こんにちはマサです。
今回はIdeaPad 5x 2-in-1 Gen 11(14型 Snapdragon)・2-in-1ノートPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
IdeaPadの14型2-in-1で、CPUにSnapdragonを積むARM版です。
NPUは最大80TOPS。Copilot+ PCの要件(40TOPS)の2倍にあたります。
画面は14型 WUXGAの有機ELで、400nit・100% DCI-P3・DisplayHDR True Black 500。2-in-1なのでタッチとペンにも対応します。
重量は約1.404kgです。
IdeaPad 5x 2-in-1 Gen 11(14型 Snapdragon)の評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| 処理性能 | CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や開発、Web会議の快適さ |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 入力・画面 | キーボードの打ちやすさ、ポインティングデバイス、ディスプレイの見やすさ |
| デザイン・堅牢性 | 外観、筐体の素材、堅牢性試験への対応 |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- 手書きメモやイラストを描く方(ペン対応)
- Copilot+ PCの機能を使いたい方(NPU 最大80TOPS)
- 色の正確さが要る方(100% DCI-P3の有機EL)
- 外で長く使う方(Snapdragonの省電力性)
向かない人
- Windowsソフトの互換性を優先する方(ARMです)
- CPUの数値で比較したい方(PassMarkに登録がありません)
- バッテリー容量を確認してから買いたい方(公式に記載がありません)
- メモリを32GBにしたい方(16GBです)
IdeaPad 5x 2-in-1 Gen 11(14型 Snapdragon)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| NPU | AIアクセラレーターの処理性能(TOPS) | 40TOPS(Copilot+ PCの要件)=6.0/80TOPS=10.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0 |
| ディスプレイ | 解像度・パネル・リフレッシュレート | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| 画面サイズ | ディスプレイの対角サイズ | 13型=5.0/15型=7.0/17型=9.0 |
| 携帯性 | 本体の重量 | 0.8kg=10.0/1.2kg=8.0/1.6kg=6.0/2.0kg=4.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
直販で確認できた最上位の構成で評価したものです。
このチャートにはCPUとバッテリーの軸がありません。CPUはSnapdragon X2 Plus X2P-42-100がPassMarkに登録されておらず、バッテリーはレノボの日本語ページに容量(Wh)の記載がないためです。推測で埋めるより、外して出すほうが誠実だと考えました。代わりに「NPU」と「画面サイズ」を入れています。
NPUの10.0は最大80TOPSによるもの。この数値は、同じX2P-42-100を積むThinkPad T14s Gen 7の仕様書の記載です。
ディスプレイの8.0は14型 WUXGA(1920×1200)の有機EL・400nit・100% DCI-P3・DisplayHDR True Black 500によるもの。
携帯性の7.0は約1.404kgによるもの。2-in-1はヒンジのぶん重くなります。
メモリの7.0は16GB、ストレージの8.5は1TB、画面サイズの6.0は14型によるものです。
2-in-1ノートPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | ストレージ | |
| Web・動画視聴・文書作成が中心 | Intel Core 3〜5 AMD Ryzen AI 5 | 16GB | 256GB以上 |
| 学習・資料作成・手書きメモが多い | Intel Core 5〜7 Intel Core Ultra 5 AMD Ryzen AI 7 | 16GB | 512GB以上 |
| イラストや写真編集もする | Intel Core Ultra 7 AMD Ryzen AI 7以上 | 16GB〜32GB | 512GB以上 |
| 本格的な動画編集・開発をする | Intel Core Ultra 7以上 | 32GB以上 | 1TB以上 |
この機種は表の上から3行目まで対応できます。ただしARMなので、使うソフトが動くかどうかを先に確認してください。
IdeaPad 5x 2-in-1 Gen 11(14型 Snapdragon)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| OS | Windows 11 Home 64bit(日本語版) |
| CPU | Snapdragon X2 Plus X2P-42-100 NPU 最大80TOPS ※同じ型番を積むThinkPad T14s Gen 7の仕様書の記載です |
| メモリ | 16GB ※レノボの日本語ページにスロット数と規格の記載はありません |
| ストレージ | 1TB/512GB SSD(PCIe NVMe/M.2) ※選択可能 |
| グラフィックス | CPU内蔵(Qualcomm Adreno GPU) |
| ディスプレイ | 14型 WUXGA 有機EL(1920×1200)16:10 400nit・60Hz・100% DCI-P3・DisplayHDR True Black 500 TÜV低ブルーライト・マルチタッチ対応 |
| 形の切り替え | ノートPC/タブレット/テント/スタンド(360度ヒンジ) |
| ペン | 対応(レノボはLenovo Pen Gen 2/AES 3.0を案内) ※同梱の記載はレノボの日本語ページにありません |
| キーボード | JIS配列・バックライト付き マルチタッチパッド ※テンキーはありません |
| カードスロット | microSDメディアカードリーダー |
| 本体寸法 | 約 311.6 × 224.9 × 17.4mm(最薄部) |
| 重量 | 約1.404kg |
| バッテリー | Rapid Charge Boost対応(15分の充電で最大2時間) ※容量(Wh)と駆動時間はレノボの日本語ページに掲載がありません |
| カラー | ルナグレー |
4つの形で使える

