こんにちはマサです。
今回はThinkPad X1 Carbon Gen 14 Aura Edition・ビジネス向けノートPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
ThinkPadの最上位にあたるX1 Carbonの、14世代目です。
重量は約977gから。14型で1kgを切っています。それでいてCPUは16コアのCore Ultraが載ります。
軽さと処理性能を同時に取りにいった機種で、持ち歩きが多くて作業内容も重い方に向きます。
そのぶん価格は高い部類に入ります。
ThinkPad X1 Carbon Gen 14 Aura Editionの評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| 処理性能 | CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や開発、Web会議の快適さ |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 入力・画面 | キーボードの打ちやすさ、ポインティングデバイス、ディスプレイの見やすさ |
| デザイン・堅牢性 | 外観、筐体の素材、堅牢性試験への対応 |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- 毎日PCを持ち歩く方
- 出先で表計算や開発など、重めの作業をする方
- キーボードの打ちやすさを重視する方
- Web会議が多い方
向かない人
- 予算を抑えたい方
- 後からメモリを増やしたい方(オンボードで増設できません)
- 有線LANを本体に挿したい方(端子がありません)
- 画面の大きさを優先する方
ThinkPad X1 Carbon Gen 14 Aura Editionのスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU426件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| ディスプレイ | 解像度・パネル・リフレッシュレート | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
| 携帯性 | 本体の重量 | 0.8kg=10.0/1.2kg=8.0/1.6kg=6.0/2.0kg=4.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
カスタマイズで選べる最上位の構成で評価したものです。
携帯性の9.1とCPUの8.0が同時に立っているのが、この機種のいちばんの特徴です。1kgを切る本体に16コアのCPUが載っています。
バッテリーの5.8は58Whrによるものです。容量だけ見ると控えめですが、レノボの計測では動画再生で約18.9時間とされています。消費電力が小さいので、容量の数字ほど短くはありません。
CPUの数値は、選択肢の中でPassMarkがいちばん高いCore Ultra 7 366H(34,074)で計算しています。最上位グレードのCore Ultra X7 368Hは33,550で、CPU性能はわずかに下がる代わりに内蔵グラフィックスが強化されています。
ビジネスノートPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | ストレージ | |
| 文書作成・Web会議が中心 | Intel Core Ultra 5 | 16GB | 256GB以上 |
| 表計算や資料作成が多い | Intel Core Ultra 5〜7 | 16GB〜32GB | 512GB以上 |
| 開発・画像編集もする | Intel Core Ultra 7 | 32GB | 1TB以上 |
| 動画編集や大きなデータを扱う | Intel Core Ultra 7〜9 Intel Core Ultra X7〜X9 | 32GB〜64GB | 1TB以上 |
この機種は表のいちばん下の行まで対応できます。16コアのCPUと最大64GBのメモリで、動画編集や大きなデータを扱う作業にも使えます。
ThinkPad X1 Carbon Gen 14 Aura Editionのスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| CPU | インテル Core Ultra X7 プロセッサー 368H/358H インテル Core Ultra 7 プロセッサー 366H/356H/365/355 インテル Core Ultra 5 プロセッサー 335/325 ※選択可能(vPro対応モデルあり) |
| OS | Windows 11 Pro 64bit ほか ※選択可能 |
| メモリ | 16GB/32GB/64GB LPDDR5X-8533(オンボード) 最大64GB ※増設できません |
| ストレージ | 256GB/512GB/1TB/2TB SSD PCIe Gen4(OPAL対応) ※選択可能 |
| グラフィックス | CPU内蔵(インテル Arc グラフィックス/インテル グラフィックス) |
| ディスプレイ | 14.0型 2.8K 有機EL(2880×1800)タッチ対応 14.0型 WUXGA IPS(1920×1200)Privacy Guard対応 ※選択可能 |
| キーボード | 6列89キー JIS配列 TrackPoint、3ボタンクリックパッド/触覚タッチパッド バックライト付き |
| カメラ | 10MP+IR/5MP+IR(人感検知・プライバシーシャッター付き) |
| 無線 | Wi-Fi 7 + Bluetooth 6.0 4G LTE/5G Sub6対応(WWAN) |
| 本体寸法 | 約 312.5 × 215.75 × 16.85mm(ノンタッチ・最厚部) |
| 重量 | 約977g〜 |
| バッテリー | 58Whr(動画再生 約18.9時間/JEITA 3.0) |
| カラー | ブラック |
処理性能
CPUは8種類から選べます。大きく分けると16コアのHシリーズと、8コアの3桁シリーズの2系統です。
| CPU | コア/スレッド | PassMark | 位置づけ |
| Core Ultra X7 368H | 16/16 | 33,550 | 内蔵グラフィックス強化版の最上位 |
| Core Ultra 7 366H | 16/16 | 34,074 | CPU性能では最も高い |
| Core Ultra X7 358H | 16/16 | 33,516 | Xグレードの下位 |
| Core Ultra 7 356H | 16/16 | 34,315 | 16コアの標準的な選択 |
| Core Ultra 7 355 | 8/8 | 20,173 | 8コア。軽作業向け |
| Core Ultra 5 325 | 8/8 | 19,239 | 最も安価な選択 |
16コアと8コアで、PassMarkは1.7倍ほど違います。表計算や開発、動画編集をするなら16コアのほうを選びたいところです。
文書作成とWeb会議が中心なら、8コアのCore Ultra 5 325でも足ります。価格差は大きいので、使い方で判断する部分です。
メモリはオンボードで最大64GB。ストレージは最大2TBです。いずれも購入時に決める必要があり、あとから増やせません。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
ディスプレイ

