こんにちはマサです。
今回はLOQ Tower 17IAX10・ゲーミングデスクトップPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
LOQはLegionの下に位置づけられた、価格を抑えたゲーミングブランドです。
この17IAX10は本体容量17Lの小型タワーです。これまで紹介したLegionのタワーよりはっきり安い価格帯になります。
そのぶん標準構成のグラフィックボードはRTX 3050で、拡張の余地も小さくなっています。
はじめてゲーミングPCを買う方や、設置スペースが限られている方に向く機種です。
LOQ Tower 17IAX10の評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| ゲーム性能 | CPU・グラフィックボードなど、ゲームの快適さに直結する性能 |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 拡張性 | メモリ・ストレージ・グラフィックボードを後から足せるか。電源容量とスロット数 |
| 静音性・冷却 | 冷却方式とファン構成。高負荷時にどれだけ静かでいられるか |
| デザイン・質感 | 外観、筐体の素材、仕上げ |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- はじめてゲーミングPCを買う方
- 設置スペースが限られている方(17L・6.7kg)
- 予算をなるべく抑えたい方
- 光らないシンプルな見た目を好む方
向かない人
- 4Kでゲームを遊びたい方
- 後からメモリを64GB以上積みたい方(上限は32GBです)
- 静音性を重視する方(小径ファン2基の構成です)
- 将来グラフィックボードを大きく強化したい方
LOQ Tower 17IAX10のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | デスクトップPC向けCPU240件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| グラフィックス | PassMark(G3D Mark) | デスクトップPC向けGPU135件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| 電源 | 電源ユニットの定格W数 | 500W=5.0/750W=7.5/1000W=10.0 |
| 冷却 | 冷却方式 | 空冷=6.0/簡易水冷=8.0/280mm以上の水冷=9.5 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
カスタマイズで選べる最上位の構成で評価したものです。
電源の5.0が、この機種の制約をそのまま表しています。電源は500Wまでで、850Wが選べる上位のLegionとは差があります。
CPUの数値は、ノートPC向けのCore Ultra 9 290HX Plus(PassMark 58,498)を、デスクトップPC向けの母数で換算したものです。
グラフィックスの7.3はRTX 5060 Ti 16GBです。標準構成のRTX 3050 6GBでは3.6まで下がります。価格差がそのまま性能差になる構成です。
冷却の6.0は空冷であることによるものです。ただしファンは前面80mm×1と背面92mm×1の小径2基で、Legionの構成よりは余裕がありません。
ゲーミングデスクトップPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、遊びたいゲームと設定によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | グラフィックボード | |
| 初級者 | Intel Core Ultra 5 AMD Ryzen 5 | 16GB | RTX 3050以上 RTX 5050以上 |
| 中級者 | Intel Core Ultra 5〜7 AMD Ryzen 5〜7 | 16GB〜32GB | RTX 5060以上 RTX 5060 Ti以上 |
| 上級者 | Intel Core Ultra 7〜9 AMD Ryzen 7〜9 | 32GB | RTX 5070以上 RTX 5070 Ti以上 |
| 超上級者 | Intel Core Ultra 9 AMD Ryzen 9 | 32GB以上 | RTX 5080以上 RTX 5090 |
標準構成のRTX 3050は、表の初級者クラスにあたります。RTX 5060 Tiまで上げれば中級者クラスを超えます。
LOQ Tower 17IAX10のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| CPU | インテル Core Ultra 7 251HX/255HX インテル Core Ultra 9 275HX/290HX Plus ※選択可能(すべてノートPC向けのHXシリーズ) |
| OS | Windows 11 Home 64bit/Windows 11 Pro 64bit ※選択可能 |
| メモリ | 8GB/16GB/32GB DDR5-5600MT/s(SODIMM) 2スロット(うち1スロット空き) ※選択可能 |
| ストレージ | 512GB/1TB/2TB SSD M.2 2280 PCIe Gen4 2台目のSSDを追加可能 ※選択可能 |
| グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3050 6GB GDDR6 NVIDIA GeForce RTX 5050 8GB GDDR6 NVIDIA GeForce RTX 5060 8GB GDDR7 NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti 8GB/16GB GDDR7 ※選択可能 |
| チップセット | インテル HM870 |
| AI機能 | NPU内蔵(インテル AI Boost・最大13TOPS) |
| 電源 | 310W/500W(80PLUS PLATINUM) ※選択可能 |
| 冷却 | 空冷ファン 前面80mm×1/背面92mm×1 Fn+Qでモード切り替え |
| 拡張スロット | PCI Express x16 1基(空き0) PCI Express x1 1基(空き1) 3.5インチベイ 1基(空き1) |
| 無線 | Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)+ Bluetooth 5.2 |
| 有線LAN | 1000BASE-T(ギガビットイーサネット) |
| 本体寸法 | 約 170 × 279.7 × 376mm(約17L) |
| 重量 | 約6.7kg |
| カラー | ルナグレー |
ゲーム性能
CPUは4種類、グラフィックスは5種類から選べます。グラフィックボードの選択肢は以下のとおりです。
| グラフィックボード | 向いている遊び方 |
| RTX 3050 6GB | フルHDで設定を落として遊ぶ |
| RTX 5050 8GB | フルHDで標準設定 |
| RTX 5060 8GB | フルHDで高画質設定 |
| RTX 5060 Ti 8GB | WQHDも視野に入る |
| RTX 5060 Ti 16GB | WQHDで高画質設定 |
標準構成のRTX 3050は、いまの基準ではエントリークラスです。フルHDでも最新の重量級タイトルは設定を落とす必要があります。
ただしこの価格帯を考えれば妥当な構成です。軽めのタイトルやeスポーツ系のゲームであれば十分動きます。
CPUとGPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
CPUとAI機能