360度ヒンジなので、画面を折り返して4つの形で使えます。
| 形 | 使いどころ |
| ノートPCモード | 文書作成やメール。通常のクラムシェル |
| タブレットモード | 手書きメモやイラスト。画面を360度折り返す |
| テントモード | 動画視聴や発表。逆V字に立てる |
| スタンドモード | 狭い机での作業。キーボードを伏せる |
キーボードを使う作業はノートPCモード、手書きは画面を倒してタブレットモードという具合に、作業に合わせて変えられます。
ペンはLenovo Pen Gen 2(AES 3.0)に対応します。レノボは「独自の電子回路とバッテリーを搭載したアクティブペン」「高い精度、筆圧感知、パームリジェクションに対応」と案内しています。同梱かどうかは日本語ページに記載がありません。
重量は約1.404kgで、同じ14型の2-in-1(5i/5aは約1.54kg)より140g軽くなります。
処理性能とAI機能
CPUはSnapdragon X2 Plus X2P-42-100の1種類だけです。
この型番はPassMarkに登録がないため、当サイトの比較表には載せていません。CPUの数値で他機種と比べることはできないので、購入前に実機のレビューを探すことをおすすめします。
NPUは最大80TOPSです。Copilot+ PCの要件(40TOPS)の2倍にあたります。この数値は、同じX2P-42-100を積むThinkPad T14s Gen 7の仕様書に記載があるものです。
レノボは「Snapdragonの高い電力効率により、電源につながなくても長時間使用でき、さらにRapid Charge Boostならわずか15分の充電で最大2時間の使用が可能」と案内しています。
注意したいのはソフトの互換性です。ARM版Windowsなので、x86向けのアプリはエミュレーションで動きます。業務で使う特定のソフトやドライバーがある場合は、先に対応状況を確認してください。
同じ14型のIntel版と比べると、以下のようになります。
| 項目 | 5x 2-in-1 14型(本機) | 5i 2-in-1 14型 Core Ultra |
| CPU | Snapdragon X2 Plus(ARM) | Core Ultra 7 355(x86) |
| NPU | 最大80TOPS | 最大49TOPS |
| 画面 | WUXGA 有機EL・100% DCI-P3 | WUXGA IPS(色域の記載なし) |
| メモリ | 16GB | 16GB/32GB |
| バッテリー | 公式に記載なし | 60Wh |
| 重量 | 約1.404kg | 約1.54kg |
NPU・画面・重量はこちら、互換性とメモリの上限、バッテリー情報の明確さはIntel版が上です。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
ディスプレイ
14型 WUXGA(1920×1200)の有機ELです。400nit・100% DCI-P3・DisplayHDR True Black 500・16:10という仕様で、マルチタッチに対応します。
色域が100% DCI-P3と明記されている点が重要です。同じ14型の5i/5a 2-in-1は色域の記載がないので、ここははっきりした差になります。
有機ELなので黒が沈み、コントラストが高く出ます。ペンで描くときの見え方にも効きます。
リフレッシュレートは60Hzです。TÜVの低ブルーライト認証も取っています。
選択肢はこの1種類だけです。
入出力端子
端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| USB Type-C(USB 10Gbps/USB 3.2 Gen2・USB PD・DP Alt Mode) | 2 |
| USB-A(USB 5Gbps) | 1 |
| USB-A(USB 5Gbps・Always On) | 1 |
| HDMI | 1 |
| microSDメディアカードリーダー | 1 |
| マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック | 1 |
| 有線LAN(RJ-45) | 0 |
USB Type-Cは2つで、どちらもUSB 10Gbps(USB 3.2 Gen2)・USB PD・DP Alt Mode対応です。左右どちらからでも充電と映像出力ができます。
USB Type-Aが2つ(うち1つはAlways On)とHDMI、microSDメディアカードリーダーも備えます。
同じ14型の5i 2-in-1(USB 5Gbps)より速い規格です。
有線LANの端子はありません。
キーボードと筐体

JIS配列のキーボードで、バックライトが付きます。14型なのでテンキーはありません。
ポインティングデバイスはマルチタッチパッドです。
本体寸法は約311.6×224.9×17.4mm(最薄部)。同じ14型の5i/5a 2-in-1と共通の筐体です。
本体カラーはルナグレーです。
カメラの仕様と指紋センサーの有無は、レノボの日本語ページに記載がありません。
バッテリーとメモリ

バッテリー容量(Wh)と駆動時間は、レノボの日本語ページに掲載がありません。
同じ筐体の5i/5a 2-in-1 14型はいずれも60Whなので同程度と考えるのが自然ですが、確定した情報ではありません。
レノボはRapid Charge Boostで15分の充電から最大2時間使えると案内しています。
メモリは16GBです。スロット数と規格の記載もありません。ARMのプラットフォームは一般にオンボードが多いので、増設前提では考えないほうが安全です。
ストレージは512GBと1TBから選べます。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

IdeaPad 5x 2-in-1 Gen 11(14型 Snapdragon)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- NPU 最大80TOPS。Copilot+ PCの要件の2倍
- 14型 WUXGA 有機EL・400nit・100% DCI-P3
- ARMのため互換性の確認が必要。メモリは16GB
手書きを使いながらAI機能と画面の色も取りたい方に向いた機種です。NPU 80TOPSと100% DCI-P3の有機ELを約1.404kgに収めています。
弱いのは互換性と公開情報の少なさです。ARM版Windowsなので使うソフトを先に確認する必要があり、バッテリー容量も公式に記載がありません。
互換性を取るなら、同じ14型のIdeaPad 5i 2-in-1 Gen 11(Core Ultra)という選択肢があります。32GBまで積めて60Whと明記されていますが、画面の色域は公表されていません。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




コメント