こんにちはマサです。
今回はLegion T5 30IAX10・ゲーミングデスクトップPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
見た目は前出のLegion Tower 5 30IAS10と同じ30Lの筐体ですが、中身の設計が違います。
デスクトップ用ではなく、ノートPC向けのHXシリーズCPUを搭載しています。メモリもノートPC用のSODIMMです。
消費電力と発熱が小さくなるぶん、動作音を抑えやすいのが利点です。
一方でグラフィックボードはRTX 5070 Tiまで選べるので、ゲーム性能は30IAS10より上を狙えます。
Legion T5 30IAX10の評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| ゲーム性能 | CPU・グラフィックボードなど、ゲームの快適さに直結する性能 |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 拡張性 | メモリ・ストレージ・グラフィックボードを後から足せるか。電源容量とスロット数 |
| 静音性・冷却 | 冷却方式とファン構成。高負荷時にどれだけ静かでいられるか |
| デザイン・質感 | 外観、筐体の素材、仕上げ |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- WQHDや4Kでゲームを遊びたい方
- 動作音を抑えたい方
- 省電力な構成を好む方
- グラフィックボードに予算を寄せたい方
向かない人
- メモリを64GB以上積みたい方(上限は48GBです)
- メモリをノートPC用ではなく通常のUDIMMで積みたい方
- 同じ性能をできるだけ安く済ませたい方
Legion T5 30IAX10のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | デスクトップPC向けCPU241件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| グラフィックス | PassMark(G3D Mark) | デスクトップPC向けGPU135件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| 電源 | 電源ユニットの定格W数 | 500W=5.0/750W=7.5/1000W=10.0 |
| 冷却 | 冷却方式 | 空冷=6.0/簡易水冷=8.0/280mm以上の水冷=9.5 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
カスタマイズで選べる最上位の構成で評価したものです。
CPUの9.2とグラフィックスの9.1が揃っていて、構成として素直です。どちらかが足を引っ張る形になっていません。
メモリの9.5は48GBによるものです。換算表の32GB(9.0)と64GB(10.0)の間を取っています。
CPUの数値は、ノートPC向けのCore Ultra 9 290HX Plus(PassMark 58,498)を、デスクトップPC向けの母数で換算したものです。ノートPC向けの母数で見れば10.0に近い数値になります。
冷却の6.0は空冷であることによるものです。ただし搭載CPUの消費電力が小さいので、実際の発熱は数値ほど厳しくありません。
ゲーミングデスクトップPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、遊びたいゲームと設定によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | グラフィックボード | |
| 初級者 | Intel Core Ultra 5 AMD Ryzen 5 | 16GB | RTX 3050以上 RTX 5050以上 |
| 中級者 | Intel Core Ultra 5〜7 AMD Ryzen 5〜7 | 16GB〜32GB | RTX 5060以上 RTX 5060 Ti以上 |
| 上級者 | Intel Core Ultra 7〜9 AMD Ryzen 7〜9 | 32GB | RTX 5070以上 RTX 5070 Ti以上 |
| 超上級者 | Intel Core Ultra 9 AMD Ryzen 9 | 32GB以上 | RTX 5080以上 RTX 5090 |
この機種はRTX 5070 Tiまで選べるので、表の上級者クラスに当てはまります。標準構成のRTX 5060でも中級者クラスは満たします。
Legion T5 30IAX10のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| CPU | インテル Core Ultra 5 235HX インテル Core Ultra 7 251HX/255HX インテル Core Ultra 9 275HX/290HX Plus ※選択可能(すべてノートPC向けのHXシリーズ) |
| OS | Windows 11 Home 64bit/Windows 11 Pro 64bit ※選択可能 |
| メモリ | 16GB/24GB/32GB/48GB DDR5-5600MT/s(SODIMM) 2スロット ※選択可能 |
| ストレージ | 1TB/2TB SSD M.2 2280 PCIe Gen4 ※選択可能 |
| グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 5060 8GB GDDR7 NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti 8GB GDDR7 NVIDIA GeForce RTX 5070 12GB GDDR7 NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti 16GB GDDR7 ※選択可能 |
| 電源 | 850W(変換効率90%)/500W(変換効率88%) ※選択可能 |
| 冷却 | 150W エアフロークーラー(空冷) 上部 ARGBファン×2 底面 ARGBファン×2 ※選択可能 |
| 無線 | Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)+ Bluetooth 5.4 |
| 有線LAN | 2.5ギガビットイーサネット |
| 本体寸法 | 約 211 × 490.4 × 414mm |
| 重量 | 約15kg |
| カラー | エクリプスブラック(透明サイドパネル) |
ゲーム性能
CPUは5種類、グラフィックスは4種類から選べます。標準構成はCore Ultra 5 235HXとRTX 5060です。
グラフィックボードがRTX 5070 Tiまで選べるのが、この機種の強みです。価格が近い30IAS10はRTX 5060 Tiまでなので、ここで差が付きます。
RTX 5070 TiならWQHDで高画質設定、4Kでも設定を調整すれば遊べる水準です。
CPUとGPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
ノートPC向けCPUを積んだデスクトップ

