こんにちはマサです。
今回はLOQ Essential 15IPH11 15.3型・ゲーミングノートPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
このノートPCは、LOQシリーズの中でも少し変わった位置づけの機種です。
最大の特徴は、単体のグラフィックボードを搭載していない点です。映像処理はCPU内蔵のIntel Arc B390グラフィックスが担当します。
ゲーミングノートPCとして売られていますが、重量級のタイトルを高画質で動かす想定の機種ではありません。普段使いが中心で、軽めのゲームも遊びたいという方に向きます。
CPUはCore Ultra X7 358Hで、NPU内蔵のCopilot+ PCに対応しています。
LOQ Essential 15IPH11 15.3型の評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| ゲーム性能 | CPU・GPU・ディスプレイのリフレッシュレートなど、ゲームの快適さに直結する性能 |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 拡張性・端子 | 端子の種類と数、メモリやSSDの増設可否 |
| デザイン・質感 | 外観、筐体の素材、仕上げ |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- 普段使いが中心で、軽いゲームも遊びたい方
- Copilot+ PCの機能を使いたい方
- 学校や職場に持ち出しても浮かない見た目を求める方
- 静かに動くPCが欲しい方
向かない人
- 重量級のゲームを遊びたい方(単体GPUがありません)
- 後からメモリを増設したい方(オンボードで増設できません)
- ゲーム性能を重視する方
LOQ Essential 15IPH11 15.3型のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU426件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| グラフィックス | PassMark(G3D Mark) | ノートPC向けGPUの最高値で10.0、ミドルクラスで5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| ディスプレイ | 解像度・リフレッシュレート・パネル | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
上位構成(Core Ultra X7 358H + 内蔵グラフィックス + 16GB + 1TB)で評価したものです。
グラフィックスの2.6が、この機種の性格をそのまま表しています。Intel Arc B390はCPU内蔵のグラフィックスで、単体GPUと同じ基準で測ると大きく下回ります。
一方でCPUは8.1と、LOQシリーズの中では高い数値です。CPU性能は確保されているので、ゲーム以外の作業では不足を感じにくい構成です。
※グラフィックスの数値は、比較のため単体GPUと同じ基準(ノートPC向けGPUの最高値で10.0)で換算しています。内蔵グラフィックスとしては優秀な部類です。
※バッテリー容量はレノボ公式に記載がないため、同クラスのLOQとして60Whr相当で計算した推定値です。
ゲーミングノートPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、遊びたいゲームと設定によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | グラフィックボード | |
| 初級者 | Intel Core i5〜i7 Intel Core Ultra 5 AMD Ryzen 5〜7 | 16GB | RTX 3050以上 RTX 4050以上 RTX 5050以上 |
| 中級者 | Intel Core i7 Intel Core Ultra 7 AMD Ryzen 7 | 16GB〜32GB | RTX 3060以上 RTX 4060以上 RTX 5060以上 |
| 上級者 | Intel Core i7〜i9 Intel Core Ultra 7〜9 AMD Ryzen 7〜9 | 32GB | RTX 4070以上 RTX 5070以上 |
| 超上級者 | Intel Core i9 Intel Core Ultra 9 AMD Ryzen 9 | 32GB以上 | RTX 4080以上 RTX 5080以上 |
本機は単体GPUを搭載していないため、スペック目安の表には当てはまりません。表の初級者クラス(RTX 3050以上)より下の位置づけになります。
LOQ Essential 15IPH11 15.3型のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| CPU | インテル Core Ultra X7 プロセッサー 358H (Pコア 最大4.80GHz / Eコア 最大3.50GHz) |
| OS | Windows 11 Home 64bit |
| メモリ | 16GB LPDDR5X-8533/9600MT/s(オンボード) ※増設できません |
| ストレージ | 512GB/1TB SSD M.2 PCIe Gen4 ※選択可能 |
| グラフィックス | インテル Arc B390 グラフィックス(CPU内蔵) ※単体GPUは搭載していません |
| ディスプレイ | 15.3型 WUXGA(1920×1200)IPS液晶 16:10 リフレッシュレート:165Hz sRGB 100%、300nit TÜV Rheinland Low Blue Light対応 |
| AI機能 | NPU内蔵(Copilot+ PC対応) |
| 本体寸法 | 約 344.9 × 254.83 × 20.9〜23.25mm |
| 重量 | 約2.1kg |
| カラー | ルナグレー |
ゲーム性能
CPUはCore Ultra X7 358Hの1種類です。グラフィックスは単体GPUではなく、CPU内蔵のIntel Arc B390が担当します。
ここが他のゲーミングノートPCとの決定的な違いです。当サイトのGPU比較表で見ると、内蔵グラフィックスの数値は単体GPUのエントリー機(RTX 3050)よりさらに下に位置します。
軽いインディーゲームや少し前のタイトル、画質設定を落としたゲームであれば動きますが、最新の重量級タイトルを快適に遊ぶのは難しい構成です。
Core Ultra X7 の「X」は内蔵グラフィックスを強化したグレードを表します。内蔵としては優秀ですが、単体GPUの代わりにはなりません。
GPUの性能差が気になる方は、当サイトのGPU比較表もあわせてご確認ください。
ディスプレイ
15.3型のIPS液晶を搭載しています。
- 解像度:WUXGA(1920×1200)
- リフレッシュレート:165Hz
- 色域:sRGB 100%/輝度300nit
- TÜV Rheinland Low Blue Light対応
165Hzという仕様自体は、同じLOQの上位機と同じです。ただし内蔵グラフィックスで165フレームを出せるタイトルは限られます。
普段使いの画面としては十分な品質です。縦1200ドットなので、文書やWebページも見やすい比率です。
冷却システム

