こんにちはマサです。
今回はThinkPad E16 Gen 4 IWL(16型 Intel)・ビジネス向けノートPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
ThinkPad E16 Gen 4のうち、Core Ultra ではないIntel CPUを積む「IWL」と呼ばれる構成です。
CPUはCore 7/Core 5/Core 3 の6種類。NPUは最大15〜17TOPSで、Copilot+ PCの要件(40TOPS以上)には届きません。
メモリスロットは1つで、上限は32GBです。画面はWUXGA(1920×1200)のみになります。
そのぶん上位パネルは100% sRGBに対応し、テンキー付きの110キー・キーボードを備えます。
ThinkPad E16 Gen 4 IWL(16型 Intel)の評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| 処理性能 | CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や開発、Web会議の快適さ |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 入力・画面 | キーボードの打ちやすさ、ポインティングデバイス、ディスプレイの見やすさ |
| デザイン・堅牢性 | 外観、筐体の素材、堅牢性試験への対応 |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- 費用をできるだけ抑えたい方
- 16型の画面でテンキーも使いたい方
- 文書作成とWeb会議が主な用途の方
- Thunderbolt 4を2つ使いたい方
向かない人
- 処理の重い作業をする方(6コアまでです)
- メモリを後から大きく増やしたい方(1スロットです)
- 高解像度の画面が欲しい方(WUXGAのみです)
- Copilot+ PCのNPUを使いたい方(非対応です)
ThinkPad E16 Gen 4 IWL(16型 Intel)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU422件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| ディスプレイ | 解像度・パネル・リフレッシュレート | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
| 携帯性 | 本体の重量 | 0.8kg=10.0/1.2kg=8.0/1.6kg=6.0/2.0kg=4.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
カスタマイズで選べる最上位の構成で評価したものです。
CPUの5.3は6コアのCore 7 360によるもの。ノートPC向けCPU422件の中央値(14,657)を少し上回る水準です。
ディスプレイの6.0は16.0型 WUXGA(1920×1200)の液晶によるもの。上位パネルは100% sRGBですが、解像度の選択肢はこれ1つだけです。
メモリの9.0は32GBによるもの。ただしスロットは1つなので、32GBを超える構成はできません。
携帯性の5.5は約1.71kgによるもの。E16 Gen 4の3構成でいちばん重い数値です。
ビジネスノートPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | ストレージ | |
| 文書作成・Web会議が中心 | Intel Core Ultra 5 | 16GB | 256GB以上 |
| 表計算や資料作成が多い | Intel Core Ultra 5〜7 | 16GB〜32GB | 512GB以上 |
| 開発・画像編集もする | Intel Core Ultra 7 | 32GB | 1TB以上 |
| 動画編集や大きなデータを扱う | Intel Core Ultra 7〜9 Intel Core Ultra X7〜X9 | 32GB〜64GB | 1TB以上 |
この機種は表の上から2行目まで対応できます。6コアまでのCPUなので、開発や画像編集のような重い作業には向きません。
ThinkPad E16 Gen 4 IWL(16型 Intel)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| OS | Windows 11 Pro 64bit ほか ※選択可能 |
| CPU | インテル Core 7 プロセッサー 360/350(6コア) インテル Core 5 プロセッサー 330/320/315(6コア) インテル Core 3 プロセッサー 304(5コア) ※選択可能 |
| NPU | CPU内蔵(最大15〜17TOPS) ※CPUにより異なります |
| メモリ | DDR5 SODIMM 8GB/16GB/24GB/32GB 最大32GB ※スロット数1 |
| ストレージ | 256GB/512GB/1TB SSD ※選択可能 |
| グラフィックス | CPU内蔵(インテル グラフィックス) |
| ディスプレイ | 16.0型 WUXGA IPS液晶(1920×1200)100% sRGB・マルチタッチ対応(10点) 16.0型 WUXGA IPS液晶(1920×1200) ※選択可能。いずれも光沢なし |
| キーボード | 6列110キー JIS配列(テンキー付き) TrackPoint + 3ボタンクリックパッド ※バックライト付きも選択可能 |
| カメラ | 5MP/FHD 1080p+IR ハイブリッド/HD 720p いずれもプライバシーシャッター付き ※選択可能 |
| 無線 | Wi-Fi 7/Wi-Fi 6E ※選択可能 Bluetooth 6.0 WWANには対応しません |
| 本体寸法 | 約 356 × 249 × 10.1(前端)〜17.05(後端)/21.15mm(最厚部) |
| 重量 | 約1.71kg〜 |
| バッテリー | 64Whr(4セル)/48Whr(3セル) ※選択可能 動画再生 最大 約16.9時間/アイドル時 約27.8時間/JEITA 3.0 |
| カラー | ブラック |
処理性能
CPUはCore 7/Core 5/Core 3 シリーズから6種類です。Core Ultra ではないので、NPUの性能は控えめです。
- Core 7 360(16,071)/350(15,127):6コア
- Core 5 330(14,756)/320(15,424)/315(14,591):6コア
- Core 3 304(12,294):5コア
6種類ありますが、いちばん上と下の差は3割ほどです。どれを選んでも用途は文書作成・表計算・Web会議の範囲になります。
なお型番の順と数値の順は一致しません。Core 5 320はCore 5 330より上の数値になります。
同じE16 Gen 4のCore Ultra 版と比べると、以下のようになります。
| 項目 | E16 Gen 4 IWL(本機) | E16 Gen 4 Intel |
| CPU | Core 7/5/3 シリーズ(6種類) | Core Ultra シリーズ2(5種類) |
| 最上位CPU | Core 7 360(6コア) | Core Ultra 7 356H(16コア) |
| NPU | 最大15〜17TOPS | 最大49TOPS |
| メモリスロット | 1(最大32GB) | 2(最大32GB) |
| 画面の選択肢 | WUXGA のみ(上位は100% sRGB) | WQXGA / WUXGA |
| 端子 | 同じ構成 | 同じ構成 |
| 重量 | 約1.71kg〜 | 約1.63kg〜 |
処理性能・メモリスロット・画面の選択肢・重量は、いずれもCore Ultra 版のほうが上です。端子の構成だけが同じになります。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
ディスプレイ

