こんにちはマサです。
今回はThinkPad X13 Detachable(13型 Intel)・ビジネス向けノートPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
キーボードを取り外してタブレットとしても使える、ThinkPadでは珍しい形の機種です。
タブレット本体は約844g。フォリオキーボードを付けても約1.2kgです。
キーボード側にはTrackPointとThinkPadクリックパッドが付くので、取り付けた状態の操作感は通常のThinkPadに近くなります。
Lenovo Slim Pen 2が標準で付属します。
ThinkPad X13 Detachable(13型 Intel)の評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| 処理性能 | CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や開発、Web会議の快適さ |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 入力・画面 | キーボードの打ちやすさ、ポインティングデバイス、ディスプレイの見やすさ |
| デザイン・堅牢性 | 外観、筐体の素材、堅牢性試験への対応 |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- タブレットとノートPCを1台で済ませたい方
- 現場で手書き入力を使う方
- TrackPoint付きのタブレットが欲しい方
- 5G対応の端末が必要な方
向かない人
- 重い処理をする方
- USB Type-AやHDMIが必要な方
- 長時間バッテリーを重視する方
- キーボードを膝の上で使うことが多い方
ThinkPad X13 Detachable(13型 Intel)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU426件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| ディスプレイ | 解像度・パネル・リフレッシュレート | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
| 携帯性 | 本体の重量 | 0.8kg=10.0/1.2kg=8.0/1.6kg=6.0/2.0kg=4.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
カスタマイズで選べる最上位の構成で評価したものです。
携帯性の8.0はフォリオキーボードを付けた約1.2kgで計算しています。タブレット単体の約844gなら、もっと高い数値になります。
バッテリーの4.5は45Whrによるものです。この一覧の中ではいちばん小さく、本機のはっきりした弱点です。
ディスプレイの8.5は13.0型2.8K(2880×1920)のタッチ対応パネルによるもの。3:2の縦長比率で、書類やWebを見るのに向きます。
ビジネスノートPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | ストレージ | |
| 文書作成・Web会議が中心 | Intel Core Ultra 5 | 16GB | 256GB以上 |
| 表計算や資料作成が多い | Intel Core Ultra 5〜7 | 16GB〜32GB | 512GB以上 |
| 開発・画像編集もする | Intel Core Ultra 7 | 32GB | 1TB以上 |
| 動画編集や大きなデータを扱う | Intel Core Ultra 7〜9 Intel Core Ultra X7〜X9 | 32GB〜64GB | 1TB以上 |
この機種は表の上から2行目まで対応できます。CPUは最大8コアで、重い処理には向きません。タブレットとして使う時間が長い方向けです。
ThinkPad X13 Detachable(13型 Intel)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| OS | Windows 11 Pro 64bit ほか ※選択可能 |
| CPU | インテル Core Ultra 7 vPro プロセッサー 365 インテル Core Ultra 5 vPro プロセッサー 335/332 ※選択可能(いずれもvPro対応) |
| メモリ | 16GB/32GB/64GB(オンボード) 最大64GB ※増設できません |
| ストレージ | 256GB/512GB/1TB SSD ※選択可能 |
| グラフィックス | CPU内蔵(インテル グラフィックス) |
| ディスプレイ | 13.0型 2.8K IPS液晶(2880×1920)マルチタッチ対応(10点) 画面比率 3:2 |
| キーボード | フォリオキーボード(6列88キー JIS配列) TrackPoint + ThinkPadクリックパッド、バックライト付き |
| ペン | Lenovo Slim Pen 2(標準付属) |
| カメラ | イン:5MP+IR(プライバシーシャッター付き) アウト:8MP |
| 無線 | Wi-Fi 7 + Bluetooth 6.0 WWAN(5G Sub6)に対応 ※選択可能 |
| 本体寸法 | タブレット:約 290 × 210 × 9.3mm キーボード装着時:約 290 × 215 × 15.2mm |
| 重量 | タブレット:約844g〜 キーボード装着時:約1.2kg〜 |
| バッテリー | 45Whr(動画再生 約11.9時間/JEITA 3.0) |
| カラー | ブラック |
処理性能
CPUは3種類で、すべてvPro対応です。最上位のCore Ultra 7 365が8コアになります。
同じX13の名前が付くクラムシェル型と比べると、以下のようになります。
| 項目 | X13 Detachable(本機) | X13 Gen 7 Intel |
| 形 | 2in1(キーボード着脱) | クラムシェル |
| CPU上限 | Core Ultra 7 365(8コア) | Core Ultra 7 356H(16コア) |
| 画面 | 13.0型 2.8K タッチ(3:2) | 13.3型 WUXGA IPS(16:10) |
| 重量 | 約844g(タブレット)/約1.2kg | 約936g〜 |
| バッテリー | 45Whr | 54.7Whr |
| USB Type-A | なし | 1 |
| ペン | 標準付属 | なし |
CPUの上限は半分のコア数です。処理性能を求めて選ぶ機種ではありません。
一方でメモリは64GBまで選べます。重い処理より、多くのアプリを開いたまま使う用途に向く構成です。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
ディスプレイとペン