この機種のCPUは、すべてノートPC向けのHXシリーズです。デスクトップ用のCore Ultraとは設計が異なります。
同じ30Lの筐体を使う30IAS10と比べると、以下の違いがあります。
| 項目 | 30IAX10(本機) | 30IAS10 |
| CPU | ノートPC向け HXシリーズ | デスクトップ向け Core Ultra |
| メモリ規格 | SODIMM(2スロット) | UDIMM(4スロット) |
| メモリ上限 | 48GB | 64GB |
| グラフィックス | RTX 5070 Tiまで | RTX 5060 Tiまで |
| 標準の電源 | 850W | 500W |
HXシリーズは消費電力の枠が小さいため、発熱が抑えられます。そのぶんファンが高回転で回る場面が減ります。
一方でメモリがノートPC用のSODIMMで2スロットしかなく、上限は48GBです。将来の増設を重視するなら30IAS10のほうが有利です。
冷却システム

150Wのエアフロークーラー(空冷)を搭載しています。水冷は選べません。
ケースファンは上部にARGBファンが2基。底面にもARGBファンを2基追加できます。
搭載CPUの消費電力が小さいので、同じクーラーでもデスクトップ用CPUの機種より余裕があります。静かに動かしたい方には、この構成が向いています。
拡張性

ツール不要の透明サイドパネルで、ドライバーなしで中を開けられます。
- メモリスロット:2本(SODIMM)、最大48GB
- M.2スロット:SSDヒートシンクを最大3基まで追加可能
- 3.5インチHDDマウントキット:追加可能
- PCI Express x16:1基(グラフィックボードで使用)
電源は標準で850Wなので、グラフィックボードの載せ替えには余裕があります。
ただしメモリの上限は48GBで、4スロットの30IAS10より狭くなります。
入出力端子

端子の構成は以下のとおりです。
| 位置 | 内容 |
| 前面 | 電源ボタン USB 3.2 Gen1 Type-C USB 3.2 Gen1 コンボジャック |
| 背面 | USB 2.0 ×2 USB 3.2 Gen1 Type-C USB 3.2 Gen1 HDMI DisplayPort イーサネット・コネクター(RJ-45) オーディオポート 電源コネクタ |
有線LANは2.5ギガビット対応です。無線はWi-Fi 7とBluetooth 5.4に対応しています。
前面にUSB Type-Cとコンボジャックがあるので、ヘッドセットの抜き差しがしやすい配置です。
外観

カラーはエクリプスブラックの1色で、サイドパネルは透明です。
ARGBファンとLegionロゴのライトで内部を見せる構成になっています。
本体寸法は約211×490.4×414mm、重量は約15kg。30IAS10と同じ筐体です。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

Legion T5 30IAX10のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- ノートPC向けHXシリーズCPUを搭載した30Lのタワー
- グラフィックボードはRTX 5070 Tiまで選べる
- メモリはSODIMM 2スロットで上限48GB。増設の余地は狭い
同じ筐体の30IAS10より少し高い代わりに、グラフィックボードの選択肢が広がります。
メモリをたくさん積みたい方や、デスクトップ用CPUの構成を選びたい方には30IAS10のほうが合います。
逆に、動作音を抑えつつRTX 5070 Tiクラスのグラフィックボードを使いたいなら、この機種が選択肢になります。
今回の記事が少しでもデスクトップPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




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