.5型ベイも1つです。拡張という一点ではM90tがはっきり上です。

5.25型のウルトラスリムベイも1つあり、DVDスーパーマルチドライブを載せられます。直販3モデルのうち2モデルは搭載済みです。

上位のThinkCentre X TowerはPCI Expressが3本(x16が1本・x4が2本)、M.2 2280が3つ。スロットの数そのものはM90tのほうが多くなります。

メモリは4スロットで上限128GB

ThinkCentre M90t Tower Gen 6(Intel)の前面のアップ(電源ボタンと端子)
引用元:Lenovo公式サイト

メモリスロットは4つ、上限は128GBです。規格はDDR5-5600MT/sのUDIMMで、デスクトップ用の一般的なものです。

直販モデルは8GB(2モデル)または16GB(1モデル)の構成です。4スロットあるので、出荷時のモジュールを残したまま足せます。

この上限128GBは、MシリーズとneoシリーズのタワーではM70t Tower Gen 6と並んで最大です。neo 50t Tower Gen 6やGen 5は2スロットで上限64GBです。上位のThinkCentre X Towerだけは4スロットで上限256GBです。

ストレージは256GBまたは1TBのM.2 2280 SSD。PCIe-NVMe Gen4でOPAL対応です。

レノボの製品ページはGen5 PCIe SSDにも触れていて、前の世代の2倍の帯域だとしています。M.2 2280スロットが3つあるので、出荷時のSSDに加えてもう2枚ぶんの余地が残ります。

電源は260Wと500Wの2種類

ThinkCentre M90t Tower Gen 6(Intel)の本体を側面から見たところ(通気口)
引用元:Lenovo公式サイト

直販3モデルのうち2モデルが内蔵260W(効率90%)、1モデルが内蔵500W(効率92%)です。カスタマイズ画面でもこの2種類から選べます。

500Wは、当サイトで扱ったThinkCentreのデスクトップではThinkCentre X Tower(内蔵850W)に次ぐ容量です。neo 50t Tower Gen 6は200W、M70t Tower Gen 6とneo 50t Tower Gen 5は260Wです。

この差はグラフィックボードを足すときに効きます。レノボの製品ページでは、カスタマイズでインテル Arc A310、GeForce RTX 3050、RTX 5060、RTX 5060 Ti を選べるとしています(RTX 5060系は後日提供予定)。

当サイトの換算表はゲーミングデスクトップを基準にしているため、500Wでも5.0です。ただしビジネス向けのタワーとしては余裕のある容量です。

冷却はインテリジェント冷却エンジン(ICE)です。側面に通気口があります。

入出力端子とFlex I/O

ThinkCentre M90t Tower Gen 6(Intel)の入出力端子
引用元:Lenovo公式サイト

端子の構成は以下のとおりです。

端子数位置
USB-A(USB 3.2 Gen2)2前面
USB-A(USB 3.2 Gen1)2前面
USB Type-C(USB 3.2 Gen2x2・最大15W給電)1前面
USB-A(USB 3.2 Gen1)2背面
USB 2.0(Type-A)2背面
DisplayPort2背面
HDMI1背面
Flex I/O(USB Type-C/DisplayPort/HDMI/VGAから1つ選択)1背面
有線LAN(RJ-45)1背面
マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック1前面
ライン出力1背面

USBは前面に5つ、背面に4つの合計9つです。レノボの製品ページも「USBポート9個」を売りにしています。

前面のType-CはUSB 3.2 Gen2x2です。20Gbpsの転送に対応し、最大15Wの給電もできます。当サイトで扱ったThinkCentreでは、M90s Small Gen 6やX Towerと並んでいちばん速い部類のType-Cです。

映像はHDMIが1つとDisplayPortが2つで、標準で3画面です。DisplayPortは5120×2880ドット、HDMIは4096×2160ドットまで出ます。

さらにFlex I/Oポートがあり、USB Type-C/DisplayPort/HDMI/VGAから1つ選べます。VGAを選べば古いプロジェクターにもつながります。独立型ビデオカードを足せば、ポートはさらに増えます。