単体GPUを搭載していないぶん、発熱量は他のゲーミングノートPCより小さくなります。
そのため冷却ファンが高回転で回る場面も少なく、動作音は抑えられます。静かな環境で使いたい方にはこの構成が向いています。
本体は厚さ20.9〜23.25mmで、LOQシリーズ共通の筐体です。
AI機能

NPU内蔵でCopilot+ PCに対応しています。
NPUはAI処理を低い消費電力でこなす専用の演算装置です。ビデオ会議の背景ぼかしやリアルタイム翻訳といった機能を、バッテリーを節約しながら動かせます。
単体GPUがないぶん、AI機能はこの機種の数少ない強みです。NPUの詳細は、当サイトのCore Ultra解説記事でも触れています。
入出力端子

端子の構成は以下のとおりです。
| 種類 | 内容 |
| 映像・データ | HDMI Thunderbolt 4(Type-C/USB PD/DP Alt Mode) USB 10Gbps(Type-A/USB 3.2 Gen2) USB 5Gbps(Type-A/USB 3.2 Gen1)×2 |
| 電源・ネットワークほか | 電源コネクタ イーサネット・コネクター(RJ-45) マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック プライバシーシャッタースイッチ |
Thunderbolt 4を備えているので、外付けGPUボックスという選択肢もあります。ゲーム性能を後から足したい場合の逃げ道にはなります。
有線LANとHDMIもあり、据え置きで使うぶんには不足しません。SDカードリーダーは非搭載です。
外観

カラーはルナグレーの1色です。
本体寸法は約344.9×254.83×20.9〜23.25mm、重量は約2.1kg。LOQシリーズ共通の筐体です。
ゲーミングPCらしさを抑えた見た目なので、学校や職場に持ち出しても浮きにくいと思います。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

LOQ Essential 15IPH11 15.3型のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- 単体GPUを搭載せず、CPU内蔵のIntel Arc B390で映像処理を行う
- NPU内蔵でCopilot+ PCに対応し、CPU性能はLOQの中では高め
- 重量級のゲームには向かないが、静かで普段使いしやすい
ゲーミングノートPCとして売られていますが、実態は「軽いゲームも動くCopilot+ PC」に近い機種です。何を求めるかで評価が大きく変わります。
重量級のタイトルを遊びたい場合は、単体GPUを積んだLOQ 15IPH11やLOQ 15AHP11を選ぶことになります。価格差もそれほど大きくありません。
普段使いが中心で、AI機能と静かな動作を重視する方には合う機種だと思います。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。





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