13.0型の2.8K(2880×1920)IPS液晶で、10点マルチタッチに対応します。
画面比率は3:2。16:10よりさらに縦に長く、書類やWebページを見るのに向きます。
Lenovo Slim Pen 2が標準で付属します。別売りではありません。
なおレノボの製品仕様書には解像度を2880×1800と記した箇所がありますが、こちらは3:2の比率と合いません。製品ページの2880×1920を採用しています。
キーボードと入力

フォリオキーボードは6列88キーのJIS配列で、TrackPointとThinkPadクリックパッドを備えます。
着脱式のキーボードでTrackPointが付くのは、ThinkPadならではです。バックライトも標準で付きます。
ペンはキーボード側に収納できます。指紋センサーはキーボード側に付きます。
フォリオ型のため、膝の上など平らでない場所では安定しにくい構造です。
バッテリーと携帯性

タブレット本体は約844g、フォリオキーボードを付けると約1.2kgです。
バッテリーは45Whr。レノボの計測では動画再生 約11.9時間、アイドル時 約19.5時間とされています。
容量としては小さいほうなので、1日外で使うなら充電環境を考えておいたほうがいいと思います。充電は約1.4時間(電源オフ時)です。
WWANは5G Sub6に対応します。タブレット形態で単体通信できるのは、この形の機種では効いてきます。
入出力端子

端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| Thunderbolt 4(USB4/USB PD/DP Alt Mode) | 2 |
| マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック | 1 |
| USB Type-A | なし |
| HDMI | なし |
| 有線LAN(RJ-45) | なし |
Thunderbolt 4が2つとコンボジャックだけで、USB Type-AもHDMIもありません。周辺機器をつなぐにはハブが要ります。
アウトカメラ(8MP)が付くので、現場で書類や設備を撮影する使い方ができます。
無線はWi-Fi 7とBluetooth 6.0に対応します。
筐体と堅牢性

加速度センサー、ジャイロセンサー、ホールセンサーを内蔵します。タブレットとして持つ前提の構成です。
セキュリティはTPM 2.0、各種パスワード、ケーブルロックスロットに対応。指紋センサーは標準で付きます。
CPUがすべてvPro対応なので、法人での一括管理を前提にした位置づけの機種です。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

ThinkPad X13 Detachable(13型 Intel)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- キーボードを外せるThinkPad。タブレット単体で約844g
- TrackPoint付きのフォリオキーボードとSlim Pen 2が付属
- 端子はThunderbolt 4が2つのみ。バッテリーは45Whrと小さめ
タブレットとノートPCを1台にまとめたい方に向いた機種です。TrackPoint付きのキーボードが付くので、取り付けた状態ではThinkPadとして使えます。
割り切っている部分もはっきりしています。CPUは最大8コア、端子はThunderbolt 4が2つだけ、バッテリーは45Whr。据え置きで重い作業をする機種ではありません。
同じ13型でも処理性能を求めるなら、クラムシェル型のThinkPad X13 Gen 7という選択肢があります。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




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