カスタマイズでシリアルポートを最大2つ、PS/2ポートを2つ、パラレルポートを追加できます。業務用の機器を使う現場向けの選択肢です。

CPUは直販モデルだとCore Ultra 5 225の一択

レノボの製品ページでは「インテル Core Ultra プロセッサー(シリーズ2)ファミリー」とあり、カスタマイズで選ぶ形です。ただし直販モデルは3つとも Core Ultra 5 225 でした。

製品番号CPUOSメモリストレージ電源
12YSCTO1WWJP4Core Ultra 5 225Windows 11 Home8GB256GB260W
12YSCTO1WWJP3Core Ultra 5 225Windows 11 Pro8GB256GB260W
12YSCTO1WWJP5Core Ultra 5 225Windows 11 Pro16GB1TB500W

Core Ultra 5 225は10コアで、Pコアが最大4.90GHz、Eコアが最大4.40GHzです。

CPUコア数クロックPassMark
Core Ultra 5 22510コアPコア最大4.90GHz30,318

PassMarkは30,318。デスクトップPC向けCPU272件の中央値(21,753)を上回ります。事務作業や資料作成には十分です。

ただしvProには対応しません。レノボの仕様では Core Ultra 5 プロセッサー 235以上が必要とされています。IT部門が遠隔で管理する運用を考えているなら、カスタマイズで235以上を選ぶ必要があります。

NPUはインテル AI Boostで最大13TOPSです。Copilot+ PCの条件(40TOPS以上)には届きません。ただしこの機種は、レノボの仕様によるとKinara Ara-2という別のNPU(最大30TOPS)をカスタマイズで選べるとされています(後日提供予定)。

CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。

ThinkCentreのタワー3機種で比べる

ThinkCentre M90t Tower Gen 6(Intel)の本体を斜め前から見たところ
引用元:Lenovo公式サイト

同じ世代のThinkCentreタワーと並べると、以下のようになります。

項目M90t Tower Gen 6(本機)M70t Tower Gen 6neo 50t Tower Gen 6
本体寸法(幅×奥行×高さ)170×298×376mm145×296×346mm145×292.2×365mm
重量約6.5kg約5.7kg約5.8kg
メモリ4スロット・上限128GB4スロット・上限128GB2スロット・上限64GB
PCI Expressx16×2+x1×2x16×1+x1×2x16×1+x1×1
M.2 2280322
HDDベイ3.5型×2+2.5型×13.5型×1+2.5型×13.5型×1
映像出力HDMI+DP×2+Flex I/OHDMI+DP×2HDMI+DP+VGA
vPro対応(235以上)対応(235以上)非対応
電源(直販モデル)260Wまたは500W260W200W

こちらが上なのは拡張性です。PCI Expressが4本、M.2 2280が3つ、HDDベイが3つ。Flex I/Oと500W電源もこの機種だけです。

M70t Tower Gen 6が上なのは置きやすさです。高さが30mm低く、重量も0.8kg軽くなります。メモリの上限は同じ128GBです。

neo 50t Tower Gen 6は、直販モデルでCore Ultra 7 265を選べる点が強みです。ただしメモリは2スロットで上限64GB、電源も200Wです。

「拡張していく前提で1台選ぶ」ならM90t、「置き場所と価格を優先する」ならM70tかneo 50t、という分かれ方になります。

レビューは以上です。

詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。

まとめ

ThinkCentre M90t Tower Gen 6(Intel)の本体を斜め前から見たところ
引用元:Lenovo公式サイト

ThinkCentre M90t Tower Gen 6(Intel)のレビューをしました。

この機種の特徴は大きく分けて3つです。

  • PCIe x16が2本、x1が2本、M.2 2280が3つ。すべて空き
  • メモリは4スロットで上限128GB。ThinkCentreのタワーで最大
  • 電源は260Wと500W。直販モデルで選べる

あとから足していく前提で選ぶタワーです。PCI Expressが4本、M.2 2280が3つ、HDDベイが3つあり、すべて空いた状態で届きます。500Wの電源を選べるので、グラフィックボードの選択肢も広がります。

弱いのは置きやすさとCPUです。高さ376mm・約6.5kgは机の下でもそれなりの場所を取ります。直販モデルのCPUはCore Ultra 5 225だけで、vProにも対応しません。

同じ拡張性を求めつつもう少し小さくしたいなら、M70t Tower Gen 6(145×296×346mm・約5.7kg)という選択肢があります。

今回の記事が少しでもデスクトップPC選びの参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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