こんにちはマサです。
今回はThinkPad E14 Gen 6(14型 AMD)・ビジネス向けノートPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
ThinkPad E14の2世代前にあたる14型AMD版です。最新のGen 7・Gen 8と併売されています。
メモリは2スロットで64GBまで積めます。E14の14型でここまで伸びるのは、この世代と最新のGen 8 AMDだけです。
画面は14.0型 2.2K(2240×1400)が選べます。Gen 7のAMD版にはない解像度です。
CPUはRyzen 7000シリーズで、NPUはありません。
ThinkPad E14 Gen 6(14型 AMD)の評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| 処理性能 | CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や開発、Web会議の快適さ |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 入力・画面 | キーボードの打ちやすさ、ポインティングデバイス、ディスプレイの見やすさ |
| デザイン・堅牢性 | 外観、筐体の素材、堅牢性試験への対応 |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- メモリを64GBまで積みたい方
- 世代を落として価格を抑えたい方
- WUXGAより少し高い解像度が欲しい方
- 有線LANポートが必要な方
向かない人
- Copilot+ PCのNPUを使いたい方(NPUがありません)
- Thunderboltの周辺機器を使う方(非対応です)
- Wi-Fi 7が必要な方(Wi-Fi 6Eまでです)
- 軽さを優先する方(約1.44kg〜)
ThinkPad E14 Gen 6(14型 AMD)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU426件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| ディスプレイ | 解像度・パネル・リフレッシュレート | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
| 携帯性 | 本体の重量 | 0.8kg=10.0/1.2kg=8.0/1.6kg=6.0/2.0kg=4.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
カスタマイズで選べる最上位の構成で評価したものです。
メモリの10.0は最大64GBによるもの。2世代前の機種ですが、ここは最新のGen 7 AMD(32GB)を上回ります。
CPUの6.4は8コア16スレッドのRyzen 7 7735HSによるもの。HSシリーズなので、同世代のUシリーズより上の数値です。
ディスプレイの7.0は14.0型 2.2K(2240×1400)の液晶によるもの。WUXGAより一段上の解像度です。
バッテリーの5.7は57Whrによるもの。動画再生は約10.2時間とされています。
ビジネスノートPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | ストレージ | |
| 文書作成・Web会議が中心 | Intel Core Ultra 5 | 16GB | 256GB以上 |
| 表計算や資料作成が多い | Intel Core Ultra 5〜7 | 16GB〜32GB | 512GB以上 |
| 開発・画像編集もする | Intel Core Ultra 7 | 32GB | 1TB以上 |
| 動画編集や大きなデータを扱う | Intel Core Ultra 7〜9 Intel Core Ultra X7〜X9 | 32GB〜64GB | 1TB以上 |
この機種は表の上から3行目まで対応できます。8コアのCPUと64GBのメモリまで選べるので、開発や画像編集にも対応できます。
ThinkPad E14 Gen 6(14型 AMD)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| OS | Windows 11 Pro 64bit ほか ※選択可能 |
| CPU | AMD Ryzen 7 7735HS/7735U(8コア16スレッド) AMD Ryzen 5 7535HS/7535U(6コア12スレッド) AMD Ryzen 3 7335U(4コア8スレッド) ※選択可能 |
| メモリ | DDR5 SODIMM 8GB/16GB/32GB 最大64GB ※スロット数2。増設できます |
| ストレージ | 256GB/512GB/1TB SSD ※選択可能 |
| グラフィックス | APU内蔵(AMD Radeon 680M/660M グラフィックス) ※CPUにより異なります |
| ディスプレイ | 14.0型 2.2K IPS液晶(2240×1400)ブルーライト軽減 14.0型 WUXGA IPS液晶(1920×1200)マルチタッチ対応(10点)・ブルーライト軽減 14.0型 WUXGA IPS液晶(1920×1200)ブルーライト軽減 ※選択可能。いずれも光沢なし |
| キーボード | 6列89キー JIS配列 TrackPoint + ThinkPadクリックパッド ※バックライト付きも選択可能 |
| カメラ | FHD 1080p+IR ハイブリッド/FHD 1080p/HD 720p いずれもプライバシーシャッター付き ※選択可能 |
| 無線 | Wi-Fi 6E/Wi-Fi 6 ※選択可能 Bluetooth 5.3 WWANには対応しません |
| 本体寸法 | 約 313 × 219.3 × 17.99mm |
| 重量 | 約1.44kg〜 |
| バッテリー | 57Whr/47Whr(固定式 3セル) ※選択可能 Ryzen 7搭載時 動画再生 約10.2時間/アイドル時 約19時間(57Whr時)/JEITA 3.0 |
| カラー | ブラック |
処理性能
CPUはRyzen 7000シリーズから5種類です。HSシリーズとUシリーズが混ざっています。
- HSシリーズ:Ryzen 7 7735HS(22,161)/Ryzen 5 7535HS(17,545)
- Uシリーズ:Ryzen 7 7735U(20,102)/Ryzen 5 7535U(16,609)/Ryzen 3 7335U(12,367)
HSシリーズのほうが電力枠が大きく、同じコア数でも上の数値になります。
内蔵グラフィックスは7735HS/7735UがRadeon 680M、それ以外が660Mです。
この世代のRyzen 7000シリーズにはNPUがありません。Copilot+ PCには対応しません。
1世代後のGen 7 AMDと比べると、以下のようになります。
| 項目 | E14 Gen 6 AMD(本機) | E14 Gen 7 AMD |
| CPU | Ryzen 7000シリーズ(5種類) | Ryzen 200シリーズ(4種類) |
| 最上位CPU | Ryzen 7 7735HS(8コア16スレッド) | Ryzen 7 250(8コア16スレッド) |
| NPU | なし | 最大16TOPS |
| メモリ上限 | 64GB(2スロット) | 32GB(2スロット) |
| 高解像度パネル | 2.2K(2240×1400) | なし(WUXGAのみ) |
| 無線 | Wi-Fi 6E + BT 5.3 | Wi-Fi 7 + BT 5.4 |
| 重量 | 約1.44kg〜 | 約1.41kg〜 |
CPUの最高値ではGen 7(Ryzen 7 250=25,139)が上ですが、メモリ上限と画面の解像度ではこちらが上です。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
ディスプレイ