14.0型で、2つの系統から選べます。
- 2.8K 有機EL(2880×1800)タッチ対応
- WUXGA IPS液晶(1920×1200)、Privacy Guard対応モデルあり
縦1800ドットの有機ELは、資料を縦に長く表示できるので文書作業と相性が良い解像度です。
IPS液晶のPrivacy Guard対応モデルは、横から画面を覗かれにくくする機能が付きます。新幹線やカフェで作業することが多いなら、こちらも選択肢になります。
キーボードと入力

6列89キーのJIS配列で、バックライト付きです。
ThinkPadの特徴であるTrackPoint(赤いポッチ)と3ボタンクリックパッドが、この世代でも残っています。ホームポジションから手を動かさずにカーソルを動かせる仕組みで、慣れると文字入力の効率が変わります。
指紋センサーは電源ボタンと一体です。カメラはIR対応で、顔認証も使えます。
キーボードの打ちやすさは、ThinkPadを選ぶ理由として挙げられることが多い部分です。
バッテリーと携帯性

重量は約977gから。バッテリーは58Whrです。
レノボの計測(JEITA 3.0)では、動画再生で約18.9時間、アイドル時で約38時間とされています。
58Whrという容量は数字だけ見ると控えめですが、1kgを切る本体でこの駆動時間が出ているのは、CPUの消費電力が小さいからです。
4G LTE/5G Sub6に対応したモデルも選べます。Wi-Fiのない場所で使うことが多いなら検討する価値があります。
入出力端子

端子の構成は以下のとおりです。
| 位置 | 内容 |
| 左側面 | Thunderbolt 4(Type-C/USB PD/DP Alt Mode)×2 HDMI マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック |
| 右側面 | Thunderbolt 4(Type-C/USB PD/DP Alt Mode)×1 USB 5Gbps(Type-A/Always On) nanoSIMスロット ケーブルロックスロット |
Thunderbolt 4が3つあり、ドックでの運用がしやすい構成です。USB Type-Aも1つ残っています。
有線LANの端子はありません。必要な場合はドックかUSBアダプターを使うことになります。
SDカードリーダーもないので、カメラのデータを扱う方は別途用意が必要です。
筐体と堅牢性

本体寸法は約312.5×215.75×16.85mm、カラーはブラックの1色です。
カーボン素材を使った筐体で、軽さと強度を両立させる作りになっています。
セキュリティ面では、TPMのほかパワーオンパスワードやハードディスクパスワードに対応します。ケーブルロックスロットも付いています。
カメラは全モデルにプライバシーシャッターが付きます。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

ThinkPad X1 Carbon Gen 14 Aura Editionのレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- 約977gで、16コアのCore Ultraが載る14型
- TrackPointと6列キーボードは健在。Thunderbolt 4が3つ
- メモリはオンボードで増設不可。価格は高い
軽さと処理性能のどちらも妥協しない機種で、価格もそのぶん高くなっています。
同じ予算でもっと性能の高い機種は他にあります。それでもこの機種が選ばれるのは、毎日持ち歩いたときの軽さとキーボードの打ちやすさが効いてくるからだと思います。
予算を抑えたい場合は、1世代前のX1 Carbon Gen 13という選択肢もあります。重量は約986gとほぼ同じで、価格は一段安くなります。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




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