こんにちはマサです。
今回はIdeaPad Slim 3i Gen 11(14型 Core Ultra)・スタンダードノートPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
IdeaPad Slim 3iの14型で、Core Ultra シリーズ3を積む構成です。
バッテリーは60Whrで、動画再生が約23.3時間。この価格帯では群を抜いて長い駆動時間です。
NPUは最大49TOPSで、Copilot+ PCに対応します。
ただしメモリは16GB固定(1スロット・空きなし)で、増設の余地がありません。
IdeaPad Slim 3i Gen 11(14型 Core Ultra)の評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| 処理性能 | CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や開発、Web会議の快適さ |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 入力・画面 | キーボードの打ちやすさ、ポインティングデバイス、ディスプレイの見やすさ |
| デザイン・堅牢性 | 外観、筐体の素材、堅牢性試験への対応 |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- 外で長く使う方(動画再生 約23.3時間)
- Copilot+ PCの機能を使いたい方(NPU 最大49TOPS)
- 14型で1.5kgを切る機種を探している方
- 学習や事務作業が中心の方
向かない人
- メモリを増設したい方(16GB・1スロット空きなし)
- 高解像度の画面が欲しい方(WUXGAのみです)
- 指紋認証を使いたい方(搭載しません)
- 有線LANを本体の端子でつなぎたい方
IdeaPad Slim 3i Gen 11(14型 Core Ultra)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU426件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| ディスプレイ | 解像度・パネル・リフレッシュレート | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
| 携帯性 | 本体の重量 | 0.8kg=10.0/1.2kg=8.0/1.6kg=6.0/2.0kg=4.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
仕様書に載っている構成で評価したものです。
バッテリーの6.0は60Whrによるもの。この換算は容量だけを見るので、実際の駆動時間(動画再生 約23.3時間)は数値に反映されていません。
CPUの6.1は8コア8スレッドのCore Ultra 7 355によるもの。省電力に振ったシリーズです。
メモリの7.0は16GB、ストレージの7.0は512GBによるもの。どちらも増やせません。
ディスプレイの6.0は14.0型 WUXGA(1920×1200)のIPS液晶によるもの。
携帯性の6.9は約1.43kgによるもの。14型としては標準的です。
スタンダードノートPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | ストレージ | |
| Web・動画視聴・文書作成が中心 | Intel Core 3〜5 AMD Ryzen 5 | 8GB〜16GB | 256GB以上 |
| 学習・表計算・資料作成が多い | Intel Core 5〜7 Intel Core Ultra 5 AMD Ryzen 7 | 16GB | 512GB以上 |
| 写真編集・軽い動画編集をする | Intel Core Ultra 5〜7 | 16GB〜32GB | 512GB以上 |
| 本格的な動画編集・開発をする | Intel Core Ultra 7以上 | 32GB以上 | 1TB以上 |
この機種は表の上から2行目まで対応できます。メモリが16GB固定なので、写真編集や動画編集を日常的にやるなら別の機種を見たほうが安全です。
IdeaPad Slim 3i Gen 11(14型 Core Ultra)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| OS | Windows 11 Home 64bit(日本語版) |
| CPU | インテル Core Ultra 7 プロセッサー 355(8コア・2.30GHz/ターボブースト時 4.70GHz・NPU 最大49TOPS) インテル Core Ultra 5 プロセッサー 322(6コア・2.50GHz/ターボブースト時 4.40GHz・NPU 最大46TOPS) ※モデルにより異なります |
| メモリ | DDR5-5600 SODIMM 16GB(16GB×1) 最大16GB ※スロット数1(空0)。出荷時の容量は変更できません |
| ストレージ | 512GB SSD(PCIe NVMe/M.2) |
| グラフィックス | CPU内蔵(インテル グラフィックス) |
| ディスプレイ | 14.0型 WUXGA IPS液晶(1920×1200)約1,677万色・16:10・光沢なし |
| キーボード | 84キー JIS配列(Fnキー・Windowsキー・Copilotキー付き) マルチタッチパッド |
| カメラ | FHD 1080pカメラ+IRカメラ(プライバシーシャッター付き) |
| 指紋センサー | 搭載しません |
| オーディオ | ステレオスピーカー(2.0W×2)・Dolby Audio対応 デジタルアレイマイクロホン |
| カードスロット | SDカードリーダー |
| 無線 | Wi-Fi 6対応(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n) Bluetooth 5.3 有線LANには対応しません |
| 本体寸法 | 約 314.4 × 222.1 × 16.9mm(最薄部) |
| 重量 | 約1.43kg |
| バッテリー | 固定式 3セル 60Whr 動画再生時 約23.3時間・アイドル時 約24.1時間(JEITA 3.0) 充電時間 約2時間(Rapid Charge Boost対応) |
| カラー | ルナグレー |
処理性能
CPUはCore Ultra シリーズ3から2種類です。モデルによって載るものが変わります。
- インテル Core Ultra 7 355:8コア8スレッド(20,173・NPU 最大49TOPS)
- インテル Core Ultra 5 322:6コア6スレッド(14,823・NPU 最大46TOPS)
上と下では36%ほどの差があります。Core Ultra 5 322は6コア6スレッドなので、学習や事務作業に絞った用途向けです。
どちらもNPUが40TOPSを超えるので、Copilot+ PCの条件を満たします。この価格帯でローカル処理のAI機能が使えるのは利点です。
グラフィックスはCPU内蔵のインテル グラフィックスです。
同じシリーズのCore 5版と比べると、以下のようになります。
| 項目 | 14型 Core Ultra(本機) | 14型 Core 5 |
| CPU | Core Ultra 7 355/Core Ultra 5 322 | Core 5 315 |
| NPU | 最大49TOPS/46TOPS(Copilot+ PC対応) | 最大15TOPS |
| バッテリー | 60Whr(動画再生 約23.3時間) | 50Whr(動画再生 約12.8時間) |
| メモリ | 16GB(1スロット・空0) | 同じ |
| 重量 | 約1.43kg | 約1.39kg |
CPU・NPU・バッテリーはこちらが上、重量だけCore 5版が40g軽くなります。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
ディスプレイ