14.0型が3種類。上位の1つだけ解像度が違います。
- 2.2K IPS液晶(2240×1400)ブルーライト軽減
- WUXGA IPS液晶(1920×1200)マルチタッチ対応(10点)・ブルーライト軽減
- WUXGA IPS液晶(1920×1200)ブルーライト軽減
2.2Kは2240×1400で、WUXGA(1920×1200)より一段細かい表示になります。Gen 7のAMD版にはない解像度です。
色域と輝度はレノボ公式の仕様に記載がないため、色を厳密に見る仕事には向かないと考えたほうが安全です。
いずれも光沢なしです。有機ELは選べません。
メモリと拡張性

メモリはDDR5のSODIMMで、スロットが2つあります。8GB・16GB・32GBから選べます。
最大64GBまで対応します。2枚とも32GBに交換すれば上限まで増やせます。
オンボードではないので、購入後に自分で増設・交換できます。
ストレージは256GBから1TBまでです。
入出力端子

端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| USB Type-C(USB 3.2 Gen2) | 1 |
| USB Type-C(USB 3.2 Gen1) | 1 |
| USB-A(USB 3.2 Gen2・Powered USB) | 1 |
| USB-A(USB 3.2 Gen1) | 1 |
| HDMI | 1 |
| 有線LAN(RJ-45) | 1 |
| マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック | 1 |
USB4とThunderboltには対応しません。Type-Cは2つありますが、速いほうでもUSB 3.2 Gen2(10Gbps)です。
USB Type-Aは2つ。片方はPowered USBです。
有線LANとHDMIも本体に備えます。WWANには対応しません。
バッテリーと携帯性

重量は約1.44kgからです。Gen 7のAMD版(約1.41kg)より少し重くなります。
バッテリーは57Whrと47Whrから選べます。レノボはCPUごとに数値を分けて公表しており、Ryzen 7では動画再生 約10.2時間、アイドル時 約19時間(57Whr時)とされています。
Ryzen 5では約9.0時間、Ryzen 3では約7.8時間です。CPUを上げるほど持ちが良くなる形になっています。
本体の厚みは17.99mmで、前後で変わらない形状です。Gen 7以降のくさび形とは違います。
キーボードと筐体

6列89キーのJIS配列です。14型なのでテンキーはありません。
TrackPointとThinkPadクリックパッドを備えます。バックライトは標準ではなく、カスタマイズで選ぶ形です。
カメラはFHD 1080p+IR ハイブリッド、FHD 1080p、HD 720pから選べます。いずれもプライバシーシャッター付きです。
オーディオはDolby Atmosに対応し、デジタルマイクとステレオスピーカーを備えます。
セキュリティはTPM 2.0、各種パスワード、ケーブルロックスロットに対応します。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

ThinkPad E14 Gen 6(14型 AMD)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- メモリは2スロットで64GBまで。Gen 7 AMD(32GB)より上
- 14.0型 2.2K(2240×1400)が選べる
- Ryzen 7000世代でNPUなし。USB4・Thunderboltにも非対応
2世代前になったぶん価格を抑えつつ、メモリだけは大きく積みたい方に向いた機種です。64GBまで対応するのは、E14の14型では数少ない構成になります。
弱いのは端子と無線です。USB4・Thunderboltに対応せず、無線もWi-Fi 6Eまでになります。
新しい規格を取るなら、ThinkPad E14 Gen 7(14型 AMD)という選択肢があります。Wi-Fi 7とNPUに対応します。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




コメント