16.0型 WUXGA(1920×1200)が2種類です。色域とタッチ対応が違います。
- WUXGA IPS液晶(1920×1200)100% sRGB・マルチタッチ対応(10点)
- WUXGA IPS液晶(1920×1200)
上位パネルは100% sRGBに対応します。Core Ultra 版のWQXGAには色域の記載がないので、色の面ではこちらが有利な場面もあります。
ただし解像度はWUXGAのみです。16型でこの解像度なので、文字やアイコンは大きめに表示されます。
いずれも光沢なしです。有機ELは選べません。
メモリと拡張性

メモリはDDR5のSODIMMで、8GB・16GB・24GB・32GBから選べます。
ただしスロットは1つだけです。Core Ultra 版は2スロットなので、ここは明確に下がる点です。
1スロット構成なのでシングルチャネル動作になり、内蔵グラフィックスの性能にも影響します。
最大32GBまでなので、1枚を32GBに交換すれば上限に届きます。ストレージは256GBから1TBまでです。
入出力端子
端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| Thunderbolt 4(USB4/USB PD/DisplayPort Alt Mode) | 2 |
| USB-A(USB 10Gbps・USB 3.2 Gen2/Always On) | 1 |
| USB-A(USB 5Gbps・USB 3.2 Gen1) | 1 |
| HDMI | 1 |
| 有線LAN(RJ-45) | 1 |
| マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック | 1 |
端子の数と種類はCore Ultra 版と同じです。Thunderbolt 4が2つあるので、ドック1本での運用もできます。
USB Type-Aは2つ。片方はAlways On対応なので、スリープ中でもスマートフォンを充電できます。
有線LANとHDMIも本体に備えます。WWANには対応しません。
バッテリーと携帯性

重量は約1.71kgからです。Core Ultra 版より80gほど重くなります。
バッテリーは64Whrと48Whrから選べます。レノボの計測では最大で動画再生 約16.9時間、アイドル時 約27.8時間とされています。
レノボの仕様書では、Core 7 350・64Whrの構成で動画再生 約15.6時間と公表されています。
本体の厚みは前端が10.1mm、後端が17.05mm、最厚部で21.15mmです。寸法はCore Ultra 版と共通です。
キーボードと筐体

6列110キーのJIS配列で、テンキーが付きます。数字入力の多い仕事では効きます。
TrackPointと3ボタンクリックパッドを備えます。バックライトは標準ではなく、カスタマイズで選ぶ形です。指紋センサーも選択できます。
カメラは5MP、FHD 1080p+IR ハイブリッド、HD 720pから選べます。いずれもプライバシーシャッター付きです。
オーディオはDolby Atmosに対応します。
セキュリティはTPM 2.0、各種パスワード、ケーブルロックスロットに対応します。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

ThinkPad E16 Gen 4 IWL(16型 Intel)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- Core Ultra ではないCore 7/5/3 を積む廉価構成
- メモリスロットは1つで最大32GB。画面はWUXGAのみ
- 上位パネルは100% sRGB。110キーでテンキー付き
16型とテンキーを、費用を抑えて手に入れたい方に向いた構成です。端子の数はCore Ultra 版と同じで、上位パネルは100% sRGBに対応します。
弱いのは処理性能とメモリです。6コアまでのCPU、1スロットで32GBという構成なので、使い方の幅は狭くなります。
処理性能や解像度を取るなら、同じ筐体のThinkPad E16 Gen 4(16型 Intel)という選択肢があります。16コアのCPUとWQXGAが選べます。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




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