14.0型 WUXGA(1920×1200)のIPS液晶です。選択肢はこれだけになります。
約1,677万色・16:10・光沢なしという仕様です。
色域と輝度はレノボ公式の仕様に記載がないため、色を厳密に見る作業には向かないと考えたほうが安全です。
2.8Kや有機ELは選べません。タッチパネルの設定もありません。
16:10なので、縦方向の表示量は16:9の画面より多くなります。
バッテリーと携帯性

バッテリーは60Whrで、動画再生時は約23.3時間、アイドル時は約24.1時間(JEITA 3.0)です。
同じシリーズのCore 5版(50Whr・約12.8時間)の2倍近い数値で、容量差だけでは説明できない開きがあります。省電力に振ったCore Ultra シリーズ3の効き方が出ています。
充電時間は約2時間で、Rapid Charge Boostに対応します。
重量は約1.43kgです。本体の厚みは最薄部で16.9mmです。
ACアダプターは65Wで、本体約220g・コード約110gです。
メモリと拡張性

メモリは16GBで、スロットは1つ。すでに16GBのモジュールで埋まっています。上限も16GBなので、あとから増やす道はありません。
仕様書にも「出荷時のメモリ容量を変更することはできません」と明記されています。
ストレージは512GBのPCIe NVMe SSDです。
16GBで足りるかを買う前に決める必要があります。ブラウザのタブとオフィスアプリ中心なら問題ありませんが、写真や動画を扱うなら窮屈になります。
入出力端子

端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| USB Type-C(USB 5Gbps/USB PD・DP Alt Mode対応) | 1 |
| USB-A(USB 5Gbps) | 2 |
| HDMI | 1 |
| SDカードリーダー | 1 |
| マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック | 1 |
| 電源コネクター(丸型) | 1 |
| 有線LAN(RJ-45) | 0 |
USB Type-Cは1つだけです。USB PDとDP Alt Modeに対応するので充電と映像出力はできますが、ドックと充電を同時に使う構成は組みにくくなります。
そのかわり充電用の丸形コネクターが別に用意されているので、Type-Cを塞がずに充電できます。
USB Type-Aが2つとHDMI、SDカードリーダーも備えます。有線LANの端子はありません。
無線はWi-Fi 6とBluetooth 5.3です。Wi-Fi 7には対応しません。
キーボードと筐体

84キーのJIS配列です。14型なのでテンキーはありません。Copilotキーが付きます。
ポインティングデバイスはマルチタッチパッドです。
指紋センサーは搭載しません。そのかわりIRカメラを備えるので、Windows Helloの顔認証でサインインできます。
カメラはFHD 1080p+IRカメラで、プライバシーシャッター付きです。
オーディオはステレオスピーカー(2.0W×2)とDolby Audio、マイクはデジタルアレイマイクロホンです。本体カラーはルナグレーです。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

IdeaPad Slim 3i Gen 11(14型 Core Ultra)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- 60Whrで動画再生 約23.3時間。同クラスでは長いほう
- NPU 最大49TOPSでCopilot+ PC対応
- メモリは16GB固定(1スロット・空きなし)
学習や事務作業が中心で、外で長く使う方に向いた機種です。動画再生 約23.3時間とCopilot+ PC対応を、この価格帯で両立しています。
弱いのは拡張性です。メモリは16GBで1スロットが埋まっており、増やす道がありません。USB Type-Cも1つだけです。
価格を下げたいなら、同じシリーズのCore 5版という選択肢があります。ただしNPUは15TOPSで、駆動時間も約12.8時間になります。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




コメント