こんにちはマサです。
今回はROG Zephyrus G16(GU606)・ゲーミングノートPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
16型のゲーミングノートPCで、重量は約1.95kg。このページで扱うのはRTX 5070 Ti Laptop GPUを積む構成です。
同じGU606でもGPUの電力の枠が違い、こちらは最大140W。RTX 5070の構成(最大115W)より上です。
画面は16型の有機ELで240Hz。CPUはCore Ultra 9 386H、メモリ32GB、ストレージ1TBです。
いっぽうでメモリは基板直付けで増設できません。有線LANの端子もありません。
ROG Zephyrus G16(GU606)の評価
※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| ゲーム性能 | CPU・GPU・ディスプレイのリフレッシュレートなど、ゲームの快適さに直結する性能 |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 拡張性・端子 | 端子の種類と数、メモリやSSDの増設可否 |
| デザイン・質感 | 外観、筐体の素材、仕上げ |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- 16型の有機EL・240Hzを活かせる性能が欲しい方(RTX 5070 Ti・最大140Wです)
- 2kgを切る16型を探している方(約1.95kgです)
- Thunderbolt 4とフルサイズのSDカードリーダーを使う方
- 同じ画面のまま構成を選びたい方(RTX 5070から5090まであります)
向かない人
- メモリを後から足したい方(LPDDR5Xで基板直付けです)
- 有線LANが必要な方(RJ45の端子はありません)
- できるだけ軽くしたい方(RTX 5070の構成は約1.85kgで、こちらより軽いです)
- CPUの性能を最優先する方(HXシリーズを積む機種のほうが上です)
ROG Zephyrus G16(GU606)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU440件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| グラフィックス | PassMark(G3D Mark) | ノートPC向けGPUの最高値で10.0、ミドルクラスで5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=6.0/16GB=7.5/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| ディスプレイ | 解像度・リフレッシュレート・パネル | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
ASUS Storeで売られているRTX 5070 Tiの構成(Core Ultra 9 386H・RTX 5070 Ti Laptop GPU・32GB・1TB)で評価しています。
グラフィックスのRTX 5070 Ti Laptop GPUは当サイトの比較表で22,470。RTX 5070(19,118)とRTX 5080(26,281)の間に入ります。
CPUのCore Ultra 9 386HはPassMark 35,924で、ノートPC向けCPU440件の中央値(14,544)の2.5倍です。
ディスプレイは16型の有機EL・240Hzで10.0です。GU606はどの構成でも同じ画面なので、ここは共通です。
ゲーミングノートPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、遊びたいゲームと設定によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | グラフィックボード | |
| 初級者 | Intel Core i5〜i7 Intel Core Ultra 5 AMD Ryzen 5〜7 | 16GB | RTX 3050以上 RTX 4050以上 RTX 5050以上 |
| 中級者 | Intel Core i7 Intel Core Ultra 7 AMD Ryzen 7 | 16GB〜32GB | RTX 3060以上 RTX 4060以上 RTX 5060以上 |
| 上級者 | Intel Core i7〜i9 Intel Core Ultra 7〜9 AMD Ryzen 7〜9 | 32GB | RTX 4070以上 RTX 5070以上 |
| 超上級者 | Intel Core i9 Intel Core Ultra 9 AMD Ryzen 9 | 32GB以上 | RTX 4080以上 RTX 5080以上 |
この構成は表の上級者の行に当てはまります。RTX 5070 Ti Laptop GPUとメモリ32GBなので、重いタイトルも設定を調整すれば快適に動きます。超上級者の行を狙うなら、同じGU606のRTX 5080・5090の構成が候補になります。
ROG Zephyrus G16(GU606)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| 筐体 | 16型ゲーミングノートPC |
| OS | Windows 11 Home |
| CPU | インテル Core Ultra 9 プロセッサー 386H(16コア16スレッド) |
| グラフィックス | GeForce RTX 5070 Ti Laptop GPU(12GB GDDR7) 最大140W |
| AI機能 | インテル AI Boost(NPU 最大50 TOPS) |
| メモリ | 32GB(LPDDR5X-8533) 基板直付けで増設不可 |
| ストレージ | 1TB(PCI Express 4.0 x4接続 NVMe/M.2) |
| ディスプレイ | 16.0型 有機EL(ROG Nebula HDR Display) リフレッシュレート:240Hz 反射防止(AR)対応 |
| 冷却 | ベイパーチャンバー Tri-Fanテクノロジー 液体金属サーマルコンパウンド (構成により異なる) |
| 入出力 | Thunderbolt 4(Type-C)×1 USB3.2 Gen2(Type-C・PD対応)×1 USB3.2 Gen2(Type-A)×2 HDMI×1 SDカードリーダー(SDXC)×1 コンボジャック×1 |
| 無線 | Wi-Fi 7(802.11be)/Bluetooth 6.0 |
| カメラ | 207万画素赤外線カメラ(Windows Hello顔認証対応) |
| サウンド | 6スピーカー(2W×2、1W×4)、アレイマイク内蔵 |
| バッテリー | リチウムポリマー(4セル/90Wh) |
| 消費電力 | 最大約250W |
| サイズ | 幅354×奥行き246×高さ14.9〜17.9mm |
| 重量 | 約1.95kg |
RTX 5070 Tiを最大140Wで動かす