CPUはすべてノートPC向けのHXシリーズです。チップセットはHM870で、こちらもノートPC向けのものです。
NPUを内蔵しており、インテル AI Boost として最大13TOPSの性能があります。ただしCopilot+ PCの条件である40TOPSには届きません。Copilot+ 専用機能を使いたい場合は対象外です。
NPUの詳細については、当サイトのCore Ultra解説記事でも触れています。
冷却システム

冷却は空冷で、ケースファンは前面に80mmが1基、背面に92mmが1基です。
Fn+Qキーでパフォーマンスと静音のモードを切り替えられます。負荷の高い作業をしないときは静音側に寄せられます。
ファンが小径なので、同じ回転数でも風量は大きくありません。高負荷が続く場面では、Legionのタワーより音が気になりやすい構成です。
電源は80PLUS PLATINUM認証で、変換効率の高いものが使われています。
拡張性

本体容量が17Lと小さいぶん、拡張の余地は限られます。
- メモリスロット:2本(SODIMM、うち1本空き)、最大32GB
- M.2スロット:2基(うち1基空き)
- PCI Express x16:1基(グラフィックボードで使用)
- PCI Express x1:1基(空き)
- 3.5インチベイ:1基(空き)
電源が最大500Wなので、消費電力の大きいグラフィックボードへの載せ替えは難しくなります。
買ったあとに大きく手を入れるより、最初に必要な構成を選んでおく機種です。
入出力端子

端子の構成は以下のとおりです。
| 位置 | 内容 |
| 前面 | USB 3.2 Gen2 ×2 USB 3.2 Gen2x2 Type-C オーディオ/マイクコンボジャック |
| 背面 | USB 2.0 ×2 USB 3.2 Gen1 ×2 HDMI 2.1 DisplayPort 1.4 イーサネット・コネクター(RJ-45) ライン出力 電源コネクタ |
前面にUSB 3.2 Gen2x2のType-Cがあります。20Gbpsまで対応する規格で、外付けSSDを使うときに活きます。
無線はWi-Fi 6とBluetooth 5.2。有線LANは1ギガビットです。LegionのタワーはWi-Fi 7と2.5ギガビットなので、ここは差が付く部分です。
外観

カラーはルナグレーの1色です。レイヴンブラックとのツートンで構成されています。
サイドパネルは透明ではなく、内部は見えません。ARGB照明もないので、ゲーミングPCらしい派手さを求めない方には、むしろ扱いやすい外観です。
本体寸法は約170×279.7×376mm、重量は約6.7kg。幅が17cmしかないので、デスクの上にも置けるサイズです。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

LOQ Tower 17IAX10のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- 手頃な価格から買える17Lの小型ゲーミングタワー
- 標準はRTX 3050。RTX 5060 Ti 16GBまで選べる
- 電源500W・メモリ32GBまでで、拡張の余地は小さい
価格を抑えた入門機という位置づけがはっきりした機種です。17Lという小ささと6.7kgという軽さも、置き場所を選ぶ方には効いてきます。
ただし拡張性は割り切った構成です。長く使って少しずつ強化していきたい方には、Legion Tower 5のほうが向きます。
同じLOQでも、26Lで透明サイドパネルを備えたLOQ Tower 26ADR10という選択肢もあります。
今回の記事が少しでもデスクトップPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




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