| GPU | ビデオメモリ | PassMark(G3D Mark) |
| RTX 5070 Laptop GPU | 8GB GDDR7 | 19,118 |
| RTX 5070 Ti Laptop GPU | 12GB GDDR7 | 22,470 |
| RTX 5080 Laptop GPU | 16GB GDDR7 | 26,281 |
| RTX 5090 Laptop GPU | 24GB GDDR7 | 28,373 |
この構成のGPUはRTX 5070 Ti Laptop GPUで、ビデオメモリは12GB GDDR7です。ASUS Storeの表記では最大140Wです。
同じGU606でも、RTX 5070の構成は最大115Wです。GPUの型番だけでなく電力の枠も上がるので、差は数値以上に出ます。
当サイトの比較表ではRTX 5070 Ti Laptop GPUが22,470。RTX 5070(19,118)とRTX 5080(26,281)の間です。16型の有機EL・240Hzという画面に対して、釣り合いが取りやすいのはこのあたりからです。
ビデオメモリが12GBあるのも効きます。高い解像度でテクスチャを多く読む使い方だと、8GBでは足りない場面が出ます。
GPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
CPUはCore Ultra 9 386H
| CPU | コア数 | スレッド数 | クロック(最大) | NPU | PassMark |
| Core Ultra 9 386H | 16コア | 16スレッド | 4.9GHz | 最大50 TOPS | 35,924 |
CPUはCore Ultra 9 386H。GU606はどの構成もこのCPUです。16コア16スレッドで、NPUは最大50 TOPSです。
PassMarkは35,924で、ノートPC向けCPU440件の中央値(14,544)の2.5倍です。HXシリーズを積む厚い機種(5万〜6万)には届きませんが、薄い筐体に収める前提としては十分です。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
画面は16型の有機EL・240Hz
ディスプレイは16.0型の有機ELで、リフレッシュレートは240Hzです。ASUSが「ROG Nebula HDR Display」と呼ぶパネルで、反射防止(AR)にも対応します。
当サイトの換算では10.0。解像度・リフレッシュレート・パネルの3つがそろっています。
GU606はRTX 5070から5090までどの構成でも同じ画面です。画面で選ぶ理由がない代わりに、GPUの選び方がそのまま満足度に効いてきます。
ASUSの製品ページでは、Nebula HDRエンジンとHDRキャリブレーション、Dolby Vision対応を挙げています。
約1.95kg・厚さ14.9mmから
重量は約1.95kg、厚さは14.9〜17.9mmです。16型のゲーミングノートPCとしては軽い部類に入ります。
RTX 5070の構成だけは約1.85kg・最厚部16.4mmで、ひとまわり薄く軽くなります。GPUを上げると厚みと重さが増える設計です。
ACアダプターは最大約250Wです。筐体が薄くても電源まわりは相応の大きさになります。
冷却はベイパーチャンバーとTri-Fan
冷却はベイパーチャンバー、Tri-Fanテクノロジー、液体金属のグリス、新設計の通気孔を組み合わせたものです。ASUSは「品番によって異なる」と注記しています。
軽い作業のときはファンを止める0dBアンビエントクーリングに対応します。サイレントモードでは日常的な作業の間、ファンが止まります。
GPUを最大140Wで動かす構成なので、冷却の効きは実使用での伸びにそのまま関わってきます。
端子はThunderbolt 4とフルサイズSD
端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| Thunderbolt 4(Type-C) | 1 |
| USB3.2 Gen2(Type-C・Power Delivery対応) | 1 |
| USB3.2 Gen2(Type-A) | 2 |
| HDMI | 1 |
| SDカードリーダー(SDXC) | 1 |
| マイク/ヘッドホン・コンボジャック | 1 |
Type-Cは2つで、片方がThunderbolt 4、もう片方がUSB3.2 Gen2(Power Delivery対応)です。カードリーダーはSDXC対応のフルサイズです。
有線LANの端子はありません。無線はWi-Fi 7とBluetooth 6.0です。
カメラは207万画素の赤外線カメラで、Windows Helloの顔認証が使えます。スピーカーは6基です。
GU606の構成は4つ
ASUSの仕様表に載っているGU606の構成は以下の4つです。
| 構成 | グラフィックス | メモリ | 重量 |
| GU606AX-U9R5090G | RTX 5090 Laptop(24GB) | 64GB | 約1.95kg |
| GU606AW-U9R5080G | RTX 5080 Laptop(16GB) | 64GB | 約1.95kg |
| GU606AR-U9R5070TIG32G | RTX 5070 Ti Laptop(12GB) | 32GB | 約1.95kg |
| GU606AP-U9R5070G | RTX 5070 Laptop(8GB) | 32GB | 約1.85kg |
CPU・ストレージ・画面は共通で、違うのはGPUとメモリ、重量と厚みです。メモリが64GBになるのはRTX 5080と5090の構成です。
ASUS Storeでは構成ごとに別ページで売られています。この記事はRTX 5070 Tiの構成(GU606AR-U9R5070TIG32G)のページを見ています。RTX 5070の構成は別の記事にまとめました。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はASUS公式サイトからご確認お願いします。
まとめ
ROG Zephyrus G16(GU606)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- RTX 5070 Ti Laptop GPU(12GB)を最大140Wで動かせる
- 16型の有機EL・240Hzで約1.95kg
- Thunderbolt 4とフルサイズSD、Wi-Fi 7の端子まわり
16型で約1.95kgのゲーミングノートPCです。画面は有機ELの240Hz、GPUはRTX 5070 Ti Laptop GPUを最大140Wで動かします。画面とGPUの釣り合いという点では、GU606のなかで選びやすい構成です。
注意したいのは、メモリが基板直付けで増設できないこと、有線LANが無いことです。軽さを最優先するならRTX 5070の構成(約1.85kg)、性能を伸ばすならRTX 5080・5090の構成が候補になります。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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